日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

この末脚は規格外だ!リバティアイランドまずは1冠奪取!

2023年04月09日 | 競馬

2023年の3歳クラシックの開幕戦・第83回桜花賞(GⅠ 芝1600m・18頭立て)が9日、阪神競馬場で行われました。昨年の2歳女王③リバティアイランド、ディープインパクト産駒最終世代②ライトクオンタム、⑤ハーパーと④ドゥアイズの「クイーンカップ組」、アルテミスステークスで2才女王を下した⑰ラヴェル、チューリップ賞を勝った⑥モズメイメイ、エフフォーリアの妹⑭ペリファーニア、キタサンブラック産駒⑨コナコースト、フィリーズレビュー覇者⑫シングザットソング、札幌2歳ステークスを勝った⑬ドゥーラ、重賞2勝⑧キタウィング、3連勝でアネモネステークスを制した⑱トーセンローリエなどが参戦しました。


単勝オッズは、リバティアイランドが1.6倍で断然の1番人気、2番人気ライトクオンタム(8.0倍)、ハーパー3番人気(8.7倍)。その他、ドゥアイズ、ペリファーニア、コナコースト、モズメイメイ、ドゥーラ、⑪シンリョクカと続きました。

スタートでリバティアイランドがわずかに遅れ、ドゥーラも後方から。外回りコースに向かっての先行争いで、モズメイメイが先手を奪うと、コナコーストが2番手につけ、トーセンローリエとシングザットソングが3,4番手で並ぶ。5番手ペリファーニア、6番手①ブトンドール、その後ろの7番手にライトクオンタムが控えるも折り合い悪い。クオンタムの隣の8番手にハーパーがいる。9番手ドゥアイズ、10番手⑦コンクシェル、11番手シンリョクカ、12番手⑯ムーンプローブ、13番手⑩エミュー、14番手ラヴェル。15番手ドゥーラ、リバティアイランドは16番手追走。後方に⑮ジューンオレンジとキタウィングが並ぶ。
外回り3,4コーナー中間のところで、先頭のメイメイは前半800mを45.9秒で通過。コナ2番手、ローリエ3番手、シングザット4番手、ペリファー5番手。ハーパーは外側7番手、アイズとクオンタムは中団に控え、アイランドはまだ後方3番手。
4コーナーからラストの直線に差し掛かり、リバティアイランドは一番外に持ち出した。直線に入ってもモズメイメイが先頭を走っていたが、コナコーストが残り300mでメイメイを抜いて先頭に立つ。外からペリファーニアが脚を伸ばし、後続からシングザットソング、ハーパーも追い上げ、さらに大外からリバティアイランドもやってきた!残り200mでペリファーとコナが競り合うと、残り100mでアイランドが3番手に浮上。そしてゴール前でリバティアイランドがコナコーストとペリファーニアを一気に抜き去り先頭ゴールイン!2歳女王リバティアイランド、豪快に差し切って最初の1冠を手にしました!


【桜花賞 全着順】
1着③リバティアイランド 
2着⑨コナコースト 
3着⑭ペリファーニア
4着⑤ハーパー
5着④ドゥアイズ 
6着⑪シンリョクカ 
7着⑫シングザットソング
8着②ライトクオンタム 
9着①ブトンドール
10着⑩エミュー 
11着⑰ラヴェル 
12着⑧キタウイング
13着⑥モズメイメイ
14着⑬ドゥーラ
15着⑦コンクシェル
16着⑮ジューンオレンジ
17着⑯ムーンプローブ 
18着⑱トーセンローリエ

【払戻金】
単勝 ③ 160円
複勝 ③ 110円  ⑨ 310円  ⑭ 330円
枠連 2⃣-5⃣ 1,160円
馬連 ③-⑨ 1,280円
馬単 ③-⑨ 1,520円
3連複 ③-⑨-⑭ 4,750円
3連単 ③-⑨-⑭ 13,220円
ワイド ③-⑨ 560円  ③-⑭ 570円  ⑨-⑭ 2,540円


牝馬三冠の初戦は、最後の直線で大外から追い込んだリバティアイランドが、ゴール前でコナコーストとペリファーニアをかわして1着。圧倒的1番人気に応え、最初の1冠目を獲得。前走の阪神ジュベナイルフィリーズに続いての連勝でGⅠ2勝目を果たしました。コナコーストとペリファーニアは、ともにチューリップ賞組で、コナはエルフィンステークスから3戦連続2着、ペリファーは2戦連続3着となりました。
3番人気のハーパーは4着、2番人気のライトクオンタムは序盤で折り合いを欠いたのが響いて8着。武豊騎手&幸四郎調教師の兄弟タッグのGⅠ制覇の夢はまたも叶わず。この馬は初めての右回り、それに多頭数も初体験だったので、苦しいレースになったと思います。

リバティアイランドはこれで通算成績4戦3勝。鞍上の川田将雅騎手は、昨年に続いての桜花賞2連覇で、同レース3勝目。ドゥラメンテ産駒は昨年のスターズオンアースに続き、同レース連覇を達成しています。中内田充正調教師はこのレース初勝利であり、クラシック競走初制覇。中内田厩舎といえば「2歳GⅠには強いが、クラシックには縁がない」というイメージがついていたけど、やっと勝てました。
前走の阪神JFは直線で外から一気に抜け出すと、最後は2着に2馬身半差の圧勝。この日はスタートで若干失敗して後方3番手の競馬を余儀なくされましたが、4コーナーで大外に持ち出すと、直線で前の15頭をごぼう抜き。9年前のハープスターの再現みたいだったけど、アイランドの方がインパクトあるかもしれない。あの時も川田騎手が乗ってましたな。
これだけ異次元の末脚を見せつけられたから、3歳世代最強はリバティアイランドで決まりじゃないかって思ってしまいます。次はオークスなのか、それとも日本ダービーで牡馬に挑むのか?2400mで勝てば、秋華賞も楽勝だろう。



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