DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

日本人歴代メダリストたち(二十一世紀編)

2021年10月01日 05時23分56秒 | 日本ボクシング

本来なら昨年の夏に行われる予定だった2度目の東京五輪。コロナウィルスの影響で一年延期に。今年の夏に無冠客という寂しい状況下でしたが、何とか開催され閉会まで漕ぎつけました。

同五輪が終了してから既に二ヵ月近く経ちますが、これまでの五輪でメダルを獲得してきた日本人選手たちを列挙していきます。

2度に分けてお伝えしますが、今回の二回目は二十一世紀編となります。

村田 諒太【2012年ロンドン五輪:ミドル級金メダル獲得】 

*日本人選手として、史上二人目の金メダリストであり、二人目の世界ミドル級王者。プロ転向後は「さすがは金メダリスト。ものが違う」と思わせる活躍も、試合を重ねるごとに尻つぼみの印象。世界初挑戦も、WBAの第二の王座を2流の選手を相手に判定負け。二度目の世界挑戦で王座獲得も、二度目の防衛戦で三流に王座を奪われる始末。その後世界王座に返り咲き、戦わずしてWBAのスーパー王者に昇格。現在の所、残念ながら村田を評価しているのは日本のメディアのみ。現在までのプロでの戦績は16勝(13KO)2敗と世界ミドル級としては並みの戦績。今後のリング活動で、その地位に見合う活躍を期待しています。

 

清水 聡【2012年ロンドン五輪:バンタム級銅メダル獲得】 

*2008年の北京五輪にも出場。二度目の正直でメダルを獲得。三度目の五輪出場を目論むも、自力出場が叶わなかったためプロに転向。4戦目にOPBF(東洋太平洋)フェザー級を獲得し、現在までに6度の防衛に成功。今年5月にはWBOアジア太平洋王座も吸収。しかし2年前に、WBOアジア太平洋スーパーフェザー級王座に挑戦するも両目の負傷TKO負けを喫するという苦い経験も。アマチュア戦績が150勝20敗でプロでは10勝(9KO)1敗。地域王座で満足する選手ではないでしょう。

村田、清水共にプロではもっと活躍できる選手の筈。今後の奮起を期待しています。

 

入江 聖奈【2020/2021年東京五輪:女子フェザー級金メダル獲得】 

*日本女子ボクシングはもちろん、全種目を通じて島根県出身者として初の金メダリスト。まさしく大快挙です。現在、日本体育大学に在籍中で、卒業後にプロ転向の意向はないそうです。2024年のパリ五輪出場は目指すのでしょうかね?

 

田中 亮明【2020/2021年東京五輪:フライ級銅メダル獲得】 

*WBOで世界3階級制覇を果たした恒成(畑中)の実兄。試合を見る限り、プロボクシングに適したスタイルの持ち主だと思います。現在までの戦績は107勝25敗と大変すばらしいもの。今後はどうするのでしょうかね?

 

1968年のメキシコ五輪で、森岡 栄治が銅メダルを獲得して以来、長らくメダリストが登場していなかった日本ボクシング界。この10年弱の間に、4人ものメダリストが誕生しています。3年後に新たなメダリストが誕生するのでしょうか?今から注目です!

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