最近(2022年3月6日ごろ)のニュースです。
1)4団体統一スーパーミドル級王者サウル アルバレス(メキシコ)の次戦が決定しました。カネロは5月7日、WBAライトヘビー級王者ドミトリー ビボル(キルギスタン)と対戦します。この試合ではアルバレスが、ビボルのライトヘビー級王座に挑戦する形となります。
2)ビボルは中央アジアのキルギスタン出身の選手ですが、現在はロシアを主戦場としています。母方が朝鮮系で、父親は何とモルドバ系だとか。ビボル本人に何ら罪は無いのですが、現在の政治状況を顧みると試合の実現が危うい感じがします。
3)アルバレスが5月にビボルを退けた場合、9月に宿敵ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)との第3戦目を行う方向性のようです。その後は師走にWBCクルーザー級王者イルンガ マカブ(コンゴ)に挑戦する話も出ています。この3選手と対戦した場合、カネロが3連敗する可能性もあると思います。
4)ビボルはこれまでに暫定王者時代を含めると、10連続防衛に成功してきました。またこれまで4階級制覇を達成しているカネロは、プロでちょうど60回の実戦を行い、57勝(39KO)1敗2引き分けの戦績を残してきました。非常に高い総合力を持つアルバレスの強みは何と言っても、どの試合も好コンディションで試合に臨んできた事ではないでしょうか。
5)本来なら来週末19日に再戦を予定していた3団体(IBF/WBA/WBC)統一スーパーウェルター級王者ジャメール チャーロ(米)とWBO王者ブライアン カスターニョ(亜)。その試合はカスターニョの負傷により延期に。5月14日を目処に再スケジュールされるようです。
6)井上 尚弥と拓真の従弟で、元日本、WBOアジア太平洋スーパーライト級王者井上 浩樹(大橋)がリング復帰を発表。2020年夏に現役から退くことを発表していましたが、やはり戻ってくるようです。正直、もう少し早く帰ってくると予想していました。