五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

どんどん広がる

2008年10月31日 | 第2章 五感と体感
NPO法人CULLカリタス カウンセリング学会で「生き甲斐の心理学」教育普及活動
しはじめて、なんと丸三年経ちました。11月に入ると、4年目です。
会報を作成したりホームページでPRしたり勉強会を開催したりと、地味な活動ですが、自分の周りの身近な人々を対象に、コツコツと事業を展開しています。

先日、10月17日に東京都狛江市にて、狛江市後援の勉強会を催しました。
世話人である師匠の応援団が駆けつけてくださり、とてもよい雰囲気の中で進行することができました。

師匠の応援団。。。皆さん当NPOの賛助会員でもあり、多方面で私たちを支えてくださっています。しかも、師匠の狛江市の太極拳のお仲間でもあります。

数年前までは、私にとって太極拳は遠い存在でした。

でも、春に友人が通っている気功・太極拳の教室を紹介してくれたのがきっかけで、休みがちながらも通うようになりました。

去年あたりからNPOの仲間が次々と太極拳を始めています。
すごい波及効果です。
はっきりいって、要の「生き甲斐の心理学教育普及」よりも、波及しているかもしれません。

この秋、やはり新メンバーが続々登場です

先日、私たちの太極拳の先生曰く「ぜひ、奈良で舞いましょうよ~どこのお寺・神社がいいかしらぁ~」
奈良オタクの私が黙っているわけがありません。。。
ああーー、単純。。。でも、奈良で舞えると思うとメラメラと自己実現に向かって燃えちゃう私がおります。

気功と太極拳。
どんどん広がる太極拳の輪

いやいや、負けてはおれぬ。。。生き甲斐の心理学

身体の健康は、気功・太極拳
心の健康は、生き甲斐の心理学

ともに合い交わりながら、精進していきたいものです。

クリック応援お願いします
人気blogランキング ☆ありがとうございます☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紫式部の観察力

2008年10月29日 | 第2章 五感と体感
宮廷の権力闘争に利用された紫式部。
男女の情愛だけが源氏物語ではありません。

源氏物語の一帖一帖の物語から見えてくる人間の業、そして、当時の政治的背景、
さらにそこから普遍的なものが見えてくるように思います。

先日横浜美術館で開催されている「源氏物語展」に行ってきました。
そこで観たものは、それぞれの時代に描かれている絵と書でした。
時代時代にふさわしく絵画や書、工芸品で表現されたものを見て一層、源氏物語の普遍性を強く感じさせられました。

人の心打つもの。
それは、人からかけ離れた遠い世界ものもではありません。

人が当たり前に経験し感じるままのことが物語として魅力的に描かれていることに紫式部の才能を感じます。読んだ人は物語を通して自己を投影し、はかなき世を憂うばかりではなく生きる望みとして読まれたはずです。

そこが紫式部の持つ観察力と表現力の素晴らしさだと思うのです。

日本の国に生まれ育った私にとって、心理学の学びに相応しい読み物でもあると思います。
ますます引き込まれていく源氏物語をどこまで読みこなしていくかは、私自身の生涯のテーマとなりそうです。

いつの世も、生き甲斐は我の課題なり。。。


クリック応援お願いします
人気blogランキング ☆ありがとうございます☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平安流「女の意地」

2008年10月26日 | 第3章 無意識の世界
源氏物語の中でも、少々特異な「蓬生」(よもぎう)の章。

末摘花という、内気で恥ずかしがり屋で、赤鼻で鉤鼻。亡くなった父宮の遺した家と調度品を売らずに、なんとか生き延びようとする頑固者の女性が主人公です。

案外、今のご時世に必要なキャラクターかもしれない、と親近感を覚えます。

生き延びるためにはお金は必要。でも、父親の遺した大切な遺産を守るためにあらゆる誘いにも媚びず、よもぎが生い茂る朽ち果てた屋敷でひたすら光源氏が再訪するのを待つのです。

この「待つ」という姿勢も、受け身といえば受け身ですが、意志を曲げれば光源氏を待たなくとも良い暮らしができるはず。それを拒んで彼女は自分の意志を貫き通します。

自己実現のための精神力は、今も昔もそうは変わらないような気がします。

クリック応援お願いします
人気blogランキング ☆ありがとうございます☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりに奈良の話

