日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

アルアインが5歳世代の意地を見せて大阪杯制覇!北村友一は念願のGⅠ初勝利!

2019年03月31日 | 競馬

アーモンドアイのドバイターフ優勝から一夜明けた31日は、阪神競馬場で春の中距離王決定戦・第63回大阪杯(GⅠ・芝2000m 14頭立て)が行われました。GⅠ昇格3年目の今年は、昨年の有馬記念馬⑦ブラストワンピース、第85代ダービー馬②ワグネリアン、マイルCS優勝⑫ステルヴィオ、皐月賞馬④エポカドーロの「最強4歳世代」のGⅠ馬4頭が参戦。一方の5歳世代も2017年⑥キセキ、③アルアイン、⑪ペルシアンナイトのGⅠ馬3頭の他に、金鯱賞3着⑨エアウィンザー、京都記念を勝った⑭ダンビュライト、⑧サングレーザーと強力メンバーが揃います。他にも2016年ダービー馬①マカヒキ、福島と小倉の重賞を連勝した⑬スティッフェリオなども参戦してきました。


単勝のオッズは、1番人気ブラストワンピース(3.7倍)、2番人気キセキ(4.1倍)、3番人気ペルシアンナイト(7.3倍)。4番人気以降はワグネリアン(8.2倍)、エアウィンザー(9.3倍)、ステルヴィオ、サングレーザー、エポカドーロと続きました。
正面スタンド前のスタートは、14頭横一線。ブラストワンピースはまずまずのスタートを切る。最初の先行争いで、エポカドーロがスーッと前に出る。外からはスティッフェリオ、内からアルアイン、真ん中にキセキとステルヴィオも先団につける。エアウィンザーとワグネリアンは中団の位置、ペルシアンナイト10番手、ブラストワンピース11番手、マカヒキが最後方で1コーナーを回る。
1,2コーナーの中間から向正面に入るところで、エポカドーロが先頭、キセキが単独2番手を追走し、スティッフェリオが3番手、アルアインが内側4番手。5番手ステルヴィオ、6番手ダンビュライト。中団グループは、ワグネリアンが7番手、8番手エアウィンザー、ペルシアンナイトは外側9番手。後方勢は10番手に⑩ステイフーリッシュ、ブラストワンピースが11番手に控え、12番手⑤ムイトオブリガード、マカヒキが13番手、サングレーザーがしんがりに下がる。
内回り3コーナーを差し掛かり、先頭のエポカは前半1000mを61秒3で通過。これはスローペースだ。キセキがガッチリと2番手につけ、3番手フェリオ、ダンビュラが4番手、アルアイン5番手、ステル6番手、ペルシアン7番手、ウィンザー8番手。ブラワンは大外に持ち出し、ワグネリは内側。後方にはマカヒキとレーザーも控えている。
4コーナーを回り、勝負の直線コース追い比べ!エポカドーロがまだ先頭、アルアインがインを突き、キセキは外に回す。馬群の中からエアウィンザー、ワグネリアンも最内を掬うように脚を伸ばす。大外に出したブラストワンピースは苦しいか?残り200mを切って、アルアインがエポカをかわして先頭に立ち、ゴール前でキセキとワグネリが迫って来るが、アルアインがそのまま先頭でゴールイン!アルアインが4歳世代を抑えて2度目のGⅠ制覇を果たしました!





【全着順】
1着③アルアイン    2分01秒0
2着⑥キセキ       クビ差
3着②ワグネリアン    クビ差
4着①マカヒキ      3/4馬身
5着⑨エアウィンザー   クビ差
6着⑦ブラストワンピース
7着⑬スティッフェリオ
8着⑤ムイトオブリガード
9着⑭ダンビュライト
10着④エポカドーロ
11着⑪ペルシアンナイト
12着⑧サングレーザー
13着⑩ステイフーリッシュ
14着⑫ステルヴィオ

単勝 ③ 2,220円
複勝 ③ 450円  ⑥ 180円  ② 320円
枠連 3⃣-4⃣ 1,750円
馬連 ③-⑥ 3,680円
馬単 ③-⑥ 10,940円
ワイド ③-⑥ 1,090円
    ②-③ 2,880円
    ②-⑥  880円
3連複 ②-③-⑥ 10,740円
3連単 ③-⑥-② 93,560円



GⅠ馬が8頭も参戦した今年の大阪杯は、単勝9番人気の伏兵・アルアインが優勝。序盤から内側4番手を走り、最後の直線では内からエポカドーロを捕らえ、残り200mで抜け出すと、キセキとワグネリアンを振り切りました。2着のキセキは、川田将雅騎手とコンビを組んでからは惜敗続き。ワグネリアンは最内を上手く突いて3着。2016年ダービー馬のマカヒキが4着に入り、1番人気のブラストワンピースは伸びを欠いて6着。戦前は4歳世代の頂上対決と言われていましたが、5歳世代が上位を占め、4歳勢はワグネリアンだけが掲示板に入りました。
他の4歳勢は、序盤からスローペースで先行し続けたエポカドーロが10着。レース後には鼻出血を発症していたことが判明。皐月賞馬で明暗が分かれました。ステルヴィオは最下位の14着。2000m以上は全くダメです。3番人気だったペルシアンナイトは11着。昨年は2着だったのに…。
アルアインは2017年の皐月賞以来、実に2年ぶりの勝利を挙げ、重賞も通算3勝目。鞍上の北村友一騎手は、デビュー14年目で悲願のJRA・GⅠ初勝利。先週の高松宮記念では1番人気のダノンスマッシュに騎乗しながらも4着と敗戦、それから1週間後に雪辱を果たしました。勝利騎手インタビューの時は泣きそうになってました。北村騎手は来週の桜花賞でクロノジェネシスに騎乗し、2週連続GⅠ勝利も期待されています。
アルアインは皐月賞を勝って以降、日本ダービー5着、菊花賞7着、昨年の大阪杯で3着、天皇賞秋で4着、マイルチャンピオンシップで3着と掲示板に入りながらも、あと少しのところで勝利を逃してきました。前走の金鯱賞では乗り替わりが影響して5着でした。2年前の皐月賞を勝った時も9番人気でしたが、今回の大阪杯でも9番人気で優勝。人気が低くなると余計モチベーションが上がるのだろうか?
大阪杯で復活勝利を飾り、次走が安田記念となれば、ダノンプレミアムとの再戦が見られるかもしれない。宝塚記念は1ハロン延びるけど、馬場が少し荒れれば、今回の再現もあると思います。大阪杯の勝利がフロックかどうかは、これからの活躍次第です。



来週は三歳牝馬クラシックの第1戦・桜花賞が行われます。4連勝中の2歳女王・ダノンファンタジーをはじめ、朝日杯FS以来の実戦となるグランアレグリア、クイーンカップを勝ったクロノジェネシス、阪神ジュベナイルフィリーズ3着のビーチサンバ、フィリーズレビュー1着同着のプールヴィルとノーワン、フェアリーステークスから直行のフィリアプーラ、アクアミラビリス、シェーングランツ、アウィルアウェイなどが登録しています。






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日本の至宝・アーモンドアイがドバイで快勝!GⅠ競走5連勝を達成!

