先週末24日・土曜日、英国で行われた試合結果です。
WBAライト級戦(レギュラー王座):
挑戦者ホルヘ リナレス(ベネズエラ/帝拳)判定3対0(115-114、115-113、117-111)王者アンソニー クロラ(英)
*試合後、意外な事実を知りました。この試合での勝利を含め、これまでに4つの世界王座を獲得してきたリナレス。世界戦出場もちょうど10に到達。しかし意外や意外、12回のフルラウンドを戦い抜いたのはこのクロラ戦が初となっています。
さて、今回が昨年5月以来2度目の英国のリングに登場したリナレス。英国第一戦ケビン ミッチェル(英)戦ではダウン応酬の大激戦に勝利を収めています。今回のクロラ戦、フル・ラウンドに渡り激しいパンチの交換を見せた両選手ですが、両者の実力差は採点以上のものがありました。
プロキャリアも44戦目に達したリナレスですが、驚くことにそのボクシングは未だに進化し続けています。以前はスタミナのなさ、打たれ脆さという弱点を暴露する事がありました。しかし経験とともに筋金が入ったというべきでしょうか、中盤戦で少々ペースダウンをしましたが、それ以外は英国人を圧倒。そのセンスの良さと共に、安定感を英国の大観衆に披露することに成功しました。
常にガードを固め、プレッシャーをかけ続けたのは地元のクロラ。リナレスはその前進を左ジャブ、ボディー・ブロー、そして軽快なフットワークで翻弄していきます。世界王者としては二流以下のクロラですが、その根性は一流と言っていいでしょうね。打たれても打たれても前進を続け、9回には遂にリナレスから嫌気ムードを出させます。しかしここからが成長したリナレス。一度英国人に流れかけた試合の流れを、11回、12回に打ち勝って取り戻す事に成功。これまでのリナレスに見られなかった精神的力強さを存分に見せつけています。
(多彩なパンチでクロラを圧倒するリナレス)
敵地のど真ん中で明白な判定勝利を収め、自身4つ目の世界王座を獲得したリナレス。正直、この採点はリナレスに厳しすぎるように思いました。私(Corleone)は119対109でベネズエラ人のワンサイドと見ました。
(自身4つ目の王座を獲得したリナレス。次はWBO王者との王座統一戦?)
今後リナレスは何を標的にしていくのでしょうかね?一階級上のスーパーライト級ではかなり苦しいと予想します。3度目の渡英戦で、WBO王者テリー フラナガン(英)との王座統一戦が一番魅力的なカードではないでしょうか。
WBAライト級戦(レギュラー王座):
挑戦者ホルヘ リナレス(ベネズエラ/帝拳)判定3対0(115-114、115-113、117-111)王者アンソニー クロラ(英)
*試合後、意外な事実を知りました。この試合での勝利を含め、これまでに4つの世界王座を獲得してきたリナレス。世界戦出場もちょうど10に到達。しかし意外や意外、12回のフルラウンドを戦い抜いたのはこのクロラ戦が初となっています。
さて、今回が昨年5月以来2度目の英国のリングに登場したリナレス。英国第一戦ケビン ミッチェル(英)戦ではダウン応酬の大激戦に勝利を収めています。今回のクロラ戦、フル・ラウンドに渡り激しいパンチの交換を見せた両選手ですが、両者の実力差は採点以上のものがありました。
プロキャリアも44戦目に達したリナレスですが、驚くことにそのボクシングは未だに進化し続けています。以前はスタミナのなさ、打たれ脆さという弱点を暴露する事がありました。しかし経験とともに筋金が入ったというべきでしょうか、中盤戦で少々ペースダウンをしましたが、それ以外は英国人を圧倒。そのセンスの良さと共に、安定感を英国の大観衆に披露することに成功しました。
常にガードを固め、プレッシャーをかけ続けたのは地元のクロラ。リナレスはその前進を左ジャブ、ボディー・ブロー、そして軽快なフットワークで翻弄していきます。世界王者としては二流以下のクロラですが、その根性は一流と言っていいでしょうね。打たれても打たれても前進を続け、9回には遂にリナレスから嫌気ムードを出させます。しかしここからが成長したリナレス。一度英国人に流れかけた試合の流れを、11回、12回に打ち勝って取り戻す事に成功。これまでのリナレスに見られなかった精神的力強さを存分に見せつけています。
(多彩なパンチでクロラを圧倒するリナレス)
敵地のど真ん中で明白な判定勝利を収め、自身4つ目の世界王座を獲得したリナレス。正直、この採点はリナレスに厳しすぎるように思いました。私(Corleone)は119対109でベネズエラ人のワンサイドと見ました。
(自身4つ目の王座を獲得したリナレス。次はWBO王者との王座統一戦?)
今後リナレスは何を標的にしていくのでしょうかね?一階級上のスーパーライト級ではかなり苦しいと予想します。3度目の渡英戦で、WBO王者テリー フラナガン(英)との王座統一戦が一番魅力的なカードではないでしょうか。