テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

セイモアダンカンとオレンジドロップの組み合わせ?

2013年10月16日 | 日記
常連読者の皆さんは大型台風の被害は大丈夫だっただろうか?

本日は会社が休みなのだ

私自身はヤル気マンマンで待機していたのだが・・・

まぁ、昼過ぎから仕事をしても仕方がないと思う

明日から頑張るのだ



グラスルーツのレスポールに載せ換えたオレンジドロップのコンデンサーは絶好調なのだ

想像以上の音に大満足なのだ



安レスポールも手を加えればそれなりに使えるギターになると確信したのだ




そんな流れから愛用のアリアにもオレンジドロップを載せることにしたのだ



容量が同じ他社の製品も試してみたいと思うが・・・

気に入ったものに統一するというのも一つの考えだといえるのだ



ちなみに今回のアリア用に選択したコンデンサーはレスポールとは容量を変更しているのだ

ハムバッカー、シングルコイルというようにピックアップのレイアウトが明確な場合には悩む余地は少ない


しかしながら、アリアのようにH-S-Hでタップ切り替えが出来る器用なタイプのギターは難しいのだ

シングル向きにするか?

ハム向きにするか?

という微妙な悩みが生じるのだ

まぁ、失敗したならば他の容量に載せ換えれば解決するが・・・


悩んだ場合には使用頻度が高い組み合わせを基準に考えれば良いのだ

ちなみに私のストラトもシングルを複数組み合わせて擬似的にハムを再現できるのだが・・

容量を調べたところ、シングル向けの設定になっているようだ

ストラトだけに当たり前だが・・・


アリアの裏ブタを開けてみた



やはりトーンポットにはどうでもよいようなショボいコンデンサーが付いているのだ

この辺りの感覚はグラスルーツの発想と同じなのだ


この辺りのコストカットも生産本数によっては数十万円から数百万円くらいの差になるのだ

メーカー側にとっては馬鹿にできないパーツなのだ


ゴトーのブリッジ&ペグ、ダンカンライセンスのピックアップ、厚手のメイプルトップetc・・

この価格帯にしては超豪華な仕様なだけに見えない部分のコストカットが非常に惜しいと感じてしまうのだ


おそらく購入するユーザー層を意識しての事だと思う

十万円未満のギターを耳の肥えたベテランギター弾きが購入する可能性はないと確信しているのだ

「初心者から中級者なんて音の違いは分からないよね?」

そんなところだと思う


さらに突っ込んで考えれば『使い方』も考慮しているといえるのだ

この手のギターはそのルックスと仕様から万能と言いつつもかなりロック向けの仕様になっているのだ

ピックアップの組み合わせからしてもブルースやジャズ向けとは考え難い


つまりボリュームもトーンもMaxという使い方が前提なのだ

トーンがマックスでもコンデンサーを通過するがほとんど作用しないのだ


最近になって感じるのだが・・・

ギターの旨味はボリュームやトーンを絞った微妙なゾーンにあると思うのだ

良いギターはこの辺りを絞った時に音に艶や色気が加わるのだ

ボディ材やネック、ピックアップの『妙』だといえる


ストラトやトーカイを弾く度にそんな事を思うのだ

余談だが・・

私にとってストラトとの出会いはかなり大きかったように感じるのだ

厳密にはストラトというギターの種類というよりはシングルピックアップとの出会いなのだ

ハムを使ったロック系以外は眼中になかった私には敷居が高かった

購入後しばらくは思ったような音が出せなかったのだ


購入を後悔した時期もあったのだ

売却は二束三文・・というお約束があるだけに手放すことにも躊躇していた時期があったのだ

人間は不思議なもので執念のようなものがギターにも通じるのだ


数カ月後には明らかにハム系のギターとは異なる鳴らし方をマスターしていたのだ

ストラトマスターであるChar氏の演奏から学んだことが多かった気がするのだ


脱線してしまった・・

アリアの裏ブタに注目していただきたい



アルミ箔が貼ってあるのだ

これも良いギターの一つの条件なのだ


手持ちのギターでアルミを張っていないギターはグラスのレスポールだけなのだ

以前にコンター加工で削ったエピフォンもプラスチックのフタを採用していた


ストラト、トーカイ、アイバニーズにもアルミが貼ってあるのだ

効果のほどは知らないがノイズ対策という事らしい


購入したギター弾きの何%が裏ブタを開けるか?

人によっては一生自分でフタに触れないという場合も多々あると思う

「裏ブタにアルミ箔が貼ってあるから良いギターですよ~」

などとメンテを依頼した楽器店の店員さんは100%そんな余計な事は言わないのだ

こんな所に手間暇をかけているだけにショボいコンデンサーが惜しいのだ


ある意味では『狙い』かもしれないのだ

セラミックの安コンデンサーは悪い事ばかりではないのだ

ギラギラとした独特の痛い音は安セラミック特有なのだ

場合によっては歪み系との相性が良いのかもしれない


先にも述べたように常にフルテン使用を前提に設計されているのかも?

