五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

夏越の祓2018

2018年06月30日 | 第2章 五感と体感

水無月


藤沢・白幡神社の茅の輪

夏越の祓2018   6月30日

本日は夏越の祓「なごしのはらえ」ですね。
今年は一足早く義経を祀る藤沢の白幡神社と新横浜の篠原神社をお参りし、地の輪を頂き、一年の半分を無事過ごせたことに感謝し、一年の後半を健やかに過ごせるよう手向けました。


地元の鎮守 新横浜・篠原神社

いつもは、どんよりとした梅雨空の中に咲く真っ白なクチナシの花に心を奪われるのですが、今年は白い色が浮かび上がらないくらいのすっきりとした青空に、夏の覚悟が整っていないことに気付かされています。
夏越の祓を前にして関東地方は梅雨が明けてしまい、農作物の心配も心によぎります。

今日は、デパートに赴き、京都の和菓子屋さんの水無月を求めて、一年の半分の大晦日を過ぎ越したいものです。
この六月は、仕事と旅とワールドカップ折り重なり、少々忙しない日々でしたが、
先ずは身体を整えて、次へと切り替える事と致します。




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2018年7月17日 つつじが丘勉強会
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自分にとって「怖い」と思う対象は?

2018年06月27日 | 第2章 五感と体感

フランス アジャン マリア会設立のシャミナード神父の終の家の聖堂にて


自分にとって「怖い」と思う対象は?   2018年6月27日

「あなたは、何をしたいの?」と、問われるよりも、「あはたは、他者からどんな風に関わって欲しいの?」と、問われたほうが、安心感のある問いのようです。
一見、違った視点の問い掛けのように感じますが、案外、それらに対する問いに対する応えは似たようなものになります。
特に、日本人同士で関わり合う時は、直接的な問い掛けよりも、自分の真髄から距離を置いたような問いかけをした方が、互いに嫌な思いがしない場合が多いように思います。
私自身も、直接的な聞き方をされるよりも、問題から距離を置いた問い掛けをされるほうが、素直に考える事ができるようです。

「あなたは、どのように他者から愛されたいか?」
「あなたは、何がしたいの?」
このような設問をされると、設問に慣れていない人は戸惑うほうが、日本の文化に慣れ親しみながら考え方を培ってきた人にとっては、自然な心の流れかもしれません。

そうはいっても、本当に自分はどうしたいのか?という目的を意識していないと、どの星に向かって宇宙船を飛ばしているのかわからないのと同じことでありましょう。
自分は、
太陽に向かっているのか?
月に向かっているのか?
はたまた、知らない銀河系に辿り着きたいのか?
そのくらいの、矛先は、ある程度意識していたいものです。

そうすると、「あなたはどのように他者からどんなふうに関わって欲しいか?」という問いかけが、自分が何がしたいかに繋がってくことは必然的な流れとなっていくはずなのです。

もしかしたら、「あなたが怖いと思う人は誰?どんな人?」という問いかけから自分との自問自答が始まっても良いかもしれません。

「怖い」と思う感情は、生きとし生けるものの原初感情であり、生き延びるための一番大事な感情だからです。
自分の「怖い対象」を知ることは、自分が何がしたいかを見据えていくための、自分の内に在っても見えていない何かに辿り着くヒントでもありかもしれません。


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ルルドの聖水 旅の記録フランス4

2018年06月25日 | 第2章 五感と体感

ルルドのマリアさま

ルルドの聖水

ボルドーから移動し、アジャンの街で、今回の旅の目的であるメールアデルの福者列福式に参列。
列福式前日は、メールアデルの生家の館を見学させていただき、前夜祭の劇を観賞し、二日間滞在。
アジャンからルルドまで車で三時間余りの道のりを楽しみ、ボルドーに到着。

