現地時間の一昨日23日、米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
WBCヘビー級戦:
王者ディオンティー ワイルダー(米)KO7回2分51秒 挑戦者ルイス オルティス(キューバ)
*昨年3月に対戦している両雄。その時は一進一退の攻防の末、ワイルダーが10回TKO勝利。現在も保持している王座の防衛記録を伸ばしています。
今回の再戦でも前回同様、激しい打ち合いが予想されていました。しかし第一戦目からの教訓でしょうか、両者とも慎重なボクシングを展開していきます。
オルティスに対する苦手意識でしょうか、試合終了時までやりづらそうに戦っていたワイルダー。実際に6回終了時までの採点でも、オルティスが3対0(59-55x2、58-56)でリードしていました。
ヘビー級らしいというのでしょうか、試合の決着は突然とやってきます。7回も終了間際、それまで大降りだった右パンチをコンパクトに放った王者。挑戦者はすっ飛ぶようにしてダウン。結局はカウント内に立ち上がることが出来ず、再びワイルダーに白星を献上してしまいました。
苦しみながらもライバルを返り討ちにし、区切りの10度目の防衛に成功したワイルダー。来春には是非とも、もう一人の宿敵であるタイソン フューリー(英)との再戦を実現させてほしいものです。