いずれにしても最近の私の弾き方や好む音楽の傾向には向かないようだ


実際にオレンジドロップを取り付けた画なのだ



キャビティ内はかなり広く余裕があるがボディが薄いだけに深さが足りないのだ


レスポールのようにポットの上に載せることは出来ないのだ

我ながら上手に配線を逃がしたと思う


この辺りの小さなパーツの取り付けもセンスが問われるのだ

配線の順番にはお約束があるが配置に関しては決まりはないのだ


慣れない人が犯す失敗の多くは他の配線に触れる事によるノイズ、

ハンダを長時間押し当てる事によってポットが熱で壊れてしまう・・

という二点が多いようだ

ハンダ付けした部分がぐちゃぐちゃになってしまうのも定番なのだ


現在では神業的な作業をする楽器店のお兄さんも過去には何本もギターを壊してきたそうだ

失敗と経験を繰り返して人間は成長するのだ


ネットなどを閲覧していているうちに自分でも簡単に作業できると勘違いしてしまう人も多いと思う

「こんなの簡単だぜ~」

「現状に不満がないから余計な事はしないけど・・」

こんなタイプの人が実は誰よりも改造に興味があったりするのだ


楽器店の統計によると自分でパーツの交換などを行う人の割合は1割未満らしい

一昔前よりもかなり減少しているのだ


現代人が不器用になったのではないのだ

現代の素人ギター弾きが無気力になっただけの話なのだ




アリアに取り付けられていたデフォルトのコンデンサーと比較してみた




ちなみに今回はキャビティが浅いという事でポットはそのままに作業を進めたのだ



万が一に備えてビニールテープで配線を逃がしたのだ


熱せられたハンダこてにケーブルが触れれば秒殺なのだ



今回もサンプルと言う事で簡単に音源を作ってみたのだ

アリアもグラスレスポールも共にボディはマホなのだ

ピックアップも種類は異なるがセイモアダンカン製・・

さらに今回の比較対象であるオレンジドロップも共通点なのだ


ここまで条件が揃っていてもギターによってかなり音色が異なるところが興味深い


個人的にはどちらのギターの音色も気に入っているが・・・

やはりレスポールを使用したギタリストを真似るには同じギターが基本だといえる


前半はアリア、後半がレスポールなのだ

使用ピックアップはリアなのだ

アンプはマーシャルのヴィンテージ系とフェンダー系のアンプをミックスしているのだ

ZEPのファーストアルバムのロック曲『コミュニケーションブレイクダウン』をアレンジしてみたのだ


ドラムにも注目していただきたい

鍵盤に各ドラムをアサインして叩いているのだ

亡き天才ドラマーであるジョンボーナムが好きそうなオカズを入れてみたのだ


実はドラムにも興味があるのだが・・

近隣への迷惑を考慮して躊躇しているのだ


年に数回ほどオヤジ達が集まってジャムを繰り広げるのだが・・

練習不足のオヤジドラマーよりも私のドラミングの方がグルーブ感があるのだ


鍵盤でドラムを叩いているうちに本物のドラムも何となくマスターしてしまったのだ

個人練習という意味で一人でスタジオ練習する事もあるのだ


そんな場合には予め練習したい楽器を除いたマイナスワンのカラオケを持参するのだ

もっとも無駄の無いスタジオワークなのだ

たま~に本物の真空管に触れる事でピッキングのニュアンスを修正しているのだ


楽曲の後半にはオマケとしてトーカイレスポールの音源も加えてみたのだ



トーカイも純正でオレンジドロップを採用しているのだ


社外との違いは1960年代頃のギブソンに採用されていたコンデンサーのコピーであるという事なのだ



トーカイのキャビティ内部なのだ


配線の配置が非常に整理されているのだ

ギブソンのカスタムショップ製のレスポールの内部もこんな感じなのだ

安レスポールのそれとは雲泥の差なのだ


音質に影響を及ぼすと言われているハンダの処理も丁寧で美しいのだ

まさに高級ギターを感じる部分なのだ


余談だが・・

私の悪い癖として購入してしばらくすると必ず内部を覗いてみたくなるのだ


”見えない部分にこそメーカーの誠意が表れている・・”

高級ギターには一切の妥協がない

まぁ、このクラスのギターを購入するユーザーともなれば・・

『大半が中を覗くだろう?』

というメーカーの思惑が見え隠れするのだ

良い事だと思う。。。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『良いギター』は弾き手が育てるものだと思うなぁ・・・

2013年10月14日 | 日記
本日、二話目の投稿なのでお間違いなく・・・

ところで読者の皆さんの『良いギター』の定義は何だろうか?


楽器店を訪れるお客さんなどの会話から『値段』で決める人も少なくないと感じる

仮に値段で決めるとして・・

いくら以上のギターを良いギターとするのか?


ネットなどの質問コーナーでも度々話題に上がるテーマでもあるようだ

「初心者なんですけど・・予算は5万円未満です」

「何かお薦めのギターってありますか・・・?」

「自分はエピフォンを考えているんですけど・・」

まぁ、答えは様々なのだ


親身になって回答している人もいるが・・・

その多くは無責任な回答が多いのだ


そもそも、そんな些細な事を尋ねる友人や知人がいないのだろうか?

まったくもって不思議なのだ


現代人はあまりにもネットやデジモノに依存し過ぎているように感じられるのだ

本人たちは便利に活用している気になっているようだが・・・

実はかなりネットの情報に支配されている傾向が見られるのだ


ネット上の質問コーナーの回答者たちは何者なのか?

私的にはその辺りが気になるのだ


何処の誰でも構わないが・・・

ギター弾きとしてのレベルを知りたいと思ってしまうのだ


まぁ、回答例を読めば、大凡の見当はつくが・・・

ちょっと調べれば解決する事に対して他人に意見を求めるという心持に問題があるのだ

一方、自分以外の何者の意見や助言にも耳を傾けない超アナログ人間も少なくないが・・・


どちらが良いのだろうか?

他人の意見に簡単に一喜一憂するのも問題ではあるが・・

まぁ、真摯な態度で耳を傾けるタイプの方がギター弾きとしては伸びる可能性を秘めていると感じている

常連読者の皆さんのような感じだろうか?


