DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

フック、大苦戦

2011年10月25日 05時06分33秒 | 世界ボクシング
先週末22日土曜日、ドイツで行われた試合結果です。
WBOクルーザー級戦:
王者マルコ フック(独)KO6回 挑戦者ロヘリオ ロッシ(亜)

*3回に1度、5回に2度、そして最終回となった5回に豪快な右で挑戦者を沈めたフック。結果だけ見るとフックの圧勝に映るでしょう。しかし実際に試合を見ると、フックの大苦戦の印象は拭えません。

今回が世界初挑戦となった30歳の挑戦者。長身のサウスポーで、試合開始からジャブを主体に前進。フックは時々打ち返すのが精一杯という状態が4回まで続きます。

ロッシは3回、低打のため減点を科されます。2度目の注意、ベルトライン際へのパンチ。減点されてもおかしくない行為です。しかしこの承知は挑戦者にとり少々厳しいように見えました。このラウンドに奪われたダウンもパンチによるものではなく、フックに押さえつけられたもの。ロッシはこの回だけで3点のビハインドを背負わされます。

問題が起きたのは4回終了の際。フックの右は当たらずそこでゴング。しかしフックの左フックが直撃し挑戦者はダウンを喫してしまいます。もちろんこれは反則打。フックは2点の減点を科され、ロッシには1分間の休息が与えられます。

2分後の試合再開後(インターバル1分+ロッシへの救済措置1分)、フックは畳み掛けるように攻撃を開始。反則打からのダメージを引きずるロッシから2度のダウンを奪います。5回の豪快なKOパンチは、それまでの流れからして必然的なもの。反則打でダメージを与え、最後はKO勝利。そう見ようと思えば見れる試合でした。

大苦戦の末8連続防衛に成功したフック。そろそろ王座陥落の時期かもしれません。

善戦むなしく敗れ去った挑戦者。WBOに再戦を求めれば、受け入れられるかもしれません。

あからさまな王者贔屓のレフェリー。少々残念です。
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和毅、今年初のKO勝利

2011年10月25日 01時49分52秒 | 世界ボクシング
今月15日、メキシコで行われた試合結果です。
スーパーバンタム級10回戦:
亀田 和毅(亀田)TKO7回1分6秒 ヘスス セハ(メキシコ)

*この試合が今年4試合目となる亀田家の末弟和毅。昨年師走以来のKO勝利を収めています。戦績を21戦全勝(13KO)に伸ばした和毅。近日中に今年の師走の対戦相手が発表になるでしょう。
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