先週末2月26日、英国で行われた試合結果です
4団体統一スーパーライト級戦:
王者ジョシュ テーラー(英)判定2対1(114-111、113-112、112-113)挑戦者ジャック カテロール(英)
*昨年5月に敵地に乗り込み、強豪ホセ カルロス ラミレス(米)を破り同級の4団体王座の統一に成功したテーラー。試合前は同胞のカテロールを軽く一蹴し、満を持しウェルター級に進出しようという青写真を描いていました。しかし世界的には無名で、26戦全勝ながらもKO率が5割のカテロールに思わぬ大苦戦を強いられてしまいました。
サウスポー(左構え)同士の対戦となった一戦。序盤から王者が挑戦者を飲み込んでしまおうと積極的に攻めていきます。しかし挑戦者の反撃にあうと同時に、上下のパンチでポイントとペースを失う結果に。攻めの手を止めれば、カテロールが攻め込む試合巧者ぶりを発揮。回を重ねるごとにテーラーのフラストレーションが溜まっていきます。8回には何と、圧勝が予想されていたテーラーがキャンバスに崩れ落ちるという事態まで起きてしまいます。
後半戦に両者がそれぞれ減点一を科せられましたが、試合はどちらかが明白なリードを奪うことなく終了。判定は分かれましたが、僅差で王者の防衛を支持。テーラーは全勝記録を維持すると同時に、4つのベルトを死守。
大金星を逃したカテロール。最後の2ラウンドにもう一押し出来なかった事が悔やまれます。
この試合が終わった時点(2022年2月26日)での、スーパーライト級王者たちの顔ぶれは次のようになります。
WBA(スーパー):ジョシュ テーラー(英/防衛回数3)
WBC:ジョシュ テーラー(英/1)
IBF:ジョシュ テーラー(英/4)
WBO:ジョシュ テーラー(英/1)
OPBF(東洋太平洋):麻生 興一(三迫/0)
WBOアジア太平洋:平岡 アンディ(大橋/0)
日本:平岡 アンディ(大橋/0)