狭い我が家のベランダにも、時折意外な訪問者が訪れる。数年前には鳩が巣をつくり卵を産んだ。追い出すのは忍びないので、そのまま卵を孵(かえ)させ二羽が生まれた。
憎いカラスの訪問で、一羽を餌食にさせてしまったが、一羽は元気に巣立っていった。
帰巣本能を持つ鳩は、次の年もベランダにやって来ては様子を伺っていたが、環境を変えたため、巣作りは諦めたようだ。
昨年はセキセイインコのピーチャンが、ベランダから部屋にまで訪れて、可愛い姿を楽しませてくれた。たった一ヶ月の儚い蜜月だったが。
今年は、ささやかに咲いた都忘れの花に蜂が飛んでくる。世の中の蜜蜂は何故か姿を消しつつあるというが。(マウスオンでご覧ください)
鎌倉時代の初期、戦に破れ佐渡へ流された順徳上皇は、白菊(ミヤマヨメナ)を植えて都を忘れようとした。時代が過ぎ、色が違う花変わりをミヤコワスレと呼ぶ。(山と渓谷社・野草の名前から)
蜜を吸いに来る蜂にカメラを構えると、どこからかチッチッと鳥の鳴き声がする。見ると雀がベランダの手摺りに止まっている。鳥の鳴き声を聞くと、あのピーチャンが帰ってきたような気がしてあたりを見回す癖が付いた。
あの時の写真を見ると、自分の不注意を悔やみ胸が痛い。都忘れの花を見ていても、いつも僕の肩に止まっていたあのピーチャンのことは忘れない。
ミヤコワスレの花言葉は「しばしの別れ」「短い恋」だとか。。。
憎いカラスの訪問で、一羽を餌食にさせてしまったが、一羽は元気に巣立っていった。
帰巣本能を持つ鳩は、次の年もベランダにやって来ては様子を伺っていたが、環境を変えたため、巣作りは諦めたようだ。
昨年はセキセイインコのピーチャンが、ベランダから部屋にまで訪れて、可愛い姿を楽しませてくれた。たった一ヶ月の儚い蜜月だったが。
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ミヤコワスレの花言葉は「しばしの別れ」「短い恋」だとか。。。