2019年03月31日 | 競馬

毎年恒例の「ドバイ・ワールドカップデー」が、日本時間30日深夜にメイダン競馬場で行われました。昨年のジャパンカップで圧勝した日本最強牝馬のアーモンドアイが、ドバイターフ(芝1800m・13頭立て)で海外GⅠに初挑戦。この秋の凱旋門賞参戦へ、まずはドバイで結果を残せるかどうか。このレースにはアーモンドアイの他にも、日本からディアドラとヴィブロスも出走しました。



スタートは13頭綺麗に揃い、アーモンドアイも好スタートを決める。⑪センチュリードリーム(英国)がレースを引っ張り、⑫ウィズアウトパロール(英国)が2番手、3番手グループに⑬ウートン(UAE)・⑨マウンテンハンター(UAE)・②ドリームキャッスル(UAE)とゴドルフィン勢が固める。中団勢は、最内に①サザンレジェンド(香港)、真ん中に④ヴィブロス、アーモンドアイは外側8番手。9番手に⑥ロードグリッターズ(英国)、10番手⑤マジェスティックマンボ(南アフリカ)、ディアドラは11番手、後方はユーロンプリンス(南アフリカ)と⑧アイキャンフライ(アイルランド)が並ぶ。
3,4コーナーを回り、センチュリードリームが軽快に飛ばし、パロールが2番手、マウンテンとウートンが3番手争い。キャッスル4番手、アーモンドが5番手に押し上げ、ヴィブロスとグリッターズは中団馬群、ディアドラはまだ後方のポジション。
4コーナーを回って最後の直線に入ってもセンチュリードリームが逃げる。ウィズアウトパロールとドリームキャッスルが差を詰めるが、アーモンドアイが4番手から脚を伸ばし、残り300mでついに先頭!後続からはロードグリッターズとヴィブロスが追い上げ、残り100mでヴィブロスが2番手に浮上。しかし、その2頭を尻目にアーモンドアイが先頭でゴールイン!これが日本最強牝馬の実力だ!アーモンドアイが世界デビュー戦を勝利で飾りました!



いやぁ~さすがです!海外GⅠ初挑戦のアーモンドアイが、ドバイターフで見事に優勝を飾りました。2着にはヴィブロスが入り、日本の牝馬がワンツーを独占しました。ヴィブロスは一昨年のレースで優勝し、昨年2着、今年も2着とドバイでの相性の良さを証明。これがラストランですが、素晴らしい走りを見せてくれました。日本馬のもう1頭・ディアドラは、後方待機から直線追い込んで4着と健闘。ディアドラも海外に何度も挑戦してるけど、惜しいレースが続きます。
アーモンドアイはレース前から日本や海外で大きく注目され、英国のブックメーカーも1番人気に支持されました。レースでも最後の直線残り300mのところで抜け出し、ヴィブロスの追撃を抑えて1着。期待を上回るような内容で海外デビューを飾りました。ヴィブロスもゴール前詰めていたんだけど、アーモンドは強かったです。
これで未勝利から7連勝、GⅠ競走も5連勝を達成。ドバイのGⅠを勝ったことで海外での評価も一段と上がるだろうし、「ロンジンワールドベストレースホースランキング」でも上位に入りそうです。
凱旋門賞挑戦へ前途洋々ですが、今後はどんなローテーションを組むのか気になります。6月には宝塚記念が行われるけど、それと同時期にフランスでサンクルー大賞典、英国でプリンスオブウェールズステークスやキングジョージといった大レースが開催されます。アーモンドが日本で走る姿も見たいけど、もう一度海外GⅠを勝ってほしいなという思いもあります。次は何処へ向かうのか非常に楽しみでしかないです。


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ホークス開幕連勝!柳田の今季初アーチはグランドスラム!

2019年03月30日 | HAWKS

サヨナラ勝ちで開幕戦を制した福岡ソフトバンクホークス、30日も福岡ヤフオクドームで埼玉西武ライオンズと対戦しました。この日も接戦となりましたが、鷹の主砲に待望の一発が飛び出しました!



両チームのスタメン
  ソフトバンク      埼玉西武
1(二)牧原大成    (左)金子侑司
2(遊)今宮健太    (遊)源田壮亮
3(中)柳田悠岐    (中)秋山翔吾
4(指)デスパイネ   (一)山川穂高
5(左)グラシアル   (捕)森友哉
6(一)内川聖一    (二)外崎修汰
7(三)松田宣浩    (指)栗山巧
8(右)上林誠知    (三)中村剛也
9(捕)甲斐拓也    (右)木村文紀
 (投)ミランダ    (投)今井達也



1回、ホークスは先頭の牧原が西武先発・今井からライト線への2塁打を放つと、続く今宮もヒットでつなぎ、柳田の四球で無死満塁のチャンス。デスパイネ三振で1死後、グラシアルの三塁ゴロ併殺崩れの間に牧原が生還し、1点を先制します。
しかし2回、ホークス先発・ミランダが2死から外崎にヒットを許すと、栗山に初球を狙われ、センターのホームランテラスへの2ラン本塁打を浴びて勝ち越しを許します。
4回、ミランダが先頭の秋山に四球を与えると、1死1塁で森友哉に高めのチェンジアップを打ち返され、左中間フェンス直撃のタイムリー3塁打で3点目を失う。なおも2死1,3塁で中村剛にタイムリーを浴び、さらに1点献上。1-4と3点差とされる。
3点を追うホークスはその裏、内川のヒット、松田の四球、牧原の内野安打で2死満塁と攻め立て、今宮が押し出し四球を選んで1点を返す。なおも満塁で柳田が今井の初球をフルスイング!ライトへ飛んだ打球は、スタンドに突き刺さった!柳田の今季第1号ホームランはグランドスラム!ホークスはこの回、2死満塁から5点を奪い、6-4と逆転に成功します。
5回、2死1塁でバッター森友哉の場面で、1塁走者・源田が2塁への盗塁を仕掛けるが、キャッチャー・甲斐が源田を刺殺!今季初の甲斐キャノン発動で3アウト。ミランダは勝ち投手の権利を持って降板。
6回からは継投に入り、2番手の川原弘之が2死2塁のピンチを凌いで無失点。7回は加治屋蓮と嘉弥真新也のリレーで得点を許さず。8回はルーキーの奥村政稔が2試合続けてマウンドに上がるが、先頭の山川にレフトへのソロ本塁打を打たれて1点を失う。プロの洗礼を浴びた奥村だったが、その後は打者3人を打ち取ります。そして9回は森唯斗が2つの三振を奪いゲームセット。ホークスが6-5で西武に競り勝ちました。


パリーグ 2019年3月30日(土)
ソフトバンクVS西武 2回戦 ヤフオクドーム
(ソフトバンク2勝、観衆38966人)
西|020 200 010|5
ソ|100 500 00X|6
勝:ミランダ(1勝)
S:森(1S)
負:今井(1敗)
本塁打
西武: 栗山 1号, 山川 2号
ソフトバンク: 柳田 1号


西武との開幕2戦目は、初回に先制しながらも、ミランダ投手が4回まで4点を失う苦しい展開でしたが、4回裏に柳田選手の満塁ホームランで試合をひっくり返しました。その後は5人の中継ぎリレーで西武の追撃を振り切り、2試合連続の1点差勝利。王者・西武に2連勝し、開幕カード勝ち越しを決めました。2年ぶりのリーグ王座奪還へ、ひとまずは好スタートと言っておこうと思います。日曜日の試合も勝てれば最高なんだけどなぁ。
先発のミランダ投手は、5回まで98球を投げ、被安打5・2奪三振・3四死球・4失点。初回は3者凡退と上々のスタートだったんですが、2回に2ラン本塁打を被弾。4回の2失点は、先頭打者に四球を与えたことが原因でした。勝ち投手になったけれど、柳田選手に助けられました。
中継ぎ陣では、6回に2番手で登板した川原投手が無失点。オープン戦で8試合で自責点0と結果を残し、開幕前に支配下に復帰。試合後にはお立ち台にも上がりました。5番手の奥村投手は2戦連続ホールド、9回の森投手は初セーブを記録しています。
10安打を記録した打線の方は、牧原選手と今宮選手が2試合連続の複数安打。今宮選手は前日に3安打、この日も2本のヒットを放ち、打率は.625。4回に今季初ホームランを放った柳田選手、今井投手の初球をガツンと捉え、弾丸ライナーでライトスタンドまで持って行きました。柳田選手も打った瞬間にホームランを確信し、今井投手はがっくりとうなだれてましたな。昨年は自己最多の36本塁打、102打点を記録。今年は自身初の40本塁打を達成してほしいですね。

開幕カード3戦目の31日の予告先発は、ソフトバンクが高橋礼、西武が高橋光成の「高橋対決」。開幕ローテーション入りを果たした高橋礼投手は、西武との相性は良いと思っています。公式戦では未だ勝ち星がないので、そろそろ手にしたいところです。日曜日も厳しい試合になるかもしれないけど、同一カード3連勝を決めてほしい。



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2019年プロ野球開幕!甲斐野が公式戦初登板初勝利!千賀も161キロ連発!

