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表装のお話 2018年9月27日
江戸表具を愛する会が終了し、はや三週間が過ぎ、
ようやく草鞋の片方の急ぎ仕事が片付いたので、
昨日今日は表装作業に集中する時間を取っています。
木版画の裏打ちと、可愛らしい仏様を描いた小さな仏画、
それと紅型染めの作品を掛け軸にするためのしつらえを考えたり、
大量にからくり屏風を作成するので、その下準備をしたりして、昨日は一日過ごしました。
2日目の今日は、具体的な作業に入ります。
何をするにもそうでしょうが、
具体的な作業に入るまでの準備に結構時間が取られるものです。
昨日も、仏画にしつらえる裂で午後いっぱい使ってしまい、
いくつかの案を作り、依頼してくださった方に写メを送り選んでいただきました。
紅型染めの作品は、結局私の持ち裂が全て合わず、
色の選定までをして、その裂を探す事にしました。
本紙に着せる裂を選ぶことは、
着物に合わせる帯や諸々の小物を考える事と同じようなものです。
能装束の演目によるしつらえを学んだり、ワキの渋めな色合わせでヒントを得たり、
茶道家がしつらえるお茶会の掛け軸から学んだり、
千利休や本阿弥光悦の好みから現在の私設美術館に所蔵されている当主の好みを知ったりしながら、
日々の学びの中で自分の眼を鍛えてきてはいるとは思います。
そうはいっても、掛け軸が出来上がってみると、
「あらあら」と思うような、稚拙な取り合わせで反省したり、
本紙が浮き立ってこなかったりして落ち込んだり、、、と、
常にそのような経験をしながら今に至っています。
最近、社員の遊びを推進して「遊び経費」を認めて、
それを仕事につなげていくことを積極的に行っているIT会社があることを知りました。
遊びは、遊ぶための学びも必要ですし、継続的に同じ遊びをしていれば、人間関係も深まります。
私自身、遊びと仕事の境界線が薄い生活をしているので、今更ということはありますが、
会社の経費として認めてもらえるサラリーマンが存在することに、頼もしさを感じています。
その会社は、ひと月、一人五万円までが経費で落とせるそうです。
私だったら、観能、観劇、展覧会と旅に使い、あっという間に使い切りそうです。
Blogに幾度も書いていますが、ほんとうに、「遊びをせんと生まれけん」なのでありまする。
今日も、頭をひねりながら、真剣に遊ぶ一日となりそうです。
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講演会のお知らせ;
11月18日八王子市生涯学習センター(クリエートホール)14時~16時
市民自由講座「生き甲斐の心理学」
「自分自身の問題を解決するために」というテーマで、
生き甲斐の心理学を分かりやすく解説する講座を行います。
申し込みが必要なので、
詳細は八王子市教育委員会 八王子市生涯学習センターに直接お申し込みください。
問い合わせ:042-648-2231
八王子市での講演会は昨年に続き二回目となります。
皆様のご参加をお待ちしております。
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「生き甲斐の心理学」
公開講座のご案内
ユースフルライフ研究所 講座
2018年7月3日 鎌倉腰越講座(終了)
9月4日 鎌倉腰越講座(終了)
10月2日
2018年10月16日 つつじが丘勉強会
M校、保護者講座 5月7日、14日
6月11日、25日
9月3日、9月10日(終了)
10月1日
宝塚売布の森でのワークショップ
7月14日土曜日~16日月曜日 (終了)
町田ワークショップ
10月26日金曜日~28日日曜日
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NPOキュール「生き甲斐の心理学」講座
東急セミナーBE講座
2018年 10月19日 13:30~15:30雪谷校
9月28日 10:30~12:30たまプラーザ校
10月26日