昨年2019年にその活躍が顕著だった選手を5名選んでみました。今回は日本国内の選手5名になります。
WBOアジア太平洋ミニマム級王者重岡 銀次郎(ワタナベ)/2018年の年間戦績は4勝(3KO)。タイトル戦の戦績は2勝(2KO)。
*2018年9月にプロデビューを果たした銀次郎。ここまでの戦績は5戦5勝(4KO)。7月に現在の王座を獲得し、大晦日にはアジアが誇る軽量級の不気味な存在レイ ロレト(比)にKO勝利。2020年内に世界挑戦、そして奪取が期待されるまだ二十歳の超新星選手です。
IBF/WBA(スーパー)バンタム級王者井上 尚弥(大橋)/2勝(1KO)。2戦とも世界戦での勝利。
*ノニト ドネア(比)をも下し、世界が認めるスーパーボクサーに。今年は残り二つのバンタム級のベルトも吸収出来るのかに注目です。
OPBF(東洋太平洋)スーパーバンタム級王者勅使河原 弘晶(輪島)/3勝(3KO)。全3試合OPBF戦に出場。
*2018年11月に獲得した王座を、順当に3度の防衛に成功した勅使河原。そのすべての試合を規定ラウンド内で終わらせています。ただそのすべての試合、日本人挑戦者のみとの防衛戦となっています。今年は世界挑戦に向け、日本国外の選手との対戦や、本拠地である後楽園ホールでの実戦を行っていって貰いたいですね。
IBFスーパーバンタム級暫定王者岩佐 亮佑(セレス)/2勝(1KO)。1試合は挑戦者決定戦。
*2018年2月に、米国西海岸で世界王座への挑戦権を獲得した岩佐。師走には東海岸で、暫定ながらも堂々と世界王者に返り咲いています。今年の目標は、まず『暫定』の2文字を取り除く事。第一次世界王者時代より一段上のレベルにいる岩佐にとり、それ程至難な事ではないでしょう。
日本/OPBF/WBOアジア太平洋ライト級王者吉野 修一郎(三迫)/2勝(2KO)。2試合ともタイトル戦での勝利。
*日本王座の防衛回数を伸ばしながら、2つの地域王座も獲得する事に成功した吉野。今年はもう一つ上のタイトル獲得に向け、どこまでレベルアップが図れるのでしょうか。
選出した選手たちの順番は海外編同様、昨年は重いクラスからの順だったので、今年は軽いクラスからの順となります。昨年選出した選手は、WBAライトフライ級王者京口 紘人(ワタナベ)、井上 尚弥(大橋)、前WBOスーパーフェザー級王者伊藤 雅雪(横浜光)、前OPBFライト級王者中谷 正義(井岡/引退)、そして日本ミドル級王者竹迫 司登(ワールドスポーツ)。
来年は、何人の選手が上のタイトル獲得や、保持する王座の数を増やしているのでしょうか。楽しみです。