先週末12日、英国で行われた試合結果です。
3団体統一ヘビー級戦:
IBF/WBA/WBO王者アンソニー ジョシュア(英)KO9回2分58秒 IBF指名挑戦者クブラト プーレフ(ブルガリア)
*プーレフの負傷や、コロナウィルスのため、長らく対戦が実現しなかったこの一戦。2020年の師走も半ばに入り、ようやく両者が相まみれる事になりました。
共に左ジャブを基調にしたボクシングを展開する選手同士の一戦。予想通り、丁寧な、そして的確なジャブの打ち合いで試合が幕を明けました。リーチとスピードで上回ったジョシュアが先手を取った序盤戦。3回に英国人の右クロスがクリーンヒットすると、その後の連打でブルガリア人が背中を相手に向け、膝をつく形でダウン。試合再開後、今度は右アッパーでジョシュアがダウンを追加しました。このまま試合が終わるのではと思われましたが、そこは経験値豊富なプーレフ。そこから反撃を試みます。
終盤を迎えた9回、又してもジョシュアが右アッパーからの連打でチャンスを掴みダウンを追加。最後は右となワン・ツーを決め、ライバルを完全にKO。1年ぶりの試合に勝利を収めると同時に、返り咲いた王座の初防衛に成功しました。
来年2021年は、WBCタイトル保持者タイソン フューリー(英)や、元統一クルーザー級王者で、WBO1位のアレクサンデル ウシク(ウクライナ)との対戦が予想されるジョシュア。出来れば両選手との対戦が見てみたいですね。
安定したボクシングを見せ、IBFの指名挑戦者を退けたジョシュア。最重量級の2020年12月18日現在の、ヘビー級王者たちの顔ぶれを見てみましょう。
WBA(スーパー):アンソニー ジョシュア(英/防衛回数1)
WBA(レギュラー):マヌエル チャー(独/0)
WBA(暫定):トレーバー ブライアン(米/0)
WBC:タイソン フューリー(英/0)
WBC(暫定):アレキサンデル ポベトキン(露/0)
IBF:アンソニー ジョシュア(英/1)
WBO:アンソニー ジョシュア(英/1)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:デムシー マッキーン(豪/0)
日本:上田 龍(石神井スポーツ/0)
*今回の試合が実現、そして無事に終わったことにより、ようやくヘビー級も動き出した感があります。
WBOインターナショナル・クルーザー級王座決定戦:
ローレンス オコリー(英)TKO2回1分45秒 ニコデム ジェゼフスク(ポーランド)
*本来ならこの日、元世界王者クジストフ グロワッキー(ポーランド)と空位のWBO王座を争う予定だったオコリー。その一戦はグロワッキーが試合直前にコロナウィルスに罹ってしまいキャンセル。代わってオコリーは、グロワッキーの同胞で、同じ興行に出場を予定していたジェゼフスクとインターナショナル王座を争う事になりました。
蓋を開けて見ると両者の実力差は埋めがたいものがあり、英国人が5分の間に3度のダウンを奪う快勝。来年早々にも再予定されている世界王座決定戦へ向け、準備体操を無事に終えています。