勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

交通安全

2009-04-09 21:26:25 | Weblog
 自転車で信号を渡ろうとすると、一台のタクシーが停まっている。タクシーの前には転がった自転車と、仰向けに倒れた若者がもがいている。
 様子がおかしいので、そばに行って「どうしたの?」と聞くと「タクシーのドアが開いてぶつかった」と言って、痛そうな顔をしながら一人で起き上がった。タクシーの運転手が降りてきたのはそれからだった。この運転手の行動が解せない。

 運転手はケータイでどこかに連絡をし、若者も立ち上がり大きな怪我はしていないようだ。どちらに過失があったのかはわからない。
しばらくふたりのやり取りを見ていたが、他人が関わる事ではなさそうなのでそこを立ち去った。

 平成20年6月1日、自転車の通行等に関するルールが改正され、自転車は原則として車道を走ることになった。

 自転車で出かけることの多い僕は、車道を走ることに抵抗がある。予期せぬ出来事にとっさに対処出来る自信がない。

 歩行者と自転車そして車、この3者が安全に共存するのは難しいことなのだろうか。マナーの悪い自転車も多い。前と後に子供を乗せた3人乗りのお母さんのことも問題になっている。
車道を走る自転車の事故は、これからもますます多くなりそうな気がしてならない。

リセット

2009-04-07 20:58:46 | Weblog
 先週末にウォシュレットが壊れた。ノズルが出なくなたのだ。使い慣れたものが使えないと不便 なものだ。(決して洒落ではありません)
 週明けを待って修理の依頼をした。十数年の使用は耐用年数が過ぎているという。故障箇所によっては部品がないので、修理できないこともあると言われた。

 TOTOから今日修理に来た。何かの加減でガード機能が働き、電源を切ってリセットすることで回復した。

 水を送る管の水垢や錆により、水の出が悪くなったことも原因のひとつに考えられるとか。水が勢いよく出るようになって気持ちがいい。
 故障箇所がないので修理代は無料、出張費もなしということに驚く。 

 温水洗浄便座は電気製品としての認識が必要で、火災や感電、室内浸水などの原因にもなり、10年以上経過した製品は買い替えをお考えください、とパンフレットにある。

 耐用年数も残り僅かになった僕は、今まで当たり前に出来た手先の作業が、上手くできないことに苛立つこともしばしば。リセットで回復するといいのだが、無理そうだなぁ♪


 画像は春の野に咲くキイチゴの仲間のクサイチゴです。クサイで切らないでください。

石楠花色

2009-04-06 21:04:12 | Weblog
 同じものを見ても、見る人によって違う色に見えているかもしれない。白内障の手術でそう思った。手術によって今まで見ていたものが全く違う色に見えたから。
 以前バラ色について尋ねてみた。驚いたことに皆さん違う色をイメージしていたのだ。
色を表す言葉にも色々ある。


声は鶯 身は細柳
髪は烏の 濡れ羽色

私ゃ野に咲く 一重の桜
八重に咲く気は 更にない
 
 都都逸にも詠われる、カラスの濡れ羽色や、みどりの黒髪は、美しい女性のシンボルでもある。
東京は桜の季節が過ぎ去ろうとしている。そして石楠花が微笑みかけている。


鮎は瀬にすむ 鳥ゃ木にとまる
人は情けの 下に住む

お出でなされよ どなた様も
深山 石楠花 散らぬまに

 我が人生は、バラ色の人生ならぬ灰色の人生かも。ほんのり桜色は色っぽいが、真っ赤な嘘はいただけない。
「しゃくなげ色にたそがるる」と、夏の思い出で歌われる石楠花色とはどんな色だろう。
黄昏(たそがれ)には「黄」という文字があるが。。。

春爛漫

2009-04-05 02:28:23 | Weblog
数日間続いた花冷えに咲くのをためらっていた桜の花が、一気に満開になった。
 
汗ばむほどの陽気に誘われて、眼の診察の帰り道、小田原城に立ち寄った。
 
天守閣から遠く望む相模湾は、ひねもすのたりの春の海。

城には桜がよく似合う、ましてや空が青ければ尚。

 小田原城址公園の約350本の染井吉野の影さす中で、孤高に聳える高楼は、昔の光を今に伝える花の宴。春爛漫の一日だった。

江戸の華

2009-04-03 20:42:00 | Weblog
 争うような大きな声に、春眠を破られた。
ベランダから覗くと、数台のパトカーの前で強面の男が警察官になにやら声高に話している。
 何ごとかと、近くに行って会話に聞き耳を立てる。
警察官の前で、対立すると思われる彼らの激しい言葉のやり取りは何故か関西弁。
ここは東京下町である。こんなときの関西弁は迫力がある。 
 浅草千束の、名にし負う吉原地区。この辺りをソープランド街と言う。
そしてこの界隈には、浅草特有の怖いお兄さん達も多い。その筋の人たちのトラブルのようだ。

 幸い大きな争いにはならず、間もなくパトカーも退散し、お兄さん方も三々五々どこかに散って行った。

 咲き惑っていた桜も、ポカポカ陽気に誘われて、一気に満開を迎えた東京だが、江戸の華といわれる火事や喧嘩はあまり有り難くない。ましてや我が住まいの近くでは。。。

区立台東病院

2009-04-02 15:08:15 | Weblog
 我が家から歩いて1分、4月1日に開設したばかりの区立台東病院は、東京23区で初の区立病院である。

 台東病院は、高齢者医療、在宅医療に力を入れた総合診療方式を採用し、老人保健施設千束も併設されている。
「終生、安心して台東区で暮らすことができるように」
をキャッチフレーズにした、病院、老人保健、在宅サービスの機能が、ひとつの建物の中で連携できるという。
 この病院の開設により、100円で乗れる循環バス「めぐりん」も病院の敷地内に迂回停車することになり、時々このバスを利用する僕にとってはありがたい。
 院内は、自然な木の色を基調にして自宅にいるような温かい雰囲気で、大きな表示文字も高齢者にはやさしい配慮がなされたという。

 近い将来ここにお世話になるかもしれない僕にとって、この病院の開設はうれしい出来事である。