日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2017プロ野球開幕!ホークスが開幕戦でロッテに逆転勝利!

2017年03月31日 | HAWKS

プロ野球の2017年シーズンがついに開幕。3月31日は全国各地で開幕戦6試合が行われました。福岡ソフトバンクホークスは、福岡ヤフオクドームで千葉ロッテマリーンズと対戦。今季のホークスは、デスパイネ選手が加入し、打線がパワーアップ。若手&ベテランが一つになって王座奪還を狙います。開幕戦の先発投手は、ソフトバンク・和田毅VSロッテ・涌井秀章。4度目の開幕投手を務める和田投手、今回も白星を手にできるのか?


  ソフトバンク       ロッテ
1(遊)今宮健太    (中)岡田幸文
2(二)本多雄一    (右)荻野貴司
3(中)柳田悠岐    (左)角中勝也
4(一)内川聖一    (指)パラデス
5(指)デスパイネ   (二)鈴木大地
6(左)中村晃      (三)ダフィー
7(三)松田宣浩    (一)井上晴哉
8(捕)髙谷裕亮    (捕)田村龍弘
9(右)上林誠知    (遊)中村奨吾
 (投)和田毅      (投)涌井秀章

ホークスは今宮が1番に入り、内川が今年も開幕4番、デスパイネは5番DH。高谷は2009年以来8年ぶりの開幕マスク。今季こそブレイクが期待される上林がスタメン入り。



1回、ホークス先発・和田がロッテ上位打線3人を簡単に片付ける上々の立ち上がり。その裏のホークスの攻撃では、1死から本多がロッテ先発・涌井からセンター前ヒット、2死後に4番・内川がライト方向へのヒットで2死1,2塁。一打先制の場面でデスパイネに打席が回ったが、遊撃ゴロに倒れて2者残塁。ホークスは2回にも涌井からヒット2本を放ったが、得点に繋がらず。
和田は3回にヒットと四球で2死1,2塁のピンチを背負ったが、荻野をレフトフライに打ち取ってピンチを脱出します。4回はロッテのクリーンナップを3者凡退に抑えると、5回と6回も相手打線を封じ、6回まで無失点の好投を続けます。
早いうちに和田を援護したい打線ですが、ロッテ先発・涌井の前に3回から6回まで4イニング連続で3者凡退に抑えられる苦しい展開。
0-0のまま迎えた7回、和田が角中にレフト前ヒットを許すと、4番・パラデスにもヒットを打たれ、無死1,2塁のピンチを作る。鈴木を三振で1死を取ったが、ダフィーに初球を叩かれ、ライト前に運ばれる。右翼手・上林のバックホームも及ばず、2塁走者が生還。タイムリーヒットで先制点を許してしまう。この後、2死満塁とさらにピンチが続いたが、代打・井口資仁を空振り三振に切って取り3アウト。何とか1点に留めました。
反撃したいホークスはその裏、デスパイネの四球、中村晃のヒットで1死1,2塁。一打同点のチャンスに、松田が涌井の初球ストレートを捉え、センター前ヒット!2塁走者・デスパイネが生還し、1-1の同点に追いつきます。なおも1,3塁で、今度は勝ち越しのチャンスでしたが、高谷の場面で3塁走者・中村晃が牽制アウト…。高谷も三振に倒れて勝ち越しならず。
8回、ホークスは先頭の上林がセンター前ヒットで出塁すると、今宮がしっかりと送りバントを決める。1死2塁となり、本多がロッテ2番手・松永昂大の2球目のストレートを弾き返し、センター前ヒット。2塁走者・上林が本塁に突入し、捕手のタッチをかわしてホームイン!本多のタイムリーヒットで、ホークスが2-1と勝ち越し!打った本多は、送球エラーの間に3塁まで進む。なおも1死3塁で、柳田のレフト犠牲フライで1点を追加。この回2点を奪い、3-1と逆転成功。
そして9回、守護神・サファテがランナーを出しながらも0点に抑えてゲームセット。ロッテに競り勝ったホークスが、開幕戦を制しました!



2017年3月31日 (金) パリーグ ヤフオクドーム
ソフトバンクVSロッテ 1回戦
<ソフトバンク1勝 観衆:38,585人>
ロ|000 000 100|1
ソ|000 000 12X|3
[勝] 和田 1試合1勝
[S] サファテ 1試合1S
[敗] 涌井 1試合1敗


福岡ソフトバンクホークス、王座奪還へ白星スタート!シーズンを占う開幕戦は、和田投手と涌井投手の両先発の投手戦となり、7回に和田投手が先に打たれて先制点を与えましたが、その裏に松田選手の同点タイムリーで涌井投手を攻略。8回には本多選手の勝ち越しタイムリー&柳田選手の犠牲フライで2点を加えました。序盤の2イニングで得点が取れず、3回以降は3者凡退が続いたので、完封負けかと思われたけど、勝てて良かったです。ホークスの開幕戦勝利は3年ぶり。工藤公康監督は就任してから開幕戦で2連敗していましたが、3年目で待望の初勝利。開幕戦での勝利は格別だと思いますよ~。
涌井投手に投げ勝った和田投手は、8回まで112球を投げ、被安打5・7奪三振・1四球・1失点。立ち上がりから相手打線を翻弄し、6回までわずか1安打。7回に3,4番に連打を浴びたのがきっかけで1点を失い、さらには満塁のピンチを背負いましたが、井口選手を内角ストレートで空振り三振を奪ってガッツボーズ。このピンチを抑えたことで、流れが変わったとも思えます。和田投手は3度目の開幕戦勝利。4試合登板で3勝0敗と無敗継続です。今季も左のエースとして、ホークス投手陣を支えてほしい。2年連続パリーグ最多勝、狙っちゃえ!
8安打を記録した打線の方は、本多選手と中村晃選手が2安打のマルチヒット。本多選手は最初の打席でホークスのチーム初安打となるセンター前ヒット。8回の打席では、代わったばかりの松永投手のストレートをセンター前に弾き返す勝ち越しタイムリーヒットを放ちました。開幕スタメンを勝ち取った上林選手は、8回にヒットを放つと、本多選手のヒットで2塁から迷わず本塁突入。ロッテのセンターの送球が逸れてなかったら、間違いなくアウトでしたよ…。上林選手、足で貢献しましたね。
古巣との対決に燃えていたデスパイネ選手は、4打数無安打だったけど、7回に四球を選ぶと、同点のホームを踏みました。そういや、ロッテファンが「デスパ居ねぇ~」と書かれた紙を掲げてました…。上手いネタ考え込んだな。
開幕第2戦の4月1日の予告先発は、連勝を狙うソフトバンクは中田賢一投手、ロッテは西野勇士投手が登板します。当初はバンデンハーク投手が登板予定だったけど、右手人差し指のマメにより回避。その代役に中田投手が抜擢されました。中田投手はロッテ戦で結構白星を挙げている印象があるので期待したいですね。




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岡崎慎司が代表50得点目!久保裕也は2戦連発!ハリルジャパンがタイに快勝!

2017年03月28日 | soccer

2018FIFAワールドカップ アジア地区最終予選の第7戦、日本代表VSタイ代表が28日、埼玉スタジアム2002で行われました。23日の第6戦・UAE戦を2-0で勝利し、敵地で勝ち点3を獲得。しかし、大迫勇也選手と今野泰幸選手が負傷離脱。さらには日本代表主将・長谷部誠選手も右ひざ手術で今季絶望。苦しい台所事情を抱えたまま、ホームでのタイ戦に臨みます。今回の試合は勝ち点3はもちろんですが、大量点が求められる一戦でもありました。



スタメンはこちら
[日本代表]
GK 1 川島永嗣
DF 5 長友佑都
DF 6 森重真人
DF 19 酒井宏樹
DF 21 酒井高徳
DF 22 吉田麻也(Cap)
MF 10 香川真司
MF 16 山口蛍
FW 8 原口元気
FW 9 岡崎慎司
FW 14 久保裕也

[タイ代表]
GK 1 カウィン
DF 2 ピーラパット
DF 5 アディソン
DF 15 コラビット
DF 19 トリスタン
MF 9 アディサク
MF 17 タナブーン
MF 18 チャナティップ
FW 8 シロク
FW 10 ティーラシン
FW 22 ワッタナ