2019年03月29日 | HAWKS


2019年のプロ野球ペナントレースがついに開幕!今年福岡移転30周年を迎えた福岡ソフトバンクホークスは、福岡ヤフオクドームで昨年のパリーグ王者・埼玉西武ライオンズと対戦。開幕からいきなり宿敵を迎え撃つホークス、開幕3連戦を勝ち越して、3年連続日本一&パリーグ王座奪還へ好スタートを切りたいところです。



両チームのスタメン
  ソフトバンク      埼玉西武
1(二)牧原大成    (左)金子侑司
2(遊)今宮健太    (遊)源田壮亮
3(中)柳田悠岐    (中)秋山翔吾
4(指)デスパイネ   (一)山川穂高
5(左)グラシアル   (捕)森友哉
6(一)内川聖一    (二)外崎修汰
7(三)松田宣浩    (指)栗山巧
8(右)上林誠知    (三)中村剛也
9(捕)甲斐拓也    (右)木村文紀
 (投)千賀滉大    (投)多和田真三郎

開幕投手はソフトバンク・千賀VS西武・多和田真三郎のエース対決。ホークスは1番セカンドに牧原を起用、グラシアルが5番レフトに入りました。




1回、ホークス先発・千賀の初球ストレートが161キロを計測すると、2球目も再び161キロのストレートを投じる。西武先頭の金子に四球を与えたが、続く源田を2塁ゴロ併殺打に打ち取る。さらに3番・秋山を内野ゴロに退け、3人で抑えた。その裏、ホークスは先頭の牧原と今宮が続けてヒットを放つが、柳田、デスパイネ、グラシアルのクリーンナップが次々と凡退し、先制のチャンスを逃します。
2回、ホークスは1死走者無しから松田が西武先発・多和田の3球目を狙い撃ち。右中間へ上がった打球は、ホームランテラスに飛び込む先制のソロ本塁打!松田はこの一打で通算1500本安打を達成!
1点を先行したホークスは、4回にグラシアルと内川の連続ヒットの後、2死1,3塁で上林が初球のカーブを上手く合わせ、ライト線を破る技ありのタイムリー2塁打で1点を追加。5回には2死から柳田が四球と盗塁で2塁まで進み、デスパイネがレフトフェンス直撃のタイムリー2塁打を放って3点目。なおも2人走者を置いて、内川のセンター前タイムリーで4点目。5回まで4-0とリードを拡げます。
4点の援護を貰った千賀は、5回まで無失点の好投。6回、先頭の木村に四球を与えた後、源田の2塁打、秋山の四球で1死満塁のピンチを背負う。一発浴びれば同点という場面で、4番・山川をセンターフライに打ち取ると、5番・森友哉をカットボールで見逃し三振!耐えた!抑えた!そして吠えた!満塁のピンチを無失点に抑えた千賀は、6回を投げ切ったところで交代しました。
8回、ホークスは加治屋蓮が3番手のマウンドに上がるが、先頭打者に出塁をゆるすと、ヒットと四球で満塁の走者を背負う。そして西武4番・山川にストレートを狙われ、左中間スタンドへの満塁本塁打を被弾。一発で4-4の同点に追いつかれ、千賀の勝ち投手が消滅してしまいました。
試合は4-4のまま9回を終え、開幕戦から延長戦へ。延長10回、ドラフト1位の甲斐野央が公式戦初登板。先頭の山川を3球全てフォークを投じて三振に仕留めると、森友哉と外崎にも空振り三振を奪い3者連続三振。その裏、ホークスはグラシアルと松田のヒットで2死1,3塁、上林の申告敬遠で満塁と一打サヨナラのチャンスを迎えたが、代打・福田秀平と牧原が共にが空振り三振に倒れて三者残塁。
11回も甲斐野が続投し、1死1塁から木村と金子を連続三振に切って取り、またも無失点。11回裏、先頭の今宮が四球を選ぶと、柳田がヒットでつなぎ、無死1,2塁と再びサヨナラのチャンス。そして、デスパイネが西武6番手・ヒースの2球目を叩き、左中間を破るタイムリーヒット!2塁から今宮が生還し、5-4でホークスがサヨナラ勝ちを収めました!



パリーグ  2019年3月29日 (金)
ソフトバンク VS 西武 1回戦 ヤフオクドーム
(ソフトバンク1勝、観客数 40,178人)
西|000 000 040 00 |4
ソ|010 120 000 01x|5
勝:甲斐野(1勝)
負:ヒース(1敗)
本塁打
西武: 山川 1号(8回表4ラン)
ソフトバンク: 松田宣 1号(2回裏ソロ)



2019年シーズンの開幕戦は、松田選手の先制アーチ、デスパイネ選手のタイムリーなどで、西武先発・多和田投手から4点を奪い、千賀投手も6回まで無失点の好投を披露し、7回まで4-0とリードしたんですが、8回に加治屋投手が4点のリードを守り切れず同点。せっかくいい展開で来ていたのに、一気にぶち壊されて嫌な雰囲気になりました。それでも、延長戦で甲斐野投手の好リリーフ、デスパイネ選手のサヨナラタイムリーで、ホークスが開幕戦を制しました。ホークスは3年連続で開幕戦勝利、しかもサヨナラ勝ちですから、勢いに乗って開幕ダッシュ成功しちゃうかもね。

先発の千賀投手は、6回まで109球を投げて被安打3・6奪三振・3四球・無失点。立ち上がりに球速161キロを2回も出し、3回までノーヒットピッチング。4回から6回は毎回走者を背負い、特に6回は1死満塁のピンチから山川選手と森友哉選手を抑えて得点を許さず。粘り強い投球を見せたのに、加治屋のせいで白星がつかなかったのは残念です。加治屋ホントにやってくれたな!
公式戦初登板で勝利投手となった甲斐野投手は、2イニングを投げて5つの三振を奪う圧巻のピッチング。最初の打者・山川選手から三球三振を奪い、その後も力強いストレートとフォークボールで西武打線を捻じ伏せました。オープン戦最後の登板だった24日の広島戦では、大乱調から危険球で退場処分。不安を抱えたまま開幕を迎えましたが、今季の新人投手の勝利投手第1号となりました。
この日はもう1人新人投手が登板し、8回1死2塁から奥村政稔投手が4番手で登板し、西武の勝ち越しを阻止しました。ホークスのルーキーたちが頑張ったおかげで、サヨナラ勝ちできたと思います。

打線の方はチーム全体で16安打。通算1500本安打を達成した松田選手は、この試合2安打。開幕戦で1500本安打、しかもホームランで決める辺りはお祭り男だなって思います。11回にサヨナラ打を放ったデスパイネ選手は2安打2打点。4回のタイムリー2塁打は、あと少しでホームランかという当たりでした。グラシアル選手と今宮選手は共に3安打の猛打賞。今宮選手はオープン戦からの好調が続いてますね。オープン戦は大スランプだった上林選手も3回にタイムリー2塁打を打っております。


30日の開幕第2戦は、ソフトバンク・ミランダVS西武・今井達也の予告先発で行われます。ミランダ投手はオープン戦で3勝0敗の好成績。今度の登板も快投が期待されています。土曜日の試合もしっかり勝って、開幕2連勝でカード勝ち越しを決めてほしいです。




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2019年の春のGⅠ開幕戦は大波乱!ミスターメロディが新スプリント王に輝く!

