今月26日、米国ミネソタ州で予定される試合です。
スーパーウェルター級戦:
WBOスーパーウェルター級1位ティム チュー(豪)対 ロンドン五輪米国代表テレル ガウシャ(米)
*2016年師走にプロデビューを果たしている元統一スーパーライト級王者コンスタンチン チュー(露/豪)の実子ティム。ここまで20戦行い全勝(15KO)を記録。順調に成長し、世界ランキングでもWBOでは最上位まで上ってきました。
チュー2世はこれまでに、2017年10月に獲得したWBCの下部組織であるABCO王座を、昨年は2月に獲得したWBAオセアニアの暫定王座を獲得。5月には豪州国内王座を獲得し、8月にはIBF豪州王座とWBOグローバル王座もそのコレクションに加えます。昨年8月には同胞の元世界王者ジェフ ホーンを、そして今年の3月には3度の世界挑戦を経験しているデニス ホーガンを撃破。世界ランキングではWBOの最上位に加え、IBFとWBCでは3位とここ数ヵ月変わらず。相変わらずWBAのランキングではその名前が見当たりません。
この試合が21試合目となるチュー。対戦するのは以前より対戦が噂されていたガウシャ。2012年にロンドンで行われた夏季五輪にミドル級で出場。2回戦で敗退した選手です。これまでのプロでの戦績は22勝(11KO)2敗(KO負けはナシ)1引き分け。2017年10月に、同時のWBAスーパーウェルター級王者エリスランディ ララ(キューバ)に挑戦するも判定負け。2019年5月には元世界王者オースティン トラウト(米)と拳を交え引き分けを演じています。2012年にプロ転向後、いまだに無冠ですがその実績はチューを上回っています。
プロ4戦目に隣国ニュージーランドで試合を行った経験を持つチューですが、今回が初の米国での試合となります。実父コンスタンチンは7戦目に米国デビュー戦を飾り、中堅のスティーブ ラリモア(バハマ)を2回で一蹴。その後自身の14戦目、米国3度目のリングで世界王座を獲得しています。チュー2世にとり米国でのデビュー戦となりますが、強豪相手にどのような試合を見せてくれるのでしょうか。チュー(注)目です。