DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

デービス、ロマチェンコに接近(WBAライト級:レギュラー王座)

2020年01月13日 04時15分59秒 | 世界ボクシング

先月末28日、米国・ジョージア州で行われた試合結果です。
WBAライト級王座決定戦(レギュラー王座):
ジェルボンテ デービス(米)TKO12回1分17秒 ユリオルキス ガンボア(キューバ)

*あのワシル ロマチェンコ(ウクライナ)がスーパー王者に昇格したため、空位となったレギュラー王座を賭けデービスとガンボアが対戦。その攻撃力で、かつては中量級戦線をリードしていたガンボアも、随所に好パンチを当てていきますがデービスの勢いを止める事は出来ず。デービスが2回、8回、そして最終回にダウンを奪いTKO勝利。WBAの第2のライト級王座ながらも、スーパーフェザー級に続き2階級制覇に成功しています。

パンチもスピードもあるサウスポーのデービス。しかも勘のいいガンボアに対し、カウンターパンチを何度も当てる芸当をみせました。是非実現してほしいですね、スーパー王者ロマチェンコとの一戦を。


デービスが乗り込んできたライト級トップ戦線の顔ぶれを見てみましょう(2020年1月13日付け)。

WBA(スーパー):ワシル ロマチェンコ(ウクライナ/防衛回数3)
WBA(レギュラー):ジェルボンテ デービス(米/0)
WBC:デビン ハニー(米/1)
IBF:テオフィモ ロペス(米/0)
WBO:ワシル ロマチェンコ(ウクライナ/2)
OPBF(東洋太平洋):吉野 修一郎(三迫/0)
WBOアジア太平洋:吉野 修一郎(三迫/0)
日本:吉野 修一郎(三迫/4)

*今年はロマチェンコ対才能のあるアメリカ勢の戦いになりそうな世界ライト級戦線。王者たちの顔ぶれを見てみると、ロマチェンコの次はデービスになるでしょうね。この世界王者たちに、吉野やホルヘ リナレス(ベネズエラ/帝拳)がどこまで迫っていけるのでしょうか。


WBAライトヘビー級戦(レギュラー王座):
王者ジャン パスカル(カナダ)判定2対1(114-112x2、112-114)挑戦者バドゥ ジャック(スウェーデン)

*実力拮抗者同士の一戦となったこの戦い。パスカルが4回にダウンを奪えば、最終回にジャックがお返しのダウンを奪うという予想通りの試合内容に。結局はパスカルが僅差の判定勝利を収め、8月に獲得した王座の初防衛に成功しています。

2018年11月に、現在もスーパー王座を保持しているドミトリー ビボル(キルギスタン)に大差判定負けを喫していたパスカル。昨年8月に、レギュラー王者マーカス ブラウン(米)に番狂わせの負傷判定勝利を収め世界王者に返り咲いています。そのブラウンは昨年1月、当時空位だったレギュラー王座をジャックと争い判定勝利。ジャックはブラウン戦に続いての連敗を喫した事になります。パスカルが越えなければならないのは、やはりスーパー王者ビボルの高い壁となりますね。

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