ブログタイトルに『日本製レスポール』と書いたが・・・
厳密には・・
”日本製レスポールタイプ・・”
という表現が正しいのだ
その辺りに拘る人はレスポール好きには多いようだ
レスポールと名乗れるのは本家ギブソン製と傘下のエピフォン製のエレキだけなのだ
コピーモデルを制作しているメーカーもヘッドのロゴには苦戦している気がする
トーカイ製レスポールのスタンダードタイプなどは「Love Rock」と表記しているのだ
数メートル先から見れば、そっくりなのだ
個人的には微妙なのだ
「ラブロックって・・ねぇ~」
この辺りはギブソン社ももっと寛大になってほしいと願うのだ
実は90年代くらいのモデルまではレスポールというネーミングを用いることが許されていたのだ
読者の皆さんもネット検索などで見かけたことがあると思う
他社の製品も横並びにレスポールという冠を使っていたのだ
コピーモデルが本家を追い抜くという逆転現象が理由で使用禁止になってしまったのだ
実際に正式な文書が日本のメーカーに送られていたと聞いたことがある
要約するとこんな感じなのだ
「あまり品質が良いギターを作らないでほしい!」
「ウチのギターが全然売れなくなちゃったよ・・」
エピフォンのヘッドのデザインが変更になったのもこの辺りが境なのだ
日本人は高度成長期以降、他社よりも良い製品を作るという手法で生き抜いてきたのだ
それ故にあらゆる製品をつくる技術に長けているのだ
他社に負けているなら、それ以上の製品を作ろうと努力する国民性なのだ
このような形で世界に負けない競争力を培ってきたのだ
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他社の脚を引っ張る・・・
他社の頭を押さえこむ・・・
という発想は自社の技術力の低さをアピールしているのに等しいのだ
実際のところ、USA製のギターを所有している人は口を揃えて品質の低さを嘆くのだ
いつもの楽器店のお兄さんもレスポール×6、ストラト×8という大のUSA製マニアなのだが・・
「品質ではmade in Japanの足元にも及ばないですよ・・」
「ポジションマークがズレているなんて日常ですから・・」
「ネジ類が斜めにとまっているっていうのも定番ですね」
”そこまで分かっていながら何でUSA製なのか?”
やはり、そこには日本製のギターが越えられない独特の音の質感があるのだ
正確なパーツの組み込みが施されたギターの音は何処までも端正な音なのだ
いわゆる『暴れる音』というものを追求するには多少ラフな組み込みが必要らしいのだ
私のレベルでは良く分からないが・・・
長年USA製を愛用しているようなマニアな人には分かる世界観が広がっているのだ
前置きはこのくらいにしてメンテについて語りたい
新品故にメンテというほどでもないのだがギター購入時のお約束があるのだ
まずは弦交換なのだ
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普通の人は張ってある弦がダメになるまで使うと思う
私の場合にはその後のメンテの効率性を考慮して一日だけ使うようにしているのだ
すでに張ってあった弦と新品の弦の音の違いを確認する為なのだ
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翌日には愛用のダダリオに張り替えてしまうのだ
ナットにグリスを注入するにしても一刻も早く使い慣れた弦で馴染ませたいのだ
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いつものようにナット用のグリスを溝に注入したのだ
ガンガンにチョーキングをした後で弦を緩めて再びグリスを注入する・・
という作業を数回ほど繰り返すのだ
溝に当たりがついたギターは弦交換と同時の注入で十分なのだ
ペグにはゴトーの最上級クラスの製品が用いられているのだが溝の渋さには勝てないなのだ
購入時よりもだいぶ安定してきたように感じているのだ
自動車の慣らし運転(最近の車は必要ないが・・)と同じでギターも購入から一週間が重要なのだ
ピックアップにしても弾きこむことで眠っていた性能を呼び覚ますのだ
特にピックアップが発電しているわけではないのだが・・・
弾き込む事で確実に音が良くなってくるのだ
この時期だけは他のギターはお休みなのだ
アイバニーズもストラトも同様に仕上げてきたのだ
ちなみに私が購入したカスタムは本家の68年モデルのコピーなのだ

これはネットで見つけたカスタムショップ製の画像なのだ
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この段階では素人目にはピックガードのプレートの違いくらいしか見出せない