ルルドは、日本のカトリックの学校で教育を受けた人であれば誰でも知っているルルドのマリアとして有名な聖地です。

「ベルナデッタ」

ルルドの町に住むベルナデッタが何度も同じ場所でマリア様に会い、「ここを掘ってお水を汲みなさい」というお告げを受けます。ベルナデッタは町の人々に何度も疑われますが、彼女の人柄を信じてその場所を掘ったところ、水が湧き出してきました。その水は、大まかにいうと水素水でした。病の人を癒す奇跡を何度も起こしたため、聖地として世界中から水を汲みに来る人が絶えなくなりました。
病院もあり、ルルドの聖域は想像以上に広く、一日では把握しきれるものではありませんでした。






蝋燭行列はサマータイム時では、夜九時~始まります。



ルルドの十字架の道行きのお山を下りる途中の洞窟は、日本の聖地巡りをしている私の感覚と一致しました。
このあたりは、鍾乳洞が多くあり、洞窟が多くあるようです。
富士山周辺にも似たような土地柄でありましょうか。
まさに聖水を生み出す環境にあるのがこの洞窟で如実にわかります。
大聖堂の周辺だけに気を取られていると見落としてしまうこの洞窟は、ルルドに行かれたら是非立ち寄ってほしい場所です。

以下は、その洞窟の写真です。


一見小さそうな洞窟の入り口

中に入ると、














高さ6メートルはあるであろう洞窟がいくつも奥に連なっています。


出口の洞窟を外から撮る



百聞は一見に如かず

ルルドの水も、自分で汲んで初めて有難さを知りました。
心おきなくルルドの水に与り、胃腸の調子が良くなったことをお伝えしておきます。


友人宅に鎮座したルルドの水


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夏至を祝う

2018年06月22日 | 第2章 五感と体感


夏至 2018       2018年6月22日

一年で一番日の長い日が、今年は6月21日でした。
横浜の自宅から日の沈む西の空を確認したのは7時半過ぎでした。

欧米はサマータイムがあり、冬時間よりも一時間ずらしますので、先日訪れたフランスでは、21時では、まだ明るく、22時に、ようやく夜がやってきます。
サマータイムは春分から夏至を挟み秋分あたりまでの期間です。
日本では、梅雨の時期にもあたり、夏至の日の日の長さを実感し、ましてやお祝いする行事が無い事が、勿体ないなぁ、と思います。
個人的には夏至の日に太陽が見えると必ず夕日の太陽に感謝を籠めて陽が沈むのを見送ります。昨日は、曇りがちな日でありましたが、夕焼けの空を仰ぐことができました。
冬至から日が伸び、夏至から日が短くなることで、人類の諸々の行動や営みのパターンが生まれてきたことを考えると、宇宙の法則によって生かされているすべてのものが、尊く愛おしいものに感ぜられてくるのです。

夏至の日をお祝いし、一年の半分である6月30日に一区切りつけたいものです。



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ボルドーでお墓参り3フランス

2018年06月21日 | 第2章 五感と体感


フランス旅の記録3

ボルドーでお墓参り

フランス南西のボルドーに流れるガロンヌ川は、増水しており、支流では、氾濫しているところもありました。
訪れた6月8日はお天気に恵まれ、陽が射していましたが、葡萄畑は日照不足のはずです。




(ボルドー:新市街地から旧市街地を望む)

(ガロンヌ川の橋の袂)



マリア会のお墓参り


家のようなお墓が流行した時期もあるようで、所々に蔵のような墓があるのが特徴的でした。


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教会の絵  旅の記録2フランス

2018年06月20日 | 第2章 五感と体感

エル・グレコ


ラ・トゥール

巡礼の旅一日目。ボルドーにて。

ボルドーの大聖堂(カテドラル)の祭壇左横に、磔刑のイエスを描いたエル・グレコの絵がかけられており、そこから更に奥まったところにラ・トゥールの絵を確認しました。

ラ・トゥールは、蝋燭の灯とその明るさから浮かび出る人物を描く特徴があり、マグダラのマリアが骸骨を撫でながら蝋燭の灯の中でメメントモリする様子を描いた絵は、彼の代表作でもあります。
教会内の絵は、6メートルほど離れており、祭壇の上に上がれないので察する事しかできませんでしたが、フランスの教会内でラ・トゥールを観る事が出来たのは、とても喜ばしい事でした。

エル・グレコの磔刑は、マグダラのマリアとイエスの母、マリアが、十字架に付けられ死んだイエスと同等のスケールで描かれており、エル・グレコの黒の陰影は、美術館で観るものではなく、教会内で観るものであることを改めて感じ、胸が高鳴る思いで絵の前に立ちました。絵画が訴える迫力に圧倒されました。

今回の旅の目的は、フランス革命から革命以降に活躍したマリア修道会のシャミナード神父とシャミナード神父から指導を受け、女子修道会を立ち上げたメール アデルの福者・列福式に参列する事でした。
ボルドーは、シャミナード神父が亡命先のスペイン・サラゴサから戻り、活躍し、同時に生涯を閉じた場所です。
現在もマリア会の活動拠点となっているその場所を訊ね、お墓参りをしました。


ボルドーは、スペインのサンチャゴ・コンポステーラまでの巡礼の道800キロの複数の出発点の一つでもあり、教会前の石畳に、シンボルが埋め込まれてありました。ホタテ貝の意匠です。

ぼちぼちと旅の続きを書かせていただきます。続きは、また明日、、、

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手向ける旅

2018年06月19日 | 第2章 五感と体感


手向ける旅            2018年6月19日

大阪北部を震源とする大きな地震がありました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。
そして、怪我をされた方々、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

・・・・・

6月7日から13日まで、日本の某私立校を経営するフランスの修道会の発展に寄与し、フランス革命を経験し、フランス革命後に新たに女子修道会を設立し活躍した修道女の福者列福式に参列するため、フランス・ピレネー山脈の麓を巡って参りました。

今回の旅は、私が仕事をしているユースフルライフ研究所が長年、講座の場所としてお借りしている修道会との関りでお誘いを受けたものですが、二足の草鞋である「表装」で、ここ3年関わりのあるスペイン・サラゴサとも深く関係があり、いくつの点が、繋がることとなり、とても恵まれた旅を経験させていただきました。

不思議な繋がりが、理にかなったものであることも実感しつつ、大切に温めていきたいものです。

今回は、主に、
ボルドー ⇒ アジャン ⇒ ルルド
を巡りました。



(空港ではボルドーワインがお出迎え

旅の内容も素晴らしかったですが、それに増して、旅のメンバーの人の好さに心和み、「笑って、食べて、飲んで、祈って」←とある映画のタイトルみたいですが(笑),想像以上にとても楽しい旅でした。

2018年の夏至も近づき、6月末の夏越の大祓まで、10日と少しとなりました。一年の半分を振り返りつつ、梅雨を乗り切りたいものです。


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楽しい話題

2018年06月06日 | 第2章 五感と体感
楽しい話題   2018年6月6日


写真:吉野 西行庵//////

美味しい食事をして、

楽しい話題を提供し合い、

ニコニコ笑いながら過ごす時間は、

とても充実した時間です。

明るい話題を提供して、皆で陽の気を浴びたほうが、免疫力が高くなり、気分も向上していきます。
自ら明るい話題が提供できないならば、明るい話題を提供してくれる人に近づくことも、楽しく暮らすコツでもあるかもしれません。

暗い話題や愚痴の提供は、相手に陰の気を振りまきますが、明るい話題は、互いに気持ちが和らいで、希望が湧いてくるのです。

楽しい話題を楽しくしながら、楽しく過ごす時間を少しでも多くして暮らしてゆくと、不安の取り扱い方も段々と上手になっていくようです。

自分が心地よくなる話題は、人によって違いますので、自分が心地よくなる話題の内容をまずは意識化しておくと良いかもしれません。
類は友を呼ぶ、、、というわけで、他者にとっては心地よい話題でも、自分には嫌悪感しかない場合もあります。

自分の楽しい感覚が、どこから湧いてくるかが意識化できていれば、自ずと楽しい方向に歩む感覚が養われていくように思います。

人によって、楽しい感覚の話題が違うので、その違いを静かに観察しつつ、嫌な人には近寄らない事も、楽しく過ごす術でもありましょう。


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明るい表情 暗い表情

2018年06月03日 | 第2章 五感と体感

写真:東大寺のお釈迦様

明るい表情と深刻な表情   2018年6月3日

いよいよ4年に一度のワールドカップが開催されます。
サッカー観戦は、我が子の成長と共に楽しんできたので、30年近くになります。
同時にJリーグの今日までの過程も一緒に歩んできたような親しみも持っています。
今回のワールドカップには、イタリアが出場しないので、正直、旨味が欠けた感じがしていますが、それでも、4年に一度の祭典が始まれば、私自身それなりに盛り上がるので、やはり楽しむことになると思います。

ワールドカップの日本の出場選手の発表後から日本を立つまで、少々気になったことが一つあります。
きっと、日本人の特徴の一つなのでしょうが、選出された選手の表情があまりにも深刻な暗さであることに、今の日本の社会を象徴しているように思い、少々寂しさを感じました。
現状を加味し調子に乗ってチャラい感じだと批判されること危惧しつつ、感情を抑えているのはわかるのですが、調子に乗ったチャラさと笑顔は、別だと思うのです。
せっかく代表に選ばれたのだから、私達に希望を持たせるような爽やかな表情を演出して欲しかったなぁ~、という感想を持ちました。

エンターテナーとしてのサービス提供は、プロとしての役割の一つでありましょう。
深刻に見える表情を見せるよりも、口角を上げて、手を上げるぐらいの余裕を持ってこそ、紳士の嗜みでもあるようにも思います。爽やかに堂々としていれば良いのです。

日本人のアイデンティティを垣間見たような気にもなり、「私は私」「他者は他者」であり、「自己受容、他者受容」にとって大切な要素である「自尊感情」を誰もが持つような日本社会ではない事をしみじみと感ずるのでした。

「自立とは何か。」
ちょっぴり思索した数日間でありました。

明るい表情でのびのびと活躍されることを期待しつつ。。。


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明るい解釈

2018年06月01日 | 第2章 五感と体感

写真:高野山

明るい解釈 2018年6月1日

一年の半分の最後の月が始まりました。
6月は一年の内で一番日の長い時期です。
6月21日あたりの夏至は、草木がぐんぐんと伸び、作物がどんどんと育ち、夏に向けての育ちの時期とも言うことができるでしょう。

先日、長年の友人のお母様に、20年ぶりぐらいにお会いする機会を得ました。
そろそろ90歳とはいえ、足は弱っていらっしゃいますが、背筋は、しゃんとし、髪もきれいに整えて、身綺麗にして暮らしていらっしゃいます。
娘と共に東京で暮らすことに決意し、北海道から住まいを変え、新築のサービス付きマンションに住みだして、そろそろ三か月が経とうとしています。

前々からそうでしたが、ほんとうに朗らかで爽やかな、笑顔の絶えない御方なのです。笑顔の絶えない、楽しみを自ら体感している人のお顔は、福の神のようです。

これから夏に向けて北海道では経験してこなかったような暑さを体験するわけですが、「東京ライフ、もっと前に来ていればよかった!」と、日々の生活や新たな出会いの人々との交流を程々の距離をおきながら、大いに楽しんでいらっしゃいます。

私自身、明るい性格だとは思っていましたが、友人のお母様の爽やかな明るさにこちらの気持ちまでぐんぐん爽やかになっていくのです。

毎日、自分の置かれている環境に感謝しながら、程よく自立していると、親子であるからこそ、互いに気遣い合いながら楽しく暮らせる秘訣であるようにも思います。
自立と依存の比重が崩れると、親子の関係は、他人の関係よりも苦しいものになりかねません。

老いていく私自身の暮らしぶりを想像すると、庭付き一軒家で家を守りながら暮らす事は、決して私の理想ではないな。。。と、はたと気づき、なんだか気が楽になるのを感ずるのでした。
自分の現実吟味力が確かなうちに、断捨離しながら、シンプルな暮らしを、実現してゆきたいな、と、思うのです。



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