鬼百合 2009-07-19 23:30:14 | Weblog 土曜日の午後、人の殆ど通らない小田原の丘の道を汗を拭きながら歩いていると、真っ赤な鬼百合が風に揺れていた。ふと足を止めて考えた。この花は誰のために咲いているのだろうか? 花はただ 咲く ただひたすらに -みつをさん- ♪ いちじく にんじん さんしょうに しいたけ ごぼう むかご ななくさ はくさい きゅうりに と~がん 地方によって様々な歌い方があるという数え歌のむかごは、山芋の芽だとばかり思っていた。 ムカゴとは、葉の付け根につく養分を蓄える小さな球状の塊のことで、珠芽(しゅが)ともいい、山芋だけでなく鬼百合に付く暗紫色の珠芽もむかごというそうだ。 誰が名付けたか鬼百合という、ありがたくない名前。しかし花言葉は「賢者」だとか。賢者は名前の由来など気にしないのかもしれない。