DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ソーンダース、同胞に大差判定勝利(WBOスーパーミドル級)

2020年12月11日 05時00分03秒 | 世界ボクシング

先週4日、英国で行われた試合結果です。
WBOスーパーミドル級戦:
王者ビリー ジョー ソーンダース 判定3対0(120-109x2、118-110)挑戦者マーティン マレー(共に英)

*本来なら5月に、サウル アルバレス(メキシコ)との大一番を行うはずだったソーンダース。しかしその試合は、ご存知の通りコロナウィルスの影響で中止となってしまいました。

その後アルバレスはソーンダースの同国人で、WBAスーパー王座の同級保持者であるカラム スミスとの一戦に向かってしまいました。結局は、大魚(カネロ=アルバレスのニックネーム)を逃してしまったソーンダース。アルバレスに代わって対戦する事になったのは、実力はありながらも、これまでにメジャータイトルの獲得のない人気者マレー。そんな名前のある相手に、ソーンダースは会心のパフォーマンスを見せます。

蓋を開けて見ると、全くのワンサイドの判定でライバルを退ける事に成功したソーンダース。昨年5月に獲得した自身2階級目の王座2度目の防衛に成功しました。

対するマーティンですが、2012年にWBAミドル級の暫定王座を獲得しています。しかしそれ以外の世界王座挑戦となると白星に恵まれない状態が続いています。マーティンが世界王座に初めて挑戦したのは9年前の2011年12月。当時のWBAミドル級スーパー王者だったフェリックス シュトルム(独)に敵地で挑戦し、12回引き分けと大善戦しました。2013年4月にはアルゼンチンに渡り、当時無敵を誇っていたWBCミドル級王者セルジオ マルティネス(亜)に挑戦。その時は8回にダウンを奪うなどまたしても強豪相手に大善戦しましたが、この時も僅差の判定負けを喫してしまいました。2015年2月には、モナコのリングで強豪中の強豪ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)の持つ3団体ミドル級王座に挑戦。この時は如何せん相手が悪かったためにTKO負けを喫しています。しかし終盤11回まで奮戦しました。2015年11月には再びドイツのリングに登場。アーサー アブラハム(独)が保持していたWBOスーパーミドル級王座に挑戦するも1対2判定負け。この時偉大なる敗者の地位に納まってしまいました。

WBAの暫定王座やインターコンチネンタル、WBCシルバー王座までは手が届いたマーティン。しかし肝心の世界戦では4敗1引き分け。かつてのホープはもう38歳になっています。

 

さて、歴戦の雄マーティンを退け、その実力を証明したソーンダースが君臨しているスーパーミドル級。2020年12月10日現在の、同級の王者たちの顔ぶれを見てみましょう。

WBA(スーパー):カラム スミス(英/防衛回数2)
WBA(レギュラー):サウル アルバレス(メキシコ/0)
WBC:空位
IBF:カレブ プラント(米/2)
WBO:ビリー ジョー ソーンダース(英/1)
OPBF(東洋太平洋):ジェイド ミッチェル(豪/2)
WBOアジア太平洋:アブダラ パジワパジ(タンザニア/0)
 
*ソーンダースの目指すのは、当然の如く今月19日に行われる「スミス対アルバレス」戦の勝者。ソーンダースが順当に勝利を収めていけば、自然とその一戦への扉は開かれることになるでしょう。
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注目のブリッジャー級、ランキング初お披露目

2020年12月10日 05時47分32秒 | 世界ボクシング

先月でしたっけ、WBCがクルーザー級とヘビー級の間にブリッジャー級なるあらたな階級を新設したのは。この度、同団体がこの階級のランキングを発表しています。

王者:空位

1位 オスカル リバス(コロンビア):26勝(18KO)1敗の戦績の持ち主で、昨年夏にはWBCヘビー級暫定王座決定戦に出場し判定負け。これまでにNABF、IBFインターナショナル、NABOヘビー級王座を獲得してきた堂々たるヘビー級ランカー。

2位 リャド メルウィー(コートジボワール/ベルギー):王座を獲得したのが昨年の10月とはいえ、現役のWBAクルーザー級の暫定王者。

3位 ケビン レリーナ(南ア):IBOクルーザー級王者。マイナー団体の王者とはいえ、現在同タイトルを6度防衛中の中々の強豪。

4位 ドミトリー クドリャショフ(露):24勝(23KO)3敗(3KO負け)の勝っても負けてもほぼKO決着という超激戦王。これまでにWBAクルーザー級王座に挑戦するなど、クルーザー級きっての注目選手。

5位 エフゲニー ロマノフ(ロシア):15戦全勝(11KO)で、WBOグローバル・ヘビー級王者。身長183センチ、平均体重は220ポンドと、現在のヘビー級では平均的か、やや小柄な選手。

