五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

目を閉じる余裕

2016年06月29日 | 第2章 五感と体感
目を閉じる余裕2016年6月29日

先日、
「ストレスを和らげるためには10分間、静かに目を瞑ると良い。」というアドバイスから始まり、ストレスと向き合う方法のテレビ番組を見ました。

大変勉強になりましたが、
いやいや、、、日中に10分間も目を瞑る心の余裕がある人は、そんなにストレスに苛まれていないかな、、、という思いも湧きました。
心も体も疲弊した状態だと、1分間でも目を瞑る余裕を自分に与えられない人の方が多い様に思ったからです。
大抵、瞑目を薦めても「10分間も目を瞑る暇なんて無いし、そんな余裕は無い」と云われます。

1分間でも瞑目できたら、自分の状態を自ら意識して、その状態を受容できつつあることの証しでありましょう。
囚われていることに心が奪われていると、自分が疲れている事を意識化できないようです。身体症状に表れて、初めて自分の状態に気付く人も私を含めて多い様に思います。

私も然り、
昨日、一つの仕事が一段落したので久しぶりに太極拳をする気持ちが湧きました。
仕事と仕事の合間に、ぽっと空いた心の余裕をキャッチして、ゆるりと太極拳をすると、呼吸も深くなり心身に統御感を感じるようになるのです。
とりあえず、朝は毎日スワイショウをして、身心整える事から始めてはいますが、およそ6,7分(私の場合)の24式太極拳をする余裕すらなかったことになります。

「日中に1分間の瞑目ができるか否か?」
これを自問するだけでも立派なストレスチェックであるかもしれません。

6月30日は夏越(なごし)の祓い。神社の茅の輪を潜り、一年の半分を禊ぎ祓い身を清めるのも良いですね。和菓子の水無月も頂いて。。。

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7月5日12時半~7月9日
京橋:メゾンドネコでの個展もいよいよです。
京橋1-6-14佐伯ビル2階
(ビルの谷間の細い路地に建つ木造一軒家で、タビとトラという猫にも会えます。)
江戸表具を愛する会に出品した作品とはがらりと雰囲気が変わります。
コラボ出展者の作家の皆様の作品も魅力的です。

ご来場お待ちしています。

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「江戸表具を愛する会」終了

2016年06月27日 | 第2章 五感と体感
「江戸表具を愛する会」終了2016年6月27日

世田谷美術館 区民ギャラリーでの「江戸表具を愛する会」は大好評の内に終了致しました。
ご来場くださり、ありがとうございました。

会期中は、出品作品の技術やエピソード一つ一つを聞いたり学んだりし、出会いや久しい再会もあり、大変充実した作品展でした。
この会のお仲間に入れて頂き、早8年。制作だけでなく過ごす時を楽しむ心を大切にしているメンバー皆さんのお人柄にも惹かれます。
表装は、心が浮足立っていると出来るものではありませんが、逆に作業をしていると心が鎮まることもありそうです。多くの仕事をこなしながら制作することで諸々なバランスを取っているということも云えそうです。
区民ギャラリーのお隣さんのグループは帆船制作グループでした。制作に数十年かけている人もいらっしゃるそうです。物作りに夢中になる気持ちが良く理解できる者同士の会話も弾みました。
スペインコラボの反響も良く、次回の世田谷美術館でも継続できそうです。

次回は東銀座のプロムナードギャラリーです。10月15日土曜日から一か月ほどの展示となります。

この場を借りまして、ご来場くださった皆様とメンバーの皆様に感謝とお礼を申し上げます。

7月5日12時半~7月9日17時まで
京橋:メゾンドネコでの個展もいよいよです。
京橋1-6-14佐伯ビル2階
(ビルの谷間の細い路地に建つ木造一軒家で、タビとトラという猫にも会えます。)
江戸表具を愛する会に出品した作品とはがらりと雰囲気が変わります。
コラボ出展者の作家の皆様の作品も魅力的です。

ご来場お待ちしています。

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本日最終日の江戸表具を愛する会

2016年06月26日 | 第2章 五感と体感
本日最終日の江戸表具を愛する会2016年6月26日

梅雨の真っただ中、土砂降りの搬入から始まり、期間中は梅雨らしいお天気が続いていますが、多くの人にご来場いただき、お陰さまで毎日楽しく勉強させていただいております。

