寿限無 寿限無 五劫のすりきれ
海砂利水魚の水行末 雲来末 風来末
食う寝るところに住むところ
やぶら小路のぶら小路
パイポパイポ パイポのシューリンガン
シューリンガンのクーリンダイ
クーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの
長久命の長助
有名な落語の演目『寿限無』に出てくる子供の名前。
長い名前をいちいち呼ぶのが大変で、そこが笑いどころ。
なんとなく子どもの頃に母が口ずさんでいたのを覚えている。
4月に実家の隣の寺の猫が出産した。
その中の1匹を引き取ることになったのだ。
その猫に寿限無と名付けた。
友達と猫の名前についてあーだこーだ言っているとき、
唐突に友達が「寿限無」と言いだし「それだ!!」となった。
ピンとくるってのは結構大事。
猫を飼うなら名前は「護民官ペトロニウス(通称ピート)」と決めていた。
私の好きな小説『夏への扉』に出てくる猫の名前だ。
亀を飼うなら「カシオペイヤ(小説『モモ』より)」にするっていうのと同じ発想。
でも珍しく夫に拒否されたので泣く泣く諦めた。
7月1日に友達4人に手伝ってもらって引っ越しをし、
2、3日で最低限猫を迎え入れるほどに片付けをし、
4日にはるばる石川県の実家まで迎えに行った。
夫の仕事の都合に合わせ、コロナのこともあるので1泊2日の弾丸帰省。
6、7時間ある大移動が心配で事前にいろいろ調べたはいいけど、
さみし泣きする以外は酔ってる様子もなく終始おとなしかった、一安心。
帰ってきた当日は母親を探すようにさみしそうに鳴いていたけれど、
次の日からピタッと元気になって子猫の切り替えの早さに驚いた。
本当のところはわからないけれど。
トイレは匂いのついた砂をもらっていたので、
それを新しいトイレに入れたら粗相もなく一回で覚えた。
猫って結構かしこいんか。
寿限無を連れ帰って初っ端5日間夫は仕事で家を留守にしたので、
唐突に始まった新しい家(しかも片付いていない)での猫との生活。
全く知らない街に住む多少のストレスと新しい存在への多少の戸惑い。
ただ「かわいい」「癒しだ」などということにはらず、
若干の猫見知りを感じながらの手探りの新生活。
が、しかしこやつの愛らしさは無限大だった。
捨てる予定の洗濯カゴ。この中がお気に入り。
よく半目で寝ている。
一旦離れて戻ると私の椅子で寝ていた。
作業してると邪魔してくる。天使なのか。
あの、仕事にならないんですけど。
あなた犬なの?ってくらい人間にべったり。
もうちょっと自立して欲しいんだけど、子猫だからしょうがないのかな。
どんなに邪魔で鬱陶しくてうるさくてもなぜか笑ってしまう。
この家にきてまだ半月なのに、もう寿限無がいない生活は想像できないなあ〜。
はちゃ〜〜。
親父は実家の菊千代、今まで見た猫の中で一番好きなビジュアルをした猫だ。
母親は隣の寺のゆき、誰もがいい猫という性格のべっぴんさんだ。
そういうわけで猫バカかもしれないけれど、
人間になったらアイドルになれるくらい顔が整っている我が家の寿限無でございやす。
以後お見知り置きを。
海砂利水魚の水行末 雲来末 風来末
食う寝るところに住むところ
やぶら小路のぶら小路
パイポパイポ パイポのシューリンガン
シューリンガンのクーリンダイ
クーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの
長久命の長助
有名な落語の演目『寿限無』に出てくる子供の名前。
長い名前をいちいち呼ぶのが大変で、そこが笑いどころ。
なんとなく子どもの頃に母が口ずさんでいたのを覚えている。
4月に実家の隣の寺の猫が出産した。
その中の1匹を引き取ることになったのだ。
その猫に寿限無と名付けた。
友達と猫の名前についてあーだこーだ言っているとき、
唐突に友達が「寿限無」と言いだし「それだ!!」となった。
ピンとくるってのは結構大事。
猫を飼うなら名前は「護民官ペトロニウス(通称ピート)」と決めていた。
私の好きな小説『夏への扉』に出てくる猫の名前だ。
亀を飼うなら「カシオペイヤ(小説『モモ』より)」にするっていうのと同じ発想。
でも珍しく夫に拒否されたので泣く泣く諦めた。
7月1日に友達4人に手伝ってもらって引っ越しをし、
2、3日で最低限猫を迎え入れるほどに片付けをし、
4日にはるばる石川県の実家まで迎えに行った。
夫の仕事の都合に合わせ、コロナのこともあるので1泊2日の弾丸帰省。
6、7時間ある大移動が心配で事前にいろいろ調べたはいいけど、
さみし泣きする以外は酔ってる様子もなく終始おとなしかった、一安心。
帰ってきた当日は母親を探すようにさみしそうに鳴いていたけれど、
次の日からピタッと元気になって子猫の切り替えの早さに驚いた。
本当のところはわからないけれど。
トイレは匂いのついた砂をもらっていたので、
それを新しいトイレに入れたら粗相もなく一回で覚えた。
猫って結構かしこいんか。
寿限無を連れ帰って初っ端5日間夫は仕事で家を留守にしたので、
唐突に始まった新しい家(しかも片付いていない)での猫との生活。
全く知らない街に住む多少のストレスと新しい存在への多少の戸惑い。
ただ「かわいい」「癒しだ」などということにはらず、
若干の猫見知りを感じながらの手探りの新生活。
が、しかしこやつの愛らしさは無限大だった。
捨てる予定の洗濯カゴ。この中がお気に入り。
よく半目で寝ている。
一旦離れて戻ると私の椅子で寝ていた。
作業してると邪魔してくる。天使なのか。
あの、仕事にならないんですけど。
あなた犬なの?ってくらい人間にべったり。
もうちょっと自立して欲しいんだけど、子猫だからしょうがないのかな。
どんなに邪魔で鬱陶しくてうるさくてもなぜか笑ってしまう。
この家にきてまだ半月なのに、もう寿限無がいない生活は想像できないなあ〜。
はちゃ〜〜。
親父は実家の菊千代、今まで見た猫の中で一番好きなビジュアルをした猫だ。
母親は隣の寺のゆき、誰もがいい猫という性格のべっぴんさんだ。
そういうわけで猫バカかもしれないけれど、
人間になったらアイドルになれるくらい顔が整っている我が家の寿限無でございやす。
以後お見知り置きを。
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