五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

春の雪

2012年02月29日 | 第2章 五感と体感
今日が三月一日でなくてよかった、、、と胸を撫で下ろしています。

なぜなら、大抵の高校はこのあたりに卒業式があるからです。

うるう年の2月29日、おまけのような一日。横浜もしっかりと雪の白さに覆われています。

奈良の東大寺で粛々と2月から始まっている修二会も、いよいよ明日から二月堂にお松明が駆け昇ります。

1261回目の今年、どのような魂の触れ合いを見い出すのでしょう。昨年はお水取りの期間中に大震災が起こりました。でも、どのようなことが起ころうと、息を乱さず儀式を貫く精神だからこそ、人はそこから普遍性を見い出していくのだとも思います。

しんしんと降る春の雪。

白い風景を見渡し、心の小休止を図ることができれば幸いです。

雪国の方々は、うんざりでしょうが…。

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生き延びる

2012年02月28日 | 第2章 五感と体感
勉強会で、度々「あなたは、どうやって生き延びてきましたか?」という質問をします。

「生き延びる」よりも「生かされる」という言葉の方がしっくりくる、と仰る方も多いようです。

でも、「生かされる」というのは、結果であって、プロセスではありません。
生きているからこそ、生かされていることを感じるのです。受動的な言葉です。

「生き延びる」という言葉は、とても能動的です。

「自分がどうやって生き延びていくか。」という思索は、生きていく上でとても大事な思索だと思っています。

生き延びていく過程において、生かされていることを感じることで、命と魂を繋げていくように思います。

「生き延びる」ことと「不安感」は、常に伴走しあっているものかもしれません。

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生き甲斐を持つ

2012年02月27日 | 第2章 五感と体感
どんなに忙しくても、自分の好きなことを一つでも続けることができると、それが自分の心身を助けていくように思います。

出来る環境が厳しくても、好きなことを続けていると、それを続けたいために踏ん張りが利くことだったあります。

昨晩、テレビで85歳の現役助産婦さんを観ました。

生き甲斐は、「お産」だそうです。

今まで3000人の赤ちゃんを取り上げ、小さな町では「ゴッドハンド」と称賛され、不安な妊婦さんをたちまち安心させ、さすり、淡々と言葉掛けしていきます。その淡々とした言葉の雰囲気の中に漂う自信と強さが、不安な人を安心させるのでしょう。信頼する、ということは、そういうことなんだ。。。としみじみとその番組を見入ってしまいました。

どんな環境に身が置かれても、心は自由です。

私の生き甲斐は何だろう・・・と、改めて心を巡らしてみました。

子供を育てている最中は、我が子の子育てが生き甲斐だったし、好きな能楽や表装も現在の私の生き甲斐です。でも、敢えて言うなら、暮らしの中で出会う人との心の交流が私の生き甲斐なのかな・・・と、思ったりもします。

人と関わり、手を振り、にこにこと笑顔で「またね!」とお別れする瞬間が、私の喜びなのです。

ニコニコとした人との関わりを思うと「よし、今日もやったろ!」と、思うということは、やっぱり、これが私の生き甲斐なのかな…。

一週間の始まりです。今日もよき一日を^^//

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めりはりをつける

2012年02月26日 | 第2章 五感と体感
学年末の試験が終わると、ほとんど授業は無くなります。私立の中高ですと試験休みが入り、テスト返却日に登校し、終業式となります。

高校、小学中学の卒業式、大学の卒業式もあちらこちらで行われます。

昨年末、そして今年度は、首都圏でも卒業式が中止になり、入学式も出来なかった学校が多かったようです。

儀式は、自分のめりはりを付けるきっかけとなります。

あまり遠い将来をあれこれ巡らせるよりも、この年度の成果を自分自身で反省したり褒めたりしながら、自分の満足度がどのくらいかを測ってみると良いかもしれません。

満足なら大いに自分を誉め、不満足なら、何が不満足なのかを想い巡らせ、新しい年度や新しい学校に向けて、自分の心と身体を整えることが、春休みにやるべき大切なことのように思います。
身体を整えると、心のざわつきも見えてくるかもしれません。こころのざわつきに囚われていると身体を大切にしにくくなるようです。