ギターの値段でランク分けするのは如何なものか?と思うが・・・

まぁ、一般的に通りが良いのはやはりギターの金額だといえるのだ

「カスタムショップのレスポールを買ったぜ~」

と友人に告げた場合、ギターに興味ある友人ならば食いつくと思う


それは値段が高いギターだからなのだ

ある意味では非常に分かり易い行動パターンだといえる


ギターが弾けない人にもギブソンとフェンダーは浸透している

車の免許を持たない人がフェラーリやポルシェを高級車だと認識しているようなものなのだ


個人的に『良いギター』は10万円以上のギターだと思っているのだ

ギターに厳しい評価を下す人から見れば私のジャッジは甘いのだ


ネームバリューなどは無関係なのだ

無改造でギターとしての最低限の条件を満たす最低条件だと思っているのだ


もちろんこれ以上の価格でも微妙なギターは数多く流通している

逆にそれ以下の価格でもかなり使えるギターも数多く存在しているのも事実なのだ


まぁ、万人がギターを購入すると言う前提における一つの『基準』だと考えてほしいのだ



良いギターもケースの中で寝かせておいては成長しない

「ギターって成長なんかするの?」

以前にもお話したが・・・

ギターのコンディションは常に変化しているのだ


もちろん悪い方向に向かうことも多々ある

ギター購入者しだいでどうにでもなるものなのだ


もっとも最悪のパターンは高級ギターを購入した時点で息切れしてしまうタイプなのだ

手に入れただけで満足してしまう幸せな人なのだ


このような傾向が見られる人の多くはとにかく『ブランド志向』だという事なのだ

USA製以外のギターは眼中にないのだ

当然ながら同じような価格帯のライバルモデル(国産の高級モデル)など試奏などする気もない

同時にスペックオタクである場合が多い


実際のギターの鳴りよりもどんなパーツで構成されているか?

とにかく、部品においてもブランドなのだ


ギター弾きというよりはコレクターとしての趣が強い傾向が見られる

楽器店を訪れるベテラン風?の中高年に多いのだ


”若い頃に憧れていた高級ブランドに手が届いた自分を褒めてあげたい・・”

という事なのだと思う


決して悪い事ではないが・・・

こんなタイプにギター購入の相談をしても意味が無い

むしろ、不快な答えが返ってくるのが落ちなのだ


読者の皆さんもギター選びやパーツ交換などの際に
必要以上に他人の言葉に振り回される事のないように願いたい


結局のところ、他人の意見に依存するタイプの人は自身の耳力や目利きに自信がないという証なのだ

「たしかに・・俺ってそんなタイプかも?」

と思った人も多いのでは?


すでにギターを持っている人は徹底的に弾き込んでいただきたい

「俺のギターってショボいなぁ・・」

という多くの場合、ギターがショボいのではないのだ

ジャズやフュージョン、ブルース・・というようにあらゆるジャンルに積極的に首を突っ込んでみるのだ

活路が開けることも多いのだ


特に初心者の人は低価格帯のギターを自信を持って選んでほしいと思うのだ

実売5万円のギターでも十分に実用に耐えうる実力を秘めているのだ

5万円のギターに3万円の改造費を充てるのも良いと思う

場合によっては10万円クラスのギターと同等のギターに化ける可能性を秘めているのだ


実はギターを販売している楽器店の店員さんでさえ、
実際にどんな種類の材料がどんな工程で組み立てられているか?
を把握できていない場合が多いのだ

ギター工場での研修制度などもないのだ


プロでさえ、ネットの都市伝説的な噂に振り回されている節が否めない

そんなものなのだ


最終的には自分自身のセンスを信じるしかないのだ


ギターには閃きや直感というものが意外に重要なのだ

購入の際に事前情報も大切ではあるが・・・

実際にギターを抱えた時のインスピレーションのような物が重要なのだ


スペックだけでギターを購入する人は絶対に良い買い物はできない

稀にビックリするような価格で販売されているギターがある


ちょいキズあり・・・という場合もある

楽器店の取引上の大人の都合という場合もある

上記の2点はむしろお得な買い物だといえる


自分が良いと感じるギターは他人も同様に感じるのだ

「お金が貯まったらギターでも買うかな・・?」

では良いギターを買い逃してしまうのだ


誰も興味を示さないようなギターは半年先にも寂しげに店頭に並んでいる

そんなギターをある期間を過ぎると『デッドストック』になってしまう

かなりのバーゲンプライスで販売される事がある


”不人気だが良いギター・・”

という微妙な立ち位置なのだ


ちなみに値段が高くてもギターを弾いているような友人に自慢はできないギターなのだ

自慢できるのは値段だけという寂しい結果に終わることも多々ある

「俺が気に入ったんだから、これで良い!」

という強い意思がある人は迷わず購入なのだ


私は気になるギターが入荷されたらすぐに連絡をもらうようになっているのだ

まぁ、連絡がなくても週に何度も楽器店に立ち寄るが・・・

「新しいギターが入ったんですよ!」

「どうですか? 良かったら弾いてみます?」

というやり取りが何十回もあったのだ


ギター購入も一期一会なのだ

その時のタイミングやチャンスというものが大きいのだ


過去に購入したギターもそんな流れだったのだ

最近ではトーカイのレスポールは本当に良い買い物をしたと思っているのだ



今でもギブソンにカスタムショップ製のギターに対する憧れは尽きないが・・・


現行のレギュラーラインへの興味は完全に失せてしまったのだ

トーカイに出会わなかったら間違って買っていたと思う・・

金額が安くないだけにかなり後悔したと思うのだ


この辺りの判断と最終的なジャッジをするのは自分自身なのだ

まぁ、ギター購入の際の後悔や失敗も無駄ではないと思う


学習すれば良いのだ

人間は失敗して成長する動物なのだ


先に述べたが・・・

”良いギターは弾き手が作るもの・・”