2019年03月25日 | 競馬

2019年の春のスプリント王決定戦・第49回高松宮記念(GⅠ・芝1200m 18頭立て)が24日、中京競馬場で行われました。スプリント界の絶対王者・ロードカナロアとの親子制覇に挑む⑬ダノンスマッシュ、オーシャンステークスで逃げ切り勝ちを収めた⑮モズスーパーフレア、昨年のファルコンステークスを勝った③ミスターメロディといった4歳世代の他に、2年前の優勝馬④セイウンコウセイ、2年連続で宮記念2着⑧レッツゴードンキ、スプリント初挑戦⑫ロジクライ、オーシャンステークス2着⑨ナックビーナス、藤田菜七子騎手が鞍上①スノードラゴンなどが参戦しました。


単勝の人気は、1番人気ダノンスマッシュ(2.5倍)、2番人気モズスーパーフレア(4.1倍)、3番人気ミスターメロディ(7.8倍)、4番人気ロジクライ(9.2倍)、5番人気のレッツゴードンキ(9.8倍)まで10倍以下。その後はナックビーナス、⑥アレスバローズ、⑯デアレガーロ、⑱ダイメイプリンセスと続きました。

スタートでセイウンコウセイがポンと飛び出し、⑩ラブカンプーとモズスーパーフレアも先行争いに加わる。4,5番手の位置にミスターメロディとダノンスマッシュが並ぶ。6番手アレスバローズ、7番手ナックビーナス、8番手⑭ペイシャフェリシタ、9番手に②ラインスピリット。中団グループには⑤ティーハーフ、⑰ダイメイフジ、12番手ロジクライ、13番手⑦ショウナンアンセム。後方勢は14番手デアレガーロ、15番手レッツゴードンキ、16番手スノードラゴン、17番手ダイメイプリンセス、最後方⑪ヒルノデイバローと続く。
3,4コーナー中間、残り600mを通過して、今度はモズフレが単独先頭。カンプーが2番手追走、コウセイ3番手、ダノスマは外側4番手、ナックが一番外に持ち出す。アレスバとミスメロは中団より前の馬群、ロジクラとドンキはまだ後方の位置。
4コーナーから最後の直線に向いて、モズスーパーフレアが先頭で坂を駆け上がるが、セイウンコウセイとミスターメロディが接近する。外からダノンスマッシュも脚を伸ばす。残り200mでコウセイが先頭に立ち、ミスメロが内を突く。さらに最内からショウナンアンセムも上がってきている。ダノスマはちょっと苦しいか。残り100mでミスメロがコウセイをかわし、最内からアンセムが迫るも、ミスターメロディが先頭ゴールイン!4歳馬のミスターメロディが、平成最後のスプリントGⅠを制しました。



【全着順】
1着③ミスターメロディ   1分07秒3
2着④セイウンコウセイ    1/2馬身
3着⑦ショウナンアンセム   アタマ差
4着⑬ダノンスマッシュ    1/2馬身
5着⑤ティーハーフ      1/2馬身
6着⑧レッツゴードンキ
7着⑯デアレガーロ
8着⑫ロジクライ
9着⑥アレスバローズ
10着②ラインスピリット
11着⑰ダイメイフジ
12着⑭ペイシャフェリシタ
13着⑪ヒルノデイバロー
14着⑨ナックビーナス
15着⑮モズスーパーフレア
16着⑱ダイメイプリンセス
17着①スノードラゴン
18着⑩ラブカンプー
 
【払戻金】
単勝 ③ 780円
複勝 ③ 320円  ④ 2,210円  ⑦ 6,410円
枠連  2⃣-2⃣ 33,310円
馬連  ③-④ 30,530円
馬単  ③-④ 49,630円
ワイド ③-④ 7,590円
    ③-⑦ 30,460円
    ④-⑦ 88,520円
3連複 ③-④-⑦  870,740円
3連単 ③-④-⑦ 4,497,740円



春のGⅠシリーズの開幕戦は、ダノンスマッシュ&モズスーパーフレアと同じ4歳世代のミスターメロディが優勝し、春のスプリント王に輝きました。2年前の優勝馬・セイウンコウセイが2着、最内から伸びてきたショウナンアンセムが3着に入りました。コウセイは単勝で12番人気、アンセムはなんとブービーの17番人気!3連単で449万円7,740円の大波乱となりました。
1番人気のダノンスマッシュは伸びきれず4着。2番人気のモズスーパーフレアは3コーナーで先頭に立ったけど、直線でズルズルと失速して15着と大敗しました。上位に入った3頭は内枠に対し、人気の2頭ともに7枠で、左回りの適性が無いのでしょう。昨年のファルコンステークスではミスメロが1着、モズフレ5着、ダノスマは9着という結果だから…。
3度目の正直を狙ったレッツゴードンキは6着、藤田菜七子が鞍上のスノードラゴンは17着に終わりました。

GⅠ初制覇のミスターメロディは、昨年のファルコンステークス以来となる2度目の重賞勝ち。鞍上の福永祐一騎手は、高松宮記念で3勝目。今月19日に2000年の高松宮記念を制したキングヘイローが死亡。その馬のデビューの時からコンビを組んでいた福永騎手が、弔い星を捧げたのでありました。
また、ミスメロの父・スキャットダディ産駒は、JRAのGⅠレース初勝利。藤原英昭調教師は同レース初勝利です。
ミスターメロディは今回初めて芝1200mのレースに挑戦。序盤から馬群の内側を走り続け、直線コースでは早めに抜け出たセイウンコウセイを、残り100mで内から差し切りました。この馬は今回で通算4勝目ですが、全て左回りのレースで挙げてます。それにダートでも2勝しているんです。念願のGⅠ勝利を果たし、今後もスプリント戦線で活躍し続ける事でしょう。



来週は阪神競馬場で大阪杯が行われます。ダービー馬・ワグネリアン、有馬記念馬・ブラストワンピース、皐月賞馬・エポカドーロ、マイルチャンピオンシップを勝ったステルヴィオの4歳世代が激突。ダノンプレミアムが登録していれば、より一層盛り上がったんだけどなぁ。他にも、京都記念を勝ったダンビュライト、ペルシアンナイト、アルアイン、サングレーザー、エアウィンザー、キセキの5歳世代、3年前のダービー馬・マカヒキが登録。豪華メンバーが集まるので、楽しみでしかありません。
さらに、30日深夜はメイダン競馬場で「ドバイワールドカップデー」が開催されます。昨年の年度代表馬・アーモンドアイが「ドバイターフ」で初めての海外GⅠレースに挑戦。「ドバイターフ」にはアーモンドの他にディアドラ、ヴィブロスも出走予定。「ドバイシーマクラシック」では、レイデオロとスワーヴリチャード、シュヴァルグランの3頭が参戦します。ドバイで日本馬の勝利を期待しています。







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武豊が日経賞で50代最初の重賞勝ち!毎日杯はランスオブプラーナが逃げ切る。

2019年03月24日 | 競馬

3月23日は春のGⅠに直結する重賞レースが2つもありました。阪神競馬場は3歳馬の重賞競走・毎日杯。一昨年のアルアイン、昨年のブラストワンピースと2年連続でGⅠ馬を輩出している注目のレースです。中山競馬場では日経賞が行われ、50歳になったばかりのレジェンド・武豊騎手が快心の騎乗を見せました。






