五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

勝手に想像する意味

2011年05月31日 | 第2章 五感と体感


幼い頃から「夢見る夢子さんは、まったくしょうがないわねぇ~」と母から言われながら育ちました。

想像したり、感じたり、空想したりすることは、自分自身の内側から勝手に湧きあがってくることなので、それを止めることは、自分を抑制することに繋がっていきます。

残念ながら、私が通った中学校では、目に見えない個性を理解しようとする先生に出会わなかったどころか、美術の先生でさえ個性を一律化しようとする傾向にあったので、大人になってから「中学生の頃、どうだった?」等と聞かれると、その頃の閉塞感が思い出され、陰鬱な気分になります。

子供の想像力は、親や周りの環境において学習した情報の中で「感じ取っていくもの」の自由さを大切にしていくと、それを基盤に想像力を伸ばしていくことができるように私は思っています。

いきなり、「想像してごらん?」と問いかけるよりも
「どう感じるか?」と問いかけたほうが、心の中に開放感が生まれてくるようです。その開放感が想像を生んでいきます。

一人の子供の心の自由さを受容する大人がひとりでも居たら、その子供は、自分の湧き出す想いに自信を持ち、信じる力を具えながら自分のやりたいことを掴んでいく努力ができるようになるように思います。

私の場合、自分の感性を信じるは出来ても、それを表現する媒体を探して長い間、精神的な放浪をしてきました。
心理療法の基礎を学ぶことによって、心と身体の成長時期に根本から否定的な評価をされてきたことが大きな要因だったことに気付きました。

子育てをしながら、自分自身も彷徨っていたことが理由で勉強を始めたわけです。

人生、何に出会うかわかりません。「これだ!」と思った心理学の先生の出会いから10年が過ぎ、現在、成長真っただ中の中学生&高校生と関わることができることは、「巡り巡って頂いたプレゼントかもしれない」と思っています。

四月、新入学、新学年からそろそろ三か月になります。いろいろな現象が家庭の中だけで治まりきれない状況になってくる時期でもあるようです。「母子だけで悩まず、誰かに助けを求める」ということを想像してみることも大事な想像力の一つだと思います。

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幸福感と細野晴臣さん

2011年05月30日 | 第2章 五感と体感
またテレビの話題で申し訳ありません。

昨晩、教育テレビに、元「はっぴいえんど」の、といっても解る人は少ないでしょうが、去年再結成?した「YMO」と云えば大抵の人が解ってくださる細野晴臣さんが出ていました。

自分のやりたい本当の音楽について、細野さんらしく、ゆるりとたおやかに語っていました。

商業ベースに乗ると、ひとつヒットを出せば、次はそれ以上を要求されていきます。
そのうち、自分は一体何がやりたいのか自問自答し始め、結局は、本来やりたかった自分のスタイルに戻っていきます。

大震災を経験し、異常な事態の中でこれからを生きなくてはならないと思った時、本当の幸福とは何かを考えざるを得なかった、とおっしゃっていました。

なんとなく私自身、細野さんの緩やかでありのままの旋律と空気感を求めていたら新アルバムが出て、早々に購入し梅雨入りの湿気の中でカラリとした気分を味わっていたところにタイミング良く番組が放映されたのは私にとってラッキーな出来事でした。私自身の幸福感は、朝起きて珈琲をマグカップで頂きながらパソコンに向かういつもの生活が毎日変わることなく繰り返されることから生まれてきます。

自分の部屋の汚い革張りのソファーにギターを持って座ることの幸福感を語られていた細野さんに身の丈の安定感を感じ、自分の幸福感が生まれる時の体感もそんな感じだな、と思いました。

いろいろな音楽ジャンルを聴いてきた人生で、ハマるというわけでもなく、でも、音作りのセンスに憧れながら、なんとなく自分の音楽歴には大切な存在な細野さんの音を改めて「好きだな」と意識しました。

音から見えてくる人間観と音から生まれる幸福感、音から蘇る記憶、安らぎ…

音から自分の遺伝的記憶の原型を探ることを無意識にしているのが、私の音楽歴でもあるかもしれません。

新アルバム、Hosonovaは緩やかで、若い頃とはちょっと違う声の厚みを愉しむことができます。

昔のアルバムPARAISOも、一緒に入手し、ゆるりと楽しんでいた矢先に、タイミング良くテレビに出てくるのは、戦略的と云えばそれまでですが、心地よさを頂き、幸福感を再確認できました。