ギターには『エージング』と『シーズニング』という重要な作業があるのだ

これらの言葉を一つにまとめてエージングと総称する人もいる

以前にもお話したが・・

「エージングって何?」

とい人の為にもう一度簡単に説明したい


弾き込む事でギターが馴染む・・という状態なのだ

弦の振動を受ける事でボディやネックの材が安定して鳴るようになるのだ


この際に重要な事は良い材は何十年の成長を続けるという事

粗悪な材でもある程度はエージングに効果は見られる

それ以降の大きな伸びは期待できない


ピックアップも然りなのだ

微弱な電気信号の入力に弦振動が加わることでイイ感じに鳴るようになるのだ



コンデンサーも同様のことがいえるのだ



人によって考え方は様々だが・・・

24時間くらい音の入力を続ける必要があるらしい

この辺りから音にさらなる変化が加わるとされているのだ


読者の中にも数年から数十年くらい使い込んだギターをお持ちの人がいると思う


耳と感性が良い人ならば、購入当時と音が変わっているのに気付いていると思う

「そうなの? まったく分からないけど・・・」

素人ギター弾きとして特に問題はない

商売ではないのだ

あくまでも趣味の世界なのだ


エージングと同時に進行しているのがシーズニングなのだ

いわゆる『経年変化』なのだ


木材である故に湿度や環境による影響を受け易いのがギターなのだ

読者の皆さんが良い住環境ならば、ギターも良い状態で成長しているのだ

「何だか知らないけど・・俺の部屋ってカビ臭いんだよな・・」

「引っ越したいけど・・先立つ費用もないしなぁ・・・・」

ほとんど日光を取り入れないようなうす暗く湿気の多い部屋は人間にも良くないが・・・

ギターにも良くない環境なのだ


そこそこ値段が高いギターを買ったにも関わらず年間に何度もネックの反りを直すような場合、

ギターがハズレなのではないかもしれない


現在、お住まいの部屋そのものがハズレなのかもしれない

機会があったら、温度計と湿度計の導入を検討されたい



今回も音源を付けてみた

ZEPの『移民の歌』をアレンジしてみたのだ






さらに安レスポールの鳴りをご確認いただく為にあえてギターオンリーでペチペチと弾いてみたのだ

アンプの枯れた感じが出ているのがお分かりいただけるだろうか?


低価格帯のギターでこのニュアンスが出れば上出来だと思う

以前のピックアップではどんなに強弱をつけても音が平らに聴こえてしまうのだ


まぁ、そのイライラ感が今回のピックアップ購入に繋がっているのだ










  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

結論・・安レスポールって『改造』で音は良くなるのかな?

2013年10月14日 | 日記
常連読者の皆さんは最終日を如何お過ごしだろうか?

連日、私のブログを日課?のように訪れていただいている方も多いようで・・・

嬉しく思っているのだ

『ギターに興味がある人ってこんなに多かったの?』

という感じなのだ


グラスの安レスポールの改造もいよいよ最終段階に突入したのだ

昨日、ご報告したとおり音の改造はすでに無事に終了したのだ

組み上げた結果として満足できる音になった気がしている


最終的なカスタムはボリューム&トーンのノブ交換なのだ

コチラが純正のノブなのだ

色はアンバー、形はハット型という事になる



本家のレスポールでも古い年代のモデルに多く採用されている定番なのだ


特に操作性やルックスに問題はないが・・・

何となく交換したくなってしまったのだ

実際に購入したノブなのだ



ノブやツマミの交換は超初心者でもチャレンジできる最もお手軽なカスタムなのだ


注意点はノブ側の穴のサイズなのだ

当然ながらポットを交換する際にも同時にノブの交換が必要になってくる事もある


新規に購入したスピードノブを比較の為に並べてみたのだ



色はゴールドなのだ


この辺も好みだと思うのだ

スピード型にもアンバー色が用意されているのだ


私の単なる先入観念だが・・・

本家のレスポールの多くはゴールドを採用しているように感じているのだ

考えてみれば本家レスポールでアンバーというノブを見かけたことがない


それも今回の改造の理由の一つになった気がするのだ

ハット型で色違いという選択もあったが・・・

操作性も考慮してスピードノブにしたのだ


ノブの取り外しにも注意が必要なのだ

稀に非常に硬く差し込んである場合がある


私はこんな道具(ドライバー)を使っているのだ



今回、ちょっとした事に気付いたのだ


”同じ種類のノブは4個同時に揃わない・・・”

という事なのだ

楽器店には色々な種類のノブが並んでいるが・・

あくまでも

”破損の為の交換用・・”というスタンスのようだ

やはり付いているノブを破損意外の理由で交換する発想もプチマニアだと言う事なのだ


1円でも節約しようと頑張っている人にとっては無駄の何ものでもないという事なのだ

実際に取り付けた画はこんな感じなのだ



角度を変えてもう一枚・・



ノブの形と色が変わるだけでかなり印象が異なるのがお分かりいただけると思う


手持ちのノブを並べてみたのだ



黒いスピードノブはレスカス用のノブだがスタンダード系とはデザインが異なるのだ

かなり現代的でスマートな印象を受ける


とりあえず安レスポールが完成したのでケースに入れて撮影してみたのだ



ハードケースに入れるだけでワンランク上のギターに見えてくる

まさにハードケースの魔法なのだ



このケースを使いたい・・

という単純明快な発想から今日に至るのだ



当初はレスポールタイプならば何でも良かったのだ

ケースの空きを埋めたいだけだったのだが・・・


最終的にはギター購入と同じくらいの金額を費やしてしまったのだ

後悔どころか、むしろ大満足の仕上がりなのだ


お金をかけた結果として成果を感じられなければそれは徒労なのだ


少々言い過ぎかもしれないが・・・

結果的に完成した音は現状のレギュラーラインの本家レスポールよりも上だと感じている

「え~グラスルーツのレスポがギブソンより上のわけがないだろう?」

と思った方も多いと思う

多いというよりは殆どだと思うが・・・


往々にしてギター本体の金額が品質や音の向上に比例している事は多い

しかしながら、価格の内訳はそれだけではないのだ


2本のギターを比較した場合、倍の金額のギターのパーツ類が半額ギターのパーツの倍の金額であることはない

残された部分はボディやネックの材料代だが・・・

こちらも倍の金額ということは少ないような気がする


ギターの価格の中にはブランドネーム代や技術料、その他諸々の代金が上乗せされているのだ

以前にもお話したが・・


価格が高いギターはメーカー側の儲けが大きいのだ

一方の低価格帯のギターは薄利多売でギリギリの商売なのだ


これは車や家電などすべての製品に共通していえる理論なのだ

国産車で1000万円を軽く超える車があるが実用的な軽自動車の7倍の材料代がかかっているとは考え難い


またまた脱線してしまったが・・・


今回は同時期に異なるレスポールを手に入れたのだが・・



個人的には良い勉強になったと感じているのだ


改造を重ね満足いく出来に仕上がったグラスのレスポールだが・・

単独では良い音でも真の高級ギターの品質と音色には絶対に到達できない事を知ったのだ

改造の前に概ね結果も予測していたのだ

この辺りの音の違いも『個性』という事で前向きに捉えているのだ


読者の皆さんの中にもカスタムに興味がある方も多いと思う

やはり順番はピックアップの交換だと思う

ここでも注意が必要なのだ


現状でまったく鳴りが感じられないギターの場合、
高級な社外ピックアップに載せ換えても意味がない

ピックアップと弦とボディ(ネック含む)は三位一体なのだ

鳴らないボディに良い弦とピックアップも用いても音は改善されないのだ


もちろんピックアップを交換したのだから音は変わる

『期待した音』には鳴らないという事なのだ


”安ギター≒音が悪いギター・・・”

