現地時間の半日ほど前(5月1日)、米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
WBOライト級王座決定戦:
レイムンド ベルトラン(メキシコ)TKO2回1分29秒 粟生 隆寛(帝拳)
*ベルトランが前日計量で体重超過という失態を演じ、粟生が勝利したのみ新王者誕生という変則的な形で行われた一戦。両者の体格差は2階級ほど違っており、そのハンディが粟生に大きく圧し掛かる結果となってしまいました。
両選手の体格差が大きく取り上げられていますが、それ以外にもベルトランが勝利した原因はあったように思います。
今回が3度目の世界挑戦(実際にはベルトランにとり無冠戦)となったメキシカン。初挑戦は敵地に乗り込んで引き分け。2度目の挑戦は実力者テレンス クロフォード(米)を相手にフルラウンド戦い抜いています。
日本人サイドから見れば、この試合の焦点はあくまで粟生が3階級制覇達成できるかどうか、だったことでしょう。しかし戦った帝拳陣営はいざ知らず、全体的にベルトランを過小評価し過ぎていたのではないでしょうか?
もしベルトランがライト級のリミットを作り、この試合が予定通りに行われていたとしても、勝敗はさておき粟生はかなり苦戦を強いられていたことでしょう。ベルトランは粟生のサウスポー・スタイルをまったく苦にしておらず、初回から右パンチをビシバシ当てていました。そして右パンチに加え左のボディー、アッパー攻撃で粟生を追い詰めていきました。防御勘の鋭い粟生にあれだけパンチを当てるのですからたいしたものです。
2回半ばに右で豪快に粟生をキャンバスに送ったベルトラン。再開後は左フックでグラつかせたところでレフェリーストップを呼び込んでいます。
圧倒的な強さを見せつけ白星を加えたベルトラン。次の世界挑戦の機会はいつ与えられるのでしょうか。
いい所なく敗れた粟生。相手の失態もありましたが、現役続行ならスーパーフェザーに再転向すべきでしょう。
WBOライト級王座決定戦:
レイムンド ベルトラン(メキシコ)TKO2回1分29秒 粟生 隆寛(帝拳)
*ベルトランが前日計量で体重超過という失態を演じ、粟生が勝利したのみ新王者誕生という変則的な形で行われた一戦。両者の体格差は2階級ほど違っており、そのハンディが粟生に大きく圧し掛かる結果となってしまいました。
両選手の体格差が大きく取り上げられていますが、それ以外にもベルトランが勝利した原因はあったように思います。
今回が3度目の世界挑戦(実際にはベルトランにとり無冠戦)となったメキシカン。初挑戦は敵地に乗り込んで引き分け。2度目の挑戦は実力者テレンス クロフォード(米)を相手にフルラウンド戦い抜いています。
日本人サイドから見れば、この試合の焦点はあくまで粟生が3階級制覇達成できるかどうか、だったことでしょう。しかし戦った帝拳陣営はいざ知らず、全体的にベルトランを過小評価し過ぎていたのではないでしょうか?
もしベルトランがライト級のリミットを作り、この試合が予定通りに行われていたとしても、勝敗はさておき粟生はかなり苦戦を強いられていたことでしょう。ベルトランは粟生のサウスポー・スタイルをまったく苦にしておらず、初回から右パンチをビシバシ当てていました。そして右パンチに加え左のボディー、アッパー攻撃で粟生を追い詰めていきました。防御勘の鋭い粟生にあれだけパンチを当てるのですからたいしたものです。
2回半ばに右で豪快に粟生をキャンバスに送ったベルトラン。再開後は左フックでグラつかせたところでレフェリーストップを呼び込んでいます。
圧倒的な強さを見せつけ白星を加えたベルトラン。次の世界挑戦の機会はいつ与えられるのでしょうか。
いい所なく敗れた粟生。相手の失態もありましたが、現役続行ならスーパーフェザーに再転向すべきでしょう。