週に一度の眼の診察日、初夏のような暑さの中、満開の枝垂れ桜とタンポポが迎えてくれた。
明るい初夏の陽射しに照らされた、総天然色で見る小田原の丘は、早くも緑萌え、新緑の季節の訪れを告げている。
駅でこの看板を見たとき、バスで7~8分の道のりを、一度は歩いてみようと思っていた。
散り遅れた桜の花と、芽吹いた新緑が眼にやさしい。
汗ばむ肌には、初夏の風が心地よく、
白秋の語る「小田原は海より丘や山の方が趣が深い」という言葉がうなずける。
思いがけないお花見と、初夏の風に吹かれてのんびりと歩いた1時間半の「ぢぃ散歩」は、小田原の花と緑を独り占め。そして眼と心を癒してくれた。