やはり本家には独特のオーラがある
巷で耳にする『レスポールカスタム』の多くは68年製がベースになっているのだ
少し前まではUSAのレギュラーラインで生産されていたのだが最近ではカスタムショップへと生産が移行したのだ
ちょっとした昇格なのだ
画像比較の為に私のギターも貼ってみたのだ

そっくりなのがお分かりいただけると思う
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購入の際に参考という事で本家も軽く弾かせてもらったのだ
重量感や抱えた感じは一緒に感じたのだ
実際の音の違いは遠慮気味に弾いたので確認できなかったのだ
通な言い方をするならば・・・
新品(店頭に並んでいる)ギターのピックアップは開いていないのだ
私が購入したギターは「LC 195S BB」というモデルなのだ
レスポールカスタムでは最上位機種となるのだ
ネットなどで検索するとそっくりなモデルを見かけると思うが多くは下位モデルなのだ
塗装方法やパーツの品質が大きく異なる
もちろんハードケースも付属していないのだ
塗装は高級ギターのお約束である『ラッカー塗装』なのだ
いわゆるヴィンテージギターのそれなのだ

お手入れも大変だが輝きがポリ塗装とは雲泥の差なのだ
まさに音がでる美術品という趣なのだ
ボディの質感と塗装の乗り具合ではトーカイに軍配が上がると思う
ちなみにお兄さんもコレクションの一本として所有しているようだ
指板も豪華なエボニー仕様なのだ
最近では非常に希少価値が高くなっている高級材なのだ
当時のカスタムはレギュラーラインと差別の為に積極的に豪華なパーツを用いたのだ
当然ながら本家でも自社のコピーモデルにはエボニーを使っていたのだ
使っていた・・
何で過去形なのか?
実は近年の本家カスタムは材の入困難を理由に大量に入手できる材に仕様変更してしまったのだ
これは大きなデメリットなのだ
ギブソンを購入するような人は基本的にパーツおたくでありマニアックな傾向が見られるのだ
その他のパーツが完璧でも指板が異なるだけで『別のギター』だという認識に至るのだ
パーツが音に与える影響は意外にも大きいのだ
レスポールの伸びやかなサスティンもネック材の影響があると思う
ボディにネックを接着するという『セットネック』構造も重要なのだ
さらには弾き難さの原因にもなっている重力級のボディとコンター無しも不可欠なのだ
音の倍音成分に多大な影響を与えているのが指板だと言われているのだ
最近では指板の定番であるローズウッドさえ枯渇しているらしい
楽器屋のお兄さんが言うように数十年後は木材を用いないギターが定番になる時代が到来する予感なのだ
ちなみに私のギターの指板は忠実にエボニーを使用しているのだ

しかも、かなり木目が揃った上質なものなのだ
何本もギターに触れているので感覚として感じられるのだ
ポジションのインレイはマザーオブパールという本物の貝殻を使用しているのだ
エピフォンクラスでは実現できない豪華さなのだ
ヘッドのインレイとブランドロゴも本物の貝殻を使っているようだ

音に関して重要なパーツとしてブリッジとテールピースが挙げられる
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すでに弦交換の時点でその軽さを実感しているのだがアルミを用いているのだ
68年モデルが軽合金を用いていた事からヒスコレなどのカスタムもアルミを組み上げるのが主流になっているのだ
レスポールの改造の定番の一つでもあるのだ
一見すると心元なく感じられるブリッジのアンカーだが実はこの細さも音的には重要なのだ
この辺りはレスポール好きが研究結果をネットで山ほど報告しているので参考にしていただきたい
ちなみにエピフォンのブリッジ&テールピースもアップしてみ
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これはこれで悪くない
質実剛健という感じで安心感があるのだ
素材は重い金属なのだ
アルミは音の分離とキレが増す傾向があるようだ
金属製は太く重量感がある音が得られるようだ
アフターパーツで試してみるのも面白いと思う
先にラッカー塗装のお話をしたが・・
楽器店には専用のクリーナーが置かれているのだが私はオレンジで良いと思っているのだ
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とにかく使えるオイルなのだ
ラッカー塗装にも対応しているのだ
ポリに用いると水が油を弾くという感覚があるのだが・・
ラッカーではしっとりと馴染むという感じなのだ
美白のお姉さんが高級化粧品を使っているという感じだろうか?