日本はFW岡崎が1トップ、酒井高徳をボランチで起用。GKは2試合続けて川島、UAE戦で代表初ゴールを挙げた久保も先発入り。



日本ボールで始まったこの試合、立ち上がりに試合が動きます。前半8分、日本は中盤で森重が右サイドへロングパスを入れ、パスを受けた久保がドリブルから右足でグラウンダーのクロスを上げ、ゴール前にいた香川がフェイントで相手DFをかわしてから、右足でゴールに流し込む。日本が早い時間帯で先取点を奪う。
これでリズムを掴んだ日本は、18分に右サイドで原口→香川がヒールで繋ぎ、山口が左足を振り抜いたが、強烈なシュートはタイGKカウィンの好セーブに阻まれた。その1分後の19分、右サイド・久保のクロス→ニアサイドで岡崎が飛び込み、ダイビングヘッドを決めて日本2点目!
前半25分、またも右サイド・久保からチャンスが生まれ、久保のクロス→香川が飛び込んだが、うまく合わせられず。29分には久保→原口が溜めてから折り返したが、香川のシュートは大きく外れる。
30分過ぎからタイがペースを握るようになり、35分にトリスタンのパスを受けたティーラシンが、ペナルティエリア手前の位置で、反転しながら左足シュート。しかし、日本GK川島がキャッチ。前半アディショナルタイム、タイは右CKでの混戦から、ティーラシンが右足ボレーシュートを放つが、川島が足でセーブ。こぼれ球をアディサクが2度シュートを打ったが、日本DF陣が体を張ってゴールを守った。さらにPA外でボールを繋いだが、日本が何とか守りきった。

後半立ち上がりもタイの猛攻の前に危ないシーンが連発。後半6分、CKの流れからチャナティップが左足ミドルを放ったが、GK川島が横っ飛びでセーブ。つづく後半7分の左CKで、DF吉田が棒立ちになると、シロクがシュートを打つも枠を捉えられず。
日本の苦しい時間帯が続く中で迎えた後半12分、右サイドのスローインから、久保がドリブルで持ち込み、そのまま左足一閃!久保の強烈なシュートがゴールネットを突き刺し、日本に大きな3点目が入ります!
後半21分、日本は原口を代えて本田圭佑を投入。すると後半24分、高徳のパスを受けた本田が左サイドを突破してシュートまで持ち込んだが、GKに防がれてしまう。後半29分には香川→清武弘嗣がピッチに入る。後半38分、清武の左CK→ゴール前で飛び込んだ吉田が頭で叩きつけ、日本がさらに1点追加。4-0と突き放します。
このまま無失点で終えたいところだったが、後半40分にPA内で長友がタイの選手を倒してしまいPKを献上。タイはこのPKをティーラシンがゴール左側に蹴りこむ。しかし、GK川島が素晴らしい反応でPKを止めた!試合はこのまま4-0で終了。日本がタイに快勝しました。



アジア最終予選第7戦のタイ戦は、日本代表が4発のゴールラッシュでタイを下しました。前半20分までに2点を先行しましたが、残り10分でタイの分厚い攻撃に苦しむも、集中した守備で反撃を許さず。後半には久保選手の目の覚めるような一撃&主将代行・吉田選手のダメ押しヘッドで突き放しました。ゴールラッシュ見られたのもそうだし、何より無失点で終えてよかった。川島選手が再三のピンチを救うスーパーセーブを連発したから、守り勝ちでもあったと思います。
この試合でも久保選手が大車輪の活躍を見せ、3つの得点に絡みました。前半に右サイドからのクロスで2つの得点をアシスト。後半にはドリブルで持ち込んでから左足でゴールを叩き込みました。UAE戦では先制ゴールを挙げ、この日は1ゴール2アシスト。この2連戦は久保選手の貢献度が非常に高かったです。ベルギーでゴールを量産し、代表でも結果を大いに残しまくりと絶好調な久保選手。日本の新エースになりつつありますね。
前半20分に2点目のゴールを挙げた岡崎選手は、これが代表通算50得点目。原博実さん、三浦知良さんに次いで3人目の快挙です。昨年6月のブルガリア戦で代表49得点目を叩き出してから足踏みが続いていましたが、得意のダイビングヘッドで50点目のゴールが生まれました。三浦さんの通算55得点まで残り5ゴールに迫っており、今年中にも「カズ越え」を果たすかもしれません。
川島選手は、前半にタイの司令塔のシュートをキャッチすると、相手のボレーシュートを足で止める好プレーを披露。後半40分のPKを止めた直後は、サポーターに向かってガッツポーズ。昨年までは西川周作選手が正GKでしたが、UAE戦とタイ戦の2試合で無失点に抑えた川島選手が返り咲くこともあり得るなあ。


タイに快勝した日本は、最終予選7試合を終えて、5勝1敗1分・勝ち点16、得失点差+9となりました。
同じ日に行われたオーストラリアとUAEの試合は、オーストラリアが2-0で勝利。サウジアラビアVSイラク戦は、1-0でサウジアラビアが勝利しました。
この結果、日本とサウジアラビアが勝ち点16で並びましたが、得失点差で日本がグループBの首位に躍り出ました(日本+9、サウジ+8)。豪州が勝ち点13で3位につけ、UAEが勝ち点9で4位。イラクが勝ち点4、最下位のタイは勝ち点1。W杯出場権争いは日本・サウジ・豪州の3チームに絞られ、UAEは後退した感じでしょうか。
一応B組首位に立ちましたけど、今後の残り3試合はイラク、豪州、サウジと難敵ばかり。次戦のイラク戦で勝てば、ロシアW杯出場に王手がかかります。最終予選もいよいよ終盤戦、日本は混戦から抜け出せるか?


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スプリント界も4歳世代が制圧!GⅠ初挑戦のセイウンコウセイが春のスプリント王に輝く!

2017年03月27日 | 競馬

2017年春のスプリント王決定戦・第47回高松宮記念(GⅠ・芝1200m 18頭立て)が26日、中京競馬場で行われました。昨年のスプリンターズステークスでGⅠ初制覇を果たした⑦レッドファルクスは、スプリントGⅠ秋春連覇に挑戦。京都牝馬ステークスを勝った③レッツゴードンキは、2年ぶりのGⅠ制覇へ。⑫メラグラーナは3連勝で一気に短距離界の頂点を目指す。さらには、⑨シュウジ、⑥セイウンコウセイ、⑰ナックビーナス、⑬ソルヴェイグ、⑱ワンスインナムーンの4歳世代組、②フィエロ、⑪スノードラゴン、⑭トーキングドラムのベテラン勢も参戦しました。



単勝の人気は、1番人気レッドファルクス(3.7倍)、レッツゴードンキ2番人気(5.1倍)、メラグラーナが僅差で3番人気(5.3倍)。その後にシュウジ(6.2倍)、セイウンコウセイ(8.7倍)、ソルヴェイグ(8.9倍)と10倍以下が6頭。あとはフィエロ、ワンスインナムーン、⑮ヒルノデイバロー、トーキングドラムと続きました。
スタートでシュウジが抜群のタイミングで飛び出すと、④ラインスピリットとセイウンコウセイも好スタートを見せる。さらに外から⑯トウショウピスト、ワンスインナムーンも先団に加わる。6番手グループには、内からレッドファルクス・⑩クリスマス・ソルヴェイグ・ナックビーナスの4頭が固まっている。中団の10~12番手には、①ティーハーフ・スノードラゴン・トーキングドラムが並ぶ。13番手メラグラーナ、レッツゴードンキ14番手。後方グループは⑧バクシンテイオー、フィエロ、ヒルノデイバロー、しんがりに⑤レッドアリオンが追走。
3,4コーナー中間を過ぎ、先頭集団は前半600mを33.7秒で通過。シュウジとライスピが競り合い、ピストが外側3番手。コウセイは好位4番手、ファルクスとソルヴェイグは中団より前の位置、ドンキとメラグラはラストスパートにかける。
最後の直線で18頭が横に拡がり、シュウジとラインスピリットが並ぶところを、外からセイウンコウセイが接近する。内からはレッツゴードンキ、ティーハーフ、レッドファルクスが追いかける。ゴール残り200mのところで、コウセイが先頭、内側のファルクス・ドンキ・ティーハーフも食い下がるが、ゴール前でセイウンコウセイが突き抜けた!スプリント界も4歳世代が強い!