第66回毎日杯(GⅢ・芝1800m 13頭立て)は、新潟2歳ステークスを勝った⑤ケイデンスコール、マカヒキの弟②ウーリリ、きさらぎ賞組から①ランスオブプラーナ&⑬ヴァンドギャルド、シンザン記念2着⑪マイネルフラップ、③ルモンド、④キングオブコージ、⑨アントリューズ、⑥オールイズウェルも参戦しました。
スタートで⑫アンタエウス(名古屋)とランスオブプラーナが好スタートを見せ、ランスオブプラーナがスッと前に出て先手を奪う。2番手に⑦ダノンテイオーがつけ、3番手争いは内からウーリリ・ルモンド・⑧コパノマーティンの3頭が並ぶ。6,7番手の位置にキングオブコージとアントリューズの2頭が並走。内側8番手にケイデンスコール、9番手に⑩セントウル、10番手オールイズウェル、11番手マイネルフラップ、12番手ヴァンドギャルド、最後方にアンタエウス。
外回りコースに入り、先頭のプラーナは3コーナーで後続を引き離し、前半1000mを60秒7で通過。ダノテイが2番手、マーティンが3番手に上がり、ウーリリ4番手。ルモンドは5番手を追走し、アントリューズとコージは依然として6,7番手。ケイデンスとフラップは中団の外側につけ、ヴァンギャルは最後方に下がった。残り600mでアンタエウスとフラップの2頭が外からポジションを押し上げる。
13頭一団の状態で4コーナーから直線コースへ。ランスオブプラーナが先頭をキープし、2番手のダノンテイオーが追いかける。ウーリリは最内に入り、コパノマーティンとルモンドも前を追う。アントリューズは馬場の真ん中から、外からはマイネルフラップとヴァンドギャルド。残り200mでケイデンスコールが馬群を突いて伸びてくる。しかし、プラーナの脚は止まらない。2番手に上がったウーリリが差を詰め、ケイデンスとヴァンギャルが外から襲い掛かるが、ランスオブプラーナが先頭ゴールイン!ウーリリの追撃を凌いだランスオブプラーナが見事に逃げ切りました!


数多くの名馬が生まれている出世レース・毎日杯は、単勝3番人気のランスオブプラーナが快勝。前走のアルメリア賞に続いての連勝で、重賞初制覇を飾りました。2番人気だったウーリリは、最内から2番手に上がり、ゴール前で差を詰めましたが、クビ差届かず2着。1番人気のヴァンドギャルドは大外猛追も3着まで。人気上位3頭での決着となりました。メンバー唯一の重賞馬・ケイデンスコールは4着、4番人気のマイネルフラップは5着。地方・名古屋から参戦のアンタエウスは最下位の13着でした。
ランスオブプラーナは、栗東・本田優厩舎に所属し、父・ケープオブブランコ、母・マイプラーナの間に生まれました。お父さんのケープオブブランコは、2010年のアイリッシュダービー、2011年のアーリントンミリオンなどGⅠ5勝をマーク。同産駒はこれがJRA重賞初勝利となります。鞍上の松山弘平騎手は2年ぶりの同レース勝利です。
プラーナは好スタートから先手を奪うと、終始スローペースの逃げを打ち続け、直線も脚を止めず後続を抑えました。前走のアルメリア賞も鮮やかな逃げ切りでしたが、毎日杯でその再現を見せましたなぁ。ここまで6戦3勝、全て3着以内。3勝は全て阪神コースで挙げております。今回のような粘り強い走りができれば、NHKマイルカップで優勝する可能性充分ありそうだ。






第67回日経賞(GⅡ・芝2500m 12頭立て)は、菊花賞2着⑦エタリオウ、ラジオNIKKEI賞を勝った①メイショウテッコン、青葉賞覇者②ゴーフォザサミットの4歳世代の他に、昨年2着⑪チェスナットコート、昨年3着④サクラアンプルール、日経新春杯2着⑥ルックトゥワイス、凱旋門賞に参戦した⑫クリンチャーなどが出走しました。
1周目3コーナーからのスタートで、⑤ブラックバゴと③アクションスターが出遅れ。先行争いでメイショウテッコンが先手を奪い、ゴーフォザサミットが2番手。⑨カフェブリッツ3番手、⑩ハッピーグリン(北海道)が4番手につける。クリンチャー・チェスナットコート・エタリオウ・サクラアンプルールの4頭が5番手集団を形成し、ルックトゥワイス9番手、⑧グランアルマダ10番手。その後にアクションスター11番手、ブラックバゴが最後方。
1周目の正面スタンド前に差し掛かり、メイショウテッコンが先頭、カフェブリッツが2番手、ゴーフォザサミット3番手。サクラアンプルールは5番手、エタリオウは6番手、クリンチャー8番手、ルックトゥワイス9番手でゴール板を通過して1コーナーを回る。
1,2コーナー中間から向正面に入り、テッコンがゆったりと逃げ、カフェブリッツが2番手、ゴーフォザ3番手、ハピグリが4番手。アンプルール5番手のすぐ後ろにエタリが追走。7,8番手のところにトゥワイスとクリンチャー、9番手チェスナット。出遅れたアクションが10番手に上がり、アルマダ11番手、ブラバゴがポツンとしんがり。
残り1000mを切り、エタリが早めに仕掛けて2番手に上がり、先頭のテッコンに接近。その後ろでブリッツとゴーフォザが3,4番手争い。5番手ハピグリ、6番手クリンチャー、アンプルール7番手。トゥワイスはまだ8番手の位置。
4コーナーを回り、ラストの直線に入ってもメイショウテッコンが先頭。外からエタリオウがかわしにかかるが、なかなか捕まえきれない。後続ではサクラアンプルールが内を突いて3番手、ハッピーグリンが4番手に浮上。ラスト100mでメイショウテッコンがもう一度脚を伸ばし、そのまま1着でゴールイン!エタリオウは2着、サクラアンプルールが3着でフィニッシュ。

稍重の馬場で行われた日経賞は、武豊騎手鞍上のメイショウテッコンが逃げ切って優勝。序盤からゆったりと逃げ続け、エタリオウとの叩き合いを制しました。単勝2.1倍の1番人気だったエタリオウは、1馬身1/4差の2着。これでもう2着は7回目ですよ…。勝たなきゃいけないレースで負けたのはちょっと痛いかもしれません…。サクラアンプルールは2年連続で日経賞3着。8歳になっても元気ですねー。
道営馬のハッピーグリンは10番人気の低評価を覆しての4着。2番人気だったルックトゥワイスは6着、クリンチャーは7着でした。
勝ったメイショウテッコンは、ラジオNIKKEI賞以来の勝利を挙げ、重賞2勝目。武豊騎手は50代になって初めての重賞勝ちを収めました。ユタカさんが逃げたら、他の馬と騎手は何もできんわなぁ。50歳を迎えても衰えを見せない武豊騎手、24日の高松宮記念ではモズスーパーフレアに騎乗。50代最初のGⅠ騎乗で勝利なるか!?




24日は中京競馬場で春のスプリント王決定戦・高松宮記念が行われます。ロードカナロアとの父子制覇がかかる⑬ダノンスマッシュ、2連勝中の⑮モズスーパーフレア、昨年はハナ差の2着で涙を呑んだ⑧レッツゴードンキ、⑨ナックビーナス、⑫ロジクライ、2年前の勝ち馬④セイウンコウセイ、2度目のGⅠ騎乗・藤田菜七子騎手が鞍上の①スノードラゴンなどが出走します。昨年の最優秀短距離馬・ファインニードルが引退し、再び混戦模様のスプリント界に新たなスターは現れるのか?