自分の幸福感を大切にすると、自分のやりたいことが見えてくるのは本当だと思います。

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里山から湘南経由でやっぱり奈良

2011年05月29日 | 第2章 五感と体感


昨晩、夕食の片づけをしながら、里山特集のテレビ番組を見ました。

自然の中で、田畑を作り、集落をつくり、森や水と共存していく生活。

昔は、田んぼを見るとゲンゴロウやメダカ、カエルが当たり前のようにいました。澄んだ水辺に住んでいる生き物を眺めたくて、自転車飛ばして田んぼのあぜ道を走ったことが思い出されました。

小学生の頃住んでいた茅ヶ崎は、まだまだ田んぼや畑が広がっていました。

国道一号線から東海道線の線路を渡るところまでは商店街があり、松林の中に建つ家を眺めながらしばらく走ると海に着きました。

茅ヶ崎海岸は、サザンビーチで有名ですが、その前はパシフィックホテルがシンボルで、そこのボーリング場に行くことが、子供の私にはちょっとした変化のある楽しみでした。
確か、映画館が二つあり、さいか屋デパートが唯一の大きな建物で、洋食をオシャレ?に頂く「ルアン」というレストランがありました。

私が茅ヶ崎を離れる頃には、大型店が出来始め、茅ケ崎北口商店街の銀座通りは、だんだんと寂しくなっていったように記憶しています。

茅ケ崎という場所は、私のアイデンティティを育んだ場所であるという自負があります。

父の仕事の関係で、生まれてから7年間は関西に住み、基本的には父母の両親が住む東京を軸としながら湘南と横浜で暮らしてきたので、土地に根付くという概念に欠けているような気もしますが、それが無いがゆえに横浜に住み続けることに執着したように思います。

里山の四季折々の自然と気候と共に生きる体験が薄い自分は、ついつい「一番大事なこと以外」のことに囚われて生活しているのかもしれません。

結局、デラシネのようにいろいろな土地に住む経験をした私が到達したのは、揺るぎない魂の故郷を感じる場所を感じることを愉しむ事です。
二月堂から東大寺本殿の裏手、講堂の遺跡に繋がる路に不思議なリアルな体感を思い起こすような懐かしさを感じる事で、勝手に「東大寺」が自分の魂の故郷だと決めているわけです。

里山の風景をテレビで見ながら、やはり魂の故郷は、奈良だなぁ~と再確認した次第です。

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梅雨入りと掛け軸

2011年05月28日 | 悔いのない人生とは?


写真「数年前に仕立てた掛け軸。本紙は美術家の星野恵子さんの作品」(付け風帯です…風帯を付け合わせしている軸)

五月晴れは、どこに行っちゃったんでしょうね。

関東地方も早々に梅雨入りとなってしまいました。

じとじとした日々が7月過ぎまで続くことを覚悟しなくてはなりません。

これから二カ月近く、貴重な晴れの日を有効に使いたいものです。

本来なら作業を始めなくてはならない掛け軸の制作が先延ばしになっています。落ち着いて作業する日がなかなかとれず、来週こそは。。。と思っているうちに梅雨突入です。

木と紙と水の加減を見ながら作業していく表装作業は常に湿度を気にします。

水をたっぷり使う裏打ち作業の時は、雨の日だと湿りが塩梅良く入るので糊の付きが良く、裏打ちしたものを板から剥がす時は、湿度が低い方が仕上がりに張りが出ます。

幸い、これから裂地の裏打ちをまとめてしなくてはならないので、都合が良いと言えばそうなのですが、いつになったら湿度の低い、カラッとした日がやってくるのか、予定通りはいきそうにありません。

