五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

モンマルトル Montmartre

2019年01月28日 | 第2章 五感と体感
モンマルトル Montmartre 


モンマルトルの丘に30年ほど住んでいる友人のアパートに5日間居候。
泊まらせていただくのは初めてだったので、
以前から写真に残しておきたいと思っていた階段を撮ることができました。

















この界隈は、文化財保護地区となっているので、最低限の手直ししをながら、
敢えて不便な生活を楽しむのが、
この界隈の流儀だそうです。
でも、段々と便利な暮らしを求めて郊外に住む人も増え、
アトリエや事務所、店舗、別荘として使う持ち主がほとんどとなり、
住む人が少なくなってきたそうです。




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「生き甲斐の心理学」

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2019年2月5日  鎌倉腰越勉強会

2019年2月19日 武蔵小金井勉強会

つつじが丘から会場が武蔵小金井に変わりました。
桜町病院の修道院が会場となります。

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2019年 1月18日  13:30~15:30雪谷校
2019年1月25日   10:30~12:30たまプラーザ校
    

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サグラダファミリア SAGRADA FAMILIA

2019年01月24日 | 第2章 五感と体感



サグラダファミリア(聖家族教会) Spain

エレベーターで昇り、バルセロナの街をぐるりと望み、
樹木である聖堂の柱は、屋根抜けると実を結び、
ぐんぐん伸びる、イエスの塔は、ただ今、三分の一ぐらいの高さまで据えられ、
ガウディがイメージしたサグダラファミリアの全体像が
モンセラートであることを知ると
聖堂のイエス像が、パラソルで降りてくることも
自然と納得できるのです。



地下鉄サグラダファミリア駅


ホテルの屋上から望む


パラソルのイエス


樹木を見上げると、人もあらゆる生物と同等であることを思い知らされます。

エレベーターで塔を昇ると、

このような風景が見渡せます。
上を向くと、


果実が盛り盛り


生きとし生けるものの一人として、自分の小ささを改めて思いつつ、
それでも、「何か」と「誰か」と繋がっていくことが、
大成へと繋がるやもしれないという可能性を楽しみながら、
自分の命を活かしていくことが、命の使命なのだな、という、
確信めいた希望を抱きつつ、
小さき仕事を蟻の手のようにコツコツやっていくのが、
私の身の丈でありましょう。


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生きとし生けるもの

2019年01月21日 | 第2章 五感と体感

photo Todaiji nara

生きとし生けるもの    2019年1月21日

生きとし生けるものが、阻まれることなく
嫋やかな稜線を描くように生きることができたら
こんな幸せな事はないであろうと、

昨年亡くなられた作家石牟礼道子さんが書かれた
謡曲「沖宮」について、
生前の石牟礼さんを追った番組を拝見しました。
石牟礼さんと親交を育まれた染色家の志村ふくみさんに
装束の織物を依頼した背景を知るに、
嫋やかな人生を歩んで来られたお二人の剛健さに
鋼のような意思と、阿弥陀様のような慈悲の二極を同時に感じ、
同じ時代に生きてこられたお二人の共時性を感じ取りながら、
チケットが取れずに、泣く泣く諦めた能の舞台を
番組の中で垣間見させていただきました。

昨年暮れにスペインでガウディに触れ、
サグダラファミリアに籠められた
生きとし生けるもの、森羅万象を
かけがえのないものとして表現し、
地に這うムカデから飛び立つ鳥、
枝葉を広げる木々に実る豊かな果実、
そして、花弁を広げる花々、
それらのものすべてを一つの聖堂に表現し、
それらの生きとし生けるもの全てが愛であり、
愛はそれらに含まれることを、
改めて体感した私の体験と沖宮の意思に
共通した矛先があるように思い、
ここ一か月の経験により、
2019年以降の私の矛先でもあるように思うように
なってきました。
鋼のような意思が生み出す嫋やかな稜線は、
いかなる形で表現されようとするのかは、
生き続けて行かなくてはさっぱりわかりませんが、
石牟礼さんの「道行きのはじまり」で橋掛かりを去る
能に登場する天草四郎とあやに
すっかり感情移入してしまった自分に、
舞台を直に見ていたら、
号泣だったな、、、、と、思うのでありました。

この新作能「沖宮」と金剛流とのご縁が、
益々、愛おしく思えた理由であることも
重々承知の上ですが、
やはり、
再演を願いたいと強く思いました。

個人的にも謡本を手にして、
謡いたいです。



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見守る心

2019年01月19日 | 第2章 五感と体感

モンセラートの黒い聖母子像 spain


見守る心           2019年1月19日

今日明日は、センター試験。
来年で、今までの試験の仕方が終了するということで、
平成の元号と同じく、
一つの時代が納まるのかな、とも思います。
私個人としては、平成時代に子育てを含めて
今まで経験してこなかった社会に
一歩踏み出して、駆け抜けてきたのが
「平成」であったと認識しています。

とはいえ、時代が一括りついたとしても、
私自身の生活が一変するわけではありません。
ただし、今までは社会の中にどっぷり浸かり行動してきた生活から、
少しばかり俯瞰する位置に留まり、
世間を見守る生活へとギアチェンジする時期への
助走期間となりそうです

自分が健やかに自分の事を吟味できる期間が
どのくらいあるかは分かりませんが、
自分が動けなくなることをイメージしてみると、
それまでに、学ぶことが
まだまだ、たくさんあるのです。

