DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

呂、2戦目で世界王座奪取ならず(WBAライトフライ級ほか)

2018年07月20日 01時56分07秒 | 世界ボクシング
今週15日・日曜日、マレーシアで行われた試合結果です。
WBAライトフライ級戦(レギュラー王座):
王者カルロス カニザレス(ベネズエラ)TKO最終回2分59秒 挑戦者呂 斌(中国)

*挑戦者呂がプロデビューを果たしたのは昨年9月。そして今回がプロわずか2戦目とリングとなりました。いくら呂にアマチュアの実績があり、カニザレスが3流の世界王者とはいえ、挑戦者からすれば無理なマッチメークでした。11回、そして最終回にダウンを奪われた呂。11回終了時までの採点でも、大差の3対0(108-100、107-111、109-99)でカニザレスが支持されていました。

今回の敗戦は致し方ないとはいえ、その負け方、試合でのダメージ/後遺症がきになります。3月に神戸のリングで当時空位だった同王座を獲得しているカニザレス。1位には久田 哲也(ハラダ)君臨しているWBAライトフライ級戦線。近い将来に再来日する可能性が高そうです。


WBAフェザー級王座決定戦(暫定王座):
ジャック テポラ(比)TKO9回2分38秒 エディバルト オルテガ(メキシコ)

*現在のWBAフェザー級には、レギュラー王者だったアブネル マレス(メキシコ)との激戦を制したスーパー王者レオ サンタクルス(メキシコ)が3つあったWBA王座を2つにし、ヘスス マヌエル ロハス(プエルトリコ)が暫定王者として君臨中。だったはずですが、同団体はロハスをレギュラー王者に無条件で昇格させ、新たに第3の王者を誕生させるとは。いくらテポラが今回の興行の目玉だったマニー パッキャオ(比)の同胞だとはいえ、少々やりすぎでしょう。


IBFフライ級王座決定戦:
モルティ ムタラネ(南ア)判定3対0(114-113x2、116-110)モハマド ワシーム(パキスタン)

*内容の濃い35戦のキャリアを誇るムタラネと、今回がプロ僅か9戦目のワシームの対戦。結果は南アフリカ人がそれまでの貯金で逃げ切った形になりましたが、ワシームは11回にダウンを奪うなど格上選手に大いに肉薄。パキスタン国外でキャリアを積んでいるワシームにとり、敗れたとは言え今後が期待できる試合だったのではないでしょうか。
コメント
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