先週末26日・土曜日、プエルトリコで行われた試合結果です。
WBOミニマム級戦:
王者ウィルフレド メンデス(プエルトリコ)負傷判定7回(2対1:68-65、67-66、66-67)挑戦者アクセル アラゴン(メキシコ)
*本来ならこの日、ガブリエル メンドサ(コロンビア)を相手に、8月に獲得した王座の初防衛戦を予定していたメンデス。メンドサがプエルトリコ入国のビザ取得が間に合わなかったため、試合直前になってランキング外のアラゴンとの防衛戦に変更となりました。メンデスとアラゴンは昨年9月にも対戦しており、その時はメンデスが大差判定勝利を収め、当時空位だったWBOの下部組織であるNABO王座を獲得しています。
試合の方は予想通り、王者のペースで進んでいきます。4回にメンデスが不覚のダウンを喫しますが、その後プエルトリカンがペースを奪回。順調に初防衛に向けラウンドを重ねていきました。
6回、両者の頭部が激突しアラゴンが負傷。結局はそれが原因で試合は負傷判定という消化不良の結末に。メンデスが代役相手に快勝できず、苦い勝利/初防衛に成功しています。
同級のニューフェイスであるメンデスが初防衛に成功した同級。2019年10月30日現在のミニマム王者たちの顔ぶれを見てみましょう。
WBA:ノックアウト CP フレッシュマート(タイ/防衛回数11)
WBC:ワンヘン メナヨーシン(タイ/12)
IBF:ペドロ タドゥラン(比/0)
WBO:ウィルフレド メンデス(プエルトリコ/1)
OPBF(東洋太平洋):リト ダンテ(比/0)
WBOアジア太平洋:重岡 銀次朗(ワタナベ/0)
日本:田中 教仁 (ワタナベ/1)
世界王者たちよりも、重岡の今後が気になります。彼が地域王座を獲得したのが7月末。そろそろ次戦を行ってほしいですね。