今持っている自分の力を信じて、
そうはあっても、それに縛られず、
自在に心が動くよう、自分を見守る余裕を
育んでいきたいものです。

他者を見守る心も大事ですが、
自分を見守る心は、
自分自身の「他者受容自己受容の状態」
においての賜物であるように、思うのです。

まずは、御身を大切に。




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大寒

2019年01月16日 | 第2章 五感と体感

photo Nara Todaiji 東大寺


二十日頃は、大寒です。
一年のうちで、一番寒い頃です。

年明けから風邪やインフルエンザになっている人が周囲に多く、
うがいと手洗いを普段の数倍気を使って実行中です。

成人式が終わると、センター試験。
24節気72候もそろそろ終盤に入り、
「立春」が間近になってきました。

気候で巡る一年を締め括る頃でもあります。
私の場合、旧暦の一年間を中心に捉えたほうが、
体感的にも自然体に過ごせるように思います。

2月4日に立春を迎えてもまだ寒さは続き、3月に入ると奈良の東大寺ではお水取りが行われます。
春はそのあたりから体感的に感ぜられるようになってきます。
それまでの寒い季節、
身体を温めて、体温を低くしないよう心掛けて、
免疫力を高めていきたいものです。

受験生の皆さま、身体を温めて、栄養を摂取して、睡眠も充分とって、
乗り切っていただきたいものです。


東大寺二月堂から生駒山の夕日を眺める





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成人の日

2019年01月14日 | 第2章 五感と体感

写真は奈良興福寺・・・・・


成人の日        2019年1月14日

現在の日本では20歳で成人式を迎えます。
18歳を過ぎると、法律的には「児童」から切り離され、
20歳になると未成年から成年へと切り替わるので、
法的には18歳から成年とみなしたほうが、
足並みが揃うようにも思います。
とはいえ、18歳は高校卒業の年であり、
受験真っただ中という現実もあり、
成人を祝う気分にはなれないのは理解できます。

18歳から20歳までの大人のような
子供のような時期を経てから二十歳で成人式を迎える事は、
多少の助走期間が含まれているので、
却って好ましい事なのかもしれません。

前置きが長くなりましたが、
今日の日に成人式を迎えるみなさま、
おめでとうございます。

20歳までの生育史を振り返ると、
きっと、色々な経験を思い出されることでしょう。
ご自分の考え方や感情の湧き出し方から、
ご自身の傾向や性格が固定化されてきた時期でもあると思います。
とはいえ、これから本格的に社会との関りを経験しだすと、
自分自身が育んできた概念ややり方では、
上手くいかないことも経験していく事と思います。
社会に船出すると、自分自身の傾向を振り返り、
切り替えていくタイミングを自分自身で図っていかなくては、
タイミングを外して体調を崩したりしていきます。
勉強したり、技術を体得していくと同時に、
自分の心と身体と魂を吟味できるような力も
育んでいくことができると、
一層人生を楽しむことができるようになるやもしれません。
壁にぶつかったときは、
自分の生命を大事にしつつ、
壁を超えるための思索する時間を持っていただきたいと思うのです。
自分が早急に出す答えに、
多少の疑問を持つことも成人の余裕でありましょう。

素敵な成人の日でありますよう、
陰ながらお祝いのお祈りをさせていただきます。



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モンセラート エスパーニャの旅から

2019年01月11日 | 第2章 五感と体感
モンセラート

「デジデリウム」(見神欲)という用語を思い出す山モンセラートは、
スペイン バルセロナから北西に電車で一時間ほどに位置しています。





街中を抜けると、荒野のような土地が続き、忽然と見えてくる不気味な形の山が、
モンセラートです。
日本でいえば、長野の戸隠山、広島秋の宮島の弥山(みせん)にも似たような山の形状でもあり、

電車の窓から遠くに見えてくるモンセラートの山は、いかにも何かが宿っていそうな、
畏怖を感じます。


スペインを舞台にしたダンブラウンの小説は、まさにこのモンセラートから始まります。

11世紀に羊飼いの子供がこの山の洞窟で黒い聖母子像を見つけて以降、聖地となります。



フランコ政権時代はカトリック教会は迫害にも遭い、村の人々が頑なに守り通した
黒い聖母子像は、現在は再建した聖堂の二階正面に安置されています。



30分ほど並び、このマリア像が持つ球に手を当てさせていただきました。

廃仏毀釈で仏像が捨てられた明治時代、宇陀の民家で見つかった阿修羅像を思い出し、
人々がデジデリウムを拒否することは、
却って人の内に秘めている宇宙コスモスがビッグバンを引き起こす引き金になることを
改めて、考えさせられました。

天岩戸の前で頭(こうべ)を垂れるのは、人間の自然な姿でありますとも。



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Spainでの交流

2019年01月06日 | 第2章 五感と体感

SUMIE KAKEMONO

スペイン サラゴサにて1月19日まで開催されている墨絵・掛物展の展示の為、
日本で制作した掛け軸を届けて参りました。

Zaragozaで墨絵を描いている方々の作品を掛け軸にし、日本でも「江戸表具を愛する会」の
作品展で発表してきましたが、三年間の成果を一気に展示する企画がZaragozaで墨絵教室を
主宰しているアーティスト藤村久美子さんが実現されました。

墨絵を描くことを楽しんでいらっしゃる皆様の
描く事への意欲と真剣さをを知り、
喜びと感謝でいっぱいです。

サラゴサの皆さま、ありがとうございました。



暫くblogをお休みしていましたので、
取り急ぎ、ご報告とさせていただきます。

2019年が始まり、そろそろ一週間が経ちます。

昨日は初仕事と能の謡初め&新年会でした。
やりたいことができることは、ほんとうに幸せな事だと思います。

今年は、「自分の望んだことは実現していく」事を、心に留めて、
昨年同様丁寧な生活を意識していきたいものです。


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