私が関わる某大学OGの某講座に今回初めてフィールドワークを入れてみました。
全7回の講座は、朝から夕方の長丁場です。本来なら7回でありますが、デスクワークは6回にして、残りの一回はフィールドに出ていただくことにしました。
今回の講座のテーマは絵画鑑賞とフォーカシングです。
つまり、絵画鑑賞をすることで湧いてくる感情や思考、そして行動を自ら体験し、それをフォーカシングの理論及び技法的流れに繋げていきます。
昨年の今頃から講座に使う絵画について思索し、幸運なことに今まで日本では開催してこなかったシャガールの人生にフォーカスし分類した回顧展が行われることを知り、まずは9月の宮城県立美術館に赴き、準備を整え10月からの講座が始まりました。
2004年から始めた絵画鑑賞療法から10年。毎回シャガールの一枚の絵画をモチーフに選び、講座を展開してきましたが、今回は、どうしてもシャガールの絵画の質感や色の構成、そしてシャガール自身の人生、思考、信仰、信念等を展覧会を鑑賞することによって身体で感じていただきたく、現場に立って自らが感じるフィールドワークの一枠を作りました。
宮城県立美術館は、私のお気に入りの美術館です。師と仰ぐ佐藤忠良師の展示室も設けられており、静かなギャラリーでゆったりとソファーに座るのは私の大切にしている時間です。
そこで観たシャガールは、スケール感溢れる壮大さを感じ取ることが出来、今回の講座を思索するに相応しいものでした。
その時に、今回の講座に使う一枚の絵は、一枚ではなかなか伝わりにくいことを感じ、思い切ってシャガール回顧展のために編集された芸術新潮7月号を使う事にしました。
これも、偶然のお恵みです。
そして、今回の静岡市美術館行き。1月26日日曜日に行ってきました。
美術館は静岡駅の目の前にあります。大きなビルの3階にあり、新しい美術館です。
エントランスの吹き抜けの白い空間が気持良く、いまどきの美術館らしくロゴもかっこよく、各サインも品の良い淡色の小さなタイルを組み合わせたりして、とてもお洒落です。
美術館の館内が狭い事を気にしていましたが、それはそれで、暖かい愛を感ずる設置が成されており、この美術展を慈しみながら開催したキューレターの心の内が垣間見え、宮城とは全く違う印象を持ちました。
スケール感を感じるには、ちょっと難しい展示ではありましたが、東京近郊からわざわざ新幹線で観に行ってくださった講座生の皆様への小さな罪悪感も消え、私自身も静岡を愉しみました。
美術館の隣には大政奉還後、徳川慶喜が住んだ屋敷跡があり、実際に住まわれていた家が残されておりました。世田谷区が管理している成城の猪股邸と同じ設計者であることもわかり、徳川慶喜が眺めた庭園を一回りし懐石ランチを頂きました。丁度そこでは結婚式が行われ、披露宴は徳川慶喜邸で行われ、静岡人のステータスを感じさせていただきました。
繁華街を抜けると駿府城址公園があり、お濠の周りには市役所や県庁、裁判所などの公的な建物が建ち、学校やカトリック教会もあります。皇居がコンパクトになったとイメージすると良いかもしれません。平坦な土地ですので、どこまでもテクテク歩くことができます。良いお散歩コースです。
その駿府城址公園を抜け、静岡遠足のクライマックスである浅間神社を参拝しました。ここも大きな浅間様です。
たくさんの社が廻りきれず、先ほどパンフレットを読み直したら、なんのことはない、行きたいと思って行けずに終わった古墳は、この境内の長い長い階段のてっぺんにあったことを知り、面倒で上らなかったことを残念に思っています。
もう一度浅間神社に行かねばなりませぬ。。。
ざっと、私の美術館巡りをお知らせしておきます。
もちろん、静岡おでんも頂きました。
☆お知らせ☆
東急セミナーBE雪谷校一日講座:「生き甲斐の心理学」2月1日(土)が決まりました。詳細は東急セミナーBEのホームページをご覧ください。
