先週末7日、ブルガリアで行われた試合結果です。
WBAヘビー級戦(レギュラー王座):
挑戦者クブラト プーレフ(ブルガリア)判定3対0(117-111x2、116-112)王者マヌエル チャー(独)
*2017年11月に、当時空位だったWBA最重量級の第2の王座を獲得したチャー。その後、プロモーターのドン キング氏との確執などから試合を遠ざかると同時に、一時は休養王者に移行されるなどして王座を停止される形に。しかし法的にWBAとして王者復帰が認められました。
本来なら3月に対戦する予定だった両者。その時はチャーが試合直前に負傷してしまい、プーレフは代役とWBAインターナショナル(コンチネンタルだったかな?)戦を行い勝利を収めています。9ヶ月の延期を経てようやく対戦が実現したチャーとプーレフ。試合内容はヘビー級の世界戦に不似合いな大凡戦に終始。ただただ前進するのみのチャーに対し、プーレフは左ジャブとクリンチで対処。とてもヘビー級の世界戦と言える内容の試合ではありませんでした。
試合内容、タイトルの価値はともあれ、3度目の正直で世界ヘビー級タイトルを獲得した43歳のプーレフ。同国では英雄的扱いを受けているそうです。
12年も前の2012年9月に、現在はウクライナの首都キーウの市長を務めるビタリ クリチコ(ウクライナ)の保持していたWBC王座に挑戦し、手も足も出なかったチャー。腐敗団体の第2の王座とはいえ、世界のベルトを腰の巻けたこと自体が上出来と言っていいでしょう。
2024年12月12日現在の、最重量級の王者たちは下記のようになります。
WBA(スーパー):オレクサンデル ウシク(ウクライナ/防衛回数3)
WBA(レギュラー):クブラト プーレフ(ブルガリア/0)
WBC:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/0)
IBF:ダニエル デュボア(英/1)
WBO:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/3)
WBO(暫定):ジョセフ パーカー(ニュージーランド/0)
OPBF(東洋太平洋):ジャスティン フニ(豪/1)
WBOアジア太平洋:ウラジスラフ シレンコ(ウクライナ/0)
日本:但馬 ブランドン ミツロ(KWorld3/1)
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