6位 ブライアント ジェニングス(米):2015年には、当時の無敵ヘビー級王者ウラジミール クリチコ(ウクライナ)に挑戦している生粋のヘビー級。

7位 アルツール シュピリカ(ポーランド):こちらは2016年に、当時のWBC王者ディオンテー ワイルダー(米)に挑戦し、9回まで奮戦したヘビー級の選手。

8位 アレン バビック(クロアチア):ここまでの戦績が6戦全勝(全KO)で、8回戦までの経験しかない新鋭。英国を拠点にしているヘビー級選手。

9位 ジョエル タンブウェ ディジェコ(ベルギー):IBOクルーザー級のインターコンチネンタル王者。17勝(8KO)2敗1引き分け。世界ランカーとしては標準的な選手。

10位 シガブジン アリエフ(露):9戦全勝(6KO)の戦績の持ち主で、これまでの一度だけ10回戦を経験。身長188センチ、平均体重は225ポンド。これまでのすべての試合をロシアで行ってきた、まだまだローカル色の強い選手。

11位 マルコ フック(独):WBOクルーザー級王座を13連続防衛した名選手。ヘビー級ではこれまでに、3戦行っている。

12位 ビラル ラグーン(ベルギー):10月末に、欧州クルーザー級王座奪回に失敗。戦績は25勝(14KO)2敗2引き分けで、クルーザー級の世界ランカーとしてはそれなりの選手。ただ、数年前にはヘビー級ではなく、ライトヘビー級でも戦っていた選手。

13位 サムエル カジェ(Kadje/仏):15勝(12KO)1敗(1KO)負けと、戦績は中々。しかし10回戦出場の経験は3回のみ。2018年にはマイナー団体WBFクルーザー級インターコンチネンタル戦に出場するもKO負け。クルーザー級でも世界ランカーとしては力不足でしょう。

14位 ラシード コゾエフ(Kodzoev/露):8戦全勝(5KO)の選手で、10回戦には1度出場。これまでの体重を見る限り、純粋なクルーザー級に思えますが。

15位 アイザック チャンバーレイン(英):12勝(6KO)1敗の、こちらも標準的なクルーザー級ランカー。

*選手たちを見る限り、かなり無理をしてランキングが作成されているように思います。「WBCが主催するクルーザー級トーナメント」のようなものを開催した方が、より現実的で、世間体もいいのではないでしょか?

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谷口、圧勝で日本の頂点に(日本ミニマム級)

2020年12月09日 05時59分50秒 | 日本ボクシング

先週3日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ミニマム級王座決定戦:
谷口 将隆(ワタナベ)TKO10回37秒 佐宗 緋月(T&T)

*一年半ぶりに行われた国内最軽量級戦。昨年2月に世界王座への挑戦も経験している谷口が、今回が初のタイトル戦出場となった佐宗を相手に、初回からダウンを奪うなどして圧倒。佐宗も逆転を試みますが両者の実力差を埋める事は出来ず。試合は最終回、谷口が連打をまとめたところで終わっています。

二度目の日本王座挑戦で、念願のベルト獲得に成功した元WBOアジア太平洋王者の谷口。世界戦、OPBF(東洋太平洋)戦出場に加え、海外での試合も豊富(4戦全勝)と中々の実戦派。世界王者たちの動向如何では、来年にも世界再挑戦が見込まれそうです。

 

最軽量級の世界王者を含めた、日本のリングに関連のあるタイトルホルダーたちをまとめてみました(2020年12月9日付)。

WBA(レギュラー):ノックアウト CP フレッシュマート(タイ/防衛回数12)
WBC:パンヤ プラダブスリ(タイ/0)
IBF:ペドロ タドゥラン(比/1)
WBO:ウィルフレド メンデス(プエルトリコ/2)
OPBF(東洋太平洋):リト ダンテ(比/0)
WBOアジア太平洋:重岡 銀次朗(ワタナベ/1)
日本:谷口 将隆(ワタナベ/0)

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森、清水と対戦へ(WBOアジア太平洋フェザー級)

2020年12月08日 05時33分21秒 | 世界ボクシング

先月末28日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
WBOアジア太平洋フェザー級戦:
王者森 武蔵(薬師寺)TKO11回1分28秒 溜田 剛士(大橋)

*3年ぶり2度目の後楽園ホールでの試合となった森。積極的に打ち合いを臨んできた溜田を足でさばく形で試合がスタート。中盤戦以降、徐々に徐々にとペースを握っていった森は、ボディー攻撃を中心に挑戦者を弱らせていきます。最終的にはタフな挑戦者をギブアップに追い込みゲームセット。内容の濃い試合を制し、2年前に獲得した王座の3度目の防衛に成功しています。

