DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

チュー2世が21連勝(スーパーウェルター級)

2022年03月28日 05時31分17秒 | 世界ボクシング

現地時間の一昨日(26日・土曜日)、米国ミネソタ州で行われた試合結果です。
スーパーウェルター級戦:
WBOスーパーウェルター級1位ティム チュー(豪)判定3対0(116-111、115-112、114-113)ロンドン五輪米国代表テレル ガウシャ(米)

2016年師走にプロデビューを果たしている元統一スーパーライト級王者コンスタンチン チュー(露/豪)の実子ティム。ここまで20戦行い全勝(15KO)を記録。一昨年の夏にマニー パッキャオ(比)やテレンス クロフォード(米)等、強豪選手と拳を交えてきた元世界王者ジェフ ホーン(豪)を、昨年の3月には世界王座への挑戦を持つデニス ホーガン(豪)を撃退。11月には日本重量級の第一人者井上 岳志(ワールドスポーツ)に圧勝。既にWBOの指名挑戦権を獲得し、順当に世界への階段を登っています。

今回チューが拳を交えたガウシャは、2012年のロンドン五輪に出場するほどのアマチュアの名選手。プロでも2017年に、当時のWBAスーパーウェルター級王者エリスランディ ララ(キューバ)に挑戦。判定負けを喫しましたが、世界でも十分戦っていける実力者である事を証明しました。

21戦目にして念願の米国でのデビュー戦を迎える事になったチュー。初回に、右の打ち合いからダウンを喫してしまったチューですが、その後は立て直し、普段通りの安定したボクシングを展開。ガウシャも最後まで食い下がりましたが、劣勢を覆す事は出来ず。チューが僅差ながらも明白な勝利を収めています。

全勝記録を21(15KO)に伸ばすと共に、世界挑戦にまた一歩前進したチュー。これまでにWBCの下部組織であるABCO(2017年10月)、WBAオセアニアの暫定(2019年2月)、豪州国内(2019年5月)、IBF豪州とWBOグローバル王座(2019年8月)、英連邦(2021年7月)、そしてWBOアジア太平洋(2021年11月)を順次獲得してきました。今回の試合ではWBOグローバル王座の7度目の防衛に成功。

昨年7月に、スーパーウェルター級の4団体王座統一戦が行われましたが結果は引き分け。その再戦が5月に予定されています。その試合結果がチューのキャリアにどのような影響を与えるのでしょうか。

2022年3月28日現在のスーパーウェルター級王者たちの顔ぶれを確認しておきましょう。

WBA(スーパー):ジャーメル チャーロ(米/防衛回数1)
WBC:ジャーメル チャーロ(米/2)
IBF:ジャーメル チャーロ(米/1)
WBO:ブライアン カスターニョ(亜/2)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:ティム チュー(豪/0)
日本:空位

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