と躊躇なく決めつける人が中級者以上に多い気がする


間違ってはいないが・・・

私に言わせれば『面白みに欠ける人』なのだ


安いギターが高級ギターを越えることがあり得ない

それも事実なのだが・・・


一つ忘れてはいけない事がある

ギターの半分以上の構成パーツは木材であるという事なのだ


良いギターは優先的に『良い部分』の木材を使用しているのだ

私のトーカイなどのクラスではマホガニーの良い部分を一枚板として切り出しているのだ



いわゆる低価格帯のギターはその端材を寄木のように合わせて作られているのだ


木目が荒れていても節があっても構わない

最終的には厚塗りの塗装やシールのようなメイプルを貼り付けてしまうのだ

まぁ、見栄えが良ければ良い・・という発想なのだ


ギターが木材である以上、材質が均一であるということはありえない

つまり、高級機種にも稀にハズレが存在するという事なのだ


逆に安ギターにも稀に当たりがあるという事なのだ

寄木細工の工法に変わりはないが・・良い材の隣の材が用いられることもあるのだ


初心者の方に私が言いたいことが伝わっているだろうか?

低価格帯のギターだからといって・・

「安ギターだから手抜きしてやろう・・・」

「悪いギターを作ってやろう・・・」

と思う作り手がいるだろうか?


限られたコストと制約の中で最大限に良いものを作ろうと努力しているのだ

数十年前の安ギターと現代の安ギターの品質を見れば一目瞭然なのだ

ギターとしてのクオリティはかなり向上しているのだ


今時、音程が合わないギターを探す方が難しい

フレットの位置決めなどにも積極的にコンピューターが使われているのだ


あとは其処にフレットを打ち込むだけなのだ

音程は正しいのだ

しかしながら、フレットの素材や打ち込んだ後の仕上げ(フレットの研磨など)で高級ギターと差が出てしまうのだ

フレット研磨に研磨用のマシンを用いて数分、一方では手作業で30分・・・


このような見えない部分も価格に上乗せされているのだ

ギターの価格設定は奥が深いのだ

楽器店のお兄さんに言わせると100万円のギターの内訳が理解できないという

私も同感なのだ

「インレイの一部にダイヤでも使っているのかな?」

「金属パーツの一部が18金とかさ・・・不思議だね」

特に世間一般に認識されているような高級な材が用いられているわけではない


木材と金属パーツ、その他少々・・

これはすべてのギターに共通しているのだ


興奮気味に語ってしまったが・・・

私のグラスは当たりの玉だったようだ


当たりの玉に出会うのはある意味では確立と運なのだ

しかしながら、目の前のギターを選ぶのは弾き手なのだ

「あんまりイイ音がしないなぁ・・・」

「他のレスポタイプありますか~?」

この段階で状態の良い当たりを逃している場合もある


逆に値段だけを信用してその気になっている人も少なくない

「やっぱり高いギターは鳴りがいいね~」

「あとは財布と相談だな・・このギター気に入ったな」

楽器店で良く見かける光景なのだ


実際のところ、楽器店の店員さんのレベルでも低価格帯の良いギターを見抜けないのだ

これは高級ギターに触れ過ぎたことによる先入観によるところが大きいのだ


完成したグラスのレスポールを弾きながら思ったのだ

『俺って永遠の安ギター弾きかも・・・』


安ギターにはストラトやトーカイのような良いギターとは異なる世界観がある

特に自分で手を加えたギターの愛着度は倍増するのだ


好みのパーツを選ぶのも楽しい

グラスの兄弟機種にエドワーズがあるが・・・

製品として私のギターのような仕様が用意されているのだ


数回、弾いた事があるのだが・・

これといった感動はなかったのだ

「悪くはないね・・でも値段的にはどうかな?」


私のグラス本体と今回の改造費を加えても兄貴分であるエドワーズには届かない

この辺りをどのように感じるか?はギター弾きの感覚なのだ

もちろん、基本的な材の違いなどはあるが・・・


話は前後するがコンデンサーにも少々触れておきたい

結論から先に述べるならば・・

”コンデンサーの交換で音は変わる!”

という事なのだ



もちろん、性質上、ピックアップの交換のような劇的な変化ではない

高音域のブレンド量をコントロールする部品・・なのだ


私のストラトのポットは特殊仕様なのでフルテンでトーン(コンデンサー通過)をバイパスできるのだ

一般的にはフルテンで音をキンキンにしたとしても必ずコンデンサーを『通過』しているのだ

つまりギターを鳴らしている時には常にコンデンサーの影響を受けているという事なのだ

「あんまり音の違いはないかな?」

「ファッション的っていうか・・」

「見た目がキレイならいいんじゃない?」

というようなブログを見かけたことがある


ギター弾きとしては残念な人なのだ


今回はコンデンサー交換後の音源をアップしているのだが・・

おそらく読者の皆さんがコンデンサーを意識する事はないと思う


確実に変化をしているのだが・・・

確認できるのは弾き手だけという微妙なレベルであることも事実なのだ

ヘッドフォン環境ならば確認できるがアンプでは弾き手でも微妙だと思う


いわゆる『周波数』という次元の話なのだ

キンキンする音・・

モコモコする音・・・

という感じでギターの音色が2種類の人には交換をお薦めしない

お金の無駄遣いだと思う


特に100円のセラミックコンデンサーが壊れることはない

仮に壊れたと感じた場合の多くは接触不良なのだ

ハンダ処理ですぐに治ってしまう


ギターと共に永遠に歩み続けるパーツの一つなのだ


私は車も好きなのだが・・・

タイヤの銘柄を変えた時に似ているのだ

無神経な人では変化が体感できないのに似ている

分かる人には分かる・・

「おぉ~ この転がる感じが最高だね♪」


まぁ、コンデンサーもこんな感じなのだ

どこの楽器店に行ってもパーツコーナーにコンデンサーが陳列されている


ここで一つの目安をご紹介したい

コンデンサーの銘柄、容量に注目していただきたい


迷うほど種類が豊富なお店はメンテも得意なのだ

さらには店員さんもカスタムに詳しという傾向が見られる

「コンデンサーありますか・・?」

一瞬間があり店員さんが答える

「コンデンサー? ぁぁトーンに付ける奴ですよね?」

「え~と、今は1種類ですけど・・お取り寄せでいますよ」

自分が欲しいパーツならば購入も良いが・・・


今後、頼りになるメンテのお店としてお付き合いする意味はない

イメージとしては秋葉原辺りのマニアック過ぎるお店と
駅前のヤル気がない大手楽器店の中間的な存在の楽器店に出会えれば幸せなのだ


少々の価格の安さに惹かれてネット購入オンリーになっている人は
気付かぬうちに間違った方向に行っている事が多々ある

特にそれを指摘する人もいないのだ


むしろ、そんな人の場合、仲間内では『ギター博士』と言われている事が多い

プロである楽器店の店員さんと仲良くなることもギター上達の秘訣の一つなのだ



今回は『脱線大会』だったが・・

書いていて楽しかったのだ


最後まで読んでいただいた方は疲れたと思う

音源を用意したので暇潰しで聴いていただきたい




音色は2種類なのだ


いわゆるジミーペイジ的な歪みなのだ

コンデンサーの効きをご確認いただく為にピックアップ、トーンを極端に設定しているのだ

ダンカンの組み合わせも秀逸なのだ

特にフロント&リアのミックスポジションは美味しい

ジミーペイジ的な『いなたい感じ』で音作りしてみたのだ



後半はクリーンなのだ

歪み以上にピックアップやコンデンサーの交換の効果が実感できる気がする

厚みがある低音が混ざっていると思うが・・

一切ベース類は使っていないのだ

ドロップチューニングでレギュラーの6弦よりも低い音を演出しているのだ

チューニングの知識もテクの一つなのだ

仲間よりも頭一つ抜きに出るお手軽テクなのでマスターしていただきたい

いわゆるシタールのバズ(他弦の共振音)を表現しているのだ


何だかんだ改造費用は2万円台なのだ



”安レスポール≒音が悪いギター・・・”

という印象は変わっただろうか?



「結局、改造しても安い音だね・・・」

と憎まれ口を言う人はお金を貯めてギブソンのカスタムショップ製のレスポールを目指してほしい







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンデンサーの交換で安レスポールの音は変わる?

2013年10月13日 | 日記
常連読者の皆さんは連休を如何お過ごしだろうか?

昨日は夏日が戻ってきたような暑さだったが・・・

本日は過ごしやすい陽気なのだ


今回はリアのコンデンサー交換に引き続き
フロントのコンデンサー交換についてご説明したと思うのだ



リアで良い感じだったオレンジドロップを追加購入したのだ


今回もレスポール系(ハムピックアップ)の推奨値とは若干異なる抵抗値を選択したのだ


どんなギターでもフロントとリアの音抜けは異なるものなのだ

ピックアップの取り付け位置と弦振動の都合なのだ


この音の違いがいわゆる『音色の個性』という事になる

しかしながら、ピックアップやボディバランスの悪いギターは前後の音があまりにも違い過ぎる


そんなギターが好みの場合にはそれでも良いが・・・

この音の差を小さくする事でより実践的で使い易いギターになる場合も多々あるのだ


この辺りは考え方の違いや用途によるので何とも言えない部分なのだ


この音のバランスを整えるという意味でもコンデンサー交換は有効なのだ

音抜けの悪いフロントにハイが強調されるコンデンサー

音抜けが良いリアにはハイを抑えるコンデンサーを意図的に用いるのだ


通常は抵抗値を揃えるというのが定番なのだ

ある意味で異なる抵抗値を用いるのはマニアックな選択だといえるのだ


『ギター用コンデンサー』というワードで検索すれば
それなりの情報がゲットできると思うので興味がある初心者の人は調べていただきたい


楽器店にはあらゆるメーカーのコンデンサーが売られている

もちろん、取り付けに自信が無い人は取り付けを依頼することも可能なのだ


ここでも注意が必要なのだ


”店員さんにコンデンサーの知識があるか?”

という部分なのだ


場合によってはギターを販売している立場でありながらコンデンサーに無知、興味なしという場合も多々あるのだ

そんな店員さんでも取り付けは可能だが・・・

やはり興味がないものには本腰が入らないものなのだ


コンデンサーの取り付けにも『配置』や『コード逃がし』が必須なのだ

どうせ取り付けるならば、裏ブタを開けた時にカッコいい方が友人にも自慢できると思うのだ


何にでも言えるが・・

”とりあえず、付いていれば良い・・・”

ではダメなのだ


機能と共に『美観』というものが重要になってくるのだ

カスタムショップのレスポールやストラトでは配線の配置や配色にまで拘っていると耳にしたことがある


逆に格安のギターは見えない部分は手を抜くという傾向が見られるのだ



取り付けの前に簡単な位置決めをするのだ



無駄な足を切り取る長さを決めるのだ


リアの時にも取り外したが・・

やはり面倒臭がらずにパーツは取り外して作業すべきなのだ



高温のハンダが他の配線を痛めることを防止することもできる


純正のコンデンサーはこんな感じなのだ



秋葉原辺りで籠に入って売られているようなコンデンサーなのだ


グラムで幾ら?的な品質なのだ

もちろんこれでもトーンは効くし音も出る


結局のところ、

”音が出れば良い・・”