2008年10月25日 | 第2章 五感と体感
奈良の新薬師寺近くで、大伽藍の柱の基礎跡が見つかったそうです。
以前から、このお寺、本当はこんなに小さいはずがない。。。と妄想してたのですが、的中です。
聖武天皇が病気になり、妻の光明皇后が祈願するために建てたと云われています。

奈良公園や春日大社、近世の文士が多く住んだ地区を通り過ぎ、今でも古の頃を体感できる風景の場所。土塀が続き、黒い瓦屋根、そして畑と柿の木。のどかな景色の中に、目立つことなく在る「新薬師寺」。

私の好きな散策コースの一つです。

このあたりの土塀の脇を通ると、「ここもかつて私の祖先が歩いているな。。。」と感じるのです。
身体の奥深くにある柱にピタッと腑に落ちるものを感じ、深いところから安堵の気持ちがわき上がってきます。

東大寺よりも大きな伽藍があったという仮説情報を読み、ますますワクワクと心が躍ります。

柿の季節は、やっぱり奈良。
あの風景を想いながら、しばらく新薬師寺の妄想に耽ることを愉しみます。

新薬師寺の12神将。かつては色彩豊かであった神将は、塑像の柔らかさが女性的な優しさを醸し出し、病の祈願を一層、深めたのでしょう。
神将一人一人と語ってみたいものです。





クリック応援お願いします
人気blogランキング ☆ありがとうございます☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

体感と感性を言語化する

2008年10月24日 | 悔いのない人生とは?
私が16歳の時に三島由紀夫の「花ざかりの森」を読みました。三島由紀夫が16歳の時に書いた処女作といわれています。
同じ年齢の人とは思えない、人並み外れた感性の言語化能力に、16歳の私はショックを受けました。

でも、大人になって、よくよく考えてみると、才能のある人は、幼少のころにすでに開花しているものなのです。

「花ざかりの森」
「憧れは川の流れのようなものである」その一節は、事あるごとに思い出します。

十代の感性は何故素晴らしい。

初めて経験する「あらゆること」の印象。そこから湧き出す感情や体感。
その経験を自分の身体と心にぴたりと言語化できたら、こんな恵まれたことはありません。

言葉を知らなかったり、経験不足から、上手に言語化することはなかなか叶いません。

でも、それと同時に、経験したそれらの感情や体感は、記憶の襞に織り籠められて、自身の身体と心を成長へと導いていくのです。

体感と感性は、感情の曼陀羅を幅広くしていくはずです。

年齢を積み重ねながら、「感じること」を大切にしてきたいとしみじみ思います。

クリック応援お願いします
人気blogランキング ☆ありがとうございます☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フォーカシングその5

2008年10月22日 | 第1章 意識と知覚
さて、その5でおしまいです。

最低のイメージと最高のイメージを具体的にイメージしてみます。

具体的にイメージ出来たらしめたもの

意識化するって、心の健康にとても良いのです。

イメージできたものから、どうやって悩みや不安を解決するか・・・

自分のなかの「理想と現実」のギャップをどう縮めていくか・・・
自分の「解釈」や「とらえかた」に、なにか問題はないか・・・
自分の中にある「防衛機制」はどんなものなのか・・・
改めて自問自答することって大事なようです。

答えは、自分の中にあります

クリック応援お願いします
人気blogランキング ☆ありがとうございます☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フォーカシングその4

2008年10月22日 | 第1章 意識と知覚
いくつもある自分の不安や悩み。。。
その中から一つだけ選んだら、その感情を自問自答してみます。
その悩みは、どんな感情のものか。
そこまでは、その3までに書きました。

さて、今度は、

自分が一つ選んだ不安や悩みからイメージできる最悪の状況をイメージしてみます。
たとえば、自分の不安が「大切な仕事に時間通り行くことができるか?」だとすると、最悪の状況は「電車が遅れて遅刻する」。。。という感じのことです。

そして、次は、成功した最高の状況をイメージします。
この場合、最高のイメージは「早めに到着し落ち着いて仕事ができる」ということです。

ひとつひとつ、可能性をイメージすることで、もやもやが形となって具体性が出てくるのです。

最高のイメージと最低のイメージ。

浮かびますか?

