最近(2019年11月17日ごろ)のニュースです。
1)スーパーバンタム級で一時代を築いた超絶テクニシャン・ギレルモ リゴンドー(キューバ)。2017年師走に、当時WBOスーパーフェザー級王者だったワシル ロマチェンコ(ウクライナ)に挑戦。2階級の体重差に直面し、自身初の敗戦(6回終了TKO)を喫してしまいました。
今年に入り、元のスーパーバンタム級で再起路線を歩んでいましたが、来月21日、一階級下のバンタム級で逆2階級制覇のチャンスを得ました。井上 尚弥(大橋)がスーパー王者に昇格したため空位となったWBAバンタム級レギュラー王座。その王座を元WBAスーパーフライ級王者リボリオ ソリス(ベネズエラ)と争うことが決定。実力のあるベテラン同士の対決となるこの戦い。どちらが2階級制覇達成を遂げるのでしょうか。
2)これまでに日本、OPBF(東洋太平洋)、WBOアジア太平洋ヘビー級王座を獲得してきた藤本 京太郎(角海老宝石)。英国ヘビー級の一角を担う22歳の新鋭、ダニエル デュオバと12月21日に英国のリングで対戦することが決定しています。デュオバは13戦全勝(12KO)の戦績の持ち主で、これまでにWBCユース、英国、英連邦、WBO欧州、WBOインターナショナル王座を次々に獲得してきた上昇気流に乗る強豪です。果たして藤本はどんなボクシングを見せてくれるのでしょうか。
3)かつて英連邦王座を保持した経験のある幻の元WBAヘビー級王者ルーカス ブラウン(豪)。今月9日に格下ジョン ホポアテ(豪)と6回戦で対戦し、難なく2回TKO勝利を収めています。
4)同日、すでにIBFヘビー級への挑戦権を獲得しているクブラト プーレフ(ブルガリア)が米国のリングに登場。中堅選手ライデル ブーカー(米)を相手に、無難な判定勝利を収めています。
5)減量苦が囁かれているWBOスーパーウェルター級王者ハイメ ムンギア(メキシコ)。9月に行われた最後の防衛戦後には、年内のミドル級への転向話も出ていました。しかし来年1月11日に行われる次戦は、どうやらスーパーウェルター級王座の防衛戦になるようです。現在までにその試合での挑戦者は決まっていません。
6)現在WBCとWBOのスーパーライト級王座を保持しているホセ カルロス ラミレス(米)。王座統一後の初の防衛戦を来年2月1日、中国のリングで予定しています。ラミレスに挑戦するのは、元WBC王者ビクトル ポストル(ウクライナ)。