先週10日・木曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)/WBOアジア太平洋ライト級王座決定戦:
吉野 修一郎(三迫)TKO初回130秒 ハルモニト デラ トーレ(比)
*2017年10月に日本同級王座を獲得して以来、出場した日本タイトル戦のすべてをKO/TKOで終えてきた吉野。日本国内実的状態の吉野はステップアップをはかり、空位のOPBFとWBOアジア太平洋王座の決定戦に出場しました。
好戦的なデラ トーレ相手に後手気味だった吉野ですが初回後半、左一発でライバルをKO。僅か130秒でこれまで保持していた日本王座に加え、2つのベルトを吸収することに成功しました。
当然の如く更なる上のベルト奪取を目論んでいる吉野。今後は日本、アジア圏を含め強豪選手たちとの対戦を望んでいるようです。
日本ライトフライ級戦:
挑戦者高橋 悠斗(K&M)判定2対0(97-93、96-94、95-95)王者堀川 謙一(三迫)
*2015年9月に、タイトル戦7度目の挑戦で念願のベルトを獲得した堀川。しかしその王座は、現WBC王者ケンシロウに判定負けを喫し手放してしまいました。その後2017年4月に久田 哲也(ハラダ)とケンシロウが世界挑戦のために返上した同王座を争いますが判定負け。しかしその後6連勝(5KO)を飾り、この2月に日本王座返り咲きを果たしています。
堀川が迎えた2度目の日本王座の2度目防衛戦、今回がタイトル初挑戦となった高橋と接戦を演じた結果僅差の判定負け。王座決別となってしまいました。
デビューが2000年4月までさかのぼる堀川の戦績は40勝(13KO)16敗(3KO負け)1引き分け。初陣以来、これといったブランクもなく定期的に試合をこなしてきたベテラン王者。試合地も比国、タイ、メキシコ(2度)と海外遠征の経験もあります。日本国内も東西のリングに何度も登場しており、まさに叩き上げの選手。こういう選手が活躍する姿を見るのはいいものです。これまでに2度の日本王座と、WBOアジア太平洋王座を1度獲得してきました。残念ながらタイトルを失ってしまいましたが、3度目の日本王座獲得を目指し張って貰いたいですね。