という人にとっては高級なギターもピックアップの交換も無用なのだ


最近はこんなタイプのギター弾きが増えているらしい

楽器店のお兄さんは嘆いているのだ


興味がないというよりは『耳力の低下』と『好奇心の薄れ』だと私は解釈しているのだ

最近の若手バンドなどはソロ無し、カッティング(ストローク?)で楽しげに演奏しているが・・・


結局のところ、ギターなど何でも構わないように感じられる

ルックスが好みで重量が軽ければ良し!という感じに映るのだ


本人たちに聞いたわけではないが・・・

長年の経験で(*^_^*)を見ただけで色々と分かってしまうのだ


ある意味で徹底的に音を追求するタイプのギター弾きは異質な存在になってしまったのだ

私が良くも悪くもギターに関しては『ド変態』であることは重々自覚しているのだ


まぁ、他人に迷惑をかけているわけではないので良しとしよう


初心者がハンダ作業を一人で行う場合、

”猫の手も借りたい・・・”

という場面に必ず遭遇すると思う


パーツを押さえながら同時にハンダ、利き手でハンダコテを使うのは結構難しいのだ

そんな場合にお薦めなのが厚紙の利用なのだ



ポットの場合にはシャフト部分を厚紙に差し込むことで水平に固定できるのだ


さらに初心者にとってメリットがある

不要なハンダがキャビティ内部に落下するのを防ぐこともできる

さらに・・厚紙が汚れるか?という事でハンダのテクを確認できるのだ


多少厚紙にハンダが落ちたくらいでは火災などの原因にはならないので問題なのだ

後々、慣れてきたならばそのままダイレクトにハンダ付けすれば良いのだ


実際に取り付けた図がコチラなのだ




オレンジ色でかなり存在を主張するコンデンサーなのだ

こんな小さなパーツだけでキャビティ内がかなり華やぐのだ


さらにお薦めがあるのだ

100円ショップなどで売られている『結束バンド』は何かと使えるのだ



今回は無駄に暴れているケーブルの一部を仮留めしてみたのだ

これによってギターをどんなに激しく振ってもコンデンサーの足に他の配線が触れることがないのだ


まぁ、すべてを分解して適切な長さに配線を取り回せば良いが・・・

さすがにかなり面倒臭い作業なので私は割愛するのだ


私以上にマニアックな人になると配線材を良質のものに交換するらしい

こちらに関しては楽器店のお兄さんによると気分の問題であまり意味はないそうだ


厳密にはまったく音質に影響を与えないとは言えないが・・・

聴覚上で感じられる違いはないという意味なのだ


コンデンサーの交換もその効果を実感できないという人が多々いるのも事実なのだ

コンデンサーの違いを引き出すにもある程度の演奏スキルが必要なのだ


歪みのみでコードをジャカジャカとかき鳴らすような演奏ではあまり違いは出ないのだ

いわゆるコード崩し的なピッキングの強弱でトーンが変化するのだ


ちなみに安レスポールの改造はまだ終了ではないのだ

ノブ類が好みではないのでゴールド系の『スピードノブ』を発注しているのだ


先程、楽器店のお兄さんから入荷の連絡が入ったのだ

午後から時間がつくれれば、その為だけに車を走らせる予定なのだ


休日をギターの為に費やすのも悪くないと思う

家族も自由気ままに自分達の時間を満喫しているのだ


今回は簡単なサンプル音源を付けてみたのだ

ちなみにコチラの音源はコンデンサーの交換前に録音したものなのでお間違いなく・・・


ダンカンのピックアップの交換後に音試しで演奏したのだ

リアピックアップか?ミックスポジションか?不明なのだ


これはこれで初期のジミーペイジの『いなたい感じ』が表現できていると思うのだ

少なくとも安ギターの音からは抜けだせた感じがしているが・・・


如何だろうか?

コンデンサーの交換でプラスαの艶が加わった感じがしているのだ





前後コンデンサーの交換後の音も近々にご紹介する予定なのだ


安ギターも馬鹿にしたものではないと思う

改造&メンテの練習台としても楽しいと思う


すでに良いギターを手に入れて安ギターに見向きもしない中級者がいるが・・

ある意味では勿体ないと思うのだ


初心者が手にする安ギターと中級以上が手にする安ギターでは意味が異なるのだ

私の言いたい意味が伝わっているだろうか?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安レスポールのさらなる音質向上を目指す!

2013年10月12日 | 日記

「結局、ダンカンのピックアップに交換して音はどうなったの?」

と思っている読者の皆さんも多いと思うが・・・


音源はもう少々お待ちいただきたいと思うのだ


ピックアップをダンカンに交換したことでかなり音色は好みに近付いてきた



しかしながら、音抜けが納得いかない状態なのだ


高級機種であるトーカイと比較するのは酷だが・・・

安レスポールの調整&改造においてトーカイを一つにベンチマークにしているのだ


根本的にボディやネックの材の質や組み付けにおいて雲泥の差があるのは事実だといえるのだ

安いギターに多く見られる傾向として質の悪い材を数ピースで接ぎ合わせていることが多い

その部分の補強も兼ねて塗装を厚塗りにする傾向がある


高級ギターが塗装に拘るにはこんな理由があるのだ

強度を取るか?

音色を取るか?