世田谷美術館の企画展が開催されていない準備期間中にも関わらず、作品展来場者が多い事に、近隣の方々がいかにこの美術館に慣れ親しんでいるかを感じます。

今日は、最終日で、17時から搬出作業に入ります。

フレンチレストランは通常営業しており、
セタビカフェの土日20食限定の蕎麦粉のガレットは、お勧めです。

今回も江戸表具メンバーの皆様の作品から学ぶ事が多く、新たなイメージも湧いていますし、今まで制作してこなかったものに挑戦したくもなり、新たな作品に手を付けたくなっています。
手間暇かかる事が達成感に繋がる事は、人間の本質なんだろうな、とも思います。

掛け軸や屏風に額装、和綴じ本、巻子、行燈等々。。。。
日本の手仕事は、魅力的です。


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作品展のお知らせ

6月21日(火)から26日(日)
世田谷美術館 区民ギャラリーにて 「江戸表具を愛する会」

私の表装個展:
7月5日(火)から9日(土)12時半~19時半
京橋 メゾンドネコ


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心落ち着くコツ

2016年06月25日 | 第2章 五感と体感
心落ち着くコツ2016年6月25日

心落ち着くコツは人によって、さまざまでありましょう。
「ざわざわと心が落ち着かない状態だなぁ。。。私はいつもこんな状態だなぁ」と、思っていても案外自分を落ち着かせる行動に出ていたりしているようです。
自分の身心の状態は、自分でしか解らないものです。他者から見て解るようであれば、それは余程の症状に出ているという事でありそうです。

自分のストレスの状態をどこまで自分自身で治める事ができているかを意識しつつ、どのくらいのあたりで人に話したり、何かの行動に出たりするか、自分の傾向を知っておくと良いかもしれません。

口に出さなくても、憮然としている表情が出ていれば、身近な他者はたいてい察しますが、ギリギリまで自分で我慢し限界を越えてしまったら、きっと身体症状に出てしまうでしょう。
自分の感情に幸福感をもたらす方法を自らが解っていると、自分を追い込まず、重い身体症状までにならずに済むかもしれません。

一瞬の幸福感であろうと、その感情を体感しただけで、自分の身体に巡る幸福がストレスを軽減してくれることもあるようですし、解釈が明るい方向に向かうこともあるのです。

街の中の光景や、電車から見える風景、平素聴く音楽や、ランチで何を食べるか、どんな服を着て出かけるか、日常のちょっとした幸福感を意識してみると、案外自分を心落ち着かせる方法をよく解っている事に気付いたりします。

他者のコツを教えてもらうより、自分自身の個性から自ら見出しているコツを大切にしたいものです。

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作品展のお知らせ

6月21日(火)から26日(日)
世田谷美術館 区民ギャラリーにて 「江戸表具を愛する会」

私の表装個展:
7月5日(火)から9日(土)12時半~19時半
京橋 メゾンドネコ


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夏至を祝う

2016年06月24日 | 第1章 意識と知覚
夏至を祝う2016年6月24日

今年の夏至は6月21日でした。
江戸表具を愛する会も21日からでしたが、搬入時間は土砂降りの雨。こんな雨の搬入は初めてでしたが、午後になるとそれまでの土砂降りが嘘のように晴れました。
世田谷美術館は砧公園にあるので、最寄りの用賀駅からは遠く、少々不便な場所です。でも、環状八号線沿いであるため車で来ると便利な場所でもあるのです。私は、横目で悠々とした多摩川を眺めながら運転するのが大好きなので、第三京浜を使わず、のんびりと多摩川の土手多摩堤通りを走って美術館通いをしています。
22日も午前中は雨。時間を追うごとに雨が上がり、曇りではありましたが、明るい夏至翌日の日暮れをのんびりと走って家路に着きました。

一年で一番日の長い日であると同時に、冬至から日が延び、頂点に達し、夏至を境に冬至に向かって日が短くなっていくのです。
当たり前の事のようですが、よくよく考えてみるとこの地球の規則的動きが、奇跡に思えてきます。

奇跡的な規則性で宇宙に存在している事を意識すると、自分自身も奇跡の一つの存在であるような心持になります。

人が生きて、死んでゆくことの意味を考えるために、宇宙は人に考える力を与えたのかもしれません。不思議な事ですが、思考を巡らして自在に行動する生き物が何種類も存在していたら、きっと地球はとうに滅亡していたようにも思います。

何故自ら死んではいけないのか。
自分は何のために生きているのか。
最近、私の周囲の若い人々にこんな話題が同時多発的に起こっています。時期的な共時性ということでしょうか。
そんなことを考えている10代の人々と語り合う機会を頂いている事も何かの縁です。夏至のあたりに相応しい自問自答でもありましょう。
「思索する知恵を与えられた人に生まれたことに意味を求める事」自体に意味がある事を共に考えていく事ができれば、きっと私も何かの役に立てるのでは?と思っています。