高松宮記念 全着順&払戻金
1着⑥セイウンコウセイ  1分08秒7
2着③レッツゴードンキ   1馬身1/4
3着⑦レッドファルクス    クビ
4着①ティーハーフ     1馬身1/3
5着②フィエロ        ハナ
6着⑭トーキングドラム
7着⑪スノードラゴン
8着⑰ナックビーナス
9着⑬ソルヴェイグ
10着⑫メラグラーナ
11着⑮ヒルノデイバロー
12着⑧バクシンテイオー
13着④ラインスピリット
14着⑩クリスマス
15着⑨シュウジ
16着⑱ワンスインナムーン
17着⑤レッドアリオン
18着⑯トウショウピスト

単勝 ⑥ 870円
複勝 ⑥ 230円 ③ 180円 ⑦ 160円
枠連 [2]-[3] 2,490円
馬連 ③-⑥ 2,150円
馬単 ⑥-③ 4,750円
ワイド ③-⑥ 770円 ⑥-⑦ 700円 ③-⑦ 480円
3連複 ③-⑥-⑦ 3,230円
3連単 ⑥-③-⑦ 23,880円



春のGⅠシリーズの幕開けを告げる尾張6ハロン決戦は、4歳馬のセイウンコウセイがゴール前抜け出して1着になり、春のスプリント王の座に就きました。2着には2番人気のレッツゴードンキ、短距離GⅠ連覇を狙ったレッドファルクスは3着でした。ちなみにこのレース、5着までが内枠に入った馬で占めました。3番人気だったメラグラーナは直線見せ場無く10着。4番人気のシュウジは、先行しながらも直線で沈み15着に終わりました。
セイウンコウセイはこれが重賞初勝利。GⅠ初挑戦でいきなりビッグタイトルを獲得しちゃいました。鞍上の幸英明騎手は、2008年のファイングレイン以来、9年ぶり2度目の高松宮記念勝利。同馬に騎乗するのは今回が初めてでしたが、GⅠ初制覇をもたらしてくれました。管理する上原博之調教師は、同レース初勝利。かつてはダイワメジャーでGⅠ5勝を挙げましたが、それ以来のGⅠ勝利です。
コウセイはスタートしてから4,5番手を追走し、直線で馬場の真ん中からシュウジとラインスピリットをかわし、最後は内側にいたレッツゴードンキらを振り切りました。勝因を挙げるなら、幸騎手が馬場の良い外側を選んだことだと思います。外に回したことで、ラスト100mで末脚がグーンと伸びましたからねえ。
セイウンコウセイは「上がり馬」というイメージがありますが、GⅠ制覇するまでかなり苦労しました。2015年夏の2歳新馬戦で8着に敗れた後、未勝利戦から脱出するまで7戦かかりました。その後は着実に勝ち星を重ね、昨年11月の渡月橋ステークスで勝利してオープン入りを果たしました。未勝利戦でくすぶっていた馬が、わずか1年でGⅠ馬に成長。1200mでは連対率100%だから、この先も安定した成績を残すと思います。


来週・4月2日は、阪神競馬場で新GⅠ「大阪杯」が行われます。昨年の年度代表馬・キタサンブラック、ダービー馬・マカヒキ、香港GⅠ馬・サトノクラウン、昨年覇者・アンビシャス、日経新春杯を勝ったミッキーロケット、金鯱賞V2・ヤマカツエース、逃げたら怖いマルターズアポジー、無冠返上を狙うステファノスなどが登録しています。豪華メンバー揃い踏みの大阪杯、GⅠ昇格後最初の勝ち馬に輝くのは…?








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大魔神の愛馬・ヴィブロスがドバイターフ制覇!ドバイWCは世界最強馬・アロゲートが完勝。

2017年03月26日 | 競馬

日本時間25日夜から26日未明にかけて、ドバイ・メイダン競馬場で「ドバイワールドカップデー」が行われました。日本からは6つのレースで10頭が出走し ドバイワールドカップはアウォーディー・ラニ・ゴールドドリーム・アポロドリームの4頭が「ダート世界一」に挑み、ドバイターフでは秋華賞馬・ヴィブロスが参戦しました。



ドバイターフ(G1・芝1800m 13頭立て)は、⑨ヴィブロスのほかに、ジャックルマロワ賞を勝った①リブチェスター(イギリス)、ドバイミレニアムS覇者②ザラック(フランス)、ジェベルハッタを制した④デコレーテッドナイト(イギリス)、⑥ムタケイエフ(イギリス)、GⅠ2勝⑦モンディアリスト(イギリス)などが参戦しました。
スタート後の先行争いで、リブチェスターとが、⑧ベリースペシャル(UAE)が先手を取り合い、ムタケイエフ3番手、ザラックが4番手あたりにつけ、⑤オパールティアラ(英国)5番手、6番手⑫ドーヴィル(アイルランド)、③エシェム(フランス)7番手、8番手にモンディアリスト。9番手デコレーテッドナイト、10番手に⑬ロングアイランドサウンド(アイルランド)、ヴィブロスは11番手、12番手⑪クーガーマウンテン、13番手⑩デットコレクター(シンガポール)という展開。
3,4コーナー中間点を過ぎ、⑧ベリースペシャル(UAE)が先頭に立ち、リブチェスターは2番手に下がる。ザラックは4番手追走。デコレーテッドナイトは9番手、ヴィブロスはまだ後方3番手待機。
13頭が一団の状態で最後の直線に差し掛かり、ゴール残り400mを切ったところでリブチェスターが先頭、ムタケイエフが2番手に浮上。ヴィブロスはまだ6,7番手。残り200mでエシェムが2番手、外からヴィブロスが追い込んできた!ラスト100mでエシェムとリブチェスターが並ぶが、ゴール前でヴィブロスが2頭をかわして1着ゴールイン!日本馬・ヴィブロスがドバイターフ制覇!「マジックマン」ジョアン・モレイラに導かれて海外GⅠ初勝利です!


夜のドバイに最強4歳世代が躍動!日本から唯一出走したヴィブロスが、ゴール前で差し切り優勝。昨年のリアルスティールに続き、日本馬がドバイターフで優勝しました。2着には7番人気のエシェム、2番人気のリブチェスターが3着、1番人気のザラックは4着でした。
ヴィブロスは海外GⅠ初制覇で、通算でも2勝目。オーナーの佐々木主浩さんと友道康夫調教師も海外GⅠ初勝利。佐々木さんはレース後の記者会見で「野球よりこっちの方が緊張した」とコメント。海外遠征、ナイトレース、左回りコースと初めて尽くしでしたが、全ての不安を一掃。奥様の榎本加奈子さんも勝利の瞬間、大泣きしてたような…。
序盤から3コーナーまでは後方3番手を控え、直線では内側に入ったけど、すぐに外側に進路変更。外に出したら末脚を伸ばし、ゴール前でエシェムとリブチェスターをかわしました。ゴール直後にはモレイラ騎手が勝利のガッツポーズ。ヴィブロスの負けん気の強さも最高だったけど、モレイラ騎手の判断力は見事でした。他のジョッキーだったら内側でどん詰まり→後方の位置で終わっていましたよ。
この勝利で約4億円を手にしたヴィブロス。同世代のメジャーエンブレム、ジュエラー、マリアライトがケガで次々と引退し、ハイレベルな牡馬に比べ、4歳牝馬戦線は寂しい状態でしたが、ヴィブロスがドバイで優勝。この次は牝馬のトップを掴めるように頑張ってほしいです。


ドバイワールドカップ(メイダン9R・ダート2000m 14頭立て)は、①アポロケンタッキー、③ゴールドドリーム、④ラニ、⑦アウォーディーの日本勢4頭のほかに、世界ランキング1位⑨アロゲート(アメリカ)、⑤ガンランナー(アメリカ)、昨年2着⑭ムブタヒージ(南アフリカ)、昨年3着⑫ホッパーチュニティ(アメリカ)などが出走。
スタートでゴールドドリームとアロゲートが出遅れ。アロゲートはダッシュがつかず最後方から。②ロングリバー(UAE)が好スタートを切って前に出る。アウォーディーは5番手辺り、アポロケンタッキーは中団、ラニとアロゲートは後方で1コーナーを回る。
2コーナーから向正面で、先頭集団はロングリバー、⑤ガンランナー(米国)、⑪ネオリシック(米国)の3頭。4番手ムブタヒージ、5番手⑬スペシャルファイター、アウォーディーは6番手追走。7番手⑧フリアクルサーダ(UAE)、8番手にゴールドドリーム、9番手にアポロケンタッキーが控え、10番手⑫ホッパーチュニティ(USA)。アロゲートはまだ後方2番手のまま、ラニはポツンと最後方。
3コーナーを過ぎ、ガンランナーが前に出ると、ネオリシックが2番手に躍り出る。アウォーディーはまだ5番手キープ。そして、アロゲートが外に出すと、一気に上昇してきた。4コーナーから最後の直線のところで、ガンランナーが逃げ粘るが、アロゲートが3番手から前を追う。ムブタヒージ4番手、アウォーディーは5番手争い。ゴール残り200mでアロゲートがガンランナーをかわして先頭に浮上。あとは後続を離し、悠々と先頭でゴール。これが世界最強ダート馬の実力だ!

日本勢4頭がアロゲートに挑んだドバイワールドカップは、アロゲートの完勝に終わりました。2着にはガンランナー、ネオシリックが3着で、アメリカ勢が上位独占。アメリカのダート競馬のレベルの高さをまざまざと見せ付ける結果となりましたね~。日本勢はアウォーディーの5着が最高で、ラニは8着、アポロケンタッキーは9着、ゴールドドリームは最下位の14着。ゴルドリはスタートの出遅れが響いたのもあるけど、距離が長かったなあ。モレイラ騎手もさすがに成す術なかったか…。
アロゲートはスタートで出遅れ、道中は後方でレースを進めていましたが、3コーナーで一気にポジションを押し上げ、最後の直線コースでもう3番手まで浮上。そして前の馬をあっさりとかわし、持ったままの状態でゴール板を駆け抜けて行きました。スタートで後手を踏んでも余裕で勝つなんて…。まさに怪物ですわ。これでアロゲートは通算で7連勝、GⅠ競走ではトラヴァーズステークス、ブリーダーズカップクラシック、ペガサスワールドカップに続いて4連勝を達成。通算獲得賞金額も1708万4600ドル(約19億200万円)となり、北米調教馬では歴代トップとなりました。ドバイWCで6億6800万円、ペガサスWCなんか1着賞金8億円ですぜ。アロゲートは今後、GⅠ競走で何勝するのだろうか…。



その他の結果
ゴドルフィンマイル:UAEのセカンドサマーが優勝し、日本のカフジテイクは直線追い込むも5着まで。
ドバイゴールデンシャヒーン:マインドユアビスケッツ(米国)が優勝。日本から参戦した3歳馬・ディオスコリダーは11着
ドバイシーマクラシック:日本でもお馴染みのポストポンドとハイランドリール、サウンズオブアースが参戦したが、昨年のアイルランドダービー馬・ジャックホブスが勝利。ポストポンドは3着、サウンズオブアースは6着、ハイランドリールは最下位の7着。
UAEダービー:日本からエピカリスとアディラートの2頭が出走。2頭は序盤から先団に位置づけ、エピカリスは先頭を走り、アディラートは2番手追走。エピカリスは最後の直線でサンダースノー(UAE)と競り合ったが、ゴール手前でかわされ惜しくも2着…。昨年のラニに続いての日本勢連覇とはならなかったが、大健闘の結果といえるでしょう。なお、アロゲートは直線で失速して12着でした。




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ホークスが継投でノーヒットノーラン達成!松坂大輔は7回無失点の好投!

2017年03月25日 | HAWKS

日本中が興奮&感動したWBCが終わり、侍ジャパンのメンバーたちも帰国して所属チームに合流。来週31日からはプロ野球のペナントレースが始まります。福岡ソフトバンクホークスは25日、福岡ヤフオクドームで広島東洋カープと対戦。この日は松坂大輔投手がオープン戦4度目の登板に臨み、最高のピッチングを披露。そして、侍ジャパン・内川聖一選手&松田宣浩選手、キューバの4番・デスパイネ選手といった「WBC組」がオープン戦初登場!




両チームのスタメン
  ソフトバンク       広島
1(遊)今宮健太    (遊)安部友裕
2(二)本多雄一    (二)小窪哲也
3(中)柳田悠岐    (中)丸佳浩
4(一)内川聖一    (一)新井貴浩
5(指)デスパイネ    (右)松山竜平
6(左)中村晃      (左)エルドレッド
7(三)松田宣浩    (三)ペーニャ
8(捕)鶴岡慎也    (捕)石原慶幸
9(右)上林誠知    (投)岡田明丈
 (投)松坂大輔



1回、ホークス先発・松坂が2死後に丸に四球を与えたが、キャッチャー・鶴岡が丸の盗塁を阻止。その裏に今宮四球、柳田死球で1死1,2塁のチャンスを得るも、内川は三振、デスパイネも内野ゴロに倒れて無得点に終わります。
立ち上がりを無失点に抑えた松坂は、2回に中軸3人を退けると、3回は先頭打者に四球を与え、得点圏に走者を背負ったが、後続を打ち取り得点を与えず。4回と5回も3人で片付けると、6回は3者連続奪三振の快投を見せます。松坂は7回も続投し、この回も3者凡退。広島打線をノーヒットに抑えた松坂、7回を投げ切りマウンドを降りました。
打線も松坂の好投に応えたいところですが、6回まで広島先発・岡田の前に無得点に抑えられる。0-0で迎えた7回裏、ホークスは先頭のデスパイネが、広島2番手・薮田和樹の直球を弾き返してセンター前ヒットを放つ。中村と明石健志(途中出場)が三振に倒れ、2死2塁となった場面で、鶴岡の代打・川島慶三が広島3番手・飯田哲矢の直球を振り抜き、三遊間を破るレフト前ヒット!2塁走者・福田秀平(代走)が生還し、ホークスが待望の1点をもぎ取ります。
その後、8回に2番手・五十嵐亮太が2つの三振を奪うと、9回は3番手・サファテが3者凡退締めでゲームセット。ホークスが1点のリードを守り切りました。


オープン戦 2017年3月25日 (土)
ソフトバンク VS 広島 ヤフオクドーム
(ソフトバンク2勝 観客数 34,061人)
広|000 000 000|0
ソ|000 000 10X|1
勝利投手 [ソ] 松坂 (1勝)
敗戦投手 [広] 薮田 (1敗1S)
セーブ   [ソ] サファテ (1勝2S)



WBC組が合流した今回の試合、松坂投手が7回まで無安打に抑えると、五十嵐&サファテの中継ぎ陣もノーヒットピッチング。オープン戦で「継投によるノーヒットノーラン」という珍記録が生まれました。オープン戦でのノーヒットノーランは、1988年の南海VSヤクルト戦で南海・西川佳明投手が達成して以来29年ぶりだそうです。打線の方は、広島先発・岡田投手の前に6回まで0点に抑えられましたが、7回に川島選手のレフト前タイムリーヒットで1点を奪いました。ホークスは金曜日に続き、広島に連勝。チームもオープン戦5連勝となりました。
4度目のオープン戦登板だった松坂投手は、7回まで102球を投げ、被安打0・6奪三振・2四球・無失点。先々週の中日戦では7つの四死球を与え、前回の西武戦では4回途中に右足を痛めて降板。開幕ローテ入りが絶望的の中で迎えた今回は、過去2回の登板から大きく一変する素晴らしいピッチング。ランナーを出しながらも後続を断ちきり、4回から7回までパーフェクトに抑えました。横浜高校時代の松坂投手が戻ってきたなって思いました。ホークスに加入してからベストの内容だったのにもかかわらず、試合後に開幕2軍が決定。それでも、復活の兆しが見えてきたかもしれない。
打線はチーム全体で6安打。4番に座った内川選手は第2打席でセンター前にシングルヒット。5番DHでスタメン入りしたデスパイネ選手は、7回の第3打席でセンター前ヒット。この一本は、ホークスの先制点に繋がりました。WBCではキューバの主砲として3本のホームランを放ったデスパイネ選手、ホークスでも勝負強い打撃を見せてもらいたいですね。なお、7番サードの松田選手はノーヒットでした。
26日はMazda Zoom-Zoom スタジアム広島に移動。オープン戦最後の試合も白星で飾り、開幕へ弾みをつけてほしい。




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センバツ2017 早実は明徳義塾に逆転勝ち!部員10人で挑んだ不来方は完敗。

2017年03月24日 | Sports

3月19日から阪神甲子園球場で開催中の第89回選抜高等学校野球大会は、24日に大会5日目を迎えました。この日は清宮幸太郎選手を擁する早稲田実業(東京)と、部員わずか10人で甲子園出場を果たした不来方高校(岩手)の2チームが登場しました。



第2試合:早稲田実業VS明徳義塾(高知)
早実は1回戦で明徳義塾と対戦。強豪校チーム同士の対決は終盤にドラマが待っていました。
1回表、早実は1死1塁から3番・清宮が初球を叩いてセンター前ヒットを放ち、1死1,3塁と先制のチャンスを作ったが、4番・野村大樹が2塁ゴロ併殺打に倒れて無得点。
明徳義塾はその裏、早実先発・池田徹の立ち上がりを攻め立て、2死満塁から6番・今井涼介がレフト前への2点タイムリーヒットで先制すると、続く7番・近本攻生の2塁打でもう1点追加し、この回3点を挙げます。
早実は2回に2死1,3塁の場面で、9番・野田優人のライト前タイムリーヒットで1点を返す。3回、1死走者無しの場面で清宮の打席。清宮は明徳千発・北本佑斗の3球目のスライダーを捉え、センターへ大きな当たりを放ったが、あと一歩伸びずセンターフライに終わる。6回の第3打席では、初球を打ち上げてキャッチャーフライ。
7回、早実は2死1塁で野田が右中間を深々と破るタイムリー3塁打を放ち、2-3と1点差に詰め寄る。
8回、早実は清宮が初球ストレートをレフトへ弾き返すが、フェンス手前でキャッチされレフトフライ。対する明徳は、4番・谷合悠斗が早実2番手・服部雅生から左中間スタンドへのソロ本塁打を放ち、2-4と2点差に拡げる。
これで勝負ありかと思われた9回、早実は2塁打とヒットで無死1,3塁のチャンスを作ると、野田の併殺崩れの間に1点を返し、3-4と再び1点差。2死後、ランナー2人を置いて清宮に打席が回る。長打が出れば逆転の場面で、清宮は四球を選ぶ。2死満塁となり、4番・野村が四球。押し出しで4-4の同点に追いつく。
迎えた延長10回、早実は1死から7番・橘内俊治がレフトへの2塁打を打ち、2死3塁で野田が北本の直球を叩き、センター前へのタイムリーヒット。この一打が決勝点となり、早実が5-4で逆転勝利を挙げました。



第3試合:静岡VS不来方
21世紀枠の不来方は、初回に1死から2番・桜井琉太郎がセンター前ヒットを放つと、2死後に4番・小比類巻圭汰が直球をセンター方向へ打ち上げ、フェンス直撃のタイムリー2塁打で先制点をもぎ取る。
しかしその裏、先発の小比類巻が1死満塁のピンチを背負うと、静岡5番・森康太朗の遊撃ゴロ併設崩れの間に1点を失う。なおもピンチは続き、6番・藤田誠也にセンターへの2点タイムリー2塁打を浴びると、7番・稲角塁にも2塁打、9番・池谷蒼大にセンター前ヒットを許し、3連続タイムリーを浴びて5失点…。
この後、3回に押し出し四球で1点を追加されると、5回には2本のタイムリーと内野ゴロで3点取られ、1-9と点差は拡がるばかり。
7回、不来方は4番・小比類巻と6番・吉田圭太のヒットで1死1,2塁のチャンスを掴み、相手の暴投で2死2,3塁としたが、8番・菅原岳人が三振に倒れ2者残塁。その裏に静岡は4番・成瀬和人のタイムリー2塁打で10点目を挙げる。
8回、不来方は3本のヒットで1死満塁と攻め立て、4番・小比類巻の場面で相手投手が暴投。3塁走者が生還して2点目を挙げる。さらに小比類巻の2塁ゴロの間にもう1点挙げ、この回2点を返す。しかし、その裏に静岡が2点を追加し、12-3となった。
不来方は9回に10人目の選手・斉藤圭汰が代打で登場し、ファウルで粘った末にセンターフライ。そして、最後の打者・菅原岳人が内野ゴロに倒れてゲームセット。部員10人の不来方の初めての甲子園は初戦で終わりました。



おまけ:東海大福岡2-1神戸国際大付
2回に神戸国際大付が1点を先制するが、3回に東海大福岡が1-1の同点とする。その後は膠着状態が続いたが、東海大福岡が9回裏に1死1,2塁と一打サヨナラのチャンスで、橋本尚樹が遊撃ゴロ。2塁封殺の後、神戸国大の2塁手が悪送球。この間にランナーが生還し、東海大福岡がサヨナラ勝ちで2回戦に進みました。



大会5日目は、早稲田実業が明徳義塾を下して初戦突破。初回に3点も取られ、8回まで2点ビハインドでしたが、土壇場の9回に同点に追いつき、延長10回に試合をひっくり返してみせました。清宮選手ばかり注目が集まりがちですが、この日は野田選手が3安打4打点と大活躍。7回にタイムリー3塁打、10回の第5打席で勝利を決めるセンター前タイムリーを放ちました。注目の清宮選手は4打数1安打。最初の打席で痛烈なセンター前ヒットを打ったけど、あと少しでホームランというような当たりが2本もありました。次の2回戦こそセンバツ初アーチが見てみたいですね。
21世紀枠の不来方高校は、ほろ苦い甲子園デビューとなりましたが、選手達の一生懸命なプレーにスタンドから惜しみない拍手が沸きました。エースで4番の小比類巻投手は、初回にタイムリーを打ったけど、その裏のピッチングで3連続タイムリーを浴びるなど5失点。その後も失点を重ねながらも、最後まで投げ切りました。選手達のみなさんには、この経験を活かしてもっと強くなってほしいし、新入生がたくさん入部することを願うばかりです。
ところで、今大会の21世紀枠は不来方を含め、中村高校(高知)、多治見(岐阜)の3チームが出場しましたが、全て初戦で姿を消すことになりました。多治見は報徳学園(兵庫)の前に0-21と大敗。40年ぶりの甲子園出場だった中村高校も前橋育英に1-5で敗れました。21世紀枠の学校がジャイアントキリングを起こすのは難しいですね…。



大会6日目の25日は、第1試合に大阪桐蔭VS宇部鴻城、第2試合からは2回戦が始まり、呉(広島)VS履正社(大阪)、第3試合は昨年の優勝校・智弁学園(奈良)VS盛岡大付(岩手)が予定されています。


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待ってろソウルスターリング!ファンディーナがフラワーカップを圧勝!

2017年03月20日 | 競馬

3連休最終日の20日(春分の日)は、中山競馬場で3歳牝馬の重賞競走・第31回フラワーカップ(GⅢ・芝1800m 13頭立て)が行われました。このレースには、デビューから2戦負けなしで、怪物級とも言われている⑫ファンディーナが参戦。関東初登場&重賞初挑戦で圧巻のパフォーマンスを見せられるか注目が集まりました。ファンディーナ以外にも、中山で2戦2勝の⑤デアレガーロ、阪神JF4着①ディーパワンサ、⑩ハナレイムーン、④サンティールなどが参戦しました。



スタートは13頭綺麗に出揃い、先行争いで⑧ドロウアカードがハナに立つと、ファンディーナが2番手につける。ハナレイムーンが3番手、デアレガーロとディーパワンサも先団に位置取り、サンティール中団で1コーナーを回る。
2コーナーから向正面に向かうところで、ドロウアカード先頭、ファンディーナは単独2番手。ディーパワンサとハナレイムーンが3,4番手で並び、デアレガーロが5番手に控える。6,7番手の位置に⑨サクレエクスプレスと⑦ トーホウアイレスがいる。その後ろの8,9番手に③モリトシラユリとサンティールが並走。10番手⑥シーズララバイ、11番手⑬エバープリンセス、後方は⑪ヴィーナスアローと②ブライトムーン。
3コーナーを回り、先頭のドロウアは1000mを61秒0で通過。2番手のファンディーナはまだ持ったまま。3番手争いでは、ハナレイが少し前に出た。ディーパとデアレは4番手集団。外からサクレとララバイが接近してきた。
ゴールまで残り400mを切り、ファンディーナがドロウアカードを抜いて早くも先頭に浮上!最後の直線コースで後続を引き離す!鞍上・岩田康誠はまだムチを入れない。2番手争いでは、粘るドロウアにシーズララバイとディーパワンサ、ハナレイムーンが襲い掛かる。それらを尻目にファンディーナは余裕でFINISH。これはレベルが違いすぎる!ディーパワンサが圧勝で重賞初勝利。



フラワーカップ 全着順&払戻金
1着⑫ファンディーナ  1分48秒7
2着⑥シーズララバイ   5馬身
3着⑧ドロウアカード     クビ
4着⑬エバープリンセス   クビ
5着⑩ハナレイムーン   3/4馬身
6着①ディーパワンサ
7着④サンティール
8着⑦トーホウアイレス
9着③モリトシラユリ
10着⑨サクレエキスプレス
11着⑤デアレガーロ
12着②ブライトムーン
13着⑪ヴィーナスアロー


単勝 ⑫ 130円        
複勝 ⑫ 110円  ⑥ 540円  ⑧ 580円
枠連 [5]-[8] 1460円        
馬連  ⑥-⑫ 2370円        
ワイド ⑥-⑫ 920円 ⑧-⑫ 970円 ⑥-⑧ 8460円
馬単 ⑫-⑥ 2560円        
3連複 ⑥-⑧-⑫ 13990円        
3連単 ⑫-⑥-⑧ 36520円


3歳牝馬戦線に新たなヒロイン候補の誕生!単勝1.3倍の圧倒的1番人気に支持されたファンディーナが、ぶっちぎりの強さを見せてフラワーカップを制しました。スタート直後から2番手に控え、4コーナーでドロウアカードを抜いて先頭に躍り出ると、直線で突き放して最後は5馬身差をつけての圧勝を飾りました。2着争いでは、外から突っ込んだ8番人気のシーズララバイが2着に入り、ドロウアカードが3着。3番人気のディーパワンサは6着、2番人気のデアレガーロは11着でした。
重賞初勝利のファンディーナは、これでデビュー3連勝。鞍上の岩田康誠騎手は、ムチをほとんど入れずに手綱を持ったまんま。レース後のインタビューでは「思った以上に走ってくれた。他馬と完歩が違う。次へ向けて期待の高まるレースをしてくれた」と称えていました。
ファンディーナの走るところを見るのは今回が初めてですが、牝馬とは思えない強さを感じました。直線で後続を置き去り、最後は流した状態でゴールしてました。他の馬たちが競り合っているのに対し、ファンディーナは別次元を突き進んでいましたね。今後についてはまだ明らかにしていませんが、桜花賞に向かうとなれば、ソウルスターリングとの直接対決が見られます。マイル適性では「ソウスタ>>ファンディ」だけど…。個人的には皐月賞もあるんじゃないかと思います。1800mで圧勝したから、2000mも不安はないだろう。勝てるとは言わないけど、馬券もしくは掲示板圏内には入れるかもしれない。ファンディーナは桜花賞と皐月賞、どっちを選ぶのか?


来週・26日は、中京競馬場で春のスプリント王決定戦・高松宮記念が行われます。昨年のスプリンターズステークスを精したレッドファルクスが短距離GⅠ連覇に挑み、オーシャンステークスを勝ったメラグラーナ、阪急杯覇者・トーキングドラム、京都牝馬ステークスで復活勝利を挙げたレッツゴードンキ、さらにはシュウジ、ナックビーナス、ワンスインナムーン、ソルヴェイグ、セイウンコウセイの4歳勢が多数登録しています。
宮記念も楽しみですが、25日夜はドバイ・メイダン競馬場で「ドバイ・ワールドカップデー」があります。日本からはリアルスティールとヴィブロスが「ドバイターフ」に出走。「ドバイシーマクラシック」にはサウンズオブアースが参戦しますが、ポストポンドとハイランドリールも出ます。メインの「ドバイワールドカップ」は、ゴールドドリーム、アウォーディー、アポロケンタッキー、ラニの4頭が出走します。他にも、カフジテイクが「ゴドルフィンマイル」、「UAEダービー」にはエピカリスとアディラートの2頭が挑みます。競馬界の「侍ジャパン」の活躍に期待しましょう。



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サトノダイヤモンドが2017年初戦を完勝!スプリングSはウインブライトが制した。

2017年03月20日 | 競馬

3月3連休の中日である19日は、中山競馬場で皐月賞トライアル・スプリングステークス、阪神競馬場で春の天皇賞の前哨戦・阪神大賞典がありました。阪神大賞典には昨年の有馬記念馬・サトノダイヤモンドが登場。春天制覇&凱旋門賞挑戦へ好発進を切れるか?



まずは中山メイン・第66回フジテレビ賞スプリングステークス(GⅡ・芝1800m 11頭立て)から。このレースには昨年の2歳王者⑨サトノアレスが参戦。他にも朝日杯FSで2着の⑥モンドキャンノ、中山コースで2戦2勝⑧アウトライアーズ、日曜メインで6連勝中のミルコ・デムーロ騎手が騎乗する⑪トリコロールブルー、共同通信杯2着⑤エトルディーニュ、中山1800mで勝ったことがある⑩ウインブライトなどが、皐月賞の優先出走権獲りに挑みました。
スタートは11頭ほぼそろったが、サトノアレスがやや遅れたか?正面スタンド前で、②サウンドテーブルと③オールザゴーが前に出ると、モンドキャンノも先行策。エトルディーニュ6番手、⑦プラチナヴォイス7番手、ウインブライト8番手、トリコロールブルーとアウトライアーズが9,10番手、サトノアレスは最後方で1コーナーを回る。
2コーナーから向正面に差し掛かり、サウンドテーブルが先頭、2番手オールザゴー、3番手にモンドキャンノが追走。4番手に①ダノンケンリュウ、5番手④ストロングレヴィル、エトルディーニュが6番手追走。少し離れた7番手にプラチナヴォイス、8番手ウインブライト、アウトライアーズがその内側を通る。後方にはサトノアレスとトリコロールが並ぶ。人気勢は後方待機だ。
3コーナーのところで、オールザゴーがテーブルをかわして先頭に立ち、キャンノとディーニュも迫る。プラヴォイが大外から前に接近し、アレスとトリコロール、ライアーズも動いた。
4コーナーで横に拡がり、直線に入って直ぐにプラチナヴォイスが前に出る。真ん中からウインブライト、アウトライアーズ、外からサトノアレスとトリコロールブルーが追いかける。ゴール残り100mで、ウィンブラが先頭、ライアーズが2番手が内を突くが、ウインブライトが先頭ゴールイン。プラチナヴォイスが3着で粘り、サトノアレスは4番手でゴール。


皐月賞の最後のトライアル競走は、単勝5番人気のウインブライトが優勝。2番人気のアウトライアーズが2着、3着のプラチナヴォイスまでが皐月賞の優先出走権を獲得。1番人気だったサトノアレスは、スタートで少し後手を踏み、直線でも伸びずに4着。3番人気のトリコロールブルーは5着、モンドキャンノはブービーの10着に終わりました。
重賞初挑戦で見事に初制覇を飾ったウインブライトは、父・ステイゴールド、母・サマーエタニティ、母の父・
アドマイヤコジーンという血統。芦毛のステイゴールド産駒といえば、ゴールドシップを思い出しますが、ウインブラもGⅠ馬になれるかな?前走の若竹賞に続き、中山1800mのレースで連勝。皐月賞でも中山適性の高さで好走できるかどうか?

皐月賞トライアルが全て終了し、弥生賞組からはカデナ・マイスタイル・ダンビュライトの3頭、18日の若葉ステークスはアダムバローズとエクレアスパークルの2頭が優先出走権を獲得。1番人気だったインヴィクタは3着、白毛馬のシロニイは4着でした。この日のスプリングステークスでウインブライト・アウトライアーズ・プラチナヴォイスの3頭が皐月の切符を手にしました。
今年の3歳牡馬戦線はやや低調気味。素質馬と良血馬が苦戦し、ブレスジャーニーは骨折で戦線離脱。レイデオロはソエの症状の影響により皐月賞直行が決定しています。現時点で皐月賞馬に一番近そうなのは、スワーヴリチャードあたりでしょうか…。




阪神メイン・第65回阪神大賞典(GⅡ・芝3000m 10頭立て)は、GⅠ2勝⑨サトノダイヤモンドのほかに、前年覇者③シュヴァルグラン、落ち目のダービー馬⑦ワンアンドオンリー、④トーセンバジル、⑥レーヴミストラル、⑧タマモベストプレイなどが参戦しました。
スタートでタマモベストプレイと⑩マドリードカフェが飛び出し、サトノダイヤモンドも良いスタートを切った。1周目の向正面で、マドリードカフェが先手を取り、タマモベストプレイ2番手、3番手に①スピリッツミノルがつける。外からレーヴミストラルが一気に上がってきて、勢いそのまま先頭に立った。内回り3コーナーでウインスペクトルが4番手に浮上、シュヴァルグラン6番手、7番手にワンアンドオンリー、その後ろの8番手にサトノダイヤモンドが追走。後方はトーセンバジルと⑤トウシンモンステラという展開。
1周目のスタンド前に入り、最初の1000mを通過したところでウインスペクトルが先頭に躍り出ると、後続を引き離す。暴走したレーヴミストラルは4番手で落ち着き、シュヴァルグランとワンアンドオンリーは6,7番手で並び、サトノダイヤモンドは後方2番手でスタンド前を通過。
1,2コーナーを過ぎて、2度目の向正面に差し掛かり、スペクトルが単騎の大逃げを打ち、ベストプレイ2番手、3番手マドリード、4番手ミストラル、5番手スピリッツ、6番手ワンオン、7番手シュヴァル、その外側の8番手にサトダイがピタリとつけている。後方9番手にバジル、モンステラがポツンと最後方。
縦長の状態で2周目の内回り3コーナー。スペクトルのリードが徐々に無くなり、シュヴァルが先頭集団に迫ってきた。サトダイは3,4コーナー中間で4番手まで上がる。
最後の直線コースで、シュヴァルグランが早くも先頭。外からサトノダイヤモンドが迫ってきている。大外からはトーセンバジルも追い込む。ゴール残り200mを切ったところで、サトダイがシュヴァルに並ぶと、ラスト100mで抜け出し、堂々先頭でゴール!これがグランプリホースの貫禄だ!サトノダイヤモンド、春の天皇賞へ視界良好です。


サトノダイヤモンドの2017年初戦として注目が集まった阪神大賞典。終わってみれば、サトノダイヤモンドが期待通りの完勝に終わりました。連覇を狙ったシュヴァルグランが2着、3着には5番人気のトーセンバジルが入りました。ちなみに、3連単「⑨-③-④」で740円。5番人気の馬が3着に入っているのに、3連単のオッズは1番人気でした。3番人気のワンアンドオンリーは7着。もう引退だな。
この日のサトダイは前走の有馬記念から+4キロ(506Kg)、単勝オッズも1.1倍の圧倒的1番人気。これで負けちゃったらどうなるかと思ったけど、横綱相撲で勝利。序盤から後方でレースを進め、終始シュヴァルグランをマーク。シュヴァルが動き出すのと同時に進出し、最後は末脚で捻じ伏せました。ルメール騎手が追い切り後の会見で「80%の状態でも勝てる」と話していましたが、80%でも強かった。春の天皇賞で100%だったら、圧勝しちゃうんじゃないか…。サトノダイヤモンドはもっと強くなると思います。


3月20日の春分の日も競馬が行われ、中山と中京の2場開催です。メイン競走は3歳牝馬重賞のフラワーカップ。このレースには、デビュー2戦2勝の⑫ファンディーナが出走。他にも⑤デアレガーロ、①ディーパワンサ、⑩ハナレイムーンも出ます。ファンディーナがソウルスターリングを上回るパフォーマンスを見せられるか注目だ。


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未知の難敵・イスラエルも撃破!侍JAPAN、2次ラウンドも3戦全勝で首位通過!

2017年03月16日 | Sports

連日熱戦が続いている「2017 ワールド・ベースボール・クラシック」。野球日本代表(侍ジャパン)は、2次ラウンド2試合終えて2勝0敗。14日のキューバ戦は、8回に内川聖一選手の勝ち越し犠牲フライ&山田哲人選手のダメ押し2ランで、8-5で競り勝ちました。2次ラウンド最終戦の15日は、イスラエル代表と対戦。イスラエルも準決勝入りの可能性がありますが、未知なる難敵を倒して準決勝進出を果たしたいところです。


両チームのスタメン
    日本       イスラエル
1(指)山田哲人   (中)フルド
2(二)菊池涼介   (三)ケリー
3(右)青木宣親   (指)デービス
4(左)筒香嘉智   (一)フレイマン
5(一)内川聖一   (右)ボレンスタイン
6(遊)坂本勇人   (捕)ラバンウエー
7(右)鈴木誠也   (左)ガイレン
8(三)松田宣浩   (二)クリーガー 
9(捕)小林誠司   (遊)バーチャム
 (投)千賀滉大   (投)ザイド

日本は中田翔がスタメンからはずれ、内川が今大会初スタメン。鈴木も7番ライトで先発出場。中継ぎで無失点の千賀が、先発投手を務めます。


1回、日本先発・千賀がイスラエルの先頭・フルドにいきなりヒットを許しますが、続くケリーを遊撃ゴロ併殺打に打ち取り2アウト。3番・デービスには得意のフォークで空振り三振を奪い、初回のマウンドを3人で終えます。その裏、日本の先頭・山田がレフト前ヒットで出塁すると、2塁への盗塁を決める。しかし、青木と筒香が倒れ、無得点に終わります。
先制点がほしい日本は、2回に内川の四球、坂本のヒットで無死1,2塁と攻め立てますが、鈴木の併殺崩れ、松田の内野フライで2死となった後、当たっている小林は見逃し三振に倒れて無得点。3回もヒットと四球でランナー2人置いたものの、内川が凡退してまたも無得点に終わります。
3回まで毎回ランナーを背負いながらも得点を与えていない千賀は、4回にイスラエルの中軸を3者凡退に抑えると、5回も簡単に3人で片付ける。千賀は5回までイスラエル打線を無失点に抑えてマウンドを降りました。
両チームスコアレスで迎えた6回裏、日本は先頭の筒香が、イスラエル2番手・アクセルロッドの2球目のストレートを狙い撃ち!センターへの大飛球は、バックスクリーン右に飛び込むソロ本塁打!4番の一振りで日本が待望の先取点!これで勢いに乗った日本は、1死1,2塁から松田がレフトフェンス直撃のタイムリー2塁打で1点を追加。なおも2,3塁で小林が初球を引っ掛けながらも内野安打。この間に3塁走者が生還して3点目。小林はオーバーランしたが、イスラエル1塁手を振り切って2塁へ。
山田敬遠で1死満塁とチャンスは続き、菊池がライト前に運ぶタイムリーヒットで4点目、さらに青木の押し出し四球で1点を加えた。この回は筒香のホームランをきっかけに一挙5得点のビッグイニングとなりました。
日本は7回、1死2塁の場面で登板した3番手・宮西尚生が2人を抑えると、8回は4番手・秋吉亮が3人を料理。8回裏、日本は1死1,2塁の場面で、内川がイスラエル6番手・ヘロンから3塁線を破るタイムリー2塁打!ランナー2人が生還し、7-0とする。さらに2死1,2塁で松田のセンター前タイムリーヒットで1点追加し、8-0と突き放す。
9回、守護神・牧田和久が登板しますが、先頭打者に四球を与えると、1死1,2塁でケリーにライト前タイムリーを打たれて1点を失う。これだけでは終わりません、自らの悪送球で満塁のピンチを背負うと、ラバンウェーにタイムリー2塁打を浴びて2失点。それでも後続の打者を抑え試合終了。9回に牧田が炎上したが、8-3でイスラエルを破り、日本が堂々の準決勝進出です!



WBC 2次ラウンド・プールE  3月15日 東京ドーム
日本VSイスラエル
(観衆数:43,179人 試合時間:3時間28分)
ISR|000 000 003|3
JPN|000 005 03X|8
勝:平野(1勝0敗0S)
負:アクセルロッド(0勝1敗0S)
本塁打 日本:筒香 3号(6回裏ソロ)


侍JAPAN、2次ラウンド3連勝!5回までイスラエルの前に得点が生まれませんでしたが、6回に筒香選手のソロ本塁打で試合の均衡を破ると、その後は目が覚めたように打線がつながり、一気に5点を奪いました。8回にも内川選手の2塁打などで3点を追加。9回にイスラエルが3点を返して意地を見せたけど、時既に遅しでした。最後は危なかったけど、勝ててホッとしました。これで日本は1次ラウンドから無傷の6連勝。E組首位通過でアメリカに向かいます。
この日の先発の千賀投手が5回まで63球を投げ、被安打1・4奪三振・2四球・無失点。初回から3回まで毎回走者を出し、特に2回はボールが先行、フォークがワンバウンドになる時もあったので「緊張してるのか」と思いました。それでも4回と5回はパーフェクトに抑え、先発の役目を果たしました。ただ、一生懸命頑張ったのに、援護が無くて勝ち投手になれなかったのは残念だ…。
打線の方はチーム全体で13安打を記録し、今大会初の先発全員安打を達成。6回に先制アーチを放った4番・筒香選手は、2次ラウンド初ホームラン。ストレートを打ち抜いた時点でホームラン決定というような素晴らしい一発でした。前日のキューバ戦では2打席連続タイムリー、この日はチームに勢いをもたらす豪快なホームラン。決勝トーナメントでも、勝負強い打撃を見せてほしい!
他の選手では、松田選手が2安打2打点の活躍を見せれば、内川選手も最後の打席で2点タイムリー2塁打を放ち、先発起用に応えました。小林選手はタイムリー内野安打で4試合連続打点。この2次ラウンドは小林選手のバッティングでの貢献度が高かったです。小林選手は6試合で18打数8安打6打点、打率も.444。もはやラッキーボーイではなく、「恐怖の9番打者」だ。

2次ラウンド・E組は全日程が終了し、最終成績はこうなりました。
1位:日本 3勝0敗
2位:オランダ 2勝1敗
3位:イスラエル 1勝2敗
4位:キューバ 0勝3敗

日本VSイスラエル戦の前に行われたオランダVSキューバ戦は、オランダが14-1で7回コールド勝ち。4番のバレンティン選手が2打席連続ホームランを放ちました。キューバは3連敗で最下位…。日本に負けて燃え尽きたなぁ。
この結果、E組からは日本とオランダがベスト4に進出。E組1位の日本は、日本時間22日の準決勝でF組2位のチームと戦います。そのF組では、優勝候補の筆頭・ドミニカ共和国がプエルトリコに敗戦。今後の結果次第では、準決勝の相手がドミニカになる可能性も…。アメリカとベネズエラも強そう。もうね、どこが来ても怖いわ…。世界一奪還まであと2戦、ロサンゼルスで奇跡を起こせ侍JAPAN!



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山田哲人が1試合2本塁打!キューバを返り討ちにして2次ラウンド連勝!

2017年03月15日 | Sports

東京ドームで開催中の「2017 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」2次ラウンドは、14日に日本代表VSキューバ代表戦が行われました。日本は12日の試合で、オランダを相手に延長タイブレークの末、8-6で勝利。1次ラウンドから無傷の4連勝を飾りました。一方のキューバはイスラエルに敗れており、もし日本戦で敗れるとベスト4入りが絶望的となります。絶対に負けられない第2戦、侍ジャパンはキューバを返り討ちできたのか?



両チームのスタメン
   【日本】      【キューバ】
1(指)山田哲人   (中)サントス
2(二)菊池涼介   (遊)アヤラ
3(右)青木宣親   (指)セペダ
4(左)筒香嘉智   (左)デスパイネ
5(一)中田翔     (二)グラシアル
6(遊)坂本勇人   (一)サーベドラ
7(三)松田宣浩   (捕)アラルコン
8(中)秋山翔吾   (三)デルガド
9(捕)小林誠司   (右)メサ
 (投)菅野智之   (投)バノス

日本は山田が3試合ぶりに1番に復帰。1次ラウンドのキューバ戦で4安打4打点の松田が7番に入り、秋山が2試合連続スタメン。この日の先発投手は、日本・菅野VSキューバ・バノス。


1回、日本先発・菅野がキューバの上位3人をきっちり抑えた後、その裏に日本の1番・山田が、キューバ先発・バノスの4球目を捉え、右中間スタンドに飛び込むソロ本塁打!山田の先頭打者アーチで、日本が1点を先制。
しかし2回、菅野がデスパイネに内野安打を許すと、続くグラシアルに3球目のスライダーを叩かれ、レフトスタンドへの2ラン本塁打を浴びてしまい、1-2と逆転される。
1点を追う日本は3回、先頭の山田がレフト線への2塁打を放ち、菊池の2塁ゴロの間に3塁に進む。青木が凡退して2死となった後、4番・筒香が2球目を弾き返し、センター前に抜けるタイムリーヒットで2-2の同点とします。
4回、菅野がデスパイネ、サーベトラ、アラルコンにヒットを浴びて1死満塁のピンチを背負う。デルガドを空振り三振に仕留めて2死を取ったが、メサに初球を狙われレフト前タイムリーを打たれて2点を失う。スコアも2-4と2点追いかける展開に。
5回、日本は先頭の小林がレフト前ヒットで出塁すると、山田が四球を選び無死1,2塁。ここでキューバは先発のバノスを下げて、イエラが2番手のマウンドへ。2番・菊池はしっかり犠打を決め、1死2,3塁。青木はファウルで粘った末に2塁ゴロに倒れたが、3塁走者が還って3-4と1点差。なおも2死3塁で筒香がイエラの5球目を捉え、センター前タイムリーヒット!筒香の2打席連続タイムリーで4-4と再び同点!
6回、3番手・増井浩俊がグラシアルに2塁打を浴びると、2死3塁でアラルコンにレフト前タイムリーを打たれ、勝ち越し点を炎上。3たびリードされた日本だったが、その裏に松田の振り逃げ、秋山の四球で1死1,2塁の場面で、小林がキューバ3番手・ラエラからレフト前ヒット。2塁走者・松田が3塁を蹴ってホームインし、5-5!勝負はまたまた振り出し。
終盤に差し掛かり、日本は7回に4番手・松井裕樹が3者凡退に抑えると、8回表に5番手・秋吉亮がランナーを出しながらも得点を許さず。
中継ぎ陣の奮闘に応えたい打線は、8回裏に1死走者無しで松田が遊撃ゴロ→1塁手がボールを取りこぼして松田セーフ。続く秋山がレフト前ヒットで繋ぎ、1死1,3塁と勝ち越しのチャンスを作る!日本はこの場面で小林に代わって、内川聖一が代打で登場。その内川はラエラの変化球を打ち上げてライトフライ。3塁走者・松田がタッチアップから生還!内川の犠牲フライで日本が6-5と勝ち越し!なおも2死1塁で山田が初球をジャストミート!左中間スタンドに飛び込む2ラン本塁打で更に2点を追加。8回に3点を奪い、8-5と3点リード。
そして9回、守護神・牧田和久がキューバの攻撃を0点に退けてゲームセット!日本がキューバに競り勝ち、2次ラウンド2連勝を飾りました!




第4回WBC・2次ラウンド 
日本 vs キューバ 2017年3月14日
(東京ドーム、入場者:32,717人)
CUB|020 201 000|5
JPN|101 021 03X|8
勝:秋吉(1勝)
S:牧田(1勝2S)
負:ラエラ(1敗1S)
本塁打
キューバ:グラシアル 1号(2回表2ラン)
日本:山田 1号(1回裏ソロ), 山田 2号(8回裏2ラン)


2次ラウンドの第2戦・キューバ戦は、山田選手の先頭打者ホームランで先行したものの、先発の菅野投手が4回まで4点を失い、日本が追いついてはキューバが先行されるという苦しい展開でした。しかし、8回に内川選手の犠牲フライ&山田選手のダメ押し弾で3点を奪い、シーソーゲームを制しました。「今日は負けるんじゃないか」と不安になりましたが、よく逆転勝ちできたねえ。先週の1次ラウンドに続き、キューバに連勝。試練の2次ラウンドで2連勝を果たし、ベスト4進出に大きく近づきました。開幕前は「弱い」と言われていた侍JAPANが、今大会負けなしの5連勝。2次ラウンドも全勝で突破しちゃうんじゃないの?
投手陣ですが、先発の菅野投手は4回まで74球を投げ、被安打7・6奪三振・1四球・4失点。初回を3者凡退に抑えて上々のスタートを切ったかと思われましたが、2回にグラシアル選手に弾丸ライナーの2ラン本塁打を被弾すると、4回はヒット4本を浴びて2失点。エースの意地を見せたかったけど、悔しい結果に終わりました。
他の投手陣では、菅野投手の後に登板した平野佳寿投手、7回に登板した松井投手が3者凡退。8回の秋吉投手はデスパイネ選手にヒットを打たれましたが、後続をしっかり打ち取り、その裏に味方が勝ち越し点を挙げたため、勝ち投手となりました。抑えの牧田投手は、2つの三振を奪って今大会2セーブ目を挙げました。
この日の打のヒーロー・山田選手は、1試合2本塁打の活躍で勝利に大きく貢献。1本目は高めのボールを捉え、左中間スタンド中段まで持って行きました。8回の2ラン本塁打はキューバの息の根を止める快心の一撃。先週のキューバ戦での「幻のホームラン事件」以降、あまり快音が聞かれませんでしたが、1番に戻って見事に復活です。
もう一人のヒーロー・内川選手は、一打勝ち越しの場面で代打で登場し、決勝点となる犠牲フライを放ち代打起用にしっかり応えました。内川選手を起用した小久保監督の采配が的中しましたね。内川選手は先日のオランダ戦でも2塁打を打っていて、緊張感のある場面で良い仕事をします。
「侍ジャパンのラッキーボーイ」である小林選手は、この日も2安打のマルチ。6回に5点目となるタイムリーヒットを打ち、3試合連続打点をマーク。この大会で一番株を上げています!4番の筒香選手は3安打2打点の猛打賞。2打席連続タイムリーはさすがです。

2次ラウンド2試合を終えて、日本は2勝0敗で首位、オランダとイスラエルが1勝1敗で並び、キューバが2連敗で最下位となっています。15日はオランダVSキューバ、日本VSイスラエルの2試合が行われます。もしオランダがキューバに敗れれば、その時点で日本の決勝トーナメント進出が決定となります。逆にオランダが勝って、日本がイスラエルに負けたら、3チームが2勝1敗で並ぶことに。それはそれで嫌だ。
日本の決勝トーナメント進出を懸けたイスラエル戦の予告先発は、千賀滉大投手に決定。中継ぎで2試合無失点と結果を出している千賀投手が、まさかの先発に大抜擢。持ち前の「お化けフォーク」と豪速球でイスラエル打線を捻じ伏せてもらいたいところ。果たして、千賀投手の先発起用が吉と出るか凶と出るか?イスラエルにも勝ってくれ!





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