最近(2020年1月12日ごろ)のニュースです。
1)現在のボクシング界を牽引する選手の一人であるサウル アルバレス(メキシコ)。これまでにスーパーウェルター級からライトヘビー級までの4階級で世界王座を獲得してきました。昨年11月に獲得したWBOライトヘビー級王座を既に返上し、今後はスーパーミドル級、又はミドル級でビックマッチ出場を求めていく事になると予想されています。次の試合を5月2日に予定しているカネロ(アルバレスのニックネーム)。その試合の対戦者候補に挙げられているのは、WBAスーパーミドル級のスーパー王座保持者のカラム スミス(英)と、WBOスーパーミドル級王者ビリー ジョー ソーンダース(英)の英国勢となっています。近日中にも5月の対戦相手が発表される見込みです。
2)現在、スーパー王者として京口 紘人(ワタナベ)が、レギュラー王者としてカルロス カニザレス(ベネズエラ)が君臨しているWBAライトフライ級戦線。来月7日、中米のパナマで同暫定王座決定戦が行われる予定です。その試合に出場するのは、パナマを本拠地としているダニエル マテロン(キューバ)とエリック ロペス(メキシコ)。
3)昨年末、WBAバンタム級のレギュラー王座を賭け対戦を予定していたギレルモ リゴンドー(キューバ)とリボリオ ソリス(ベネズエラ)。その試合はソリス陣営が米国での労働許可証取得に手間取っていたため延期になっていました。この度、その延期となっていた試合が2月8日に行われることが発表されています。
4)前WBOスーパーフェザー級王者伊藤 雅雪(横浜光)が来月2日、中国のリングに登場。ライト級を主戦場にしている楊 永強(中国)と対戦します。楊は13戦全勝(10KO)の戦績の持ち主で、これまでにWBCのアジア地域団体の一つであるABCOタイトルや、WBOグローバル王座を獲得してきた中々実力者。伊藤と比べ体格差でも上回っているだけに、前世界王者も油断が出来ない相手と言っていいでしょう。
5)前WBOフライ級王者で、上記のカニザレスの持つライトフライ級王座にも挑戦した経験を持つ木村 翔(日本)。来月15日に、比国で元WBOミニマム級王者メルリト サビージョ(比)を相手に昨年5月以来の試合に臨みます。
6)昨年5月に2度目の世界挑戦に失敗して以来、今後の進退を保留にしていた元日本ライトフライ級、フライ級王者の黒田 雅之(川崎新田)。この度現役続行を発表。3月30日を目処に、再起戦を予定しています。