お天道様の機嫌を窺いながら、貴重なオフの日に表装作業ができることを祈りつつ、梅雨明けまでの期間を乗り切ろうと思います。

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疲労感を意識してみる

2011年05月27日 | 第2章 五感と体感


「写真:Parisパッサージュ巡り31」

東日本大震災から二ヶ月半が発ちました。

そして、新入学生、新入社員もそろそ4月のスタートから二カ月が経とうとしています。

色々と気を張ってきた心と身体が段々と緩んでくる時期でもありそうです。

張ってきた気が緩んでくると、身体症状も意識化できるようになってきそうです。

ここ数日の寒暖の差、低気圧も重なり、疲労感を感じている人も多いかもしれません。

中学生、高校生は、中間試験真っただ中のところもあるでしょう。

私自身、震災直後一週間、脳みそが硬直したような、茫然としたような身体感覚があり、その後、気を取り直して、自分のできること、すべきことを黙々とやってきました。連休に習い事の能の発表会があったため、仕事と練習に集中出来たのが、心身の健康を維持できた理由だったかもしれません。
先日、4日間、横浜から離れ、関西の勉強会に参加し、テレビもインターネットも新聞も無い生活をしました。そのお陰で、自分に溜まっていた疲労感が表出し、ウシガエルの鳴き声、森の木々の枝が擦れる音、葉が揺れる音を聞きながら心地良く眠ることができました。
その4日間に、「ああ~、私は疲れていたんだなぁ~」ということを初めて自覚したわけです。

学校の場合、6月くらいになると、段々と個人的な現象が現れ、傾向や様子が見えてきます。

家庭の中で何とか解決しようと頑張ってきたお母様も、身体症状に苦しんでいる子供もそろそろ何か次の手を打たなくてはならない時期でもあるかもしれません。

お母様も一人だけで悩まず、信用のおける人との出会いを求めて頂きたいと願います。

焦りながら一喜一憂するよりも、現状を受容しながら一喜一憂するほうが、効果はありそうです。

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身体的に理解するということ

2011年05月26日 | 第2章 五感と体感


写真:Parisパッサージュ巡り31


納得する

満足する

感謝する

そして、腑に落ちる。

「腑に落ちる」とは上手い表現です。ほんとうに納得した時、身体の中で満足感が湧いてくるのです。

習い事にしても然り。

勉強にしても然り。

悩みごとに関しても同じことが言えそうです。

悩みにしても、習い事にしても腑に落ちるまでのプロセスは人様々ですが、腑に落ちる体感は、腑に落ちた経験がある人であれば「うんうん、そうそう、わかるさかる!」ということになります。

自分自身の理想と現実のギャップの身体的感覚も覚えておくと、危険を免れるかもしれません。

「身体で覚える」のは、心の世界も同じことのように思います。

人は「心と体と魂」で成っているとすれば、それこそ腑に落ちるわけです。

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感謝と満足

2011年05月25日 | 第2章 五感と体感


(写真:Parisパッサージュ巡り30)

理想と現実のギャップが統合されていくと「感謝」と「満足」の感情が湧き出してきます。

この「感謝と満足」は、理想を叶えた喜びとはちょっと違うようです。

内から湧きあがる感謝と満足とは、一体、どんなものなのでしょうか。

ひとそれぞれの体感だからこそ、自分の感謝と喜びの統御感を意識しておきたいものです。

自分の統御感は、理想の領域とは違うところにあるように思います。

理想を叶えることは目的であって、統御感ではありません。

どんな時に感謝の想いが湧きだすのか・・・
どんな時に満足するのか・・・

どんな時に統御感を感じるのでしょう。

過去の感謝した経験、満足した経験を蘇らせてみると、その時の体感が昨日のことのように蘇ってきます。ちゃんと身体で覚えているのが不思議です。

それを自分の統御感のスケールとして大切にしておきたいものです。

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解釈を大事にすると

2011年05月24日 | 第2章 五感と体感


写真:Parisパッサージュ巡り29

「解釈が変わると世界が変わる」

だいたい30分くらいの会話で、大抵はその人の傾向が見えてきます。
「私とあなた」の関係において、「私」が発した言葉に対しての「あなた」の解釈に一定の傾向が見えてくると、「あなた」という他者の防衛機制が、じわじわと見えてくるのです。

その防衛機制をそのまま否定も肯定もせず、聴いていくと、「あなた」の理想と現実のギャップを感じ取ることができます。

その感じ取った「あなた」の感情に、否定も肯定もせず、寄り添うことができたら、「あなた」の感情に変化が表れてきます。

上記がすんなりといくわけではありませんが…

あたふたとしている感情、なにをどうしていいのかわからない感情、一体自分がどんな感情であるのかわからないという感情から喜怒哀楽という具体的な感情へと焦点付されていくようです。

自分の喜怒哀楽を自分自身が感じ取ることを意識することは、解釈を変えていく一歩かもしれません。

自分は喜んでいるのか。
自分は怒っているのか。
自分は哀しんでいるのか。
自分は楽しんでいるのか。



さて、「私」は、どんな感情で今この時を過ごしているのでしょう・・・?