クリック応援お願いします
人気blogランキング ☆ありがとうございます☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フォーカシングその3

2008年10月20日 | 第1章 意識と知覚
フォーカシングその2で数ある悩みや不安感を一つだけ選んだ悩みや不安。
その悩みや不安感は、どんな感情のものなんでしょう?

感情。

「孤独感」、「喪失感」、「悲しい」、「恨み」、「焦り」、、、
たとえば、「悲しい」一つをとっても、どんなふうに悲しいのか。。。
一つの不安感に留まってみると、いろいろな感情が湧き上がってきます。

でも、日ごろ、感情を抑えて生活していると、なかなか湧き出す感情を自分自身で意識化することが難しいのです。

感情の流れをふだんから意識するだけでも、不安感の整理にも繋がっていくのでは?

クリック応援お願いします
人気blogランキング ☆ありがとうございます☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フォーカシングその2

2008年10月19日 | 第2章 五感と体感
自分の悩みや不安がいくつある?

でも、もやもやしていて言葉に出せない・・・

「いくつある?」と問われても、言葉に出すことを拒んだり、うまく言語化できなかったりで案外難しいものです。

そんな時は、例え話を使ったり、感覚的な言葉で表現したり、ともかく自分の心のもやもやを何かに置き換えて言葉に出してみるのです。

日本は、和歌や俳句という「心の表現方法」の文化を持っています。

季節に例えたり花に例えたり、韻をふんだりして自分の今の心情を言葉に表してきました。言葉の遊びが「察する文化」を作り上げてきたといえます。
フォーカシングは、具体的な言葉は必要ありません。
だから、フォーカシングが日本の文化と相性があるのは、そんな所以だと思います。

昨日、私が愛でた活け花・・・
活ける人の想いと見る側の想いは、花を通じて交わされます。
だから、多くの時間を費やしておしゃべりする必要はありません。
花から醸し出す心情を察し、友人と存分な会話をしたのです。

そんなわけで、自分の感情を見ていくために感性を磨くことがとても大事な学びとなっていくのです。

自然のなかを歩いたり、ふと空を仰いだり、電車の中から風景を眺めたり、本を読んだり、音楽を聴いたり、観劇したり、楽器を奏でたり、
自分の身近かなことから、感性を意識化する訓練をしてみてはいかがでしょう。

クリック応援お願いします
人気blogランキング ☆ありがとうございます☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほんとうの贅沢

2008年10月18日 | 悔いのない人生とは?
今日と明日、成城学園から歩いて10分くらいのところにある「猪股邸」にて、お茶会が開かれています。

その素晴らしい日本家屋の床の花を友人が先生と活けています。

今回も、溜息が出るほど美しいしつらえを堪能してきました。

艶やかな花もそれはそれで良いのですが、季節の花や枝や実を今の季節に合わせるだけでなく、過ぎた季節を名残惜しむ枯れた花、そして、これから訪れる季節を予感させる花をしとやかに活けています。

花を活けるために暮らしている人々の活ける花は、見る側の想像力と感性を存分にかきたてるのです。

枯れて茶色になったシダの葉。

近所で切り倒された桐の木についていた桐の実。

季節はずれの枝についた椿の実。

湖に浮かぶ小さな島を想う水盤の紅葉。

活け手の表現力が素晴らしく、友人に「憎らしい・・・」と感想を述べました。

ほんとうの贅沢。

相手のことを想い、紙の種類や色を吟味し、墨の色も使い分けた平安時代の文のやり取りを思い出し、感性を読み取り、察し合う文化がいかに繊細なものであるか、改めて考えさせられた一日でした。

クリック応援お願いします
人気blogランキング ☆ありがとうございます☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フォーカシングメモその1

2008年10月16日 | 第2章 五感と体感
☆「人の不安は本質である。」

そう言われて、ホッとする人もいれば、怒りだす人もいます。

★私は、ホッとします。

☆「あなたの悩みや不安は、いくつありますか?」

★私は、6つくらい頭に浮かびます。

☆「その中の一つだけを選んでください。」

★うーーん、何だろう~
あのことかなぁ~、、、それともこれかなぁ~、、、

そんなところから始まるフォーカシング。

悩みを一つだけ意識化してみるだけでも心の中にすーっと流れるものを感じます。


クリック応援お願いします
人気blogランキング ☆ありがとうございます☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気功・太極拳教室の日

2008年10月14日 | 第2章 五感と体感
春から始めた気功は、仕事の都合で休みがちですが、気心知れた友人に誘われ、そんな安心感から楽しく我が儘に通わせていただいています。

今日は、なんと5週間ぶり!

