五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

感情を大切にする

2011年11月30日 | 第2章 五感と体感
感情を大切にしましょう

、と云っても、「感情って何?」と、問われて初めて考え出す方が多いようです。

暫く経つと「では、思考って何?」ということになってきます。

ここで、大事なことは、「思考」と「感情」を別にして、それぞれを意識化してみることです。

「思考」とは、生まれてから今日まで、自分が体験してきた習慣、風習、教育から身につけてきた考え方です。自分という個性がそれらをどう捉えて生きてきたかが「思考」を意識化する上で必要な要素となっているようです。

では、「感情」とは、何でしょう?
「感情」は、自ずから湧いてくる気持ちです。考え方ではありません。
「嫌だ!」「好き!」「怖い」「嬉しい」「喜び」「悲しい」「妬み」「怒り」「幸福感」「健康感」「統御感」「不満」「満足」…、挙げたらキリがありません。
でも、この感情を自分で書きだしてみると、なかなか浮かんできません。感情の曼荼羅を的確に捉えることも、どうも訓練が必要なようです。

思い込みが激しいと、同じような感情しか意識化できないし、平和すぎて意識化できないこともあります。
情報が少ない故に、感情の起伏を経験する機会がない、ということもありそうです。

「何らかの現象に対して動く心」を自分で意識化してみながら、自分の不安感に焦点を当ててみると、いくつもあったイライラが整理されてくるようです。

湧き出す感情には意味があります。

感情は生き抜く知恵…

他者の感情は解りません。家族であろうが、他者は他者です。

まずは、自分の感情に耳を澄まし、見据えてみることです。

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何を求めているのだろう?

2011年11月29日 | 第2章 五感と体感
自分を成り立たせているものとは、なんだろう?

と、問われても、即答できるものではありません。

☆自分は、何のために生きているのか?

☆自分の生き甲斐とは何か?

☆自分の心と魂と身体を大切にして生きているか?

上記☆三つの問いを自問自答することで、人は生きる意味を改めて考えていくようです。

生きることはメメントモリと繋がります。メメントモリ、つまり「死を想うこと」で、自分がどのように生きていくか、生かされているかを思索せざる得なくなるように思います。

明確に「答え」が出るものではないはずですが、これらの思索をすることで、生命力が湧き出してくるようです。

自分は何を求めているのだろう?
自分を成り立たせているものは何なんだろう?

これらの問いをぼちぼちと思索しながら、2011年を振り返り、2012年へとタスキを繋げていきたいものです。

昨日は某中高の保護者勉強会でした。3年間勉強会に参加され、学びのコツを体得した先輩の参加者の皆様のお陰で、今年度の勉強会は初回から柔らかい空気で始めさせていただきました。皆様に感謝しております。
永続は力なりです(^^)

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自分を成り立たせているもの?

2011年11月28日 | 第2章 五感と体感
昨日は我が家での勉強会でした。いつものメンバーがいつものように集まり、かれこれ8,9年続いています。
女性ばかりの集まりです。

継続は力だなぁ、と思います。

それぞれの勉強仲間が職業を持ち自立し、今では皆さんが管理職的な仕事をされています。

私達の年齢の人が仕事を続けていれば、当然経験するものです。

自分の役割はそれぞれですが、立場としては共通したことが云えます。

上司との関係や部下との関係。双方のかけ橋と云う立場。

それぞれの役割の中で、自分の職場で自分自身にプロとしての誇りのようなものを皆さんから感じつつ、私自身も、もっと自信を持ってやっていけばよいのだ。。。と、元気が湧いてきました。

2011年最後の勉強会だったので、勉強会の〆に「自分のアイデンティティを成り立たせているものは?」ということを質問してみました。

様々な思いや考え方が語られました。

それぞれが言っていることの根底は同じようなことでも、自分の言葉で語ることに意味があります。

それぞれの成育史から芽生えた「ことだま」をとても愛おしく思いながら、勉強会を終えました。

来年早々にお会いするのを楽しみに、年末を一気に駆け抜けましょうね~♪

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源氏物語の面白さ

2011年11月27日 | 第2章 五感と体感
12月に公開される映画がきっかけで、源氏物語を読み始める方もいらっしゃることでしょう。

源氏物語は、光源氏の母である桐壷の巻から始まり、光源氏が亡くなった後の子供や孫の物語に至るまで、およそ80年間の月日を描いています。

読まずして「男女のどろどろした関係の物語よね」と、言われると、「もうこれ以上話をしても無駄だな」と思い、話題を変えることにしています。

光源氏の出生と男女の関係は、主人公である光源氏の出世を表現するための媒体とも解釈することができ、登場する人物のそれぞれの性格や生き方は、読み手自身の生き方を投影しているような感覚になっていきます。

物語の平安貴族の優雅な暮らしぶりは、単に豪華さを表現しているわけではありません。平安貴族の風習、習慣、衣装、芸術、食、官位制度、学問、地理等を臨場感を以て知ることができます。
登場人物の感情の湧き出し方まで、想像できるのがこの物語の面白さだと思っています。

登場人物の男性にしても、女性にしても、それぞれの精神的及び物理的に自立した生き方を描き、自らの意思で良くも悪くも「自己実現」を実現させていくのも紫式部の描きたかったものではないか、と思います。

身近な誰か、と思う事もあるし、

これは、自分のことを言っているのではないか、と思う事もあるし、

物語に惹き込まれていくと、長編であることを忘れてしまいます。

物語を読み、その現場に立ちたくなるのが私の悪い癖^^;です。源氏物語、平家物語、太平記、万葉集、、、生きているうちに制覇するのは難しいかとは思いますが、その土地に立ち空気を吸うと、物語の内容が深く身体に浸透してくる体感を得るのです。
出来得る限り、現場に立つことを望み実現しつつ、この世から離れていくのも私の生き方かもしれません。

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現象は紐解く手がかり

2011年11月26日 | 第2章 五感と体感
過去でも未来でもない「今の自分の状態」は、不安を紐解くための大事な状態です。

今、悲しいのか。

今、苦しいのか。

今、嬉しいのか。

今、楽しいのか。

今、怒っているのか。

今現在の自分の現象は、自分の背景を物語っています。

どんなに理由をつけてみても、「現在の自己に起こっている現象」には敵いません。

今の自分の不安感や問題点に自分自身が踏みとどまるとが出来るのであれば、もうそれだけで充分かもしれません。

師走の前の最後の週末です。少しゆっくり休めるといいな、と思います。

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押し寄せる不安な感情

2011年11月25日 | 第2章 五感と体感
自分の大切な人を失うことは、想像以上のストレスです。

時間が経過しても、自分に突然襲われる喪失感は、経験した人でないとなかなか理解できないかもしれません。

底無しの悲しみ、

自分が消えてしまいそうなくらいの罪悪感など…

私の場合、
夕食の準備をする時間帯に底の無い暗闇に落ちていくような喪失感で急にどうしようもない悲しさを感じることが数年続きました。
不安感は、いつも突然起こります。予告無しに起こる感情と体感です。

ただし、何故、自分がこの状態になるのかは、意識できていました。

押し寄せるどうしようもない不安感の原因が何であるか解っていたから錯乱はしなかったのだと解釈しています。
瞬間的に襲われる底なしの不安感が治まるまで、じっと待つことしか術はありませんでしたが、その数分間は本当に辛いものでした。

我を忘れるくらいの突然起こるとてつもない不安感が、何故起こるか解らないのであるなら、なんらかの防衛機制が自分の中で咀嚼、吟味できていないからだと教えられました。

確かに自分のケースは、抑制をし続けた結果の抑圧だったと解釈しています。(意識的に抑える感情は抑制・意識されていない抑えた感情は抑圧)

自分の湧き出しているはずの感情を、そのまま受容することは、口で言うのは簡単ですが、実際自己事例を頭で巡らしてみると、そうそう簡単なことではないことに気付きます。

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お天道様を拝む暮らし

2011年11月23日 | 第2章 五感と体感
昨日の夜のクローズアップ現代「NHK」をご覧になられた方は、「社会で生き抜く」という今日のタイトルに「ふんふん」と思うかもしれません。

100年前くらいまでの日本は、自分の村の中で生涯を過ごすことが当たり前で、生涯に出会う人の数は、多分、数えられるくらいだったのではないでしょうか?

商人以外は、そんなものだったのでは・・・、と思います。

現代は、好き嫌いに関わらず、幼い頃から、多様な人と出会い、付き合い、社会の中での自分の立ち位置を自分で決めながら生きていくのが通常のこととなっています。

これは、とても大変なことなのです。何と言っても自分とは違う驚きの対象者と常に関わるのですから^^;

朝、お天道様を拝み、田畑に出て、野良仕事をし、日が暮れる前には仕事を終え、夕餉の支度をし、ほのかな灯を頼りに夜を過ごしていた時代のほうが、人間が生きてきた歴史的年数としては長いのです。

テレビ番組の現代人の「心の病」についての傾向を見ながら、かつての人の住まい方を考えていました。

現代社会の人々は、私を含め、本来持っている「人の本質である不安感」を「いけないもの」として、捉えているのかもしれません。

「言われ慣れしていない大人が増え、自分の不安感を意識化するのが怖いので、つねに他者のせいにしているうちに、自分のアイデンティティが揺らいでいく現象」と、現象を捉え分析していくことも学問としては必要なことだと思いますが、あえて狭い人間関係の中で自分を見つめ直していくことは、大人になるほど必要なことかもしれない、と感じました。

人の成長とは、ブータンのワンチュク国王が言われた「人は、身体の中に住む経験という竜を食べて成長していくのです」という言葉通りだと思うのです。

「自分自身に留まり、思索すること」は「或る人」とっては非常に難しいことだということも忘れてはならない、と思うわけです。

お天道様に手を合わせると、どんな気持になるか、改めて意識化しながら、今日も多くの人々との出会いの中で、自分の中に住まう竜を成長させていきたいものです。

人生を終えるとき、身体に住まう竜が魂そのものになって、身体からするりと抜けるまで、自分の身体と心と魂を慈しんでいきたいものです。

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好奇心と生きる

2011年11月22日 | 第2章 五感と体感
好奇心は、生きる術だな、と思う事がしばしばあります。

「なんだなんだ!」

「どうしてこうなるんだろう?」

「なんで、この人はこんなに美しいのだろう?」

「もっと詳しく知りたい!」

好奇心を行動に移すために、自分を抑制する何らかのブレーキがかかると、ブレーキを掛ける自分をストレスに思う事もあります。
あまりブレーキを掛け続けると、自ずから湧いてきていた好奇心が、段々と湧いて来なくなるようです。

「どうせ、できないし…」

「今は、やる時期じゃないし…」

「どうせ、周囲に反対されるし…」

「私には無理…」

そのような思いが続いていくと、自分の存在まで疑わしく思えてきます。

湧き出す好奇心を思うがままに湧き立たせている人をほんのちょっとでも羨ましく思ったら、それは、羨ましく思った人の「好奇心」の始まりです。

「なんで、この人は、こうなんだろう…?」と。

好奇心は、生きる術でしょうし、生きる力でもあるように思います。

抑圧が深ければ、事象や他者の事には興味が湧かないはずです。
そのような時期も或る人には必要かもしれませんが、「好きな人」を一人見つけてみると、心が動き、自分の存在がキラリと光ってくることを自分自身で感じる日が案外早くにやってくるかもしれません。

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愛の不信感

2011年11月21日 | 第2章 五感と体感
平清盛は、喜怒哀楽が解りやすく、人を信じ、情も厚いというイメージが私の中にあります。

源頼朝は、喜怒哀楽が見えにくく、基本的な信頼感が欠け、情が薄いというイメージを持っています。

父義朝が落ち伸ようとする時、温かく迎え入れてくれた家臣の風呂でだまし討ちに遭い命を落とします。
その後、平清盛の奥方の采配で命を助けられる頼朝は、清盛の温情で源氏方の伊豆に流され、養育され、そこで北条家と出会い、旗揚げしていきます。

敵方に倒されるのではなく、味方だと信じていた者に命を落とされた恨み辛みは大きなものだったのでしょう。その後、力を具えてきた頼朝は、裏切り者を残虐的に処罰します。

思春期の頃に、大きな裏切りを体験した頼朝は、その後出会う腹違いの弟義経に、感情転移的な意地悪をしていくのです。

義経は、乳飲み子の頃に母常磐御前から離され、愛情に対しての憧れが強く、それゆえに人を愛する力を具えた人へと育っていきます。

「それゆえ、こうなる」という人の性格に線を引っ張るような確定的な表現は好ましく無いとは思いますが、歴史上の人物の成育史を知ると、なるほどと合点がいくことも度々あります。

どんなに愛されても、不信感から抜けられなかったり・・・

他者からの愛情を求めるあまり、騙されても、いじめられても、それは「愛だからこそ」、と信じきってしまったり・・・

吉川英治節の新平家物語を読んでいると、登場人物の人間像について色々考えることが多くなりました。

昨日は、平家物語の「妓王」の能を鑑賞しました。
清盛に寵愛された白拍子の「妓王」の元に、やはり舞いの名人「仏御前」が現れます。清盛は妓王よりも若い舞いの名手を寵愛していくようになります。しかし、仏御前は、静かに身を引き仏御前を立てようとする妓王に憧れを抱きます。
本来なら取った取られたの二人の女性修羅場が繰り広げられるのでしょうが、感情を抑えた静かな演目です。

愛し方、愛され方は、ひとりひとりの人の愛の原型に大きく繋がるようです。
どのように親から愛されたのか。。。そのその人の愛の孤独感とは、一体何なのか。。。

自分の「愛」を意識化していくのも、自己の個性の美を見つめる上で大切なことのように思います。

仏御前は、妓王を追いさっさと嵯峨野の現・妓王寺に出家してしまいます。
寵愛した清盛は、如何なものだったのかは解りませんが・・・。清盛は清盛で、母との確執で長く悩んだ人でもあるようです。

このあたりのことも書きだすと長くなりそうなので、また次回に^^;


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ブータン王国

2011年11月20日 | 第2章 五感と体感
このところブータンのワンチュク国王と王妃が、話題を集めています。

私とブータンとの出会いは遡ること30数年前です。ワンチュク国王のお父様がご結婚される直前あたりに、やはり今のように話題となり、テレビに頻繁に映し出された時期がありました。そのときも、民族衣装に身を包み、きりっとした眼差しの中に和らいだ風格を兼ね備え、弓を引く映像がが、特に印象に残っています。

10代だった私は、なんと清潔感のある王子様だろう。。。と、思い、丁度、その頃から興味を持ちだしたチベット仏教を本格的に読み出していたことと重なり、深い親近感を覚えたものです。

学生の頃は、休みを利用し、インドやネパールに赴き、特にネパールの山々を歩くことで、単なる旅人の視点からですがチベット人の人々との交流から多くのことを学びました。

ブータン王国の若き国王ご夫妻は、前国王のお父様が提唱された国としてのアイデンティティである「幸福感重視の国家」を継承され、それを実践されておられます。
実践されている様子を拝見し、心と身体から醸し出す雰囲気から、地に足のついた太い柱から手足が伸びるような安定感を感じ、普遍的な魂が見えてくるようだと表現しても大げさでは無いように思いました。

お父様が実践されていた幸福感度重視の国作りは、ただ、ほんわかと「幸福」と叫んきたわけではありません。国民に対しての規律にも厳しさがあります。経済成長中心の世界とのギャップから一時は、ブータンに押し寄せる観光客の人数制限をしたことだってあります。
思考錯誤しながら、現在も、幸福感度を重視するために世界の経済とのギャップと戦っているようです。

民族としてのアイデンティティが一つの国家で表現されることが可能であるとしたら、もしかしたら、それが平和構築の一番の安易な条件かもしれません。でも、地球には、国境線は無いはずなのに、地図には細かく国境線が引かれています。

他者を受容し合うことが実現したら、もっともっと自己の幸福感が深まるはずです。でも、それが出来ず、争いは現在も絶えません。国と国。民族と民族。宗教の違い。そして、あなたと私という関係性に至るまで…。

幸福であるための条件と幸福感は別のものであることを、今一度考える良い機会を与えられていることに気付いた方も多いかもしれません。

湧き出す幸福な感情とは、いったい、どんな時に湧き出してくるのでしょう…

今一度、もう少し考えてみたいものです。

考える時間を与えられていること自体が、幸福感に繋がることもありそうです。

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信頼関係

2011年11月19日 | 第2章 五感と体感
東急セミナーBEでの勉強会第二回が昨日行われました。

参加者の皆様、お疲れ様でした。

来年一月期の講座継続が決まり、のんびりと続けていく環境が整ったわけですが、とりあえず10月から12月の3回コースで完結目指していますので、少々詰め込み過ぎてしまったことを反省していますが、来月は、その分、余裕を持ちたいな、と反省しつつ考えております。
個性の美を表出しながら、テーマに対する自己解釈を語ってくださり、心から感謝しています。

心の内を吐露することも大事ですが、吐露しっぱなしの繰り返しばかりが続き、返って自分の思いに固執してしまうこともありそうです。
「吐露したい心の内をどのように解釈し、捉えてていくか」について、カウンセリングの理論を知っているのと知らないのとでは、大きな違いがあるようです。
私達のNPOの活動は、そこに特色があります。

現象に理論を当てはめていくと、こんがらがった糸がほぐれ、整理されていくようです。

自分のこと解釈するのは、自分自身であり、他者ではありません。

参加者の皆様の、色々な解釈、つまり個性に触れながら、「自分」に焦点を当てていきます。

共に自分自身と向き合いながら、徐々に育まれる信頼関係という空気を構築していく手助けをするのが、私の役目です。

皆様の解釈を大切にしながら、来月の第三回勉強会を迎えたいと思います。

雨の週末。
心と身体を整え、充電する週末にしたいものです。


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自己受容のための環境

2011年11月18日 | 第2章 五感と体感
学校に行けない

学校に行かない

友達と上手に付き合えない

友達は必要ない

教室に入れない

教室に入りたくない

皆の目が気になる


これらの自分に起こる現象を他者から「なんで?」「理由はなに?」「どうしてそうなるの?」「何が不安なの?」等と、問いかけられて、すんなりと答えられるなら、とっくに解決の糸口が見えるはずです。

でも、自分に起こった現象を他者にすんなりと説明できる人に出会ったことはないように思います。

私自身も、自分に起こる現象「思考」「感情」「行動」の裏に隠れている不安感を、直ぐに察知することはできません。

自分に起こる現象や、湧き出す感情には、必ず意味があります。

「こうありたい自分(理想)と、現実の自分のギャップ」がストレスを呼び起こし、それが、自分の胃を痛めたり、イライラしたり、悲しくなったりすることの原因であることは、理屈で意識化することはできますが、実際、自分に起こる現象をそのまま、ありのままに受け容れることは、簡単なことではないようです。

「ありのままの自分とは何か」、考えることも必要かもしれませんが、「ありのままの自分を表せる環境とは何か?」ということを学んでみることに視点を変えてみると、カウンセリングの理論の学びが楽しくなるように思います。

今日は、東急セミナーBE雪谷での第二回目の講座です。新たなメンバーをお迎えし、環境を整える世話人として、楽しく講座を進行したいと思っています。

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自分の現実吟味力

2011年11月16日 | 第2章 五感と体感
昨日は四谷の勉強会でした。

自分の現実吟味力と向き合いながら、発展的な勉強会だったと思います。

自分の感情をそのまんま、伝えることができる中で、自己の防衛機制にも触れることもでき、澱みの無い時間を過ごしました。
自分の役割と防衛機制の問題は、何度も書いていますが、自分の成育史における自分自身の解釈が「考え方や感情、行動」を支配していきます。

他者のことは解りません。

自分の事にそれを照らし合わせてみると、長年見えていた自分の吟味とは違う吟味が段々と成されていくことが、とても興味深いのです。

いつも、同じ理由でグルグルと自分を諌めたり、怒ったりしていることも、自分を知る上で大事なことだとは思いますが、突破口を見つけるには、もう一歩踏み込むことが必要かもしれません。

そのためには、自分は、どういうふうに人に好かれたいのか、どんなふうに人々から愛されたいのか・・・
そして、それが叶わないと、どんなふうに自分が不安になっていくのか・・・
そんなことを思い巡らしてみるのも「自分の現実吟味力」を見極めるきっかけとなるように思います。

勉強仲間を互いに信頼し、防衛機制が外れている状態は、参加者各々の「自然体」が作り出すようです。

抑制や抑圧に濁りを感じると、たちまち空気が澱むのが不思議です。

長年の勉強仲間に、深く感謝した一日でした。

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孤独であることを受容する

2011年11月15日 | 第2章 五感と体感
父の転勤が多かったおかげで、培ったものが多々あります。

その中で、あえて一つ挙げてみると、「超アウェー感」による孤独感をある程度受容しつつ、すり抜けていく方法を育んだことです。

新しい土地での生活を繰り返すうちに育んだ「来るもの拒まず、去る者追わず」「自分が居なくても事は運んでいく」という考え方は、良くも悪くも私の考え方の中にあります。

だからこそ、「一つの処に定着したい」ということに関しての憧れもあります。

ただ、昨日も書きましたが、自分の役割は、じっくりと考えます。その取捨選択は、他者が選ぶものではなく、自分が選んでいくものです。自分で選んだものであれば悔いはありません。

段々と、社会的責任を学び、実感し、未だに成長過程。。。と云う感じですが、責任を任された仕事をする際、大事なことは、自分を支えてくれている仲間の皆さんに不安感を与えない、ということが鉄則だと思っています。
そのために、自分の言動や行動が、とても大事になってきます。

自分の軸の中から湧いてくる言葉であれば、他者がどう思おうと、自分で責任を取れば良いだけの話です。ただ、そこで気をつけなくてはならないことが一つあります。

自分の孤独感を感情転移で言葉に表しているとしたら、どうでしょう。。。

周りに不快感を与えるだけです。

自分の不安感を自分の中でありのままに受容することが出来れいれば、周囲に撒き散らすことは無いはずです。
自分の問題の核心と、自分の孤独感を常にじっくりと見定めていたいものです。

自分の抱えている問題が、複数あり、それが整理されている状態なのか?
自分の湧き出す感情は、実は、整理されていない問題に対しての感情転移ではないか?
もしかしたら、自分の孤独感の取り扱いに問題があるのではないか?

これらの事をごちゃまぜにしていくと、整理されるものも整理されません。ひたすら感情が高まり、自分で制御できなくなり、どっと罪悪感に苛まれていくようです。

「不安感は人の本質である」であるように「孤独感も人の本質」であるように私は考えます。

さて、超アウェーといえば、本日はサッカー日本代表「日本;北朝鮮」戦です。それぞれ抱える孤独感と向き合いながらトップアスリート達が、敵地でどう戦い抜くか、気を入れながら観戦したいと思っています。録画で見ざる得ないのが残念ですが、日本から[気]を送ります^^/

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職場は楽しい方が良い

2011年11月14日 | 第2章 五感と体感
できれば、仕事は楽しくしたいと常々思っています。
同じ方向を向いていても、それぞれの「思考・感情・行動」が違うのは当たり前です。

それぞれの個性の美を大切にしていきたいものです。

いちいち感情的に反応してしまうと、その感情に自分が取り込まれ、自分の役割に課せられる以上のストレスがのしかかってくるようです。

職場がどんな風であろうと、まずは、自分の役割に焦点を絞り、仕事を遂行しつつ、様子を見ればよいのです。

淡々と風当たりを感じつつ、自分の立ち位置を調整していくと、たぶん、余程の事が無い限り、塩梅良くなっていくようです。

その間、当然、相手も自分を見ているわけです。

互いに軌道修正しながら、心地よい空間を作り上げていくことが、理想的です。

風当たりに対して、いちいち過剰反応することは、自分の不安感を強めていくだけです。

「信頼し合っている」ことを信じることから始めていきたいものです。

一週間の始まりです。
気温の変化で、体調を崩さないよう気をつけてお過ごしください。

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