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作品展のお知らせ

6月21日(火)から26日(日)
世田谷美術館 区民ギャラリーにて 「江戸表具を愛する会」

私の表装個展:
7月5日(火)から9日(土)12時半~19時半
京橋 メゾンドネコ


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江戸表具を愛する会作品展

2016年06月21日 | 悔いのない人生とは?
江戸表具を愛する会作品展2016年6月21日

世田谷美術館区民ギャラリーにて
江戸表具を愛する会の作品展
21日火曜日13時~26日日曜日17時まで
開館時間は、10時~18時

私の在廊日は、
21日火曜日13時~
22日水曜日11時~
25日土曜日13時~
26日日曜日10時~
いずれも最終18時まで居ります。

今回の作品展は、組子を使った作品やスペイン・アラゴン日本文化協会主宰者藤村久美子さんと藤村さんが指導する墨絵教室のスペイン人の皆さんの作品を表装しお披露目も致します。
盛り沢山なテーマで開催です。

今回の会期中は、世田谷美術館の企画展が行われていませんが、レストランは営業しています。
梅雨の中、砧公園の緑を楽しみながら、ぜひ、お越しくださいませ。

お待ちしています。

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作品展のお知らせ

6月21日(火)から26日(日)
世田谷美術館 区民ギャラリーにて 「江戸表具を愛する会」

私の表装個展:
7月5日(火)から9日(土)12時半~19時半
京橋 メゾンドネコ


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役割を整理すると

2016年06月16日 | 第1章 意識と知覚
役割を整理すると2016年6月16日

6月21日から世田谷美術館区民ギャラリーで始まる「江戸表具を愛する会」の作品は、あと一幅の仕上げで出品作品が完了です。
7月5日からの個展は、張り込んだ掛け軸を仕上げるばかりですが、数を数えるとぎょっとするので、ともかく作業日は集中するのみです。
表装は、好きこそものの上手なれ、、、という言葉を信じて手を動かしています。表装との付き合いは20年はとうに過ぎ、多分今年で22年目のはずです。
かといって、奉公や内弟子になって、徹底的に修業してきたわけではないので、師匠に指導していただきながら、親離れできず今日に至っています。

どの世界も同じでありましょうが、自分の役割は時を重ねるごとに変化していきます。
変化の中で、自分に課せられた一つの役割が終わり、次の役割が新たに生まれる事は、自分の生き甲斐にも繋がります。

子育ても然りのように思います。
我が子との関わりは、自己の投影とも関係しています。
子供が大きくなればなるほど、自分が育ててきた故の結果を見せつけられることに納得したりします。
人間はいつでも成長期のように思いますが、自分の問題を子供で叶えようと思えば思うほど、つまり、自分の理想を子供で解決しようと思えば思うほど、互いのストレスが深くなっていくようです。
自他混合せず、「私とあなた」が別の人間であることを時々は意識したいものです。自分の理想を子に託す事に固執してしまうと、返って自分の理想から程遠くなっていくほうが多いように思います。
少しの間立ち止まり、自分の役割を今一度自問自答してみると、偽りでは無い本当の役割が見えてくるのも人の特徴であるかもしれません。
人は誰しも考えて行動する特徴があることを忘れてはなりませぬな。。。

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作品展のお知らせ

6月21日(火)から26日(日)
世田谷美術館 区民ギャラリーにて 「江戸表具を愛する会」

私の表装個展:
7月5日(火)から9日(土)12時半~19時半
京橋 メゾンドネコ


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国吉康雄と藤田嗣治

2016年06月15日 | 第2章 五感と体感
国吉康雄と藤田嗣治2016年6月14日

横浜そごう美術館で行われている国吉康雄展を観ました。
1975年の展覧会以来、41年ぶりの再会です。

1889年、岡山県で生まれた国吉康雄は、10代でアメリカに渡ります。そこで絵画を学び、第二次世界大戦中もアメリカに住み、63歳で生涯を閉じます。

フランスで認められた藤田嗣治は、第二次世界大戦中は日本に帰国し、従軍画家として作品を描きます。
国吉は、戦争中アメリカ側の立場に立ちますが、最後まで市民権は得られませんでした。
それぞれの考え方の相違ゆえ、二人は対立したそうですが、二人とも互いが生き抜く場所で名声を得ながらもデラシネ的な孤独に苛まれたままこの世を去ります。

