DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

フューリー、ワイルダーを仕留める!(WBCヘビー級)

2021年10月11日 05時51分12秒 | 世界ボクシング

先週末9日・土曜日、米国ネバダ州ラスベガスで行われた試合結果です。
WBCヘビー級戦:
王者タイソン フューリー(英)TKO11回1分10秒 挑戦者ディオンティー ワイルダー(米)

*試合後、各方面から大絶賛の嵐が巻き起こったライバル戦。ヘビー級らしい豪快なパンチを振りかざした両者。都合5度のダウンが見られた、ファンにとってはたまらない一戦となりました。試合後、両者による第4戦目実現を望む声が多く聞かれています。

本来なら7月に行われる予定だった一戦。その時はフューリーがコロナウィルスに感染してしまい中止に。好試合が実現した事は嬉しいのですが、それと同時に、この試合が無事に行われ、終了したことにホッとしていました。

 

2021年10月11日現在のヘビー級王者たちの顔ぶれは下記にようになります。

WBA(スーパー):オレクサンデル ウシク(ウクライナ/防衛回数0)
WBA(レギュラー):トレーバー ブライアン(米/0)
WBC:タイソン フューリー(英/1)
WBC(暫定):ディリアン ホワイト(英/0)
IBF:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/0)
WBO:オレクサンデル ウシク(英/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:デムシー マッキーン(豪/0)
日本:上田 龍(石神井スポーツ/0)

*WBCは今回の試合の前に、この試合の勝者と、今月末に行われる暫定王座戦の勝者による統一戦を指示しています。ウシクは前王者アンソニー ジョシュア(英)との再戦に向け動き出すと見られます。

現在のWBA1位には、前暫定王者ダニエル デュボア(英)が君臨しています。IBFの最上位(2位)にはチャールズ マーティン(米)が、WBOの1位にはジョー ジョイス(英)がそれぞれ、各王座への挑戦を待っている状態です。

こうしてみると、やはりフューリー、ワイルダー、ウシク、そしてジョシュアの4名はずば抜けた存在である事が分かりますね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

このまま消滅か?(色々:10‐10‐21)

2021年10月10日 05時16分12秒 | 世界ボクシング

最近(2021年10月10日ごろ)のニュースです。

1)これまでに都合6度も延期されてきた3団体統一ライト級戦、王者テオフィモ ロペス(米)対挑戦者ジョージ カンボソス(豪)の一戦。今度の土曜日16日にいよいよ開催されると思いきや、またまた延期に。このまま両選手の対戦は消滅する可能性もあるのではないでしょうか?

2)WBAスーパー王座も保持するロペスから見て、格下王者となるWBAレギュラー王者ジャルボンテ デービス(米)。これまで同暫定王座を保持していたローランド ロメロ(米)と12月5日に対戦する事が発表されています。

3)現地時間の数時間後にラスベガスで予定されているWBCヘビー級戦、王者タイソン フューリー(英)対挑戦者ディオンティー ワイルダー(米)。この試合の勝者は、今月末に予定されている同暫定王者ディリアン ホワイト(英)対挑戦者オト ヴァリン(スウェーデン)戦の勝者との対戦を義務付けられています。

4)16戦全勝16KOと100%のKO率を誇るIBF/WBCライトヘビー級王者アルツロ ベテルビエフ(露)。12月17日に本拠地としているカナダで、WBCの指名挑戦者マーカス ブラウン(米)を相手に防衛戦を行います。ただベテルビエフはIBFの指名挑戦者を長らく行っておらず、この試合に2本のベルトが賭けられるかは不明です。IBF1位にランキングされているのは中国の孟 繁龍。ベテルビエフは昨年3月に孟と対戦する予定でしたが、その時はコロナウィルスの影響をもろに受け中止となっています。

5)WBOは最軽量級王者ウィルフレド メンデス(プエルトリコ)に対し、指名挑戦者谷口 将隆(ワタナベ)との防衛戦に向け交渉に入るよう指示を出しています。

6)WBOバンタム級王者ジョンリエル カシメロ(比)と指名挑戦者ポール バトラー(英)の一戦は、12月11日に英国かアラブ首長国連邦で行われる見通しです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週末の試合予定

