DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

二人目のチュー2世、豪快にプロデビュー!(スーパーウェルター級)

2022年03月04日 05時34分19秒 | 世界ボクシング

現地時間の昨夜(3日・木曜日)、豪州で行われた試合結果です。
スーパーウェルター級6回戦:
ニキタ チュー(豪)TKO2回 アーロン スタール(Stahl/豪)

*元統一スーパーライト級王者コンスタンチン チュー(露/豪)の次男坊で、現在WBOスーパーウェルター級1位にランキングされるティム チュー(豪)の実弟が豪快なプロデビュー戦を飾りました。

アマチュア時代、4度も豪州王者に輝いたニキタ。父、兄とは違い左構え(サウスポー)の選手です。アマチュアで確かな実績があり、幼少の頃から世界一線級のボクシングを目にしてきたニキタですが、対戦相手の質もあるでしょうが、とんでもない選手が現れました。プロデビュー時の父のように豪快なのですが、初陣戦の選手が、ボディー攻撃を交えたコンビネーションを放つというのは、そうはお目にかかれるものではないでしょう。

衝撃的なプロデビューを果たした3人目のチュー。早く次の試合が見たいですが、その試合で何らかのタイトル戦に出場させてもいいのではないでしょうか。

(豪快なプロデビューを果たした二人目のチュー2世。とんでもない可能性を秘めた選手です。)

兄ティムと同じスーパーウェルター級を主戦場とするニキタ。彼が世界戦線に絡んでくるのはまだまだ先の話しですが、2022年3月4日現在のスーパーウェルター級王者たちの顔ぶれを確認しておきましょう。

WBA(スーパー):ジャーメル チャーロ(米/防衛回数1)
WBC:ジャーメル チャーロ(米/2)
IBF:ジャーメル チャーロ(米/1)
WBO:ブライアン カスターニョ(亜/2)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:ティム チュー(豪/0)
日本:空位

 

WBOアジア太平洋スーパーフェザー級戦:
リアン ウィルソン(豪)TKO2回2分50秒 王者ジョー ノイナイ(比)

*昨年7月に対戦している両雄。その時はノイナイが4度倒し5回TKO勝利を収めています。8ヵ月ぶりに行われえた再戦。あろう事かに比国人は前日計量に大失敗。スーパーフェザー級はもちろん、一階級上のライト級のリミットすら大幅に超え、スーパーライト級リミットに迫る139ポンド近くの体重で秤に乗っています。

ウィルソンは試合を拒否する権利もありましたが、そこは男の意地でしょう。体重超過の相手との対戦を決意。しかも前回の試合の半分以下の時間でライバルを仕留める事に成功しました。

前回の雪辱を果たすと同時に、プロ11戦目(10勝1敗)で太平洋地域の王座を獲得したウィルソン。今後の活躍に期待しましょう。

下記は2022年3月4日現在のスーパーフェザー級王者たちとなります。

WBA(レギュラー):ロジャー グティエレス(ベネズエラ/1)
WBC:オスカル バルデス(メキシコ/1)
IBF:尾川 堅一(帝拳/0)
WBO:シャクール スティーブンソン(米/1)
OPBF(東洋太平洋):木村 吉光(志成/0)
WBOアジア太平洋:リアン ウィルソン(豪/0)
日本:坂 晃典(仲里/1)

*この興行は当初、昨日ではなく一昨日2日(水)に行われる予定でした。しかし試合会場の変更に伴い、24時間遅れて開催される運びとなっていました。

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