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専門分野について

2011年05月23日 | 第2章 五感と体感


「写真:Parisパッサージュ巡り28」

毎日早朝に放送されているニッポン放送(ラジオ)の「心のともしび」で、長年原稿を書いている植村高雄氏が私の師匠です。

私にとって植村先生が師匠であり、スーパーバイザーであり、同時に共に活動するパートナーです。

師匠の専門は、日本では馴染みがあまりない「宗教心理学」です。

宗教心理学という学問は、人を何かに信じ込ませるのが目的ではありません。

何かを信じることによって見えてくるもの。
何かを信じることによって見えなくなるもの。

何かを信じないことによって見えてくるもの。
何かを信じないことによって見えなくなるもの。
 
上記を心理学の学問理論を通して解析していきます。そのためには、心理学・心理療法の理論と宗教や哲学、芸術、文学、民俗、民族など、世界中で人々が生み出していくものを学び、比較考察していく必要があります。

でも、一部の人を除き、私を含め、大抵の勉強仲間は、この学問に関して素人です。

文字だけ追うと難しいイメージがありますが、主体とするモチーフは「自分自身」です。

自分がどのような「環境」で生まれ育ち生活し、どのように「成育」してきたか。そして、どのような祖先から血を受け継いできたか・・・
そして、それらの条件で成っている自分は、身の回りに起こる現象についてどんな感情が湧き、どう解釈し、行動していくか…、つまり、自分自身を心理療法の理論を使い、諸々の学問で知識を得ながら、自分自身の成育史を理論武装していきます。

自分は、どこからやってきたのか?
自分とは何者か?

そして、
自分は何のために生きているのか?
自分の生き甲斐は何か?
自分の魂と心と身体を大切にしているか?

これらを自己に問いかけながら、自己の学びを深めていきます。

知を得ながら、自己を学ぶ、という表現が、解りやすい表現かもしれません。

昨日までの三日間、実に発展的な勉強会だったと思います。
今回は、Nさんが修士論文をお土産に携えてきてくださいました。勉強仲間の刺激剤となったことは確かのようです。
それぞれが、身の丈にあった学びをしながらも、時々こんなニュースがあることも、私の喜びのひとつです。

関西での勉強会は、関東に比べ多くはありませんが、中身はとても濃いものです。次回、秋に行われる勉強会で皆様におあいするのを目標に、精進していきたいと思います。

参加者の勉強仲間に心から感謝いたします。ありがとう~♡

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最悪のシュミレーション

2011年05月19日 | 第2章 五感と体感


「写真:Parisパッサージュ巡り27」

昨日のフォーカシングの続きです。

フォーカシングの行程の中で「自分の不安感についての最悪のシュミレーションは何ですか?」と問われる箇所があります。

最悪のシュミレーションを想像するのが怖いとか逃避したい場合は、避けたほうが良さそうです。

ただ、

この大震災でしみじみと感じていることなのですが、自分が自分が受け入れられないことであっても、最悪のシュミレーションを想定しておくと、現在の自分の心模様を整理して比較考察ができそうです。

原発について、今現在、最悪のシュミレーションを言語化する人が誰もいません。「どうなるかわからない・・・」と口々に発しています。
これでは、不安は増長するばかりです。