世界に標準を合わせつつある21歳。森が制覇を目論むフェザー級の世界王者を含むベルトホルダーの顔ぶれを見てみましょう(2020年12月7日付)。

WBA:徐 燦(シュ チャン/中国/防衛回数2)
WBC:ゲリー ラッセル(米/5)
IBF:ジョシュ ワーリントン(英/3)
WBO:エマヌエル ナバレッテ(メキシコ/0)
OPBF(東洋太平洋):清水 聡(大橋/5)
WBOアジア太平洋:森 武蔵(薬師寺/3)
日本:佐川 遼 (三迫/2)

*ボクシングファンとしては嬉しいことに、森が溜田の同僚で、OPBF王座を保持している清水と対戦する事が発表されています。注目の「清水対森」戦は、3月11日に後楽園ホールで行われます。

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ジェイコブス、接戦を制す(スーパーミドル級)

2020年12月07日 05時05分25秒 | 世界ボクシング

先月27日、米国・フロリダ州で行われた試合結果です。
スーパーミドル級12回戦:
ダニエル ジェイコブス 判定2対1(115-113x2、113-115)ガブリエル ロサド(共に米) 

*これまでに2度世界ミドル級のベルトを腰に巻いてきたジェイコブス。それらの王座は、ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)とサウル アルバレス(メキシコ)に敗れ手放してきました。しかしゴロフキンには敗れたとはいえ、カザフスタン人に世界戦で初めて最終回のゴングを聞かせています。そしてアルバレスとの一戦でも、最終回まで粘り、僅差の判定負けを喫しています。要するにジェイコブスは、ベストではなくともかなりの実力者という事になります。

昨年師走末にはフリオ セサール チャベス2世を一方的なTKOで下しているジェイコブス。その一戦から本格的にスーパーミドル級に主戦場移しています。

今回ジェイコブスが対戦したロサドは、ジェイコブス同様にゴロフキンを含め、強豪選手たちとの対戦が多い中々の実力者。しかしジェイコブスと比べるとどうしても力量的に見劣りしてしまいます。

好戦的な選手同士の対戦。加えて試合前は、かなり激しい舌戦を繰り広げており、激しい打ち合いになると期待されていました。しかし蓋を開けてみると両者揃って遠慮がちなファイトを演じ、どちらかというとチェスマッチに近い探り合いといった試合に終始してしまいました。

結果は2対1の判定でジェイコブスが勝利。しかし関係者やファンからは、ロサドの勝利を推す人もかなりいたようです。

 

何とか勝利を収めたジェイコブス。ジェイコブスがターゲットとしているスーパーミドル級の王者たちの顔ぶれを見てみましょう(2020年12月4日付け)。

WBA(スーパー):カラム スミス(英/防衛回数2)
WBA(レギュラー):サウル アルバレス(メキシコ/0)
WBC:空位
IBF:カレブ プラント(米/2)
WBO:ビリー ジョー ソーンダース(英/1)
OPBF(東洋太平洋):ジェイド ミッチェル(豪/2)
WBOアジア太平洋:アブダラ パジワパジ(タンザニア/0)

*何といっても同級の注目は、今月19日に予定される「スミス対アルバレス」戦です。コロナウィルスなどに影響されず、無事に開催されてほしいですね。

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WBA、対戦を指令(色々:12‐06‐20)

2020年12月06日 04時57分52秒 | 世界ボクシング

最近(2020年12月6日ごろ)のニュースです。

1)2017年11月25日にWBAヘビー級レギュラー王座を獲得して以来、防衛戦を含め、実戦を行っていないマヌエル チャー(独)。WBAはチャーに対し、同暫定王者トレバー ブライアン(米)との防衛戦/王座統一戦を来年1月末までに行うよう勧告を出しています。ブライアンは2018年8月11日に保持する王座を獲得して以来、実戦を行っていません。

2)長らくWBA王座への挑戦権を保持していたフレス オケンド(プエルトリコ/米)。WBAのルール上、6年以上試合を行っていないため、最近になって同団体のランキングから名前を消しています。オケンドが最後に試合を行ったのは、2014年7月6日まで遡ります。その間、何度も試合の予定がありましたが、主に対戦相手の不都合によりそれらの試合は実現しませんでした。それでも本人が望めば、無冠戦ながら何度も試合を行う機会はあった事でしょうね。

3)WBAはクルーザー級のレギュラー王者ベイビュート シュメノフ(カザフスタン)と暫定王者リャド メルウィー(コートジボワール/ベルギー)に対し、王座統一戦を行うよう指令を出しています。シュメノフが最後に試合を行ったのは2018年7月7日。メルウィーは昨年10月19日に最後の試合を行っています。