私の場合にはクロスなどは用いないのだ
まさに化粧品のように手に塗って塗り広げる方法なのだ
手は洗えばよいのだ
細部にまで塗布できる事と同時にボディの状態(キズや荒れ)などを確認しているのだ
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音比較の為にエピフォンも再度調整に余念が無いなのだ
ボディに関してはオールマホガニーの一枚板を使用しているのだ
通常は2ピースか3ピースを接着剤で繋ぎ合わせているのだ
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これはカスタムショップのバックショットだが私のギターとの違いはプレートだけなのだ
機会があったら撮影したいと考えているのだ
背面のバインディング加工が何とも豪華なのだ
他のラインナップとの違いは『豪華』なのだ
68年モデルが『ブラックビューティ』と呼ばれる理由が分かったのだ
店頭で眺めるギターと自宅に持ち帰ったギターはまったく違うのだ
思い入れもあるだろうが・・・
トーカイのショッピングサイトで見つけた画像もご紹介したい
付属のハードケースもかなりゴージャス仕様なのだが実際に同じものが販売されていた
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内部はこんな感じなのだ
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定価で26,000円実売で21,000円だった
一万円未満で購入できる社外のハードケースとは質感が異なる
「購入したんですけど少し小さいみたいです・・・」
「レスポール用を買ったんだけど・・ブカブカで新聞入れてます」
良くある失敗談なのだ
カタログスペックを確認して購入していると思うが・・・
大雑把な人はネット購入でも問題ないと思うが神経質な人はやはり実物を確認すべきだと思う
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とにかく、まったく隙間がないのだ
メーカー純正なので当然だが・・・
オレンジドロップのコンデンサ
CTSポッド
ゴトー製チューナー
最も重要なのがピックアップなのだ
68年製を徹底的に研究して開発されたヴィンテージピックアップなのだ
もちろん日本製のハンドワイヤリングなのだ
このピックアップが欲しいが為にヤフオクなどを徘徊しているマニアも多いようだ
部品取りという贅沢な使い方をしている人のブログを見つけたのだ
日本製は大人しい・・というが結構暴れている印象を私は受けたのだ
倍音と共ノイズを含んだ音が実にリアルなのだ
本当に開発者&制作者に頭が下がる思いなのだ
単純に比較はできないがUSA製ならば40万円超えの本質と出来だと感じているのだ
多くの安ギターに触れてきただけに感じられるものもある
とりあえず、スペックに関してはこんな感じなのだ
コピーモデルというと
”本家を買えない人が我慢して使うギター・・”
というイメージを抱いている人が多いように感じる
実際にトーカイでも40万円を越えるラインナップも存在するのだ
充分にギブソンに手が届くのだ
モノによってはかなりお釣りが出ると思う
質感が高い日本製をあえて選択するのも良いと感じるようになってきたのだ
幸いにも本家ギブソンとの弾き比べの機会に恵まれていた事も私の背中を押したのだ
実は日本製のギターは海外で評価が高く、人気があるのだ
トーカイ製なども状態が良いものは高値で取引されているのだ
我々日本人にとってはUSA製は高嶺の花という印象だが・・
本国では普通のギターとして流通しているのだ
日本人がフェンダージャパンのストラトを購入するような気楽な感じなのだ
日本人は先進国と呼ばれるようになっても心の奥底ではまだまだ欧米に憧れを抱いているのだ
一方の欧米の人々は生産国など気にしていない様子なのだ
”この品質が幾らか?”
という合理的な発想なのだ
日本製の車を愛用するのもそんな理由からなのだ
断じてUSA製以外はギターじゃない!
と言いきる人が未だに存在する
有る意味ではちょっと恥ずかしい人だと思う
残念ながらプロにも少なくないと聞いている
楽器屋さんのギター教室の先生もそんな感じの人なのだ
かなり傷んだヴィンテージ?もどきのギターでレッスンしているのだ
生徒さんは初心者故に何も感じないだろうが・・・
ピッチが甘いヴィンテージと最新ギターの合奏なのだ
やはりレッスンと趣味は明確に区別すべきだと思う
何故だかUSA製の愛用者はそれ以外のギターを低く見る傾向がある
読者の周囲にもそんな偏屈な人はいないだろうか?