2021年10月09日 05時55分47秒 | 世界ボクシング

2021年10月第二週末の主な試合予定です(2021年10月9日から10月15日まで)。

9日 土曜日
ドイツ
IBOライトヘビー級戦:
王者/前WBAライトヘビー級暫定王者ロビン クラスニキ 対 挑戦者ドミニク ボーセル(共に独)

米国ネバダ州
WBCヘビー級戦:
王者タイソン フューリー(英)対 挑戦者ディオンティー ワイルダー(米)

ヘビー級12回戦:
前WBAゴールド王者ロバート ヘレニウス(フィンランド)対 アダム コウナッキー(ポーランド)

WBC米大陸/NABOヘビー級戦:
王者フランク サンチェス(キューバ)対 挑戦者エフェ アジャグバ(ナイジェリア)

NABOスーパーミドル級王座決定戦:
エドガル ベルランガ(プエルトリコ)対 マルセロ コセレス(亜)

*上記に挙げたすべての選手が、前日計量を無事に終えています。このままコロナウィルスの影響など受けずに、無事に試合が行われる事を願っております。

 

15日 金曜日
米国カリフォルニア州
WBOフェザー級戦:
王者エマヌエル ナバレッテ(メキシコ)対 挑戦者ジョエ ゴンザレス(米)

*この期間、パキスタンで3階級に渡り、同国内王座決定戦が行われます。珍しいですが、以前にも何試合かパキスタン国内王座戦は決行されているようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

WBA、暫定王座に就いて再確認(色々:10‐08‐21)

2021年10月08日 05時02分58秒 | 世界ボクシング

最近(2021年10月8日ごろ)のニュースです。

1)WBAは先日、改めて不必要な暫定王座と、ゴールド王座を新設しない事を強調しています。すでにこれまでいた多数の暫定王座とゴールド王座は廃止され、それらの称号を持っていた選手たちは、WBAのランキングに組み込まれています。

2)本来なら先週末2日に、アナトリー ムラトフ(カザフスタン)と対戦する筈だった前WBAミドル級暫定王者クリス ユーバンク(英)。ムラトフが前日計量後にコロナウィルスに感染していることが確認されたため、その試合は中止となっています。ユーバンクは今月末にも試合を行う意向を示しています。

3)WBAウェルター級レギュラー王者のジャマル ジェームス(米)が今月末30日、ラジャブ ブタエフ(露)と防衛戦を行います。この試合の勝者は、同級のスーパー王者ヨルデニス ウガス(キューバ)対 指名挑戦者エイマンタス スタニオニス(リトアニア)の勝者と対戦する事になるそうです。

4)WBAスーパーバンタム級のスーパー王者ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン)が来月19日、これまでWBAゴールド王座を保持していたロニー リオス(米)を相手に防衛戦を行います。この試合にはアフマダリエフの保持するWBA王座とIBF王座の2つのベルトが争われます。

5)米国のニューハンプシャー州で行われる上記のスーパーバンタム級戦。同じ興行でWBCフライ級内での王座統一戦も行われます。正規王者のフリオ セサール ミランダ(メキシコ)が、暫定王者マクウィリアムス アローヨ(プエルトリコ)と対戦。好カードが期待できる顔合わせと言っていいでしょう。

6)WBOミドル級王者デメトリアス アンドラーデ(米)もニューハンプシャーのリングに登場を予定。ジェイソン クィグリー(アイルランド)相手に、保持する王座の5度目の防衛戦を行います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノックアウト、TKO勝利(WBAミニマム級:スーパー王座)

2021年10月07日 05時32分39秒 | 世界ボクシング

一昨日5日・火曜日、タイで行われた試合結果です。
WBAミニマム級戦(スーパー王座):
王者ノックアウト CP フレッシュマート TKO3回49秒 挑戦者ポンサクレック ナコルアンプロモーション(共にタイ)

*例外に漏れずコロナウィルスの影響を多大に受けているタイ。世界戦を含め、ボクシングの興行が中々行えない状況が続いていました。本来ならこの春に行われる予定だったこの一戦ですが、ようやく実現する日が来ました。

日本と同様に、コロナウィルスの影響で海外の選手を招聘する事が難しい状況のタイ。不幸中の幸いというのでしょうか、同国の最軽量級には強豪がゴロゴロと存在しています。

タイ人同士の世界戦となったこの一番。安定王者フレッシュマートが、以前は一階級上のライトフライ級を主戦場としていたポンサックレックを圧倒。2回、3回とダウンを奪い、そのままTKO勝利。7年前に獲得した王座の13度目の防衛に成功しました。

リングネームとは対照的に、どちらかというと試合巧者であるフレッシュマート。KO/TKO勝利を収めるのは、2017年3月以来となります。

 

相変わらずの安定度を見せつけたWBAスーパー王者。下記が2021年10月7日現在の最軽量級王者たちの顔ぶれとなります。

WBA(スーパー):ノックアウト CP フレッシュマート(タイ/防衛回数13)
WBA(レギュラー):ビック サルダール(比/0)
WBC:パンヤ プラダブスリ(タイ/0)
IBF:レイ クアルト(比/0)
WBO:ウィルフレド メンデス(プエルトリコ/2)
OPBF(東洋太平洋):メルビン ジェルサレム(比/0)
WBOアジア太平洋:重岡 銀次郎(ワタナベ/2)
日本:谷口 将隆(ワタナベ/1)

*12月にWBAレギュラー王者サルダールが、前暫定王者となるエリック ロサ パチェコ(ドミニカ)の挑戦を受ける事が決定しています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福永、生き残る(スーパーフライ級)

2021年10月06日 05時29分20秒 | 世界ボクシング

先週末2日・土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本/OPBF(東洋太平洋)/WBOアジア太平洋スーパーフライ級戦:
王者福永 亮次(角海老宝石)判定2対0(115-113x2、114-114)挑戦者梶 颯(帝拳)

*35歳の王者と、24歳の挑戦者による新旧サバイバル戦。福永が「国内最強の挑戦者」と認めるように、梶は終始王者を苦しめる事に。

勝負を分かたのは試合の最終終盤戦。キャリアで勝る福永が、必死で手数を出し11回、12回を連取。僅差ながらも自身初の判定勝利を収め、保持する3つのベルトの防衛に成功しました。10回終了時までの採点では、福永は0対1(95-95x2、94-96)で微妙に押されていました。まさに執念の勝利と言って良いでしょう。

苦しみながらも生き残った福永。世界挑戦を熱望しています。

 

下記が2021年10月6日現在の、スーパーフライ級王者たちの顔ぶれです。

WBA(スーパー):ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/防衛回数0)
WBA(レギュラー):ジョシュア フランコ(米/2)
WBC:ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/3)
IBF:ジェルウィン アンカハス(比/9)
WBO:井岡 一翔(志成/3)
OPBF(東洋太平洋):福永 亮次(角海老宝石/1)
WBOアジア太平洋:福永 亮次(角海老宝石/3)
日本:福永 亮次(角海老宝石/2)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

意見番(10‐05‐21)

2021年10月05日 05時32分21秒 | ボクシングネタ、その他雑談

*今回は両誌とも予想通りWBOスーパーフライ級戦の試合結果を持ってきました。来月号は何になるのでしょうか?パッキャオの引退についてか、ウシクのヘビー級王座奪取か、それとも「寺地対矢吹」戦でしょうか?

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セルジオ マルティネス、ブリッジャー級等など(色々:10‐04‐21)

2021年10月04日 05時57分23秒 | 世界ボクシング

最近(2021年10月4日ごろ)のニュースです。

1)昨年8月、実に6年ぶりにリング復帰を果たした元WBCスーパーウェルター級、WBC/WBOミドル級王者セルジオ マルティネス(亜)が先月末25日、再起後3度目の試合を行っています。今回マルティネスが迎えたのは、スーパーウェルター級で世界王座への挑戦の経験を持つ常連世界ランカーのブライアン ローズ(英)。マルティネスはそんな実力者を相手に、僅差ながらも明白な判定勝利を収めています(3対0:97-94x2、96-94)。

46歳のマルティネスが目指すのは、もちろん世界王座への返り咲き。一時は村田 諒太(帝拳)への挑戦を希望していた超ベテラン。今後の動向が気になります。

2)今月22日にカナダで予定されているWBCブリッジャー級初代王座決定戦。これまでオスカル リバス(コロンビア)とブライアント ジェニングス(米)により、この訳の分からないタイトルが争われる予定でした。しかしジェニングスが試合契約書にある対コロナウィルスのワクチン接種を拒否したため、試合出場が不可能に。代わって13戦全勝全KOのライアン ロジッキー(カナダ)が出場する事になりました。ロジッキーは何と、WBCクルーザー級で18位にランキングされている選手。しかもこれまで行ってきた多くの試合では、クルーザー級のリミットである200ポンドを大きく下回る体重で臨んでいます。そこまでしてこの試合を不必要なタイトル戦にする必要があるのでしょうか。

3)先日アンソニー ジョシュア(英)を破り、世界ヘビー級王座を奪取したオレクサンデル ウシク(ウクライナ)。ウシクはその試合で220ポンド(99.79キロ)の体重で臨んでおり、ブリッジャー級のリミットである224ポンド(101.6キロ)を下回るものでした。

4)WBAフライ級王者アルテム ダラキャン(ウクライナ)と、前暫定王者ルイス コンセプション(パナマ)が11月中に、ウクライナの首都キエフで対戦する見通し。

5)ミニマム級からスーパーフライ級の4階級でWBO王座を獲得してきた田中 恒成(畑中)。師走の11日に、スーパーフライ級の世界ランカー石田 匠(井岡)と対戦します。

6)昨年師走にサウル アルバレス(メキシコ)に一蹴されてた前WBAスーパーミドル級王者カラム スミス(英)が先月末25日、再起戦を行っています。この試合がライトヘビー級への本格的な進出第一戦目となったスミスは、世界挑戦への経験を持つレニン カスティリャ(ドミニカ)を2回で粉砕。順当な再スタートを切っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オコリー、指名挑戦者を一蹴(WBOクルーザー級)

2021年10月03日 05時57分23秒 | 世界ボクシング

先月25日、英国で行われた試合結果です。
WBOクルーザー級戦:
王者ローレンス オコリー(英)KO3回1分57秒 挑戦者ディラン プラソビッチ(モンテネグロ)

*全勝、そして共に高いKO率を誇る選手同士の対戦となった一番。オコリーが16勝(13KO)なら、プラソビッチのそれは15勝(12KO)。二人合わせると31戦全勝(25KO)と全く持って素晴らしい数字です。

強打者同士の一戦は、予想通りそれほど決着までに時間を要しませんでした。両者共に好コンディションを思わせた初回。挑戦者は2回、サウスポー(左構え)へのスイッチを繰り返しながら王者に対抗していきます。しかしその器用さが裏目に出てしまい、英国人のオーバーハンドライトを貰ってしまい脆くもダウン。その回は何とか生き延びたものの、3回にオコリーの振り回すような左をボディーに貰いあえなくKO負け。王者に初防衛を献上すると共に、自身初の黒星を喫してしまいました。

オコリーが怪物的な強打の持ち主なのか、それともプラソビッチが打たれ脆かったのかは分かりません。しかし万年地味な階級の同級にとり、オコリーはありがたい存在と言って良いでしょう。

 

下記は2021年10月3日現在の、クルーザー級王者たちの顔ぶれとなります。

WBA(スーパー):アルセン グラムイリアン(アルメニア/仏/防衛回数2)
WBA(レギュラー):リャド メルウィー(コートジボワール/ベルギー/1)
WBC:イルンガ マカブ(コンゴ/1)
IBF:マイリス ブリエディス(ラトビア/0)
WBO:ローレンス オコリー(英/1)
OPBF(東洋太平洋):ジェイ オペタイア(豪/0)
WBOアジア太平洋:カムシベク クンカバエフ(カザフスタン/0)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週末の試合予定

2021年10月02日 05時48分34秒 | 世界ボクシング

2021年10月第一週末の主な試合予定です(2021年10月2日から10月8日まで)。

2日 土曜日
後楽園ホール
日本/OPBF(東洋太平洋)/WBOアジア太平洋スーパーフライ級戦:
王者福永 亮次(角海老宝石)対 挑戦者梶 颯(帝拳)

英国
ミドル級強12回戦:
前WBA暫定王者クリス ユーバンク(英)対 アナトリー ムラトフ(カザフスタン)

 

5日 火曜日
タイ
WBAミニマム級戦(スーパー王座):
王者ノックアウト CP フレッシュマート 対 挑戦者ポンサクレック ナコルアンプロモーション(共にタイ)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする