先週末17日土曜日、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
3団体ミドル級王座統一戦:
WBA(スーパー)/WBC(暫定)王者ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)TKO8回1分32秒 IBF王者デビット レミュー(カナダ)
*試合前からゴロフキンが圧倒的有利と見られていた王座統一戦。試合の方はその予想通りとなりました。試合開始から左ジャブを丁寧に突いていったゴロフキン。「左は世界を制す」と言いますが、まさにその通りの試合内容でした。丁寧にコツコツと基本に忠実なパンチを出し続けたゴロフキン。それに加えてすり足気味のフットワークで絶妙に距離を調整。常にレミューが届かない距離に位置していました。右、左ボディーを時折放ちますが、常に左ジャブを放つことを忘れません。5回にはコンビネーションから左ボディーでダウンを奪ったカザフスタン人。試合はいよいよ一方的になっていきます。

6回、7回とレミューも踏ん張ったのですが実力差を埋めることは出来ず。最後は打たれまくられたカナダ人をレフィリーが試合を止めゲーム終了。世界王者同士の対戦でしたが、如何せんレベルが違いすぎました。しかしゴロフキンの勝利に対しケチをつけるわけではありませんが、レミューはゴロフキンに戦いやすい相手だった事も事実。

15連続KO/TKO防衛に成功すると共に、IBF王座も吸収したゴロフキン。4団体王座の統一、来月予定されるミゲル コット(プエルトリコ)対サウル アルバレス(メキシコ)戦の勝者に標準を合わせています。
WBCフライ級戦:
王者ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)TKO9回2分53秒 挑戦者ブライアン ビロリア(ハワイ)
*上記のミドル級戦同様、この試合も勝者の圧勝が予想されていた一戦でした。
不利が予想された中、ビロリアは試合開始ゴングと同時に果敢に打ち合いに挑んでいきます。しかしそこは安定王者のゴンザレス。どっしりと構えて冷静にビロリアの攻撃に対処していきます。今回の試合ではビロリアが攻勢に来てくれたため、ロマゴンの普段はあまり強調されない防御力の良さが目に付きました。ビロリアの重圧な攻撃をほとんど受けていません。
この勝利後のロマゴンの戦績は44戦全勝38KO。86%の驚異的なKO率を誇っていますがこの選手、決して一発屋ではないですね。その放つパンチは多彩。しかもそれを放てば放つほどパンチが止まらなくなる。重圧な攻撃というのはまさにこの事ではないでしょうか。
3回、右のショートブローでダウンを奪ったロマゴン。その後ビロリアも必死に応戦するのですがパンチを受ける回数が増すのみ。正直見ていて痛々しかったです。最後はレフェリーストップになりましたが、挑戦者の頑張りも大いに讃えられるべきでしょう。

3階級目の王座の3度目の防衛に成功したロマゴン。この階級でも強さは際立っているようです。
何かとロマゴンと比較されがちな前軽量級の帝王リカルド ロペス(メキシコ)。ロペスのプロ最終成績は51勝(38KO)1引き分け。KO率は73%でした。
WBAヘビー級王座決定戦(暫定王座):
ルイス オルティス(キューバ)KO3回12秒 マシアス ビドンド(亜)
*WBAの玩具のような王座を獲得したオルティス。この試合では2回と3回にそれぞれ1度のダウンを奪っています。昨年9月にも同王座を獲得した筈でしたが、その時は試合後のドーピングに引っかかり無効試合に。今回はそのような過ちを犯して貰いたくないものですね。
3団体ミドル級王座統一戦:
WBA(スーパー)/WBC(暫定)王者ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)TKO8回1分32秒 IBF王者デビット レミュー(カナダ)
*試合前からゴロフキンが圧倒的有利と見られていた王座統一戦。試合の方はその予想通りとなりました。試合開始から左ジャブを丁寧に突いていったゴロフキン。「左は世界を制す」と言いますが、まさにその通りの試合内容でした。丁寧にコツコツと基本に忠実なパンチを出し続けたゴロフキン。それに加えてすり足気味のフットワークで絶妙に距離を調整。常にレミューが届かない距離に位置していました。右、左ボディーを時折放ちますが、常に左ジャブを放つことを忘れません。5回にはコンビネーションから左ボディーでダウンを奪ったカザフスタン人。試合はいよいよ一方的になっていきます。


6回、7回とレミューも踏ん張ったのですが実力差を埋めることは出来ず。最後は打たれまくられたカナダ人をレフィリーが試合を止めゲーム終了。世界王者同士の対戦でしたが、如何せんレベルが違いすぎました。しかしゴロフキンの勝利に対しケチをつけるわけではありませんが、レミューはゴロフキンに戦いやすい相手だった事も事実。

15連続KO/TKO防衛に成功すると共に、IBF王座も吸収したゴロフキン。4団体王座の統一、来月予定されるミゲル コット(プエルトリコ)対サウル アルバレス(メキシコ)戦の勝者に標準を合わせています。
WBCフライ級戦:
王者ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)TKO9回2分53秒 挑戦者ブライアン ビロリア(ハワイ)
*上記のミドル級戦同様、この試合も勝者の圧勝が予想されていた一戦でした。
不利が予想された中、ビロリアは試合開始ゴングと同時に果敢に打ち合いに挑んでいきます。しかしそこは安定王者のゴンザレス。どっしりと構えて冷静にビロリアの攻撃に対処していきます。今回の試合ではビロリアが攻勢に来てくれたため、ロマゴンの普段はあまり強調されない防御力の良さが目に付きました。ビロリアの重圧な攻撃をほとんど受けていません。
この勝利後のロマゴンの戦績は44戦全勝38KO。86%の驚異的なKO率を誇っていますがこの選手、決して一発屋ではないですね。その放つパンチは多彩。しかもそれを放てば放つほどパンチが止まらなくなる。重圧な攻撃というのはまさにこの事ではないでしょうか。
3回、右のショートブローでダウンを奪ったロマゴン。その後ビロリアも必死に応戦するのですがパンチを受ける回数が増すのみ。正直見ていて痛々しかったです。最後はレフェリーストップになりましたが、挑戦者の頑張りも大いに讃えられるべきでしょう。


3階級目の王座の3度目の防衛に成功したロマゴン。この階級でも強さは際立っているようです。
何かとロマゴンと比較されがちな前軽量級の帝王リカルド ロペス(メキシコ)。ロペスのプロ最終成績は51勝(38KO)1引き分け。KO率は73%でした。
WBAヘビー級王座決定戦(暫定王座):
ルイス オルティス(キューバ)KO3回12秒 マシアス ビドンド(亜)
*WBAの玩具のような王座を獲得したオルティス。この試合では2回と3回にそれぞれ1度のダウンを奪っています。昨年9月にも同王座を獲得した筈でしたが、その時は試合後のドーピングに引っかかり無効試合に。今回はそのような過ちを犯して貰いたくないものですね。