先週末12日、英国で行われた試合結果です。
WBAフェザー級戦(レギュラー王座):
王者リー ウッド(英)TKO12回1分25秒 挑戦者/前暫定王者マイケル コンラン(アイルランド)
*試合前の予想では、若干ながらもコンランが有利とされていました。11回終了時の採点も、僅差ではありましたが3対0(105-102、104-103x2)で挑戦者がリードしていました。
初回終了間際に、豪快にダウンを奪われた王者。そのダウンによるダメージは深刻で、もしダウンを喫したのがラウンドの途中だったらそこで試合は終わっていたでしょう。
ラウンド終了のゴングに救われた形となったウッドは、前半戦を耐え抜き、ジワジワと反撃に転じます。異常なタフネスぶりを発揮するウッドに対し、元々ガードの低いコンランは、ラウンドを重ねるごとに苦しい展開に。11回にダウンを奪われたアイルランド人は、それまでの貯金がほぼ無いまま最終回に突入。最終回中盤、ダウンを喫し、その勢いでリングから転落してしまったコンラン。主審は躊躇することなくそこで試合をストップしています。
大激戦を制し、昨年夏に獲得した王座の初防衛に成功したウッド。次はWBAから指令が出されている、スーパー王者レオ サンタ クルス(メキシコ)との対戦/王座統一戦になるでしょう。
試合後、コンランは病院に直行。その後、無事が確認されています。
下記は2022年3月18日現在のフェザー級王者たちとなります。
WBA(スーパー):レオ サンタ クルス(メキシコ/防衛回数3)
WBA(レギュラー):リー ウッド(英/1)
WBC:マーク マグサヨ(比/0)
IBF:キコ マルティネス(スペイン/0)
WBO:エマヌエル ナバレッテ(メキシコ/2)
OPBF(東洋太平洋):清水 聡(大橋/6)
WBOアジア太平洋:空位
日本:丸田 陽七太(森岡/1)