☆
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全7回の講座は、朝から夕方の長丁場です。本来なら7回でありますが、デスクワークは6回にして、残りの一回はフィールドに出ていただくことにしました。
今回の講座のテーマは絵画鑑賞とフォーカシングです。
つまり、絵画鑑賞をすることで湧いてくる感情や思考、そして行動を自ら体験し、それをフォーカシングの理論及び技法的流れに繋げていきます。
昨年の今頃から講座に使う絵画について思索し、幸運なことに今まで日本では開催してこなかったシャガールの人生にフォーカスし分類した回顧展が行われることを知り、まずは9月の宮城県立美術館に赴き、準備を整え10月からの講座が始まりました。
2004年から始めた絵画鑑賞療法から10年。毎回シャガールの一枚の絵画をモチーフに選び、講座を展開してきましたが、今回は、どうしてもシャガールの絵画の質感や色の構成、そしてシャガール自身の人生、思考、信仰、信念等を展覧会を鑑賞することによって身体で感じていただきたく、現場に立って自らが感じるフィールドワークの一枠を作りました。
宮城県立美術館は、私のお気に入りの美術館です。師と仰ぐ佐藤忠良師の展示室も設けられており、静かなギャラリーでゆったりとソファーに座るのは私の大切にしている時間です。
そこで観たシャガールは、スケール感溢れる壮大さを感じ取ることが出来、今回の講座を思索するに相応しいものでした。
その時に、今回の講座に使う一枚の絵は、一枚ではなかなか伝わりにくいことを感じ、思い切ってシャガール回顧展のために編集された芸術新潮7月号を使う事にしました。
これも、偶然のお恵みです。
そして、今回の静岡市美術館行き。1月26日日曜日に行ってきました。
美術館は静岡駅の目の前にあります。大きなビルの3階にあり、新しい美術館です。
エントランスの吹き抜けの白い空間が気持良く、いまどきの美術館らしくロゴもかっこよく、各サインも品の良い淡色の小さなタイルを組み合わせたりして、とてもお洒落です。
美術館の館内が狭い事を気にしていましたが、それはそれで、暖かい愛を感ずる設置が成されており、この美術展を慈しみながら開催したキューレターの心の内が垣間見え、宮城とは全く違う印象を持ちました。
スケール感を感じるには、ちょっと難しい展示ではありましたが、東京近郊からわざわざ新幹線で観に行ってくださった講座生の皆様への小さな罪悪感も消え、私自身も静岡を愉しみました。
美術館の隣には大政奉還後、徳川慶喜が住んだ屋敷跡があり、実際に住まわれていた家が残されておりました。世田谷区が管理している成城の猪股邸と同じ設計者であることもわかり、徳川慶喜が眺めた庭園を一回りし懐石ランチを頂きました。丁度そこでは結婚式が行われ、披露宴は徳川慶喜邸で行われ、静岡人のステータスを感じさせていただきました。
繁華街を抜けると駿府城址公園があり、お濠の周りには市役所や県庁、裁判所などの公的な建物が建ち、学校やカトリック教会もあります。皇居がコンパクトになったとイメージすると良いかもしれません。平坦な土地ですので、どこまでもテクテク歩くことができます。良いお散歩コースです。
その駿府城址公園を抜け、静岡遠足のクライマックスである浅間神社を参拝しました。ここも大きな浅間様です。
たくさんの社が廻りきれず、先ほどパンフレットを読み直したら、なんのことはない、行きたいと思って行けずに終わった古墳は、この境内の長い長い階段のてっぺんにあったことを知り、面倒で上らなかったことを残念に思っています。
もう一度浅間神社に行かねばなりませぬ。。。
ざっと、私の美術館巡りをお知らせしておきます。
もちろん、静岡おでんも頂きました。
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