藤田は、戦時中アンダーグランドの活動をした芸術家達からの批判を浴び、フランスに戻り、カトリックの洗礼を授かり、自分の聖堂を建て、描いて、そこに眠ります。
胃癌を患った国吉の最期の言葉は、アメリカ人の妻に向けて「市民権は得られたか?」だったそうです。

それぞれ、他国に赴き、芸術家として大成したであろう二人の芸術家の心中を思う視点で、国吉の作品を観ました。

戦争中に従軍画家を拒否した私の祖父は、伊東の別荘に疎開し、近所中から国賊と言われながら、舞台芸術家の支援も行っていたようですが、結局、どちらを選択しようが、芸術には変わりないのです。
「表現する」ということは、そういうことなのです。
これらのこと思索することは、この時代だからこそ達観的にできるのであり、ようやくそういう時代になったのだと思います。

二人の画家のオムニバス映画なんぞを撮る映画監督はいらっしゃらないかしら?きっと面白い映画が取れるのでは?

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作品展のお知らせ

6月21日(火)から26日(日)
世田谷美術館 区民ギャラリーにて 「江戸表具を愛する会」

私の表装個展:
7月5日(火)から9日(土)12時半~19時半
京橋 メゾンドネコ


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次はどうする?

2016年06月13日 | 第2章 五感と体感
次はどうする?2016年6月13日

6月21日火曜日から26日日曜日:世田谷美術館区民ギャラリーにおいて「江戸表具を愛する会」作品展です。
7月5日からは京橋 メゾンドネコにて作品展が続きます。
ここ数カ月、家に居る日はすべて制作に費やしています。
ほんとうに表装は手間がかかると、改めて痛感しながら手を動かしています。
でも、ちょっとでも気を緩めると、うっかりなミスをしでかしてしまうので、この2か月ぐらいは、寝ても覚めても頭の中は表装でいっぱいです。
江戸表具を愛する会に出品する作品は、一幅の仕上げを残すばかりまでとなり、京橋での作品展については、ほぼ、仕上げの段階に入りました。
作品のしつらえに一番時間がかかり、それが、とても優美で楽しい時間なのですが、固定化された作業が段々と落ち着いてくると、もう次の作品展のイメージが湧いてきます。
きっと、これだから表装をやめられないのだと思います。
こういうのがやりたい、ああいうのがやりたい。。。
うーん、そのためには、やっぱり自分で作品を描くか。。。
いやいや、ほんとは、いまやりたいのは、石なのよ。。。大きな石を割りたい。。。
そんな妄想をしながら、それでも和紙と裂と木材と戯れている自分がいるのです。
次の妄想が湧いてくると、たいてい、制作の終点が見えてきた証拠となります。

そして、大抵、制作に長期間費やしたり、勉強会が重なったりすると、その何倍も吸収するものが必要になります。
次は、どんな作品を作るか。。。きっと、また、変化してゆくのだろうな、と、思います。

とはいえ、仮張り板に貼ったばかりの掛け軸達を先ずは仕上げないと。。。(笑)

とりあえずは、7月の関西行きで、祇園後祭りのそぞろ歩きを目標に、もう少し気張ります。

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作品展のお知らせ

6月21日(火)から26日(日)
世田谷美術館 区民ギャラリーにて 「江戸表具を愛する会」

私の表装個展:
7月5日(火)から9日(土)12時半~19時半
京橋 メゾンドネコ


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大河の一粒

2016年06月12日 | 第2章 五感と体感
大河の一粒2016年6月12日

家に居る時は、FMラジオJWAVEを聴きながら仕事をしています。開局以来ずっと聴き続けているため、他の周波数を聞くとしっくりしないので、ナビゲーターが「若すぎ~!青い~!」と、思うときもありつつ、寛容の心でラジオを楽しんでいます。
最近、桑田さんの新曲、「大河の一滴」が流れるようになり、昭和のノスタルジーを感じているのですが、大河の一滴といえば、五木寛之の本だ、、と、ぼんやり思い出していたら、やはり、この本のタイトルから頂戴しているとのこと。

「大河の一滴」がいつの本だったか、調べてみると20年ぐらい前の出版です。
その頃には、私自身五木文学は卒業していたので、五木寛之が古寺巡礼や精神性について書き始めてからは読んでいません。
でも、「青春の門」や「青年は荒野を目指す」等の、青春の振り子の様な内容の小説は、夢中になって読みました。