蘊蓄(うんちく)は一人前なのだ
「誰の意見を参考にすればイイのかな?」
と思う初心者も多いと思う
一つだけ言えることがある
ギターは理屈ではない
言葉で100回囁くよりも一回のプレイの方が説得力がある
つまりは自分が気に入った(憧れる?)音が出せる人の話に耳を傾ければ良いのだ
知識はプロ以上だが・・
実際の音がショボいというケースが多々ある
今回は調整途中という事で大胆な演奏はできないのでアルペジオを聴いていただきたい
アンプはフェンダー系のツインとデラックスをミックスしている
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レスポールにも良く似合うアンプなのだ
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ギターの音を確認していただく為にあえてシンプルに演奏しているのだ
ピックアップを3段階に切り替えている
トーンは5前後、ボリュームは4程度なのだ
フルテンにするとかなり歪みが増すのだ
さらにギラギラとした音色が加わるという感じなのだ
従来と同じセッティングで録音に挑んだのだが・・
何と!ヘッドフォンの音が割れてしまうのだ
つまりはそれだけ倍音成分が多い証なのだ
ヘッドフォンのコーンと共振してしまうのだ
急遽、レスポール用にセッティングを変更したという流れがあるのだ
さらに注目していただきたいのが『サスティン』なのだ
弦を押さえ続ければ何処までも音が伸びるのだ
未体験の興奮を覚えたなのだ
仕方なく途中で音をカットしたが・・・
最後にレスポールはやはり弾き難い・・・
しかしながら、それが独特の音の質感に繋がっている事も実感したのだ
相変わらず肋骨が痛いので専用の布を作ったのだ
慣れるまではわき腹に布を挟んで演奏しているのだ
かなり笑える姿だと思う
4,5kgもあるギターにストラップをかけて立って演奏する気にはならない
まぁ、楽器屋のお兄さん同様、今後もメインにはならないが・・・
美しき良きコレクションとして末長く楽しんでいきたいと考えているのだ
レスポールに慣れたならば、次の購入も考えているのだ
ちなみにレスポールカスタムは絶対に削らない!
私もかなりの変人ではるが・・・
そこまでアホではないのだ
エピフォンでは転んでも実現できないキレキレのレスポールサウンドをご確認いただきたい
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厳密には・・
”日本製レスポールタイプ・・”
という表現が正しいのだ
その辺りに拘る人はレスポール好きには多いようだ
レスポールと名乗れるのは本家ギブソン製と傘下のエピフォン製のエレキだけなのだ
コピーモデルを制作しているメーカーもヘッドのロゴには苦戦している気がする
トーカイ製レスポールのスタンダードタイプなどは「Love Rock」と表記しているのだ
数メートル先から見れば、そっくりなのだ
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個人的には微妙なのだ
「ラブロックって・・ねぇ~」
この辺りはギブソン社ももっと寛大になってほしいと願うのだ
実は90年代くらいのモデルまではレスポールというネーミングを用いることが許されていたのだ
読者の皆さんもネット検索などで見かけたことがあると思う
他社の製品も横並びにレスポールという冠を使っていたのだ
コピーモデルが本家を追い抜くという逆転現象が理由で使用禁止になってしまったのだ
実際に正式な文書が日本のメーカーに送られていたと聞いたことがある
要約するとこんな感じなのだ
「あまり品質が良いギターを作らないでほしい!」
「ウチのギターが全然売れなくなちゃったよ・・」
エピフォンのヘッドのデザインが変更になったのもこの辺りが境なのだ
日本人は高度成長期以降、他社よりも良い製品を作るという手法で生き抜いてきたのだ
それ故にあらゆる製品をつくる技術に長けているのだ
他社に負けているなら、それ以上の製品を作ろうと努力する国民性なのだ
このような形で世界に負けない競争力を培ってきたのだ
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他社の脚を引っ張る・・・
他社の頭を押さえこむ・・・
という発想は自社の技術力の低さをアピールしているのに等しいのだ
実際のところ、USA製のギターを所有している人は口を揃えて品質の低さを嘆くのだ
いつもの楽器店のお兄さんもレスポール×6、ストラト×8という大のUSA製マニアなのだが・・
「品質ではmade in Japanの足元にも及ばないですよ・・」
「ポジションマークがズレているなんて日常ですから・・」
「ネジ類が斜めにとまっているっていうのも定番ですね」
”そこまで分かっていながら何でUSA製なのか?”