という相反する部分があるのだ


つまり、塗装は可能な限り極力薄くするのが良いとされているのだ

ヴィンテージと呼ばれるギターが生産されていた時代の塗装技術はレベルが低かったようだ

どんなに保管の状態が良くてもボディにクラックが入ってしまうのはそんな理由なのだ

現代の塗装技術では100年くらい経過しても劣化はみられないらしい

30年後を楽しみにしていても無駄だという事なのだ


面白い事に塗装の技術が進歩すると共にそれを劣化(破壊?)する技術が育っているのだ

フェンダーやギブソンによる『レリック加工』がそれなのだ


当時の塗装を再現したモデルもあるのだ

それだけに塗装の種類と厚さは音に影響を与えるのだ


そんな流れから見れば多くの安ギターに採用されている塗装は最強なのだ

何となく音が籠る、音抜けが悪いという理由の一つになっているのだ


それでも、まだ音質改善の余地はある

ギターマニアにはお馴染みだが・・・


ギターのトーンにはコンデンサーという部品が付いているのだ



今回、音質改善の為にトーカイと同じオレンジドロップを購入してみたのだ

あえて抵抗値を推奨値と変えているのだ


実際に取り付けられていたコンデンサーと比較してみた



小さい部品が今回取り外したコンデンサーなのだ

おそらく100円くらいで購入できると思う


コンデンサーに興味ある初心者の人はネットなどでその機能について検索していただきたい

純正のコンデンサーはこんな感じで取り付けられていたのだ



ポットの右側なのだ


実際にオレンジドロップを取り付けた図はこんな感じなのだ



今回は多用するリア側だけに実験を兼ねて取り付けてみたのだ


レスポールタイプのギターの場合にはキャビティ内部が広いので余裕があるのだ


ハンダを当てる際にかなり高温になるのだ

繊細な部品だけに手際よく作業を進める必要があるのだ

失敗しても特に心配はいらないのだ

単純にトーンが効かなくなるだけのだ

「あれ? トーンが効いていないな・・」

ハンダと結線の不備を再確認すれば良いのだ


コンデンサーの足と他のリード線が触れないように配置するのも大切なのだ

ハンダ付けにも若干のセンスが必要なのだ


実際の音色だが・・・

ネットなどでは効果を実感できないというような書き込みを見かけることがある

考えられる理由は二つなのだ


最初から付いているコンデンサーと新規に取り付けたコンデンサーの性能が同レベルの場合

先にもご説明したようにハンダ処理の不備や結線の不具合によるもの


私のレスポールのようにかなり粗悪なコンデンサーの場合、激的な変化が見込めるのだ

つまり改造はギャップが大きければ大きいほど効果を実感できるという事なのだ


それ故に安ギターのカスタムは楽しいのだ

”いくらお金をかけるか?”

というよりは何処を目指すか?が重要だと思うのだ


ピックアップもコンデンサーもかなり多くの種類が存在するのだ


純正のコンデンサーの時にトーンを絞るとモコモコとした籠った音になってしまったのだ

まるで使い物にならない音なのだ

コードもリードもダメなのだ


つまりトーン5以下は使用不可という状態だったのだ

良いギターはボリュームもトーンもすべて個性を持っているのだ

「俺は常にフルテンだからコンデンサーなんか関係ないね・・」

という人がいる


実はフルテンでも必ずコンデンサーを通過しているのだ

つまり、コンデンサーを通過した音を聴いているという事になるのだ


非常に小さいパーツだが重要である事がお分かりいただけると思う

100円のコンデンサーと1000円のコンデンサーの性能と作りが同じであるはずがないのだ


これはピックアップをはじめとする、すべてのパーツに共通して言えることなのだ

出費金額に応じて音色が良くなるということは決して間違いではないのだ


場合によると10万円前後のギターも微妙な立ち位置なのだ

3万円クラスのギターよりは確実に良い材を使っていると思う

組み込みの精度も悪くないと思うのだ


場合によると日本製のギターが選べる場合も多々あるのだ

しかしながら、見えない部分でコストカットしているのも事実なのだ


その最たる存在がコンデンサーとポットなのだ

ポットはあまり音色に関係ないと思う

高級なポットに取り替えたとしても体感できる違いは皆無なのだ


何故に高級なポットが存在しているのか

ポットの場合には『抵抗値』が重要なのだ

ストラトとレスポールでは数値が異なる


高級なポットは表記されている抵抗値がクリアできている場合が多い

一方の低価格のポットは表記と実際の抵抗値が異なる場合が多いのだ

正確な製品もあるが・・いい加減な製品も少なくないという事なのだ

動きが渋いという個体も稀にある


メーカー側にも思惑があるのだと思う

「初心者には違いなんて分からないんじゃない?」

「どうせ交換するんだよね?」


まぁ、自分のギターの状態を把握し自分でパーツの交換ができるような初心者は皆無という風に考えていると思う

私の勝手な想像だが・・・・


いずれにしても現状の音に何らかの不満を持っている人は是非ともコンデンサーの交換もご検討いただきたい

ネットの書き込みよりは楽器店の店員さんの生の声を参考にした方が結果的に満足を得られると思う


余談だが。。

楽器店の商売なので何でも取り付けてくれる

しかしながら、そこには『工賃』が発生するのだ

ピックアップ一基で2000円~4000円くらいだろうか?

ポットやその他のスイッチ類の交換は2500円~という感じだろうか?

私の行き付けの楽器店でコンデンサーを交換してもらうと工賃は1000円なのだ

「キャビティ内のパーツを全部交換するから工賃をマケてくれる?」

という交渉は可能かもしれないが・・・


いずれにしてもハンダが使えるとギター道が100倍楽しくなるのだ

最近は工房を持たない楽器店も増えている


ネクタイを締めてスーツを着ている店員さんがいるお店もあるのだ

まるで百貨店のような感じなのだ


当然ながらスーツを着た店員さんがドライバーとハンダでギターを修理している姿は想像し難い

「お預かりになりますね・・・」

「当店が修理等を依頼している業者に出しますので・・」

「納期は早くても数週間、混雑していれば1カ月ですが・・」


たかがピックアップの交換といっても修理(取り付け等)は順番制なのだ

ピックアップの交換がフレット交換の後かもしれないのだ


”自分でできる事は自分でやる!”

よりギターに愛着も湧くのだ


そんな場合にも安ギターは良い教材になるのだ

高価なギターを練習台にできる人は相当に恵まれたお金持ちなのだ


初心者の人もいつかは自在にギターを改造できる腕と知識を身に付けていただきたいと思う

「俺は改造なんて興味ないね~」

という人は結局のところ、そんなにギターが好きではないのだ

さらには演奏の習熟度も見込めないと思うが・・・


”好きこそものの上手なれ・・・”

だと思う



近々にフロントのコンデンサーも交換する予定なのだ

どんな種類にするかは決めていないのだ



連休中にはプチ音源をお届けできる予定なのだ

興味ある方は遊びにきていただきたい




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする