歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

二次元に潜む寝そべり怪人

2018年03月06日 | 空想日記
じわじわと背中から伝わる熱、

幾度となく視界をまたいだ何者かの股、

目線の先にある白い天井。



3月に入り随分暖かくなったとはいえ、まだ寒い夜もある。

私の家では数年前から冬にこたつを出すのをやめた。

こたつの魔力に勝てず、何もできない長い冬を毎度のように悔いてきたからだ。

その代わりに購入した電気カーペットではあったが、今そこに寝そべり天井を眺めている。

寒さから逃れるために暖かい床に張り付いているというわけだ。

これはもしかしたらこたつよりタチが悪いかもしれない。

イス・テーブルスタイルの部屋で床にへばりついている姿はなんとも奇妙だ。

その姿はまるで床という二次元に潜む寝そべり怪人。



床から垂直にイスやらテーブルやらが伸びている。

この部屋を立体的に、なおかつ縦横無尽に移動できる夫は三次元の住人といったところか。

行動範囲が広くて羨ましいこと。


川崎のソリッドスクエア。建物内に水が張ってある不思議な空間。
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