「懐かしいなぁ~」
そんな思いが湧いてきます。

五木寛之が「大河の一滴」ならば、私は、やっぱり「大河の一粒」なのです。

ガンジス河の大河を流している砂の一粒一粒は、尊い一粒です。水の一滴もさることながら、砂の一粒無くては水は流れません。一粒一粒が互いに繋がる連鎖にインドの諺になる深い所以があるのでしょう。

今や、青春の振り子の様な小説よりも、大河の一滴のほうが自分に相応しいかな、と。
本を一冊持って、吉野の山奥に籠りたい情動を抑えながら、今日も制作の一日となりそうです。
梅雨の高湿度までにするべき作業を優先です。


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6月21日(火)から26日(日)
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カタツムリ

2016年06月11日 | 第2章 五感と体感
カタツムリ2016年6月11日

鎌倉の知人宅の狸は、敷地の山のどこかに住処を見つけたらしく、そのせいかリスの姿は見えません。
江ノ島と富士山を望むお宅の山道には紫陽花の花が咲き出しました。この週末あたりから鎌倉のお花見で大混雑となりそうですね。

極楽寺駅近くの成就院の名物参道は、整備のため今年は歩く事ができないので、きっと北鎌倉にお花見客が集中しそうです。

横浜の我が家周辺は古い住宅地ですが、段々と世代が入れ換わり、土地が分割されて家が余裕なく立ち並んでいます。
そんな状況でも、先日にはガマガエルが歩道を歩いていましたし、一昨日にはカタツムリに会いました。
私の横を歩いていた保育園に向かう父子のお父さんが最初に見つけ、3歳ぐらいの息子が「うわぁ~かたつむりだぁ~」と、目を輝かせてしげしげと眺めていました。
出勤途中の慌ただしい時間に、心緩む光景でした。

梅雨に入りましたが、雨降らず、我が家の庭にはカタツムリは未だ登場していません。
新緑の庭から夏の庭に様変わり。
湿気は苦手ですが、雨さえ降らなければ、家に居る分には汗をかくことも無く良い塩梅の空気感です。

週末は二つの展覧会の制作です。まだまだやらねばならない作業がたくさんありますが、湿度と上手に付き合いながら進めてゆきたいものです。


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自然な流れ

2016年06月10日 | 第2章 五感と体感
自然な流れ2016年6月10日

生まれてから今日までの自分の考え方や感情の湧き出し方は、長年培われてきているものなので、理想の考え方を叶えようと思っても、なかなか修正できるものではありません。

理想は持っていても、理想に向かおうとすればするほど、自分の感情に違和感を持ったり、叶えられない事で怒りの感情が強く湧いていれば、たぶん、それは自分の中にある「理想と現実のギャップによる不安感」と言う事ができそうです。

他者の育ち方を真似しようと思ったところで、他の育てられ方が解るはずも無く、理想通り叶うということは、そうそうあることではなさそうです。

他者の思考と感情と行動を無理やり変えようと思っても、難しいものです。

自分を棚に上げ、無理やりな要求をすれば、他者はますます混乱していきます。

そんなときに、自己受容という用語が浮かぶのですが、この言葉は決して自分を「撫でる」用語ではないのです。

「自分は、孤独なんだ。。。」「自分は、自己評価が低いんだ。。。」「不安なんだ。。。」
というような、自分の状態が自分の本音の感情である事を自らがすとんと受け容れて初めて自己受容の体感と言う事ができるようです。
その「すとんと落ちた感覚」を持つと、案外、自分の解釈している状態から、問題は解決せずとも解放されたような気分になってゆくのです。

「腑に落ちる」
こんな感じでしょうか。

自分の内にある自然な流れの中で、上手に生きていくには、時々腑に落ちる自分を体験する必要があるかもしれません。何度か体験しながら、自ずから自分らしい道が見えてくるようにも思います。

「自分の内にある答えを信じること」と「自然な流れに身を委ねること」は、自らしか感じ得ない体感的な答えであるようにも感じます。

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祖父の絵

2016年06月08日 | 第2章 五感と体感
祖父の絵2016年6月8日

「愛あるところに神在り」のタイトルの絵を観た時に、当時小学生か中学生の私は、思わず絵の前で立ちすくんだ記憶が鮮明に残っています。都立美術館の第一美術協会展です。

余市高校の美術教員をしていた母方祖父は、定年退職後、家族を引き連れて東京に居を移します。高円寺に住み、そこで画塾を経営しながら生涯を閉じるわけですが、ともかく人の出入りの多い家でした。
一階は居住のためのスペースで二階は四畳半の小さな洗面台付の下宿用の2部屋とアトリエがあり、無口な私は、祖父のアトリエで、膠を湯煎するのを手伝ったり、塾生の人たちに混じって絵を描くのが至福の喜びでした。
小学二年生のころから茅ヶ崎の自宅から東海道線と中央線に揺られて一人で高円寺に通っていました。独りふらりが好きな子供でした。