見えないもの、先が見えないものは、不安感を大きくしていきます。

最悪の事態とはこれです。と明言できると、自分の腹も括られます。

家財道具を携えて行く先の解らない旅をしているのと同じ感覚と似ているようにも私は思っています。

原発事故について誰も最悪のシュミレーションを言語化できないのであれば、自分の中で自分なりの最悪のシュミレーションを描いてみるのも良いかもしれません。

今現在、不安感が漂う中に居る自分を意識化している人と、意識化していない人とでは、現象の捉え方に違いがあるはずです。

現象の捉え方が違うというのは、現象に対して湧き出す感情とか考え方、行動が違うという意味です。

より良く生きていくために、フォーカシングは結構役に立ちます。

明日から宝塚勉強会で留守にします。週明けにブログを再開いたします。皆様、よき週末をお過ごしください。

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フォーカシング

2011年05月18日 | 第2章 五感と体感


「写真:Parisパッサージュ巡り26」

自分の悩みを人に言いたくないとか悩みがなんだかわからないけれど不安でしょうがない・・・という方には、フォーカシングという技法を使います。言語化が難しい子供と話をするときも、手がかりになることがあります。

ブログでは何度か書きましたが、再度書いてみます。

「フォーカシングでは、具体的なことは言語化しません。聴き手(リスナー)は、具体的なことを聞きません。」

フォーカシングの順番を記します。

1.悩み、不安なことはいくつあるか?

2.いくつかあるうちの不安をひとつだけ選ぶ

3.ひとつだけ選んだ悩みや不安なことの感情は?具体的に感情が解らなければ、「不安感」としておきます。

4.そのことに対して最悪のシュミレーションは?

5.ハッピーエンド、最高のシュミレーションは?

6.Acceptance…受け入れる、折り合いをつける、同意する(人によってニュアンスが違うかもしれません)

不安なこと、悩みを数えることだけでも、何かが意識化されることもありそうです。

不安なこと、悩み、苦しんでいること、、、いったいいくつあるでしょうか。
それを数えて数字にできる人、数えられない人、数えようと思うと逃げ出したくなる人等、数えようとするだけでいろいろな現象が起きてくるようです。

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幸福感と幸福の条件

2011年05月17日 | 第2章 五感と体感


「写真:Parisパッサージュ巡り25」

生まれてから今日までの成育史の中で育まれた「考え方」「価値観」「義務感」「湧きあがる感情の傾向」の中から、自分の「幸福の条件」のイメージが出来上がっていくようです。

現実の生活とはかけ離れた「幸福の条件」であったり、
現実の成育史を否定したいがための「幸福の条件」であったり、
今よりももっと良くなりたいという思いから湧き出す「幸福の条件」であったり、
何らかの防衛機制を克服するための「幸福の条件」であったり、といろいろです。

こうやってよくよく考えてみると、何らかの努力をしなくては「幸福の条件」を叶えることは難しいのです。

では、「幸福感」は、何でしょうか?

自分に負荷をかけず、負のストレスのない状態が幸福感であるように思います。ストレスを克服して自分にとって満足な結果が得られるのことも幸福感かもしれません。

さて、

自分の「幸福の条件」と「幸福感」のギャップはどのくらいあるのでしょうか…
そのギャップによるストレスの度合いはどんなものでしょう…

そのことを意識化することができると、頭の中で渦巻いている何かが紐解けるかもしれません。

幸福の条件に固執するあまり、幸福の条件が幸福感であると思い込んでいることも私自身時々あることです。

定期的に幸福の条件と幸福感をそれぞれ心の中で意識化することは、健全な現実吟味のひとつの方法のように思います。

昨日の第一回保護者勉強会は、3年目突入という事もあり、初回から信頼感の空気が漂っていたように思います。参加者の皆様に心から感謝しています。
ちなみに、上記の「幸福の条件」と「幸福感」は午後の部に問いかけたテーマです。
植村先生の講義を、解りやすい言葉でサポートしながら今年度も皆様と学び合っていく所存です。

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連休明けから二週目の月曜日

2011年05月15日 | 第2章 五感と体感
[写真:Parisパッサージュ巡り24]



↑「剣のディスプレイ!」



↑「熊のお人形の首が動くんです…」


連休の休みボケから抜け出して身体が平常へと馴染んできたような月曜日。

体調は整えられたでしょうか?

私自身の心身も、多少は整えられてきたようにも思います。
先週は、一気に仕事や用事をこなしたので、日曜日は少々疲れ気味でしたが、テレビドラマの「仁」をのんびりとアイロンかけしながら観て、時間をかけて湯船に浸かり、意識的にゆったりとした夜を過ごしたせいか、疲労感が抜けた朝を迎えました。

朝起た瞬間の自分の身体の様子を意識化してみると、一日の行動の予測も立てれらそうです。

週明けの朝は、自分の体調と向き合いながら、ゆるりとした気分から、だんだんと速度を上げていくのも良いかもしれません。

気候の良い時期だからこそ、体調管理を大切にしたいものです。

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疲労感のチェック

2011年05月14日 | 第2章 五感と体感


「写真:Parisパッサージュ巡り23 この路を渡ると、ホテルショパンのあるパッサージュに…」

連休が明け、自分のペースが通常に戻りかけたころに土曜日となりました。

今日明日は、体調を整えることを心がけようと思います。

自分の身体と心の状態を整えていくには、他人がどんなに心配して声を掛けてくれても、自分が管理するしか術はありません。

そのためには、平素の疲労感を意識しておくと、ストレスが大きい状態になった時に、自分の身体と心が慌てふためることを多少は防ぐことができるようです。

何時間睡眠を取ることが自分には必要なのか。
ストレスが強まると、身体のどこがヘンになる傾向があるのか。
どのように一日を過ごすと身体が休まるのか。
どんな食事が自分に合うのか。
このように、何気ない平素の自分を意識化しておくことも疲労感を回復する手助けになるようです。
意識しておくと、異常な事態になった時、自分の健康のために何が足りていないかが意識化できます。

休憩する時間が無い中でも不安感が治まらない時でも、必ず呼吸を整える時間くらいはあるはずです。

姿勢を正して息を吐いて吸うと、自分の身体の中に空気が広がり、自分の体調がなんとなく把握できます。
目の下が重たいな。。。
頭の後ろがずっと走っているような休まらない状態だな。。。
肩がバリバリだ。。。などなど。

常にある不安感、悩みごとを一旦自分のイメージする壺に入れて、息を吐いて吸う時間だけでも自分の内に留まることを習慣付けてみると、自分が今どのくらい疲労しているかを体感で確かめることができるのです。

心の中が不安でいっぱいの人にそれを伝えても聞いてはくださいませんが、不安でいっぱいいっぱいの人をどうしようか。。。と悩んでいる方がいらっしゃいましたら、10秒でも瞑目して息を吐いて吸う時間を一緒に持って頂けると良いかもしれません。

本州はまだ梅雨の前です。これからのジトジトした季節の前に、自分の体調を整えておきたいものです。

10秒でも「自分の内に留まる時間」が惜しいと思っている方ほど、要注意です。

(^^)/ お身体を大切に。

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何が不安なのか

2011年05月13日 | 第2章 五感と体感


「写真:Parisパッサージュ巡り22」

一つのことに固執し、悩みや不安の囚われから長い間解放されない人に時々出会います。

倫理道徳関係なく、ほんとうに言いたい相手に言うことの大切さをしみじみと感じる体験をしました。
聴いている私が解放された気持良さを体感しました。

「やってはいけないこと」
「言ってはいけないこと」
「思ってはいけないこと」

自分の内に広がる、不安感や怒りの中に、「~してはいけない」という思い込みがあるとしたら、それを思わせる防衛機制は何なのでしょう。

自分が倫理道徳だと思っていること。
自分が言ってはいけないと思っていること。
自分が思ってはいけないと思っていること。
・・・案外、それらの思いが自分の根本的な不安の核を覆い隠しているようにも思います。

そうはいっても、言語化は自分を健全にもすれば、不健全にもしていきます。
言ったばかりに、相手の襲撃に遭うことも避けなくてはなりません。
まずは、自分が言っても差支えない相手に倫理道徳を外した思いを語ってみることも必要です。
ほんとうに言いたい相手に言えないとしても、口に出した言葉は、心の中で繰り返す思いとは違うのです。

言いたい事が言えないと、モヤモヤ、イライラ、、、そして、同じようなストレスの状態がグルグルと続くようです。

来週から保護者勉強会が始まります。今年で3年目。3月11日の大震災の影響で昨年度は最終日を中止にせざる得ませんでした。リピーターの方々の和んだ空気と共に信頼関係を築きながら、自己と向き合う温かい時間を過ごして頂きたいと思います。

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