photo 仙洞御所 sentougosho kyoto
14の防衛機制
抑圧
生き甲斐の心理学のテキスト86ページ
第8章 心をのびやかにする方法
大テーマ 14の防衛機制
このテーマの冒頭には、
「いうまでもなく人は生涯、幸福に
生きるべき存在です。」
人はできれば、誕生から昨日までの
過去の自分に囚われることなく、
将来の不安におびえることなく生きるために、
個の14の防衛機制を学習しましょう。」
と、書かれてあります。
「防衛する」ための自分の心の動きは、
自分をよりよい方向に生き延びるための
知恵と行動にも繋がっていきます。
ここで、14の防衛機制を一つ一つ
考えていきたいと思います。
今日は、抑圧をテーマにします。
防衛機制「抑圧」
「人からの非難、嘲笑等を恐れて意識、無意識に、
何らかの感情、自己主張を我慢する事」
喜怒哀楽の感情が素直に湧き上がり、
それを自分の感情として受け止めている人と、
喜怒哀楽の感情、特に不安や怒り、憎悪、孤独感、愛情、
憂鬱、などの不安な感情を意識に上げず、言語化せず、無意識に
押し込めて、冷静を装い続けていると、
ある日、身体症状にでてきたり、極端な言動や行動で人を驚かせたり、
する現象が起こるようです。
抑圧を続けている事で、
自分の本音の感情を意識化、受容していないことが、
他者を傷つけ、かき回したり、
家から出る事が出来なくなったり、
人と関わることが出来なくなったりして、
益々、自分の状態を心の奥底に
押し込んでいくのです。
人生を振り返り、
自分が、どんな育てられ方をして、
どんなふうに育って、
どんな環境に置かれていたか、
を思い返してみることで、
うっすらと自分の抑圧の傾向が
見えてくることがあります。
過去の自分のありのままを受容できてくると、
抑圧からの解放の道筋が見えてきます。
過去の自分のありのままを受容できていないと、
抑圧をどんどん深めて、自分だけでなく、他者へと
投影されていくのを度々目にします。
フロイトの14の防衛機制で、
一番大事な「抑圧」。
無意識の意識化は、とても難しいことでしょうが、
長く生きていると、薄々と自分の認めたくない傾向が
見えてきて、いつしか、自分自身受容納得する時期が
来るかもしれません。
自分が怒り、他者を攻撃しているとしたら、
自分の欲求不満が、不安を通り越し、
怒りまでの感情に押し上げている事を認め、
受容していることから、まずは自問自答していかない限り、
ずっと、気に入らない人に攻撃を続けることになるやもしれません。
自分における抑圧を、素直に自問自答できるとしたら、
幸いな事でありましょう。
テキスト 生き甲斐の心理学 引用・参照
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