最近(2020年12月21日ごろ)のニュースです。
*2020年も最終月に入りましたが、ようやくというのでしょうか、ドンドンと世界戦の予定が組まれるようになってきました。それと並行するかのように、予定されていた世界戦がドンドンと中止となってしまっています。それら中止になった世界戦を、軽い階級から確認していきましょう。
1)今月16日にドミニカで行われる予定だったWBOミニマム級。前日計量まで無事に終わったのですが、王者ウィルフレド メンデス(プエルトリコ)が計量後の食事で食あたりを起こしてしまい、試合前にKO負け。アレクシス ディアス(ベネズエラ)との防衛戦は中止となってしまいました。メンデス、一体何を食べたんでしょうかね?世界戦は中止となってしまいましたが、当日予定されていた他の試合は無事に行われたようです。
2)今月17日にコロンビアで行われる筈だったWBAライトフライ級のレギュラー王座戦。王者カルロス カニザレス(コロンビア)は無事に計量をパスしたのですが、何と挑戦者ヘスス シルベストレ(メキシコ)は6ポンドもオーバー。結局WBAはこの試合の実現を認めず、世界戦は中止となっています。また、上記のWBOミニマム級戦同様、このコロンビアの興行も、他の試合は行わています。
3)本来なら先週土曜日19日にエディオンアリーナ大阪で久田 哲也(ハラダ)との防衛戦を予定していたWBCライトフライ級王者寺地 拳四郎(BMB)。この夏に酔っぱらった末に他人の車を破損するなど、リング内でとんでもない暴走をしていたことが発覚。久田との防衛戦が中止となると同時に、今後のボクサーとしての予定はまったくの未定だそうです。
4)拳四郎と同じく、19日に防衛戦を予定していたWBCフライ級王者フリオ セサール マルティネス(メキシコ)。その試合は、自身の怪我のためにキャンセルとなっています。そういえばこのマルティネス、8月にも怪我のために試合をキャンセルしていますね。
5)本来なら現地時間の昨日(20日・日曜日)、南アフリカで行われる予定だったIBFフライ級戦、王者モルティ ムタラネ(南ア)対 挑戦者ジェイソン ママ(比)。現地での試合開催基準を満たすことが出来ず、この試合も直前になって中止となっています。
偶然でしょうか、中止となった世界戦は軽量級に集中しています。不幸中の幸いというのでしょうが、どの試合も、コロナウィルスとは関係がない原因で試合が中止となっています。
しかし上記の内一試合ぐらいは行われてほしかったですね。
6)最後は中止となっていた試合が、再スケジュールされた件です。3月に予定されていた防衛戦はコロナウィルスの影響で、10月に予定されていた防衛戦は自身の怪我でそれぞれ防衛戦が中止となっていたIBF/WBCライトヘビー級王者のアルツロ ベテルビエフ(露)。1月30日に、ロシアでアダム デインズ(独)との防衛戦を行う事が発表されています。今回は是非、予定通りに試合が開催されてほしいものですね。