やっぱり、気持ちがいい

身体の中で詰まっていたものが、さぁっ~と抜けるような感じです。
気が通る、とはこのことなんでしょうか。

気功をしながら、ひとつひとつ静かに丁寧に、今やっている動作の説明を先生がしてくださいます。
呼吸をしながら、素直にそれを受け入れ、意識すると、自分の身体の中に宇宙が広がるような壮大な感覚を覚えます。

イメージすることと体の一定の箇所を意識することが気功の大事な要素だそうです。

心と身体は一体であり、また相互的な関係でもあります。

頭では分かっていても、身体が動かない。
身体で感じていてもそれが自分の心の腑に落ちない。

たぶん、ずっと、「身体と心」、この関係のバランスを取りながら、あれやこれやの生活を営んでいくのでしょう。
たまに経験する「ピンとくる瞬間」を楽しみに、細く長く気功を楽しもうと思います。

教室の最後のほうに太極拳の24式と10式をするのですが、まだまだ。。。
型を覚えられるのはいつのことやら・・・

クリック応援お願いします
人気blogランキング ☆ありがとうございます☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山で遭難、以心伝心のせい?

2008年10月12日 | 第9章 愛
私たちの住む地域は、やたらと山の尾根路が多い。
尾根路に繋がる小山の中腹にも家がびっちりと建ち並び、路地に入るととんでもない方向にいってしまうような場所です。

山の上からは、大黒埠頭やベイブリッジ、みなとみらいのビルが見え、富士山も見えます。だから路がわからなくなったら、尾根路に上がると良いのですが。

今日、いつも来てくださる宅急便に大量のメール便をお願いしました。
日曜日の午後、いつもよりのんびりした感じだったので、玄関先でお茶を出し、このあたりの地理の話で盛り上がりました。

やはり、車で配達する人にとっても、難しい地域だそうです

坂道を車で上ったら、その先は階段とか、
行けるかなー、と思い車を進めると、行き止まりだったとか
路を歩いていても同じです。尾根路がまっすぐだと信じていたら、気づいたら目的地が、山の向こうだった、ということもあります。

決して、私は方向音痴ではありません。このあたりの地理の特徴です。

そうしたら、、、本日の夕暮れ時、

たまたま近くの大学での模試だった息子が、溜息をつきながら帰宅。
何を言うかと思いきや、
「○○駅から歩いて帰ろうと思ったら、路に迷って、ドツボにはまったよ~!!、ここらへんの地形はヘンだ

路を知っていれば10分もかからない地点から、30分もかかったそうです。
地図を広げ、本人は納得いかない様子。。。
聞くと、とんでもない所を歩いているのです。

案の定、山を三つは越えたらしい。。。
ありゃ~、以心伝心とはこのこと??

まるで山奥に住んでいるような会話。
みなさま、横浜の山の住宅地、遭難に注意してください。

クリック応援お願いします
人気blogランキング ☆ありがとうございます☆
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一目惚れ

2008年10月11日 | 悔いのない人生とは?
一目惚れにかかる時間、0.5秒だそうです。
自分の脳が瞬時で判断しちゃうようです。
先日、私も一目惚れを経験しました。
出会った瞬間、「好き好き!」という感情が芽生えたのです。

表情。
雰囲気。
対応。

自分の脳内で判定を出すのにやっぱり0.5秒でした。

出会った時の印象は、大事です。
自分自身も、もちろん見られているのです。
それを忘れないようにしなくっちゃ

クリック応援お願いします
人気blogランキング ☆ありがとうございます☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分は大事にされている

2008年10月09日 | 悔いのない人生とは?
自分は、大事にされている。

自分は、愛されている。

自分には帰る場所がある。

自分には戻る所がある。

安心感は、そこから生まれます。

一時の癒しは、その場限り。

いつもどこでも自分は大事にされているという安心感があれば、きっと乗り越えられると、私は思うのです。

クリック応援お願いします
人気blogランキング ☆ありがとうございます☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする