先週末5日・土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
スーパーフライ級10回戦:
前日本フライ級王者中谷 潤人(M.T)TKO6回2分2秒 元IBFライトフライ級王者ミラン メリンド(比)
*早くからその才能を高く評価されていた中谷。今回は日本でもお馴染みの元ライトフライ級王者メリンドを迎え、世界への試金石となる一戦に臨みました。
過去2戦で連敗を喫している相手とは言え、メリンドは元世界王者。そんな実力者を相手に中谷は、試合を通じて主導権を握り続けました。
試合の方は6回、一方的な展開になったところで主審が両者の間に入りゲームセット。中谷がピークは過ぎているとはいえ元世界王者を下し、世界は初挑戦に向け存在感を示すことに成功。同時にデビューからの連勝記録を20(15KO)に伸ばしています。
中谷が世界挑戦を狙うフライ級。2019年10月8日現在の同級の世界王者たちの顔ぶれは次のようになります。
WBA(レギュラー):アルテム ダラキャン(ウクライナ/3)
WBC:空位
IBF:モルティ ムタラネ(南ア/2)
WBO:田中 恒成(畑中/2)
中谷は現在、WBAとWBOで2位にランクイン。WBCは3位でIBFでは結構下の方にその名を連ねています。現時点での田中との日本人対決は避けてほしいですね。変則的な強打者ダラキャン、または地味ながらも総合力の高いムタラネに挑戦か。それともWBCの王座決定戦に割って入るのか。早ければ来週にも中谷が世界の舞台で上がる可能性があると見ます。