自分の中で、出来る範囲の目標を立て、めりはりを意識することができれば、怖いと思う新しい環境に、自然と足を踏み入れることができるように思います。

めりはりは、自分で探すものだし、他者から与えられるものではありません。

なぜなら、自分の身体で感じる、つまり体感から感じるものだからです。

自分のめりはりは、一体何なのか、春休み前、卒業式前に自問自答してみると3月を有効に過ごすことができる、かも…^^

親が考えるのではなく、自分自らの「めりはり」を自分で考えることがポイントかな…、と思います。

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たまプラーザの勉強会

2012年02月25日 | 第2章 五感と体感
4月から新しい講座「生き甲斐のための心理学」が始まります。

田園都市線のたまプラーザの駅に隣接している東急のカルチャーセンター「東急セミナーBE」において、4月27日金曜日から毎月第四金曜日(月一回)に行います。

時間は10時半から12時半まで。

講座後は、食事をしたり、お買い物をしたり、年齢問わずに受講できるような時間帯を考えてみました。

東急セミナーBE雪谷では、昨年10月から講座を開講し、勉強会の空気に潤いが出てきたように思います。私自身、参加者の皆様との関わりから色々なことを学ばせて頂き、楽しく朗らかな時間を過ごさせていただいています。

NPO法人CULLカリタスカウンセリング学会が目指しているのは、「生き甲斐の心理学」を暮らしの中で楽しく学んで頂くことです。自分の不安感ばかりを突っつきながら問題を解決しようと思っても、きっと、同じところをグルグル回るだけかもしれません。テキストの内容や解りにくい用語を説明しながら、自分の生まれてから今日までの経験をモチーフにして勉強会を進めていきます。
他者のことよりも、自分のことに留まる時間を大切にできるよう配慮していくのが私の一番大切な役目かもしれません。

人は必ず自分の内に答えを持っています。
「自分の内にある答えって何だろう?」というところから、この勉強の始まっていきます。

某カトリックの女子校でスクールカウンセリングをさせていただきながら、このNPOの活動も同時に深めていくことが私の生き甲斐^^です。

PCのブログからですと、左横から私の関わる団体のホームページに入ることができます。ぜひ、ご参照ください。

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3月を迎える不安感

2012年02月24日 | 第2章 五感と体感

横浜:久良岐能舞台

昨年の3月11日。私は新宿御苑を散策し、9月に行う作品展の会場視察をし、定期的に行われている表装教室の指導員の勉強会に出席。表装の師匠の自社ビルで被災しました。
幸いにもビルの持ち主と共でしたので、渋谷の駅で寒い思いをせずに済みました。
翌日の午前中に家にたどり着いたものの、その後一週間くらいは時間が止まってしまったかのような感覚が自分の中に残っています。

ここ数日、春の訪れを感じる空気を感じると、あの時の体験が思い出されてきます。

3月11日を目の前にして、得も知れない不安感を感じる人は私だけでは無いと思っています。

津波と地震の大きな被害を受け、放射能の問題と直に向き合わなくてはならない方々が、季節を乗り越え、一年を迎えようとしています。

「あの時と同じような気候が自分の体験を蘇らせていくこと」を意識しておくのとしないのとでは、心持が違うかもしれません。

「なぜ、自分が得も知れない不安感に襲われるのか…」
このようなことを心の隅に置いておくと、底なしの不安感を少しでも回避できるかもしれませんし、
「〇〇と同じような事象や人」が自分を不安にさせていることに気付くだけでも、得も知れないものから解放されるかもしれません。

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満足度

2012年02月23日 | 第2章 五感と体感
満たされないものを補うために、満たされたい事を追い求める時、自分は何に満たされたいのか意識しているでしょうか?

だいたい、自分が満たされていないものって一体何なのでしょう。

それは追い求めても追い求めても満たされるものでないもの?

努力すれば満たされることが可能なもの?

他者に満たされていないものを満たしてくれること期待している?

満たされたいことが叶わない、もしくは触れるのが怖く、他のことに逃避し続けている?

それとも、「満たされたい」という思いに固執し過ぎている?

自分はいったい何がどのくらい満たされると満足なのでしょう?

