DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ワーリントン、世界王者に返り咲き(IBFフェザー級)

2022年03月31日 05時06分36秒 | 世界ボクシング

先週末26日・土曜日、英国で行われた試合結果です。
IBFフェザー級戦:
挑戦者ジョシュ ワーリントン(英)TKO7回2分21秒 王者キコ マルティネス(スペイン)

*前回の王者時代、他団体王者たちとの王座統一戦を目指していたワーリントン。しかし交渉が希望通りに進まず、あえなく世界王座を返上。無冠となって迎えた昨年2月のマウリシオ ララ(メキシコ)との一戦は、当時無名だったメキシカンにまさかのTKO負けを喫する事に。9月に行われたララとの再戦も、試合を優位に進めながらも負傷引き分けという煮え切らない形で終わってしまいました。

この2年間、不本意な形で過ごしたワーリントンが挑戦したのは、昨年11月に3度目の正直で2階級制覇を達成した、マルティネス。両者は2017年5月に対戦しており、その時は僅差の判定で英国人が勝利を収めています。

両者は打ち気満々で進んでいった一戦。試合は初回、両者にとっての13ラウンドから動き始めます。バッティングで左目から出血するハンディを負ってしまったマルティネス。それに追い打ちをかけるようにワーリントンの見事な右をまともに受けダウンを喫してしまいます。その後、英国人が主導権を握っていきますが、スペイン人も負けずに食らいついていきます。

試合は中盤7回、終止符を迎えます。相変わらず激しいパンチの交換を繰り広げていた両雄ですが、ワーリントンが連打からライバルを追い込んでいきます。連打の嵐の中、マルティネスが防戦一方になったところでレフィリーが試合をストップし、王者がそれ以上のダメージから救われる事になりました。

大激戦を制すると同時に、昨年初頭に返上していた王座に返り咲いたワーリントン。試合があまりにも激しく、再び腰にベルトを巻くと同時に、病院に直行する事になりました。昨年末、36歳にして再び世界王者に返り咲いたマルティネスでしたが、2度目の政権は数ヵ月で終焉。試合後、現役からの退くという声明を出しています。

2週間前のWBAレギュラー戦に続いて、満員御礼の会場で行われた今回のIBF世界フェザー級戦。下記は2022年3月31日現在の同級の王者たちとなります。

WBA(スーパー):レオ サンタ クルス(メキシコ/防衛回数3)
WBA(レギュラー):リー ウッド(英/1)
WBC:マーク マグサヨ(比/0)
IBF:ジョシュ ワーリントン(英/0)
WBO:エマヌエル ナバレッテ(メキシコ/2)
OPBF(東洋太平洋):清水 聡(大橋/6)
WBOアジア太平洋:空位
日本:丸田 陽七太(森岡/1)

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