4)10月23日に防衛戦を行ったばかりのフリオ セサール マルティネス(メキシコ)。今月19日に、同胞のフランシスコ ロドリゲスを相手に、保持するWBCフライ級王座の3度目の防衛戦を行います。昨年師走の20日に王座を獲得しているマルティネス。コロナウィルスが荒れ狂う2020年ですが、そんな中、今回の試合が今年3度目の防衛戦となります。

5)WBOミニマム級王者ウィルフレド メンデス(プエルトリコ)が今月16日、ベネズエラのアレクシス ディアスを相手に3度目の防衛戦を行います。この試合は両者にとって第3国であるドミニカで行われます。

6)本来なら先月23日に行われる予定だった高山 勝成(寝屋川石田)と小西 伶弥(SUN-RISE)によるライトフライ級戦。どうやら、今月27日にもその試合が再スケジュールされているようです。今回はその試合が予定通りに行われ、無事に終了してほしいものですね。

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今週末の試合予定

2020年12月05日 04時03分12秒 | 世界ボクシング

2020年12月第一週末の主な試合予定です。

5日 土曜日
米国・テキサス州
2団体ウェルター級戦:
IBF/WBC王者エロール スペンス 対 挑戦者ダニー ガルシア(共に米)

10日 木曜日
後楽園ホール
日本スーパーライト級戦:
王者永田 大士(三迫)対 挑戦者近藤 明広(一力)

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意見番(12‐04‐20)

2020年12月04日 04時01分45秒 | ボクシングネタ、その他雑談

*両誌とも、予想通りのものを表紙に持ってきました。さあ次号は、「タイソン対ロイ」戦の結果でしょうか、それともWBOスーパーフライ級戦の展望でしょうか?

   

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ジョイス、デュボアを下す(ヘビー級)

2020年12月03日 05時13分30秒 | 世界ボクシング

先週末28日、英国で行われた試合結果です。
ヘビー級12回戦:
ジョー ジョイス KO10回36秒 ダニエル デュボア(共に英)

*デュボアの強打にさらされながらも、試合を通じてコツコツと左ジャブを出し続けたジョイス。デュボアのパンチで危ない場面にもさらされましたが、ジャブでライバルの左目を腫らしていったジョイス。最終的にはデュボアが根負けをし、ジョイスが英国・ヘビー級新鋭対決(と言ってもジョイスはすでに35歳ですが)を制すると同時に、世界初挑戦に向け大きく前進しています。

この試合に勝利したことにより、英国、英連邦、そして欧州の3つの王座を腰に巻くことに成功したジョイス。どうやらWBOインターナショナルとWBCのシルバー王座は賭けられていなかったようです。ちなみに9回終了時までの採点では、デュボアが2対1(88-83、86-85、84-87)でリードしていました。

 

デュボアに勝利を収めた事により、2021年に大きなチャンスが訪れるであろうと予想されるジョイス。2020年12月3日現在の、ヘビー級王者たちの顔ぶれを見てみましょう。

WBA(スーパー):アンソニー ジョシュア(英/防衛回数0)
WBA(レギュラー):マヌエル チャー(独/0)
WBA(暫定):トレーバー ブライアン(米/0)
WBC:タイソン フューリー(英/0)
WBC(暫定):アレキサンデル ポベトキン(露/0)
IBF:アンソニー ジョシュア(英/0)
WBO:アンソニー ジョシュア(英/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:デムシー マッキーン(豪/0)
日本:上田 龍(石神井スポーツ/0)

*相変わらず、英国勢がトップ戦線を牛耳っていますね。

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ヨカ、無難な判定勝利(ヘビー級)

2020年12月02日 05時50分58秒 | 世界ボクシング

先週11月27日、フランスで行われた試合結果です。
ヘビー級10回戦:
トニー ヨカ(仏)判定3対0(100-89x3)クリスチャン ハマー(独)

*2016年のリオ五輪の金メダルを獲得したヨカ9月末にが1年ぶりにリングに登場し、。5年前にWBC王座に挑戦した経験を持つ同胞のドゥオパを初回で粉砕したばかりです。全勝記録を8(7KO)に伸ばしています。

今回ヨカが迎えたのは、WBC王者タイソン フューリー(英)や、同暫定王者アレクサンデル ポベトキン(露)等強豪選手との対戦経験豊富なハマー。そんな実力者を相手にフルマークの判定勝利を収める事に成功しました。しかし試合の方は、各ラウンド金メダリストがコントロールしましたが、ハマーにこれといったダメージを与える事は出来ず。どちらかというと、タラタラとフルラウンドを費やして、というイメージが残ってしまいました。

全勝記録を9(7KO)に伸ばしたヨカ。プロに転向から3年半が経ちます。世界を狙うのであれば、そろそろペースアップしなければならない段階にきているのではないでしょうか。 

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