私も、「自分の満足度」を、ちょっぴり考えながら今日を過ごしたいと思います。

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春を待つ

2012年02月22日 | 第2章 五感と体感
東大寺の二月堂でのお水取りは、今年で1261回目です。

ブログでは何度も書いていますが、二月堂から東大寺本殿の裏手に抜ける路は、私の魂の故郷です。
昔々の記憶が体感として蘇り、裸足で草履のようなものを履き、巻子を持って歩いている自分を感じるのです。
その時の気持はワクワク。そのワクワク感は、どうも学ぶことの喜びのようです。

小僧なのか、僧侶なのか、それは解りませんが、体感だけが蘇ります。

うららかな春の兆しの中、練行衆の繋ぐ命は、私の魂にしかと根付いているのがわかるのです。

そして、今日はキリスト教では、灰の水曜日です。昨年祝別したシュロの葉を灰にします。
そして四旬節に入ります。復活祭までの祈りに入るのです。

今年は練行衆が戒壇院に入る時期とほぼ重なるのは、今年の復活祭が4月8日だからかもしれません。

クリスマスを冬至と合わせ、復活祭を春分の満月と合わせていることに、多宗教を含んできたキリスト教の特徴の面白さを感じます。

何が絶対かは解りませんが、確実に春に向かっていることを感じることのほうが普遍的で自然な心の動きかもしれません。

お釈迦様の誕生日と復活祭が同じ日に重なると、仏教とキリスト教の行事がしっくりと重なるのです。
魂を信じる「人の真摯な姿」は理屈なく美しいと思うのです。

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認めてもらいたい感情

2012年02月21日 | 第2章 五感と体感
「自分の成果を認めてもらいたい」と思うとき、自分はどんな行動を取っているのでしょう…

成果としての事実だけを知らせ、相手の評価を静かに待つ?

自分の成果を知らせることで、周りから賞賛を浴びたい?

自分の成果は天下一だと思い、自分以外の人を見下すような言動や行動を取っている?

誰にも知らせることなく、自らの喜びを内に秘め、淡々と過ごす?

「認めてもらう」ということは、私達の人生の大きな課題かもしれません。

好く評価されることは、達成感に繋がります。

私の場合、「こんなこと出来て当たり前だ」と評価され続けてきた私の小学生や中学生の頃を思い出すと、一つ一つ何かを終えるたびにきちんと褒めて欲しかったな…と思います。だから、成果に対しての評価を過大に賞賛されたい人を見ていると、逆に虚しさを感じます。つまり、私はどのくらいやれば賞賛されるか?という自分のスケールが欠けているわけです。

良く捉えるならば、自分に与えられた仕事をマイペースに独りで黙々と出来るのは、大きな達成感を成し得る目標が遠くはるかにあると感じる傾向にあるからかもしれません。

他者から注目され、褒められたい、という気持ちはありますが、褒められたことに対し、嬉しいと思う気持ちはあっても、心底素直に体感できることは永遠に無いだろうし体感しないだろうな。。。と、解釈している自分は、決して暗い性格ではありません^^;

では、私はどのように認められたいか…

天の神様、仏様がお見通しで、自分を見てくれていることは信じているので、その方に「よしよし」と言って頂けることが一番の至福かもしれません。
ちょっと、カッコ良すぎるかな…。

そのために、頭を垂れ手を合わせ、静かに瞑目する時間が私にとってとっても大事な時間なのです。

さてさて、認めてもらいたい感情を、皆様はどう自分でどう表現していらっしゃるでしょう…?

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選ぶこと

2012年02月20日 | 第2章 五感と体感
趣味の能楽の発表会や国立能楽堂の式能があり、週末は能三昧でした。

自分が本当に好きな世界を凝縮してくれているのが能楽だな、としみじみと感じています。

謡いや仕舞いを学びながら、徐々に体得していく面白さも自分の喜びであるし、
能の装束を観る毎に、表装の取り合わせのイメージが広がるのも私の楽しみの一つです。

この年齢になって、ようやく自信を持って自分の好きなことを自分自身で選ぶことができるようになってきたように思います。
10代、20代の頃の自分の選択は、半世紀生きてこれた自分を或る処に安定させるためのものであったような気もするし、そうは言っても、未だにゆらゆらと揺れている中に生きているはずなのですが、アイデンティティの統合の位置がぶれにくくなってきたようにも思います。

何事も、出合いに「遅すぎる」ということは無いと私は解釈しています。
出合った時期が自分にとって最良の時期であるし、自分に相応しいタイミングなのです。

生まれてから今日まで、好きなことを選び続けてきた結果、今の自分が在ることも確かなことでしょうが、否応なく選択せざる得なかったことをどのように解釈していくかも「選ぶ」ということの一つであるようです。

