歩くたんぽぽ

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『STAR WARS ローグ・ワン』は観た方がいい

2017年01月10日 | 映画
昨年2015年の暮れに待望の『STAR WARSエピソード7』が公開された。

アナキン・スカイウォーカーが暗黒面に堕ちていく姿を描いた『エピソード3』から10年、

ルーカスフィルムがウォルトディズニーに買収されたり、

いろいろありながらもファンはその日を待ちに待っていた。

正直言うと私は期待すらしていなかったのだが、エピソード7の話を聞いたときは飛び上がった。

なんでこんなに好きなのか正直分からない。

両親が好きで子どもの頃から見ていたからかもしれない。



蓋を開ければ、主役のレイを演じた女の子がとても魅力的で、

ハン・ソロとチューバッカ、レイア姫が出てくるだけでも十分だった。

ディズニーの商業主義的な側面ももちろんあったかもしれないけど、

とても大事に作られたであろうことが伝わってきた。

世間の評価は結構厳しい部分もあったみたいだけどね。



それからたったの1年で『ローグ・ワン』が公開された。

やはりメインストリームでないからか、メディアも『エピソード7』ほど盛り上がっていないように思えた。

『ローグ・ワン』という言葉に対しても馴染みがなくピンとこない。

ファン心というのも複雑で、たった1年で新作が発表されるとなるとディズニーに対しての懐疑心が大きくなる。

金のために『STAR WARS』をかき乱すな〜、大量生産するな〜てな具合に。

そういう訳で映画館に観に行くなんて発想は皆無だった。



しかし、同居人Kが執拗に誘ってくる。

Kは『STAR WARS』旧シリーズの根強いファンで知識も断然私より豊富だ。

あまりにもしつこいので、結局観に行くことになった。

観るとなればそりゃあIMAXの3Dで。



正直なところ『エピソード3』と『エピソード4』の間の話ってことしか知らなかった。

それが途中ではっとする。

主人公たちのミッションを知った時、全てに納得する。

ああ、そうだったのか。

『エピソード4』のオープニングのあの一文にこんな壮大な物語が詰まっていたと思うと感慨深い。

そしてこの物語の一番の特徴はジェダイが出てこないことだ。

STAR WARSとういう舞台の上で、こんなにも多くの人がメインストーリーから外れて戦っていたことを知る。

誰かの物語ではなく、人々の物語。



映画2時間もあれば大抵少しくらい平和な時間が設けられているものだが、

この映画が凄いのは冒頭にはじまった緊張感が最後まで切れることなく続くこと。

我に帰る時間が全くない。

3Dで視界もかっちりガードされ、音響もIMAXの特別な環境というのもあるかもしれないけど、

物語自体がいつになくハードだという点は大きい。

何よりも、この映画を見ると『エピソード4』の理解が深まりより楽しめると思う。

家に帰ってからすぐに『エピソード4』を観たのは言うまでもない。



本当に期待を裏切られた。

面白いので是非観てみてください。

『STAR WARS ローグ・ワン』予告





コメント
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