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世界一のヒットメーカー・イチローが現役引退!

2019年03月22日 | Sports

アメリカ大リーグ・シアトルマリナーズのイチロー選手(本名・鈴木一朗)が、21日に東京ドームで行われたオークランド・アスレチックス戦で現役引退を表明しました。日本とアメリカで数多くの伝説と記録を残した野球界のスーパースターが、28年間のプロ野球人生に幕を下ろします。



選手として28年目のシーズンを迎えていたイチロー選手は、オープン戦で24打席連続ノーヒット。20日のレギュラーシーズン開幕戦では9番ライトで出場するも2打席無安打に終わり、4回の守備で交代。イチローがベンチに戻る最中にスタンディングオベーションが発生し、ベンチでチームメイトと抱擁を交わしました。
一夜明けたこの日の試合も9番・ライトでスタメン出場。まず2回の第1打席、アスレチックス先発・エストラーダの2球目を打ち上げて三塁ファウルフライ。4回の第2打席では、4球目を1,2塁間に弾き返しますが、二塁手の好守に阻まれてセカンドゴロに倒れます。7回、無死2塁の場面でイチローが3度目の打席に立ちますが、外角の球に手が出ず見逃し三振。イチローの快音を待ち望んでいた観客たちも大きな溜息がこぼれます。
3打席連続ノーヒットで迎えた第4打席、8回2死2塁の場面でイチローが登場。2球続けてファウルで粘った後の6球目、真ん中のボールを叩くもショートゴロ。イチローも全力疾走で1塁を駆け抜けるもあと一歩及ばず。その裏、イチローがライトの守備に就いたが、監督に交代を告げられてグラウンドを後に。イチローは大歓声を受けながらベンチに戻りました。

試合は延長12回にマリナーズが勝ち越し点を挙げ、5-4で勝利。試合が終わった後にイチロー選手がグラウンドに姿を現し、場内を一周してファンに別れを告げました。マリナーズの公式ツイッターでも「この試合を最後に現役引退する」と正式に発表しました。



イチロー選手は1992年にオリックス・ブルーウェーブからドラフト4位で入団。プロ3年目の1994年にプロ野球史上初のシーズン200本安打を達成(最終的に216本)すると、95年にはパリーグ優勝、96年には日本一に貢献。2000年まで7年連続でパリーグ首位打者を獲得し、その年のオフにメジャー挑戦を表明。
2001年にマリナーズに入団し、1年目にアメリカンリーグの最多安打(242安打)、首位打者(打率.350)、盗塁王(56盗塁)を獲得し、その年の新人王&MVPを獲得。2004年にはシーズン262本のメジャー最多安打記録を樹立。シーズン200本安打を2010年まで続け、2012年シーズン途中からはニューヨーク・ヤンキースでプレーし、8月に日米通算4000本安打を達成します。
マイアミ・マーリンズ時代の2016年、6月に日米通算4257安打を達成し、ピート・ローズ氏が持っていたメジャー通算4256安打の記録を破る。8月のロッキーズ戦でメジャー通算3000本安打を達成。
2018年にシアトル・マリナーズに復帰しますが、5月4日にシーズン残り全試合に出場せず、「球団会長付球団特別補佐」に就任。今年2月に「キャンプ招待選手」としてマイナー契約を結び、日本開幕戦を前にメジャー昇格。
侍ジャパンでも圧倒的な存在感を放ち、2006年の第1回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本代表の優勝に貢献。2009年の第2回大会も出場し、決勝戦の韓国戦で、延長10回に韓国の守護神・イム・チャンヨン投手(当時ヤクルト所属)から決勝タイムリーヒットを放ち、2連覇に導きました。
メジャー19年間で2653試合に出場し、プロ28年間で日米通算4367安打(日本:1278安打、米国:3089安打)、235本塁打、1309打点、打率.322の成績を残しました。




40代を過ぎても第一線で活躍し、いつまで現役を続けるのだろうと思っていましたが、「第一線を退く意向」のニュースが流れて、「とうとうこの時が来るのか」って思いました。足もよく動いてるし、巨人戦でレーザービームも見せたけど、バッティングではオープン戦から30打席連続でノーヒット。呆気なく見逃し三振を喫した時は、正直寂しい気持ちになりました。
阪神淡路大震災の年に「がんばろうKOBE」を掲げたオリックスが優勝を果たし、その翌年にイチロー選手が優勝を決めるサヨナラヒットを放ったとき、めちゃくちゃ飛び跳ねていたのは記憶に残っています。仰木彬監督時代のオリックスは、イチローの他に田口壮選手、トロイ・ニール選手、星野伸之投手、平井正史投手などがいて、Aクラス常連の強いチームでした。
メジャーで新人王、MVP、首位打者といった個人タイトルを獲得し、日本人の野手でも活躍できることを大きく証明。その一方で、メジャー19年間で一度もワールドシリーズに出場できず。1年目の時にマリナーズがア・リーグの優勝決定戦に進みながらも、優勝決定戦でヤンキースに敗戦。マリナーズは2002年以降ポストシーズンに出場できていません。
日本とアメリカで実績を残したから、両国の野球殿堂入りもあり得ると思います。今後は不透明で、指導者転身は「監督は絶対無理。人望がない」と現時点では否定的。マリナーズのフロントに入るか、野球からかけ離れた生活を送るかでしょうねぇ。イチロー選手、28年間の現役生活本当にお疲れ様でした!そして、たくさんの感動をありがとう!






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シャケトラ阪神大賞典を圧勝!スプリングSはエメラルファイトが勝利!

2019年03月17日 | 競馬

17日は中山競馬場で皐月賞の最終トライアル・スプリングステークス、阪神競馬場は春の天皇賞の前哨戦・阪神大賞典が行われました。



阪神メイン・第67回阪神大賞典(GⅡ・芝3000m 11頭立て)は、AJCCで1年10カ月ぶりの勝利を挙げた⑪シャケトラ、ステイヤーズステークスを制した②リッジマン、万葉ステークスを勝った⑧ヴォージュ、紅一点⑪コルコバード、⑨アドマイヤエイカン、⑦カフジプリンスなどが参戦しました。
1周目向正面のスタートで⑪コルコバードが出遅れ。先行争いで①ロードヴァンドールと⑤サイモンラムセスの2頭が競り合い、3番手に④ステイインシアトル、ヴォージュ4番手。⑥ソールインパクトとカフジプリンスが5,6番手で並び、7番手リッジマン、8番手アドマイヤエイカン、9番手③ケントオー、シャケトラは10番手を追走し、コルコバードが最後方。
1周目の4コーナーでサイモンラムセスが先頭に立ち、最初の1000mを59秒3で通過。2番手ロードヴァンドール、ヴォージュが3番手に上がり、ステイインシアトル4番手。リッジマンは7番手、アドマイヤエイカン8番手、シャケトラは9番手でスタンド前を通過した。
かなり縦長の状態で1,2コーナーを通過し、2周目の向正面に差し掛かるところでヴァンドールがラムセスをかわして先頭。大きく離れた3番手の位置にヴォージュ、ステイイン4番手、その後ろにカフプリとソルインが5,6番手で並走。7番手リッジマンのすぐ後ろに、シャケトラとコルコが早くも動き始める。エイカンは後方2番手に下がり、ケントオーがしんがり。
2周目の内回り3コーナーを回り、ヴァンドールが大逃げを見せ、シャケトラが2番手に浮上。残り600mでシャケトラがヴァンドールを射程圏内に入った。3番手争いではヴォージュ、カフプリ、リッジマンの3頭が固まっている。コルコとエイカンはまだ後方だ。
4コーナーでシャケトラがロードヴァンドールに並び、直線の入口で先頭に立った。ロードヴァンドールが2番手で頑張り、ソールインパクトが最内を突き、カフジプリンスも追い上げる。残り200mでシャケトラが後続を突き放し、持ったまま1着ゴールイン!カフジプリンスが2着に入り、ロードヴァンドールが3番手フィニッシュ。

3000mの長距離重賞・阪神大賞典は、1番人気のシャケトラが圧勝。AJCCに続いての重賞連勝を果たしました。2着には6番人気のカフジプリンス、3着のロードヴァンドールは、向正面で大逃げを見せ、最後の直線も粘りの走りを披露。2番人気のリッジマンは6着、3番人気のコルコバードはブービーの10着。コルコバードはこれが現役ラストランでしたが…。
前走は1年1か月の長期休養明けで勝利したシャケトラ。この日は序盤から後方のポジションで脚を溜め続け、残り1000mからスパートを開始し、3コーナーで2番手に上がりました。最後の直線はもうシャケトラの独壇場。後続との差を拡げ、最後は5馬身の差をつけました。戸崎圭太騎手もムチを数発叩いただけ、残り100mは手綱を持ったまま。ぶっちぎりの強さを見せつけたから、春の天皇賞は単勝1番人気に支持されるんじゃないかと思います。次走の鞍上も戸崎騎手かな?







中山のメイン競走は、第68回フジテレビ賞スプリングステークス(GⅡ・芝1800m 16頭立て)。かつてはシンザン、ナリタブライアン、オルフェーヴルといった三冠馬、後にGⅠ7勝を挙げたキタサンブラックといった歴史的名馬を輩出。昨年はステルヴィオがマイルCSを制し、2着に入ったエポカドーロが皐月賞馬になりました。
今年は重賞2勝の①ファンタジスト、朝日杯FS2着②クリノガウディー、中山2戦2勝⑧ヒシイグアス、京成杯4着からの巻き返しを狙う⑬シークレットラン、3戦2勝⑮ロジャーバローズ、つばき賞2着③ユニコーンライオン、きさらぎ賞2着⑫タガノディアマンテ、④ニシノカツナリ、⑩ディキシーナイトなどが参戦しました。
スタート直後にクリノガウディーが先手を奪うかと思いきや、ヒシイグアス、ディキシーナイト、⑭カラテ、ロジャーバローズ、⑥コスモカレンドゥラも先行争いに加わる。ファンタジストとニシノカツナリは中団につけてスタンド前を通過。
1コーナーを回り、クリノバローズが先頭に立ち、ヒシイグアスが2番手、3番手カラテ、4番手コスモカレンドゥラ、5番手にディキシーナイト、6番手ロジャーバローズ、7番手に⑨エメラルファイトが追走。中団8番手に⑯フィデリオグリーン、9番手⑪リバーシブルレーン、外側10番手にファンタジスト。11番手に⑦リーガルメイン、12番手タガノディアマンテ、13番手ユニコーンライオン、14番手ニシノカツナリ、15番手シークレットラン、⑤ゲバラが最後方。
3コーナーを過ぎて、ガウディーが軽快に逃げ、イグアス2番手、カラテ3番手は変わらず。5番手からディキシーが動き出し、エメラルも先頭争いに加わる勢い。ロジャバロは7番手、ファンタジストが外に回し、シークレットは後方馬群、カツナリが大外に持ち出す。
16頭がまとまった状態で最後の直線に差し掛かり、先頭集団はクリノガウディー・ヒシイグアス・エメラルファイト・ディキシーナイトの4頭叩き合い。大外からファンタジストがグイグイと追い込み、さらにはタガノディアマンテも上がってきている。残り100mでディキシーとエメラルの2頭が抜け出し、ファンタジストも追撃にかかるが、エメラルファイトが先頭でゴール!ファンタジストは届かず2着まで。

皐月賞の最後の切符を懸けた一戦はゴール前激戦の末、10番人気の伏兵・エメラルファイトが1着。前走の白梅賞に続いての連勝で、初の重賞制覇を飾りました。1番人気のファンタジストは末脚を伸ばすもアタマ差及ばず2着。15日に50歳を迎えた武豊騎手の「50代最初の重賞勝利」は来週以降に持ち越し。3着にはディキシーナイトが入り、この上位3頭が皐月賞の優先出走権を獲得しました。3番人気のヒシイグアスは5着、クリノガウディーは6着、2番人気のロジャーバローズは7着でした。
エメラルファイトは美浦の相沢郁厩舎に所属し、父・クロフネ、母・セトウチソーラー、母の父・スペシャルウィークという血統。鞍上の石川裕紀人騎手は、2017年のラジオNIKKEI賞以来の重賞勝ち。師匠の馬で重賞レースを勝つのは気分良いでしょうね。
エメラルファイトは今回の勝利で3勝目。過去2勝はマイルで挙げ、1800mは初勝利。距離延長で結果を残し、勝負根性も見せた。1600mがベストだと思うけど、小回りの2000mも案外こなせるんじゃないか?このレースを勝って出世した馬は多いので、エメラルも続くと良いですね。

これで皐月賞トライアルが全て終わり、弥生賞組はメイショウテンゲン・シュヴァルツリーゼ・ブレイキングドーンの3頭、若葉ステークスからはヴェロックスとワールドプレミアの2頭、スプリングSからはエメラルファイト・ファンタジスト・ディキシーナイトの3頭が優先出走権を手にしました。トライアル組以外では、ホープフルステークスを勝ったサートゥルナリアはルメール騎手が騎乗、共同通信杯を勝ったダノンキングリー、朝日杯覇者のアドマイヤマーズも出走を予定しています。
サートゥルナーリアとダノンキングリーは共にデビューから無傷の3連勝。アドマイヤマーズも前走の雪辱を果たしたいところ。若葉ステークスで圧勝したヴェロックスも不気味な存在。平成最後の皐月賞は混戦モードです。












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グラシアルが開幕1軍アピール弾!甲斐野もプロ初セーブ!

2019年03月16日 | HAWKS

巨人との3連戦を1勝2敗で終えた福岡ソフトバンクホークス。今週末は関東遠征を行い、16日は横浜スタジアムで横浜DeNAベイスターズと対戦しました。ペナントレース開幕まで残り2週間を切り、開幕1軍争いも最終局面に突入です。



両チームのスタメン
  ソフトバンク      横浜DeNA
1(二)牧原大成    (中)桑原将志
2(遊)今宮健太    (右)ソト
3(左)グラシアル   (三)宮﨑敏郎
4(中)柳田悠岐    (指)筒香嘉智
5(指)デスパイネ   (一)ロペス
6(三)松田宣浩    (二)中井大介
7(右)上林誠知    (捕)伊藤光
8(一)福田秀平    (左)宮本秀明
9(捕)甲斐拓也    (遊)大和
 (投)ミランダ    (投)上茶谷大河



ホークス先発のミランダは、初回に先頭打者に四球を与えますが、続くソトを空振り三振→さらにキャッチャー・甲斐が1塁走者を刺殺し、三振ゲッツーを奪う。2回は四球と死球の走者を出すと、暴投で2死2,3塁のピンチを招く。しかし、宮本を空振り三振に退けて得点を許しません。
0-0で迎えた3回、ホークスは甲斐の2塁打、今宮の内野安打で2死1,3塁。一打先制のチャンスで、グラシアルがDeNA先発・上茶谷の6球目のストレートを捉え、ライトに飛んだ打球はスタンド一直線。弾丸ライナーの3ラン本塁打で、ホークスが3点を奪います。
ミランダは3回まで無失点に抑えていましたが、4回に先頭の宮崎に2塁打を浴び、2死後に中井にレフト前タイムリーを打たれて1点を返されます。
2点差とされたホークスは5回、先頭の福田が四球を選び、甲斐が送りバントを決めて1死2塁とする。1番・牧原が4球目をライト前に弾き返すタイムリーヒットを放ち、4点目を奪います。
中盤以降は継投に入り、6回は2番手・加治屋蓮が3者凡退に抑えると、7回は3番手・モイネロ、8回は4番手・嘉弥真新也が走者を出しながらも得点を与えず。9回はドラフト1位ルーキーの甲斐野央が登板し、3者凡退で締めて試合終了。ホークスが4-1でDeNAを降しました。


2019年3月16日 DeNA vs ソフトバンク (横浜)
(ソフトバンク1勝、観客数:29757人)
ソ 003 010 000  4
D 000 100 000  1
勝:ミランダ(2勝)
S:甲斐野(1敗1S)
負:上茶谷(1勝1敗)
本塁打:【ソ】グラシアル 2号3ラン


今回の試合は、ミランダ投手&グラシアル選手のキューバ人コンビがチームの勝利に貢献。ミランダ投手は5回まで1失点に抑えてオープン戦2勝目。中継ぎ陣は、右肩の違和感で出遅れていた加治屋投手が好投すれば、9回に登板した甲斐野投手はプロ入り初セーブをマークしました。ストレートも155キロオーバーを連発し、最高157キロを2度も出しました。東洋大学の同級生・上茶谷投手との共演が実現しましたが、上茶谷投手は5回4失点で負け投手となりました。甲斐野投手の活躍がますます楽しみになりますね。
打のヒーローとなったグラシアル選手は、3回に先制の3ラン本塁打。ライトへライナー性の打球を放ち、そのままスタンドイン。他の球場だったらフェンス直撃のタイムリー2塁打だったよ。打撃好調が続いているから開幕1軍は決定的ではないでしょうか。甲斐選手も2塁打を打ったり、盗塁を刺したりと好調を維持。5回に追加点のタイムリーを打った牧原選手もレギュラー奪取へ必死のアピールが続きます。その一方で、上林選手の不振が続いており、この日も第2打席から3連続三振を喫し、打率も.077と1割を切ってます。重度の不振なので心配ですな。






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サファテが復帰登板でセーブを挙げる!武田翔太は7奪三振で開幕ローテ入りに望み繋ぐ!

2019年03月13日 | HAWKS

オープン戦を戦っている福岡ソフトバンクホークスは、12日から読売ジャイアンツを迎えての3連戦。北九州で行われた12日の試合は、2-4で敗れました。13日の2戦目は、ケガからの復活を目指す「キング・オブ・クローザー」サファテ投手が約1年ぶりの実戦登板に臨みました。



両チームのスタメン
  ソフトバンク        巨人
1(二)川島慶三    (二)吉川尚輝
2(遊)今宮健太    (中)丸佳浩
3(中)柳田悠岐    (遊)坂本勇人
4(指)デスパイネ   (一)岡本和真
5(左)グラシアル   (指)ビヤヌエバ
6(一)内川聖一    (右)陽岱鋼
7(右)上林誠知    (左)ゲレーロ
8(三)松田宣浩    (三)マルティネス
9(捕)甲斐拓也    (捕)炭谷銀仁朗
 (投)東浜巨     (投)髙橋優貴



ソフトバンク・東浜VS巨人・高橋の先発で始まったこの試合、1回にホークスは2死から柳田が相手のエラーで出塁すると、4番・デスパイネがセンター前ヒットを放って1,2塁のチャンスを作り、グラシアルが3球目を叩いてセンター前へのタイムリーヒットで1点を先制。なおも2人の走者を置いて、内川もセンター前タイムリーを放ち1点追加。3連打で2点を奪いました。
しかし2回、陽岱鋼とゲレーロに続けて四球を与えると、2死後に炭谷にヒットを浴びて2死満塁のピンチを背負い、1番・吉川尚にライト前への2点タイムリーヒットを浴び、2-2の同点とされる。
3回、東浜が先頭打者を出した後に内野ゴロで1死を取ったところで降板。奥村政稔が2番手で登板し、1死1,2塁のピンチでゲレーロを空振り三振、マルティネスを2塁フライに仕留めて0点に抑えます。
その裏、柳田が四球を選び、2死2塁でグラシアルが変化球を捉えてレフト前ヒット。2塁から柳田が生還し、3-2とホークスが勝ち越しに成功します。
4回からは武田翔太が3番手で登板。先頭の炭谷にいきなりヒットを許すが、吉川から空振り三振を奪うと、丸をフォークボールで空振り→盗塁を試みた1塁走者も2塁でアウトとなって三振ゲッツー。5回には坂本にファウルで粘られながらも、10球目のストレートが決まって見逃し三振。岡本とビヤヌエバにも三振で切って取り、3者連続三振の快投。6回も2つの三振を奪い、3イニングを無失点に抑えました。
7回はドラフト1位の甲斐野央が登板し、2つの三振を奪って3者凡退の好投を披露しました。
1点リードのまま迎えた9回、守護神・サファテがオープン戦初登板。最初の打者・中島宏之にレフト前ヒットを許すと、石川慎吾にもヒットを打たれ、無死1,2塁のピンチ。この後、相手のバントミスと内野フライで2死を取るが、四球の走者を出して満塁となる。同点&逆転は許されない場面でしたが、田中俊太をレフトフライに退けて3アウト。サファテの初登板は無失点で終えました。


プロ野球オープン戦 2019年3月13日(水)
ソフトバンク vs 巨人 2回戦 ヤフオク
(1勝1敗、観衆39050人)
G 020 000 000 2
H 201 000 00X 3
勝敗投手
勝:奥村(1勝)
S:サファテ(1S)
負:高橋(1敗)



巨人とのオープン戦2戦目は、巨人先発・高橋投手から3点を奪い、投手陣も武田投手が3イニング無失点、サファテ投手もピンチを作りながらも0点で凌ぎました。試合もホークスが3-2で勝利し、前日の借りを返しました。
打線の方は、グラシアル選手が2打席連続でタイムリーヒット。最初の打席でセンター前ヒットで先制点を叩き出すと、2打席目はレフト前への勝ち越し打を放ちました。ここまでの打率は.412と好調キープです。ようやくチームに合流し、オープン戦初先発で4番に座ったデスパイネ選手も1安打を記録しています。
投手陣はというと、先発の東浜投手が3回途中まで被安打3・4四死球・2失点。初回は無失点に抑えたけど、2回は続けて四球を与えた後、2死満塁でタイムリーヒットを打たれました。土曜日のヤクルト戦も1イニングを投げて3失点。左わき腹痛の影響がまだ残ってるのでしょうか。東浜投手の後に登板した奥村投手は、ランナーを出しながらも得点を許さず。その直後にホークスが勝ち越し点を挙げたので、勝利投手となりました。オープン戦ながら「プロ初勝利」を挙げたことで、開幕1軍に前進か。
4回から登板した武田投手は、3イニングを投げて7つの三振を奪いました。吉川選手からビヤヌエバ選手まで5者連続三振、6回もゲレーロとマルティネスを続けて三振。2試合続けてKOを喫し、今回も内容が悪かったら2軍降格だろうと思いましたが、見事な投球でした。開幕ローテーション入りもあるなこれは。
サファテ投手は久しぶりの実戦登板で緊張したのか、連打と四球で満塁の走者を背負いました。それでも最後のバッターを打ち取ったときは、安堵の笑顔が見られました。三振がなく、ストレートも最速150キロ止まり。本調子ではないけど、セーブポイントが付いたのは収穫といえそう。キングの完全復活を心から願っています。








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