同じく画家の父方祖父とは、旧知の親友で、戦前に父方祖父の方が先に上京していたので、母方祖父も大いに影響を受けていたのだと思います。

何とはなしに、アインシュタインとかイサムノグチに似た様な風貌の母方祖父は、絵具だらけのズボンに同じく絵具がちらりとついた白いワイシャツ姿で高円寺を歩くものですから、その当時、高円寺北商店街では知らない人はいなかったはずです。
背が高くて、鉤鼻のどこか西洋風な顔には似合わない格好は、とても個性的で、私は好きでした。

余市高校出身の美術評論家であり、世田谷美術館の館長でもあり、現在美術界で活躍中の酒井忠康氏は、祖父の教え子です。
しかも、最近出版した本「積丹半島記」によれば、小学生の頃の酒井氏の才能を見出して、「私に絵を教えさせてください」と親に頼みに行ったというのですから、かなりの気持ちの入れようだったのだと思います。
その酒井氏が、何度か祖父の事を本に書いてくださっているのですが、今回の本では「愛あるところに神あり」の絵をカラーで載せています。
お会いするごとに、「あの絵は何処に行った?」と聞かれるのですが、どうも行方不明らしく、絵を預かっていた伯母も体調が思わしくなく、従妹に聞いても思う様な答えは返って来ないのです。

両祖父が力を注いでいた公募展「第一美術協会」での、あの絵との出合い以来、アトリエで何度か観た記憶はあるのですが、それ以来、現物の絵を観ていません。
26年前に亡くなって以来、高円寺の家に住んでいた伯父も先月亡くなり、いよいよボロボロの木造二階建ての家とも別れる事になるようです。

絵の所在がうやむやであることは、何となく察するところもあるので、これ以上突き詰めて聞けないのが残念ではあるのですが、。祖父が亡くなって26年後に、本を読んだ方々が、あの絵に心を動かしてくださる事は、なんと有り難い事よ。。。と、感謝するばかりです。
SNSで呟いてくださった或る有名なアーティストに感謝しつつ、祖父が絵に籠めた精神性を継いでゆくことが、遺伝子を継いでゆくものの努めでもあろうかと、おぼろげながら思うのでした。

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展羅会のお知らせ
6月21日(火)から26日(日)
世田谷美術館 区民ギャラリーにて 「江戸表具を愛する会」

私の表装個展:
7月5日(火)から9日(土)12時半~19時半
京橋 メゾンドネコ

☆☆ ☆☆
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作品展のお知らせ

2016年06月06日 | 第2章 五感と体感
作品展のお知らせ

6月に入りました。一年の真ん中の月。
夏至に近くなり、明るい時間が長い分、働く時間も延びた様な心持です。

ちょうど、夏至のあたりから「江戸表具を愛する会」が始まります。

日時: 6月21日(火)14時 ~ 26日(日)17時半まで
場所: 世田谷美術館 砧公園  区民ギャラリー

今回の江戸表具を愛する会では、スペイン・サラゴサで活躍している作家藤村久美子さん主宰するサラゴサ アラゴン日本文化協会 墨絵教室の講座生が描いた墨絵を表装し、お披露目第一回目となります。


それと、

数人の作家とコラボした表装展個展「祈りの掛け軸展」を7月5日から9日まで京橋メゾンドネコにおいて行います。
京橋の駅から徒歩3分ぐらいのところですが、ビルの谷間の木造二階建ての二階にそのギャラリーがあります。一階は二軒の古美術の店が入っています。
古美術商の大家さんが、飼っている猫は、タビとトラ。ときどき、気が向くと二階のギャラリーに入ってきます。
梅雨のさ中の木造家屋での展覧会は、返って乾燥で掛け軸がパリパリ、ゴワゴワにならないので、佳いかもしれません。


二週間おいての展覧会なので、只今ハードワークの真っ最中。
集中すればするほど没入していくので、気付いたら一週間ブログを書いていませんでした。。。

久しぶりに、掛け軸三昧の日々を楽しみつつ。。。


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