勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

石楠花色

2009-04-06 21:04:12 | Weblog
 同じものを見ても、見る人によって違う色に見えているかもしれない。白内障の手術でそう思った。手術によって今まで見ていたものが全く違う色に見えたから。
 以前バラ色について尋ねてみた。驚いたことに皆さん違う色をイメージしていたのだ。
色を表す言葉にも色々ある。


声は鶯 身は細柳
髪は烏の 濡れ羽色

私ゃ野に咲く 一重の桜
八重に咲く気は 更にない
 
 都都逸にも詠われる、カラスの濡れ羽色や、みどりの黒髪は、美しい女性のシンボルでもある。
東京は桜の季節が過ぎ去ろうとしている。そして石楠花が微笑みかけている。


鮎は瀬にすむ 鳥ゃ木にとまる
人は情けの 下に住む

お出でなされよ どなた様も
深山 石楠花 散らぬまに

 我が人生は、バラ色の人生ならぬ灰色の人生かも。ほんのり桜色は色っぽいが、真っ赤な嘘はいただけない。
「しゃくなげ色にたそがるる」と、夏の思い出で歌われる石楠花色とはどんな色だろう。
黄昏(たそがれ)には「黄」という文字があるが。。。