やはり、そこには日本製のギターが越えられない独特の音の質感があるのだ
正確なパーツの組み込みが施されたギターの音は何処までも端正な音なのだ
いわゆる『暴れる音』というものを追求するには多少ラフな組み込みが必要らしいのだ
私のレベルでは良く分からないが・・・
長年USA製を愛用しているようなマニアな人には分かる世界観が広がっているのだ
前置きはこのくらいにしてメンテについて語りたい
新品故にメンテというほどでもないのだがギター購入時のお約束があるのだ
まずは弦交換なのだ
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普通の人は張ってある弦がダメになるまで使うと思う
私の場合にはその後のメンテの効率性を考慮して一日だけ使うようにしているのだ
すでに張ってあった弦と新品の弦の音の違いを確認する為なのだ
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翌日には愛用のダダリオに張り替えてしまうのだ
ナットにグリスを注入するにしても一刻も早く使い慣れた弦で馴染ませたいのだ
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いつものようにナット用のグリスを溝に注入したのだ
ガンガンにチョーキングをした後で弦を緩めて再びグリスを注入する・・
という作業を数回ほど繰り返すのだ
溝に当たりがついたギターは弦交換と同時の注入で十分なのだ
ペグにはゴトーの最上級クラスの製品が用いられているのだが溝の渋さには勝てないなのだ
購入時よりもだいぶ安定してきたように感じているのだ
自動車の慣らし運転(最近の車は必要ないが・・)と同じでギターも購入から一週間が重要なのだ
ピックアップにしても弾きこむことで眠っていた性能を呼び覚ますのだ
特にピックアップが発電しているわけではないのだが・・・
弾き込む事で確実に音が良くなってくるのだ
この時期だけは他のギターはお休みなのだ
アイバニーズもストラトも同様に仕上げてきたのだ
ちなみに私が購入したカスタムは本家の68年モデルのコピーなのだ
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これはネットで見つけたカスタムショップ製の画像なのだ
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この段階では素人目にはピックガードのプレートの違いくらいしか見出せない
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やはり本家には独特のオーラがある
巷で耳にする『レスポールカスタム』の多くは68年製がベースになっているのだ
少し前まではUSAのレギュラーラインで生産されていたのだが最近ではカスタムショップへと生産が移行したのだ
ちょっとした昇格なのだ
画像比較の為に私のギターも貼ってみたのだ
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そっくりなのがお分かりいただけると思う
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購入の際に参考という事で本家も軽く弾かせてもらったのだ
重量感や抱えた感じは一緒に感じたのだ
実際の音の違いは遠慮気味に弾いたので確認できなかったのだ
通な言い方をするならば・・・
新品(店頭に並んでいる)ギターのピックアップは開いていないのだ
私が購入したギターは「LC 195S BB」というモデルなのだ
レスポールカスタムでは最上位機種となるのだ
ネットなどで検索するとそっくりなモデルを見かけると思うが多くは下位モデルなのだ
塗装方法やパーツの品質が大きく異なる
もちろんハードケースも付属していないのだ
塗装は高級ギターのお約束である『ラッカー塗装』なのだ
いわゆるヴィンテージギターのそれなのだ
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お手入れも大変だが輝きがポリ塗装とは雲泥の差なのだ
まさに音がでる美術品という趣なのだ
ボディの質感と塗装の乗り具合ではトーカイに軍配が上がると思う
ちなみにお兄さんもコレクションの一本として所有しているようだ
指板も豪華なエボニー仕様なのだ
最近では非常に希少価値が高くなっている高級材なのだ
当時のカスタムはレギュラーラインと差別の為に積極的に豪華なパーツを用いたのだ
当然ながら本家でも自社のコピーモデルにはエボニーを使っていたのだ
使っていた・・
何で過去形なのか?
実は近年の本家カスタムは材の入困難を理由に大量に入手できる材に仕様変更してしまったのだ
これは大きなデメリットなのだ
ギブソンを購入するような人は基本的にパーツおたくでありマニアックな傾向が見られるのだ
その他のパーツが完璧でも指板が異なるだけで『別のギター』だという認識に至るのだ
パーツが音に与える影響は意外にも大きいのだ
レスポールの伸びやかなサスティンもネック材の影響があると思う
ボディにネックを接着するという『セットネック』構造も重要なのだ
さらには弾き難さの原因にもなっている重力級のボディとコンター無しも不可欠なのだ
音の倍音成分に多大な影響を与えているのが指板だと言われているのだ
最近では指板の定番であるローズウッドさえ枯渇しているらしい
楽器屋のお兄さんが言うように数十年後は木材を用いないギターが定番になる時代が到来する予感なのだ
ちなみに私のギターの指板は忠実にエボニーを使用しているのだ
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しかも、かなり木目が揃った上質なものなのだ
何本もギターに触れているので感覚として感じられるのだ
ポジションのインレイはマザーオブパールという本物の貝殻を使用しているのだ
エピフォンクラスでは実現できない豪華さなのだ
ヘッドのインレイとブランドロゴも本物の貝殻を使っているようだ
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音に関して重要なパーツとしてブリッジとテールピースが挙げられる
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すでに弦交換の時点でその軽さを実感しているのだがアルミを用いているのだ
68年モデルが軽合金を用いていた事からヒスコレなどのカスタムもアルミを組み上げるのが主流になっているのだ
レスポールの改造の定番の一つでもあるのだ
一見すると心元なく感じられるブリッジのアンカーだが実はこの細さも音的には重要なのだ
この辺りはレスポール好きが研究結果をネットで山ほど報告しているので参考にしていただきたい
ちなみにエピフォンのブリッジ&テールピースもアップしてみ
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これはこれで悪くない
質実剛健という感じで安心感があるのだ
素材は重い金属なのだ
アルミは音の分離とキレが増す傾向があるようだ
金属製は太く重量感がある音が得られるようだ
アフターパーツで試してみるのも面白いと思う
先にラッカー塗装のお話をしたが・・
楽器店には専用のクリーナーが置かれているのだが私はオレンジで良いと思っているのだ
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とにかく使えるオイルなのだ
ラッカー塗装にも対応しているのだ
ポリに用いると水が油を弾くという感覚があるのだが・・
ラッカーではしっとりと馴染むという感じなのだ
美白のお姉さんが高級化粧品を使っているという感じだろうか?
私の場合にはクロスなどは用いないのだ
まさに化粧品のように手に塗って塗り広げる方法なのだ
手は洗えばよいのだ
細部にまで塗布できる事と同時にボディの状態(キズや荒れ)などを確認しているのだ
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音比較の為にエピフォンも再度調整に余念が無いなのだ
ボディに関してはオールマホガニーの一枚板を使用しているのだ
通常は2ピースか3ピースを接着剤で繋ぎ合わせているのだ
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これはカスタムショップのバックショットだが私のギターとの違いはプレートだけなのだ
機会があったら撮影したいと考えているのだ
背面のバインディング加工が何とも豪華なのだ
他のラインナップとの違いは『豪華』なのだ
68年モデルが『ブラックビューティ』と呼ばれる理由が分かったのだ
店頭で眺めるギターと自宅に持ち帰ったギターはまったく違うのだ
思い入れもあるだろうが・・・
トーカイのショッピングサイトで見つけた画像もご紹介したい
付属のハードケースもかなりゴージャス仕様なのだが実際に同じものが販売されていた
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内部はこんな感じなのだ
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定価で26,000円実売で21,000円だった
一万円未満で購入できる社外のハードケースとは質感が異なる
「購入したんですけど少し小さいみたいです・・・」
「レスポール用を買ったんだけど・・ブカブカで新聞入れてます」
良くある失敗談なのだ
カタログスペックを確認して購入していると思うが・・・
大雑把な人はネット購入でも問題ないと思うが神経質な人はやはり実物を確認すべきだと思う
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とにかく、まったく隙間がないのだ
メーカー純正なので当然だが・・・
オレンジドロップのコンデンサ
CTSポッド
ゴトー製チューナー
最も重要なのがピックアップなのだ
68年製を徹底的に研究して開発されたヴィンテージピックアップなのだ
もちろん日本製のハンドワイヤリングなのだ
このピックアップが欲しいが為にヤフオクなどを徘徊しているマニアも多いようだ
部品取りという贅沢な使い方をしている人のブログを見つけたのだ
日本製は大人しい・・というが結構暴れている印象を私は受けたのだ
倍音と共ノイズを含んだ音が実にリアルなのだ
本当に開発者&制作者に頭が下がる思いなのだ
単純に比較はできないがUSA製ならば40万円超えの本質と出来だと感じているのだ
多くの安ギターに触れてきただけに感じられるものもある
とりあえず、スペックに関してはこんな感じなのだ
コピーモデルというと
”本家を買えない人が我慢して使うギター・・”
というイメージを抱いている人が多いように感じる
実際にトーカイでも40万円を越えるラインナップも存在するのだ
充分にギブソンに手が届くのだ
モノによってはかなりお釣りが出ると思う
質感が高い日本製をあえて選択するのも良いと感じるようになってきたのだ
幸いにも本家ギブソンとの弾き比べの機会に恵まれていた事も私の背中を押したのだ
実は日本製のギターは海外で評価が高く、人気があるのだ
トーカイ製なども状態が良いものは高値で取引されているのだ
我々日本人にとってはUSA製は高嶺の花という印象だが・・
本国では普通のギターとして流通しているのだ
日本人がフェンダージャパンのストラトを購入するような気楽な感じなのだ
日本人は先進国と呼ばれるようになっても心の奥底ではまだまだ欧米に憧れを抱いているのだ
一方の欧米の人々は生産国など気にしていない様子なのだ
”この品質が幾らか?”
という合理的な発想なのだ
日本製の車を愛用するのもそんな理由からなのだ
断じてUSA製以外はギターじゃない!
と言いきる人が未だに存在する
有る意味ではちょっと恥ずかしい人だと思う
残念ながらプロにも少なくないと聞いている
楽器屋さんのギター教室の先生もそんな感じの人なのだ
かなり傷んだヴィンテージ?もどきのギターでレッスンしているのだ
生徒さんは初心者故に何も感じないだろうが・・・
ピッチが甘いヴィンテージと最新ギターの合奏なのだ
やはりレッスンと趣味は明確に区別すべきだと思う
何故だかUSA製の愛用者はそれ以外のギターを低く見る傾向がある
読者の周囲にもそんな偏屈な人はいないだろうか?
蘊蓄(うんちく)は一人前なのだ
「誰の意見を参考にすればイイのかな?」
と思う初心者も多いと思う
一つだけ言えることがある
ギターは理屈ではない
言葉で100回囁くよりも一回のプレイの方が説得力がある
つまりは自分が気に入った(憧れる?)音が出せる人の話に耳を傾ければ良いのだ
知識はプロ以上だが・・
実際の音がショボいというケースが多々ある
今回は調整途中という事で大胆な演奏はできないのでアルペジオを聴いていただきたい
アンプはフェンダー系のツインとデラックスをミックスしている
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レスポールにも良く似合うアンプなのだ
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ギターの音を確認していただく為にあえてシンプルに演奏しているのだ
ピックアップを3段階に切り替えている
トーンは5前後、ボリュームは4程度なのだ
フルテンにするとかなり歪みが増すのだ
さらにギラギラとした音色が加わるという感じなのだ
従来と同じセッティングで録音に挑んだのだが・・
何と!ヘッドフォンの音が割れてしまうのだ
つまりはそれだけ倍音成分が多い証なのだ
ヘッドフォンのコーンと共振してしまうのだ
急遽、レスポール用にセッティングを変更したという流れがあるのだ
さらに注目していただきたいのが『サスティン』なのだ
弦を押さえ続ければ何処までも音が伸びるのだ
未体験の興奮を覚えたなのだ
仕方なく途中で音をカットしたが・・・
最後にレスポールはやはり弾き難い・・・
しかしながら、それが独特の音の質感に繋がっている事も実感したのだ
相変わらず肋骨が痛いので専用の布を作ったのだ
慣れるまではわき腹に布を挟んで演奏しているのだ
かなり笑える姿だと思う
4,5kgもあるギターにストラップをかけて立って演奏する気にはならない
まぁ、楽器屋のお兄さん同様、今後もメインにはならないが・・・
美しき良きコレクションとして末長く楽しんでいきたいと考えているのだ
レスポールに慣れたならば、次の購入も考えているのだ
ちなみにレスポールカスタムは絶対に削らない!
私もかなりの変人ではるが・・・
そこまでアホではないのだ
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エピフォンでは転んでも実現できないキレキレのレスポールサウンドをご確認いただきたい
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