つまり、どんな解釈を自分が選ぶか、ということです。

囚われた解釈に固執することで、自分を苦しめる選択も、選択の一つであろうし、固執されたくなくて解放を信じながら何かを選択していくことも選択の一つです。

自分は何を選ぶのか。

これからも、明るい方向に向いていく何かを信じて選択していきたいものです。

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囚われた考え方

2012年02月17日 | 第2章 五感と体感
ある考え方に固執していることで、自分の可能性を信じることを削いでいるかもしれません。

自分の考え方は、地球の人口が70億人としたら、その70億分の1に過ぎないことを時々思い出してみると、自分の考え方に固執するあまり、周囲の人たちの思考と行動をも制限していることに気付くことがあります。

最悪のシュミレーションをイメージすることも大事ですが、最高のシュミレーションも同じくらい大事にしたいものです。

自分の中にある囚われから解放されると、自分の周辺の人物像、事象に対しても、違った解釈で見えてきます。

それは、相手が変わったのではなく、自分自身の概念が変化したからなのです。

もちろん、自分の囚われから解放されると、当然、それを察知した人々も自分の見方を変えます。見方が変わったことで友好的な感情も生まれてきます。

囚われた考え方の中にいると、自分の可能性が失われ、狭い狭い中に自分を閉じ込めていきます。囚われは自分の可能性を削ぐことと同じように思います。

発展的な囚われ、壊滅的な囚われをイメージしつ、
自分の考え方をもう一度、再確認してみるには、どうすれば良いのかを本日の勉強会で語り合っていきたいと考えています。
(テキスト:ストレス曲線)

今日は東急セミナーBE雪谷教室の勉強会です。詳細ははブログ左のリンク先から入ってください。

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感情は生き抜く力

2012年02月15日 | 第2章 五感と体感
「私には怖いものが無い。」
と、言われると、「きっと大きなストレスを克服し生き延びてきた人だからこそ、こんなことを言えるのね」と、小心者の私は解釈します。

でも、「ほんとうに怖いものが無い」と真顔で言われたら、不気味さを感じます。

人には感情があります。

その感情はいつも一定のものではありません。一定のものでないために、人は色々と苦しみます。

「不安が人の本質である」ことは、何度も書いてきたことですが、もし、「平安感が人の本質」であったら人間はとうに滅びているかもしれません。

恐れること、畏れることを知らなければ自分の命を守ることができないからです。

恐れは自分の命を脅かす危険信号的な感情です。

そして恐れることを感じるということは、その逆の安心な概念を知っているからこその感情だと思っています。

安心感を知らなければ、恐れも感じず、感情が湧いてこないはずです。

つまり、振り子のような自分の感情が、大きく揺れたり、揺さぶられたり、程よく揺れていることは自分の心身の健康を保つために必要な状態のようです。

振り子が「恐れ」ばかりに傾いていると、苦しくなります。
でも、「平安」ばかりに傾いていても、生きる術を見失います。

塩梅良い自分の振り子の振り幅は、自分自身のストレスのスケールとなります。

「どのくらいの恐れ」が自分のストレスの限界か、意識しておくと、自分自身をちょっとは冷静に見ることができるかもしれません。
ストレスのスケールを意識しておくと、ストレスの回避を考えるようになります。
「睡眠を取ろう」とか「美味しいものを沢山いただき、栄養を取ろう」とか「嫌な人の所には敢えて行かない」とか…

心の内を知っているのは自分自身…。自分の感情の振り子を大切にして暮らしたいものです。

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生き甲斐の心理学を学ぶ

2012年02月14日 | 第2章 五感と体感
「たまプラーザ東急セミナーBE」の勉強会が4月から始まります。案内は私のブログ左側の東急セミナーBEのホームページからお入りください。「雪谷東急セミナーBE」の勉強会は引き続き行います。

そのようなわけで、本日は「NPO法人CULLカリタスカウンセリング学会」の教育活動で行う勉強会について書かせていただきます。

自分が生まれた時代背景、両親、風土は、自分自身を育むために無くてはならないものです。それがどんなものであっても自分はそれらの環境の中で生きていかなくてはならないのです。

私達の学びは、病気を治すためのものではありません。治療はお医者さんのお仕事です。

自分の生き甲斐とは何だろう?
自分は何のために生きているのだろう?
、というようなテーマを中心に、自分を見据えることをカウンセリングの基礎的知識を学びながら自問自答していく時間を勉強会で共有していきます。

親子やパートナーの問題の悩み、
学校や職場での人間関係、
自分の将来、
震災の不安、
仕事の不安、
生き甲斐が無く得も知れなく湧き上がる不安感、等…

一旦、自分に留まり、誰のことでもなく自分を中心に据えて、自分自身の「考え方」「湧き出す感情」「起こしている行動」について無理せずに、今この時に思い浮かんだことを自分自身意識することを続けていくと、自分の内にある答えというべきものが見えてくるようです。

そのようなことを1人で自問自答出来る人もいらっしゃるかもしれませんが、なかなか1人きりでより良い方向へ、つまり発展的に自問自答することは難しいかもしれません。

出せそうで出せない自分の答えを「生き甲斐の心理学の勉強会」で心理学の理論を理解し、知識を身につけながらゆったりと学んでいくことを目的としています。

カールロジャーズの理論を中心に、フロイト、エリクソン、ユングの理論を解りやすく説明しながら、自分の事例に結び付けていきます。心理療法家の植村高雄先生の比較宗教学、宗教心理学、比較文化論を取り混ぜ、文化や歴史、文学、風土記、音楽、絵画等、私達に興味が湧く文化を語り合いながら自己の器を豊かにしていきます。

器が豊かになってくると自ずから答えが導き出されていきます。

自分自身に興味のある事柄を大事にしながら、自分の生き甲斐を意識化していくことがこの勉強会の大きな目的です。
カウンセリングの理論を知ることで、自己のストレスを良い方向に向かわせていくことも大事な目的です。

楽しく、和やかに、朗らかに学び合っていく世話人を私がさせていただき、互いの個性を大切にし合い勉強会の時間を作っていくことができるよう努力しております。

ご興味のある方は、私のブログや、この学びの主宰者の植村先生のブログ「生き甲斐の心理学」をお読みいただけると幸いです。

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清盛の青春とプログレ

2012年02月13日 | 第2章 五感と体感
大河ドラマの「清盛」は、私の日曜日の楽しいイベントです。

源氏にしても平氏にしても水軍を抜きにしては語れないようです。

いつの世も混沌とし、生きるか死ぬかの瀬戸際を潜り抜けて今の私が存在していることは確かな真実の証だと歴史や古典を読む毎に思います。

俳優松山ケンイチさんの演じる清盛は清々しく正直です。私は平家物語に描かれる清盛からも同じような印象を受けているだけに、好感を持ってドラマを拝見しています。
保元の乱に向けてこれから色々な清盛のエピソードが盛り込まれていくことでしょう。そして夢を実現させようとする清盛の思考や行動がますます面白く描かれていくことを期待しています。

平氏、源氏だけでなく、藤原家の策略、そして白河天皇から鳥羽、崇徳、近衛、後白河天皇のそれぞれの思惑と生き延びる知恵や個性を推察していくと、感情の湧き出し方や解釈、思考に人の普遍性を見ることができ、そこに面白さを感じるのです。

清盛の青春は、混沌とした悩みが核となり、自分との戦いの中で自己を強めていくだけでなく、彼の個性に魅力を感じる人が多く出現していきます。素直で正直でチャーミングな人に魅力を感じることは、いつの世も同じかもしれません。

昨日の清盛は、平家の今後を予感させ頼もしさを感じました。

ドラマのテーマ曲もプログレッシブロックをこよなく愛した私の青春を思い返してくれます。清盛と重なる自分の10代を置き換えながら見ているのもこの音楽のお陰でもあるかも…。

今回の大河ドラマは、期待できそう??です。


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鐘の音

2012年02月12日 | 第2章 五感と体感
毎朝6時少し前に、どこかのお寺の鐘が鳴ります。

風向きによって音の感じが違います。
鐘の音がよく聴こえてくる日は目覚まし時計になりますが、聴こえにくい日もあるので、あてにはなりません(笑)

今朝は鮮明に聴こえ、しかもビブラートを利かしたかのように空気が音を含み幾重にも響いてきました。

凛とした空気に水分が含まれると、それが春の到来の兆しのようにも解釈できます。

15年も住んでいるのに、未だ、どこのお寺の鐘か確かめたことがありません。
風に乗って聴こえてくる鐘は音は、どこから届くのかわからない朝の贈り物です。

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