日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

グラシアルが延長12回にサヨナラ満塁弾!首位・西武を3タテし、破竹の9連勝!

2018年08月27日 | HAWKS

8連勝と勢いに乗る福岡ソフトバンクホークスは、26日もヤフオクドームで埼玉西武ライオンズと対戦。3カード連続の同一カード3連勝を懸けた一戦は、劇的な幕切れとなりました。



両チームのスタメン
  ソフトバンク     埼玉西武
1(二)牧原大成   (中)秋山翔吾
2(遊)今宮健太   (遊)源田壮亮
3(指)グラシアル  (二)浅村栄斗
4(中)柳田悠岐   (一)山川穂高
5(三)松田宣浩   (右)外崎修汰
6(左)中村晃    (三)中村剛也
7(一)明石健志   (指)メヒア
8(捕)甲斐拓也   (捕)岡田雅利
9(右)福田秀平   (左)金子侑司
 (投)大竹耕太郎  (投)郭俊麟



ホークスは1回、2死からグラシアルが3塁への内野安打で出塁すると、柳田が西武先発・郭の初球を振り抜き、レフトスタンドへの2ラン本塁打で2点を先制。続く2回、2つの四球と福田の死球で2死満塁と追加点のチャンスを作り、今宮が5球目のストレートを捉え、レフトへの満塁本塁打!2回までに6-0と大量リードを奪います。
大量援護を貰ったホークス先発の大竹は、3回まで西武打線を0点に抑えます。4回に先頭の源田にライトへのソロ本塁打を被弾。6回には2死3塁から浅村にレフトへのタイムリー2塁打を打たれ1点を失うも、続く打者を打ち取り、6回まで2失点。
追加点が欲しいホークスは、5回に今宮がヒットで出塁するも後続が続かず。6回もヒットのランナーを出したものの、得点にはつながらず。3回から6回まで郭の前に追加点が奪えません。
ホークス4点リードの7回、大竹が先頭の外崎に2塁打を許すと、中村剛に四球を与える。1死1,3塁で代打・森友哉にレフト前タイムリーを打たれ、6-3。ここでホークスは大竹に代えて加治屋蓮が2番手のマウンドに上がりますが、金子に四球を与えて満塁。3番手で登板した嘉弥真新也が秋山を三振に仕留めるも、続く源田の押し出し四球で2点差に詰め寄られる。なおも満塁のピンチは続き、石川柊太が登板するが、浅村にセンターへの2点タイムリーを浴びてしまう。スコアも6-6の同点とされ、6点のリードが一気に消滅します。
流れは西武に傾き、8回にスアレスがヒットと四球の走者を背負い、2死1,3塁から金子の代打・栗山巧にライト前タイムリーを打たれ、6-7と逆転される。さらに秋山のタイムリー内野安打で追加点を献上し、6-8で2点差とされた。
それでもホークスは8回裏、先頭のグラシアルがバットを折りながらもレフト前にヒットを放つと、続く柳田が西武3番手・平井克典の3球目を打ち上げる。右中間に高く上がった打球は、ホームランテラスへと吸い込まれる!柳田のこの日2本目となる2ラン本塁打が飛び出し、8-8と再び振り出しに戻った!
試合はこのまま延長戦に突入し、10回に7番手の五十嵐亮太が満塁のピンチを背負うも、源田を三振に退けて勝ち越しを許さず。11回からは中田賢一が8番手で登板し、11回に2死1,2塁のピンチを0点で切り抜けると、12回は3者連続三振を奪います。
このまま引き分けかと思われた12回裏、1死から途中出場の西田哲朗がヒットで出塁すると、牧原もヒットでつなぐ。1死1,3塁の後、今宮が敬遠気味の四球で満塁とし、グラシアルに打席が回ります。3塁走者が生還すればサヨナラ、併殺打なら引き分けという場面で、西武8番手・増田達至の3球目のストレートを狙い撃ち!ライト方向に飛んだ打球は、ライトスタンドに突き刺さった!グラシアルのサヨナラ満塁ホームランで、ホークスが劇的サヨナラ勝ち!首位・西武を相手に同一カード3連勝です!



パリーグ 2018年8月26日(日)
ソフトバンクVS西武 18回戦 ヤフオクドーム
(ソフトバンク10勝8敗 ◇観衆38,530人)
西|000 101 420 000 |8
ソ|240 000 020 004x|12
[勝] 中田 19試合 5勝 3敗
[敗] 斉藤大 13試合 1勝 2敗
[本] 源田 2号
    柳田 29号2ラン、 柳田 30号2ラン
    今宮 8号満塁、 グラシアル 4号満塁



2回までに6点を挙げた時点で逃げ切り勝ちだと思われましたが、7回に6点差を追いつかれ、その後に逆転。これで負けたらショックが残ったけれど、8回裏に柳田選手の同点2ラン、延長12回にグラシアル選手のグランドスラムでサヨナラ勝利を収めました。予想外の総力戦だったけど、首位の西武を3タテに成功したのは大きいんじゃないですか?ホークスはこれで9連勝!西武とのゲーム差も「5.0」に縮まりました。「3カード連続3タテ」って何かの予兆かもしれませんね…。
この日ホークスが挙げた12得点は、全てホームランでした。まず柳田選手が先制2ランを同点2ランを放ち、2年連続で30本塁打を達成。柳田選手はこの3連戦で本塁打を4本もかっ飛ばしました。2回に満塁本塁打を打った今宮選手は、プロ入り初の満塁アーチ。内角低めの直球を捉え、その直後にバットを放り投げるくらいの完璧な一打でした。そして、グラシアル選手のサヨナラ満塁弾は痛烈な弾丸ライナー。何度見てもたまんないわぁ。グラシアル選手はこの試合3安打の固め打ちでした。
この日の投手陣は、先発の大竹投手が7回途中(6回1/3)まで投げて5失点。3回までは0点、6回までは2失点に抑えていたけど、7回に森友哉選手にタイムリーを打たれたところで降板となりました。前回の西武戦では8回まで2失点の好投でしたが…。大竹投手、次こそはプロ2勝目を挙げられると良いですね。
勝利投手となったのは、延長11回から8番手で登板した中田投手。2イニングを投げて5つの三振を奪いました。6月10日の中日戦以来となる今季5勝目で、自身のプロ通算100勝目となりました。本当は先発で100勝目を挙げたかったと思うけど、この白星は格別なものだと思います。

上位勢との6連戦で全勝したホークス、今後は28日と29日に千葉ロッテマリーンズとの2連戦、8月31日から9月2日まで東北楽天ゴールデンイーグルスとの3連戦が控えています。今後も勝ちまくれ!







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ジョアン・モレイラがキーンランドCで待望のJRA重賞制覇!新潟2歳Sはケイデンスコールが優勝。

2018年08月26日 | 競馬

8月最後の日曜日だった26日は、札幌競馬場でサマースプリントシリーズの第5戦・キーンランドカップ、新潟競馬場は新潟2歳ステークスが行われました。



札幌メイン・第13回キーンランドカップ(GⅢ・芝1200m 16頭立て)は、函館スプリントステークス2着③ヒルノデイバロー、同レース3着⑪ナックビーナス、高松宮記念2着⑥レッツゴードンキ、⑤ムーンクエイク&⑬キャンベルジュニアの京王杯スプリングカップ1,2着コンビ、さらに3歳世代から⑫トゥラヴェスーラと⑦ダノンスマッシュの2頭が参戦。他にもこの夏の北海道の1200m戦で勝利した①クリーンファンキーと⑧デアレガーロ、バーデンバーデンカップを制した⑭タマモブリリアンも出走しました。
レースはナックビーナスがロケットスタートから先手を奪い、2番手に⑯オールインワン、3番手ダノンスマッシュ、4番手にタマモブリリアン、その後ろ5,6番手の位置に④ペイシャフェリシタとデアレガーロの2頭が並び、キャンベルジュニアが7番手。中団の8番手にクリーンファンキー、9番手⑩キングハート、レッツゴードンキは10番手あたりを追走。11番手にトゥラヴェスーラ、12番手②スターオブペルシャ、13番手に⑨ティーハーフ。後方は14番手ヒルノデイバロー、15番手⑮ユキノアイオロス、最後方にムーンクエイクという展開。
3,4コーナー中間を過ぎ、ナックが先頭でレースを進め、オールインが2番手、ダノスマとタマブリが3,4番手。キャンジュニとトゥラヴェ,デアレガは中団グループ。ドンキはまだ11番手、デイバローは外に持ち出し、クエイクはまだしんがり。
4コーナーから直線コースに入っても、ナックビーナスが先頭キープ。ダノンスマッシュが2番手から追い上げ、内からペイシャフェリシタ、外からトゥラヴェスーラとキャンベルジュニアも猛追。しかし、ナックがゴール残り200mの辺りから突き放し、そのまま1着でFINISH!ナックビーナスが快心の逃げ切り勝ちでキーンランドカップを制しました!

勝った馬にスプリンターズステークスの優先出走権が与えられるキーンランドカップは、1番人気のナックビーナスが快勝。2着争いは3歳馬のダノンスマッシュと牝馬のペイシャフェリシタが並びましたが、ダノンスマッシュが2着、ペイシャフェリシタはクビ差の3着でした。2番人気だったレッツゴードンキは5着同着。3番人気のムーンクエイクは9着に終わりました。
ナックビーナスは今年は重賞レースで惜敗が続いていて、オーシャンステークスで2着、高松宮記念で3着、前走の函館スプリントステークスは1番人気に推されながらも3着でした。今回はジョアン・モレイラ騎手を背に、好スタートから先頭をひた走ると、直線で引き離して2着に2馬身半の差をつけ、重賞初勝利を挙げました。今回の強い競馬なら、スプリンターズステークスでも優勝争いできると思いますよ。
鞍上のモレイラ騎手も初めてのJRA重賞制覇。世界最高のジョッキーと言われながらも、日本の重賞競走で未勝利でしたが、ついに勝ちましたね…。モレイラ騎手は土日の2日間で9勝を挙げ、4週間で31勝をマーク。この秋にはJRAの騎手免許の試験を受ける予定。実績は十分だけど、日本語での面接があるので、そこだけが不安です…。




新潟のメイン・第38回新潟2歳ステークス(GⅢ・芝1600m 11頭立て)は、⑤ロードアクア,⑥ケイデンスコール,⑦エイカイキャロルのロードカナロア産駒トリオ、ロードクエストとの兄妹制覇を狙う⑨スティルネス、ジャスタウェイ産駒④エイシンゾーン、府中1800mの新馬戦を勝った⑧アンブロークン、②エルモンストロ、⑪ジョディーなどが参戦しました。
スタートでエルモンステロがポンと飛び出した一方で、①エンパイアシュアー、アンブロークン、⑩ヤサカリベルテが少し遅れた。エルモンステロが先頭、2番手にロードアクアがつけるが、内側からエイシンゾーンが並びかける。4番手にスティルネス、5番手エイカイキャロル、6番手にアンブロークン、7番手にジョディー。内側8番手にエンパイアシュアー、9番手にケイデンスコール、後方2番手に③オーパキャマラード、最後方にヤサカリベルテ。
外回り3コーナーのところで、エルモンが後続を離して単独先頭。ゾーンとローアクが2,3番手で追い、スティルネス4番手、ジョディーが外側5番手、アンブロは7番手、ケイデンス8番手で長い直線コースに入る。
ゴール残り600mを切って、11頭が横に拡がる。内側に入ったエイシンゾーンがエルモンストロを捕らえるが、馬場の真ん中からアンブロークンとロードアクア、外からスティルネス、ジョディー、大外からケイデンスコールと先頭争いは大激戦。残り200mでケイデンスがわずかに先頭、スティルネスとアンブロも食い下がるが、ゴール前でケイデンスコールが抜け出してゴールイン!ケイデンスコールが激戦の末、新潟2歳チャンピオンに輝きました。

GⅠ馬への登竜門・新潟2歳ステークスは、ケイデンスコールが1番人気に応えて優勝。2番人気のアンブロークンがクビ差の2着、3着にはスティルネスが入りました。3番人気のジョディーは4着、5着には4番人気のエイシンゾーンという結果でした。
勝ったケイデンスコールは、栗東・安田隆行厩舎に所属し、父・ロードカナロア、母・インダクティの間に生まれました。デビュー戦ではアドマイヤマーズ(後に中京2歳ステークスに勝利)にハナ差の2着。2戦目の未勝利戦では、単勝1.1倍の断然人気で勝利。今回が3戦目でしたが、大外から末脚を伸ばして重賞初制覇を果たしました。父と同じ安田厩舎ですから、短距離&マイル路線で行くのでしょうか?












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ホークス気がつけば8連勝!外国人左腕・ミランダ、ノーヒットノーランまであと少し!

2018年08月26日 | HAWKS

福岡ソフトバンクホークスは8月に入り調子が上向きになり、いつしかパリーグ2位に浮上し、現在7連勝中。波に乗れていない状態が結構続いていて、ホークスへの関心が薄れ、熱も冷めがちでしたが、連勝中と聞いてまた楽しみになってきました。ホークスは25日に福岡ヤフオクドームでパリーグ首位を行く埼玉西武ライオンズと対戦。カード初戦は、千賀滉大投手が菊池雄星投手に投げ勝ちました。首位・西武に連勝し、ゲーム差を縮めることができたのか?



両チームのスタメン
  ソフトバンク     埼玉西武
1(二)牧原大成   (中)秋山翔吾
2(右)上林誠知   (遊)源田壮亮
3(左)グラシアル  (二)浅村栄斗
4(中)柳田悠岐   (一)山川穂高
5(三)松田宣浩   (三)外崎修汰
6(一)中村晃    (指)中村剛也
7(指)長谷川勇也  (捕)森友哉
8(捕)甲斐拓也   (右)熊代聖人
9(遊)今宮健太   (左)金子侑司
 (投)ミランダ   (投)十亀剣


ソフトバンク・ミランダVS西武・十亀の先発で始まったこの試合、1回にミランダが3つのアウトを全て三振で奪うと、その裏のホークスの攻撃では、2死からグラシアルと柳田が連続で四球を選び、2死1,2塁で松田が十亀の2球目を捉え、レフト前へのタイムリーヒットで1点を先取します。
1点の援護を貰ったミランダは、2回と3回は3者凡退。4回は1死から浅村に四球を許した後、西武4番・山川にストレートをライトへ弾き返され、あわやホームランかと思われたが、フェンス手前で上林がキャッチ。ヒヤッとさせられたが、ここも0点で切り抜けます。
追加点が欲しいホークスは4回裏、この回先頭の松田が、十亀の5球目のスライダーを上手く合わせ、レフトホームランテラスに飛び込むソロ本塁打。ホークスが2-0とリードを拡げます。
6回、ここまでノーヒットピッチングのミランダが、源田に四球を与えるが、次の浅村を三振に仕留めて3アウト。この回も西武打線にヒットを許さず。6回裏のホークスは、グラシアルの2塁打、柳田と松田の連続四球で無死満塁のチャンスを作ると、中村晃がきっちりと犠牲フライを放ち3点目。なおも1死1,3塁とチャンスは続くも、長谷川が併殺打に倒れて1点止まり。
終盤を迎え、ミランダのノーヒットノーランの期待が次第に大きくなります。7回に山川と外崎を打ち取って2死を取ると、中村剛への6球目がセンターへ飛んだが、中堅手・柳田がフェンスに激突しながらもジャンピングキャッチ!味方の好守に助けられたミランダ、7回もノーヒット。8回も打たせて取るピッチングで3者凡退に抑え、ノーヒットノーランまであと3人。
8回裏、ホークスは1死走者なしから4番・柳田が西武3番手・増田達至から左中間スタンドへのソロ本塁打を放って4点目。さらに松田も続きます。増田のストレートを迷わず振り抜き、バックスクリーンへのソロ本塁打。2者連続アーチで5-0としました。
いよいよ9回。ミランダが大記録達成に向けてマウンドへ。まず先頭バッター・秋山を迎え撃つが、2球目のスライダーを打ち返され、ライトへのヒット。残念ながらノーヒットノーランの夢が断たれてしまった。となれば、完封勝利といきたいところだったが、1死2塁で浅村にタイムリーを打たれて1点失う。この後、外崎の四球でランナー2人背負ったところで降板。2番手の森唯斗が最後の打者を三振に退けてゲームセット。西武の反撃を振り切ったホークスが、5-1で勝利しました。



パリーグ 2018年8月25日(土)
ソフトバンクVS西武 17回戦 ヤフオクドーム
(ソフトバンク9勝8敗、観衆37,681人)
西|000 000 001|1
ソ|100 101 02X|5
[勝] ミランダ 2試合2勝
[S] 森 51試合1勝4敗25S
[敗] 十亀 18試合 5勝8敗
[本] 松田宣 25号、 松田宣 26号、 柳田 28号



うぁー惜しい!先発のミランダ投手が8回まで西武打線を無安打に抑え、ノーヒットノーランもあり得るかと思われましたが、9回に初安打を許し、その後に1点を失いました。本当にもったいないとしか言えませんわ。試合の方も松田選手の2本塁打、柳田選手の2試合連続ホームランなどで5点を奪って快勝。首位・西武に連勝したホークスは、今季初の8連勝。5カード連続での勝ち越しで、首位に6ゲーム差に縮めました。
先発のミランダ投手は、9回途中(8回2/3)まで120球を投げ、被安打2・8奪三振・4四球・2失点。先週のオリックス戦に続き、来日2連勝です。序盤から低めに落ちるフォークボールで三振を量産。四球の走者を出しながらも2塁を踏ませないピッチングを続けてきました。終盤の7回に柳田選手のファインプレーで雄叫びを上げると、8回もノーヒットピッチングでガッツポーズ。ノーヒットノーラン&完投勝利こそなりませんでしたが、見事な投球を見せてくれました。
ミランダ投手はキューバ出身の左腕で、シアトル・マリナーズ時代に通算13勝をマーク。今年7月4日に自由契約を受けた後、17日にホークスに入団しました。ミランダ投手が2連勝し、グラシアル選手も打撃好調。今のホークスの快進撃は、キューバ人選手が牽引していると言ってもいいだろう。
打線の方は全体で6安打。松田選手はこの試合2本のホームランを含む3安打3打点。第1打席で十亀投手から先制のタイムリーヒット、第2打席ではレフトへのソロ本塁打。8回の打席ではバックスクリーンへのダメ押しの一発。松田選手は今季、十亀投手からホームランを5本も打っております。どんだけ相性いいんだ。柳田選手は攻守で貢献し、打っては2戦連発、守備ではミランダ投手を助けるフェンス激突のキャッチを披露しています。ここまで本塁打の数が28本だから、2年連続30本塁打まであと2本です。盗塁数19個なんで、2度目のトリプルスリーは難しいかな?










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藤田菜七子が通算35勝目を挙げ、JRA女性騎手の通算勝利記録を更新!

2018年08月25日 | 競馬

先週19日に1日2勝をマークし、増沢(旧姓・牧原)由貴子さんの通算34勝に並んだ藤田菜七子騎手。21日は新潟競馬場で6鞍騎乗し、JRA女性騎手の通算勝利&年間最多勝利記録のダブル更新に挑みました。



1鞍目の第2競走・サラ系3歳未勝利(芝1200m)で、④ペルネッティアに騎乗。中団の内側でレースを進めると、直線コースで内側から馬場の真ん中に進路を変えて追い込みを見せるが、結果は4着。
その後、3Rで13着、5Rで15着、6Rで11着、7Rで15着と2ケタ着順が続き、残すは最終12レースのみ。この日の成績だと、記録達成は翌日以降にお預けかと思われました。

迎えた最終12R・サラ系3歳上500万円以下(芝1200m・18頭立て)。菜七子騎手は単勝2番人気の⑫セイウンリリシイに騎乗しました。スタートで絶妙な飛び出しを見せると、積極果敢にハナを奪取。内回り3,4中間コーナーを迎えてもしっかりと折り合いをつけ、先頭で最後の直線コースへ。菜七子が右ムチを一発入れると、リリシイもそれに応えるかのように加速し、後続を突き放す。①アプトと②カズミドリームも追いかけるが、セイウンリリシイが押し切って1着ゴール!藤田菜七子騎手がこの日の最終レースで勝利を飾りました!



藤田菜七子騎手がやりました。新潟最終レースで通算35勝目を挙げ、JRA女性騎手通算勝利記録を更新。デビュー3年目で牧原さんの記録を塗り替えました。さらに、今季15勝目となり、自身の年間最多勝利数も更新しました。日曜日に並んだときは「いつ達成するんだろうか」と思いましたが、早く達成しちゃいましたね~。記録達成のレースも、得意の先行策。直線で一気に突き放し、最後は4馬身差の圧勝でした。セイウンリリシイに乗るのは今回が初めてだったけど、オーナーの期待にしっかりと応えました。
菜七子騎手の記録達成に、武豊騎手も「立派です。もう周りも女性として見ていないんじゃないかな。彼女の活躍によって、女の子で騎手を目指す子が出てくればいいね」と祝福のコメントを寄せていました。現在競馬学校には2人の女子生徒が在籍中だけど、女性騎手が増えれば、競馬界もさらに盛り上がるんじゃないかなって思います。
通算35勝の新記録を打ち立てた藤田菜七子騎手は、日曜日も新潟で6鞍に騎乗し、さらなる記録更新を狙います。今年8月の時点で15勝だから、年間20勝も行けたりして…。

的場文男騎手の地方競馬最多勝利記録、藤田菜七子騎手のJRA女性騎手通算最多勝利&年間最多勝のダブル更新と、最近の競馬界は大記録が次々と達成されています。となれば、次は武豊騎手の通算4000勝ですね。25日の札幌で1勝したので、4000勝まであと10勝です。いよいよカウントダウンだ。

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100回目の夏の甲子園決勝戦!大阪桐蔭が2度目の春夏連覇!

2018年08月21日 | Sports

阪神甲子園球場で行われている「第100回全国高校野球選手権記念大会」は、21日に決勝戦を迎えました。8月5日に開幕し、決勝まで駒を進めたのは、今年の選抜大会を制した大阪桐蔭と、秋田県勢として103年ぶりの決勝進出を果たした金足農業の2チーム。大阪桐蔭は藤原恭大選手と根尾昂選手を中心とした強力打線を武器に順当通り決勝へ。対する金足農業は、鹿児島実業、横浜高校、近江高校、日大三高といった強豪校を次々と撃破。そして、エース・吉田輝星投手が準決勝まで一人で投げ抜いてきました。大阪桐蔭は2度目の春夏連覇へ、金足農業は悲願の東北勢初優勝へ。どちらにしても歴史に残る決勝戦になるでしょう。



両チームのスタメン
   大阪桐蔭      金足農業
1(左)宮崎仁斗   (二)菅原天空
2(右)青地斗舞   (左)佐々木大夢
3(三)中川卓也   (投)吉田輝星
4(中)藤原恭大   (三)打川和輝
5(遊)根尾昂    (中)大友朝陽
6(一)石川瑞貴   (一)高橋佑輔
7(二)山田健太   (右)菊地彪吾
8(捕)小泉航平   (捕)菊地亮太
9(投)柿木蓮    (遊)斎藤璃玖



1回、大阪桐蔭は金足先発・吉田の立ち上がりを攻め、無死1,3塁のチャンス。中川と藤原が三振に倒れて2死の後、根尾の四球で満塁。6番・石川の場面で吉田が暴投し、大阪桐蔭が1点を先取。なおも2,3塁で石川がライト前へのタイムリーヒットで2点を追加し、この回3点をもぎ取ります。
3点を追う金足は、2回に4番・打川と6番・高橋がヒットで出塁し、1死1,3塁と反撃のチャンス。しかし、次の打者の場面で、飛び出してしまった3塁走者が三本間で挟まれると、2死1,2塁で菊地亮が内野ゴロに倒れて無得点。3回には先頭の斎藤が四球で出塁すると、犠打と暴投で3塁まで進む。1死3塁で佐々木がライトへの犠牲フライを放って1点を返します。
2点差とされた大阪桐蔭は4回、1死1,2塁の場面で、1番・宮崎が金足・吉田の6球目のストレートを叩き、レフトスタンドに飛び込む3ラン本塁打!大阪桐蔭が6-1とリードを拡げます。
大阪桐蔭は5回、藤原がライト前ヒットを打つと、続く根尾が3球目のストレートをセンターへ弾き返し、バックスクリーンへの2ラン本塁打で2点を追加。桐蔭打線はこの後も吉田に襲い掛かります。1死2塁から小泉のセンター前タイムリーで9点目を奪うと、1死1,2塁で宮崎のセンター前タイムリーで10点目、さらに2死満塁で藤原の2点タイムリー2塁打も生まれ、打者一巡の猛攻で6点を奪い、12-1と大量リード。滅多打ちにされた金足農の吉田は、5回で降板となりました。
一矢を報いたい金足農は7回表、先頭打者がヒットで出塁すると、1死後に菊地亮が桐蔭先発・柿木のストレートを捉え、ライトオーバーのタイムリー2塁打。1塁走者が生還し、2点目を挙げます。
しかしその裏、大阪桐蔭は青地のヒット、中川の2塁打の後、根尾の内野ゴロの間に1点追加。13-2と点差を拡げます。
大量援護を貰った桐蔭・柿木は、9回も続投し、最期の打者をライトフライに打ち取りゲームセット。大阪桐蔭が金足農に圧勝し、5度目の選手権優勝を果たしました。


第100回全国高校野球選手権記念大会 決勝 2018/08/21(火)
金足農(秋田)-大阪桐蔭(北大阪)
金|001 000 100|2
大|300 360 10X|13
【投手】
(金)吉田、打川-菊地亮
(大)柿木-小泉
【本塁打】
(大)宮崎1号3ラン(4回、吉田)、根尾3号2ラン(5回、吉田)



100回目の記念大会であり、平成最後の夏の甲子園決勝戦は、北大阪代表の大阪桐蔭高校が、2ケタ得点の猛攻で完勝。初回と4回に3点、5回には根尾選手のバックスクリーン弾など6点を奪い、金足農業のエース・吉田投手から12点を奪いました。投げてはエースの柿木投手が9回2失点の完投勝利。力の差を見せつけ、2012年以来2度目の春夏連覇を達成しました。同一校が2度も春夏連覇を果たしたのは、史上初の快挙です。「雑草軍団」の金足農業が、「エリート集団」から大金星を挙げられるか注目されましたが、やっぱり大阪桐蔭は強かったです。
大阪桐蔭は1回戦の作新学院戦を3-1で勝利すると、2回戦の沖学園(南福岡)戦では藤原&根尾のアベックアーチで10-4で快勝。3回戦の高岡商業(富山)では先制を許しながらも3-1で逆転勝ち。準々決勝の浦和学院戦では、浦学投手陣から4本塁打の一発攻勢で、11-2で勝利。準決勝の済美(愛媛)戦は、5回に同点とされながらも、その裏に3点を奪い、5-2で競り勝ちました。
今大会は4番を務めた藤原選手と、5番打者の根尾選手が大活躍。ともにホームランを3本放ち、アベック弾が2試合ありました。決勝戦では、藤原選手が3安打2打点、根尾選手は2ラン本塁打&内野ゴロで3打点を挙げました。両者ともにプロ入りを志望しており、秋のドラフト会議では上位指名されると思います。特に根尾選手は目玉の一人だから、何球団から指名されるのか?
快進撃を続けてきた金足農業でしたが、東北勢初優勝はならず。初戦から準決勝まで投げ続けてきた吉田投手が、大阪桐蔭打線につかまりました。4回に初めての被弾を喫すると、5回には6失点。5回まで125球を投げて12失点の内容で無念の降板。最後は残念な結果でしたが、吉田投手もまたこの大会の主役だったと思います。吉田投手の快投ばかりが目立ったけど、横浜高校戦での高橋選手の3ラン本塁打、準々決勝・近江戦でのサヨナラ2ランスクイズといった奇跡の逆転劇があったことも忘れてはなりません。この夏に旋風を巻き起こした「金足農フィーバー」は、まだまだ続くかも。





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藤田菜七子が自身初の1日2勝!通算34勝でJRA女性騎手最多勝利記録に並んだ!

2018年08月20日 | 競馬

今月9日に21歳を迎えたJRA唯一の女性ジョッキー・藤田菜七子騎手が、19日の新潟競馬場で1日2勝を達成。これで通算34勝目となり、増沢由貴子(旧姓・牧原)さんの持っていたJRA女性騎手最多勝利記録に並びました。



まず第3レースのサラ系3歳未勝利戦(ダート1800m 15頭立て)で、菜七子騎手は⑩トニーハピネスに騎乗。スタートでタイミングよく飛び出すと、そのまま先頭でレースを引っ張ります。向正面、3コーナーを回っても先頭を守り、最後の直線で後続を引き離す。ゴール前で④トーアスサノオーと⑤レッドアグラードがトニーハピネスに迫ったが、トニーがそのまま1着でゴール。単勝6番人気の馬で逃げ切り勝ちを決めた菜七子騎手、21歳での初勝利を飾り、今年13勝目。
第7レースの3歳未勝利戦(ダート1200m 15頭立て)では、④ライゴットに騎乗。好スタートを決めた後、内からスルッと押し上がる形で先頭に躍り出る。3,4コーナー中間地点で、ライゴットがわずかに先頭だが、⑩ブロンドキュートも並びかける。直線コースで、ライゴットが突き放してラストスパート。後続から⑮ティアップアリアと⑫ミッキーマンドリンが追い込んでくるが、それらを振り切って先頭でゴールイン。藤田菜七子騎手がこの日2勝目をマークしました。


色んな記録を作ってきている菜七子騎手、1日で2勝を挙げるなんて本当にすごい!おととし9月に地方・名古屋競馬場に遠征した時は1日で3勝したことがあるけど、中央での複数勝利は初めてです。今年だけで昨年の勝利数に並ぶ14勝目。次に勝てば女性騎手の通算勝利&年間最多勝利記録の更新となります。増沢騎手は17年間のジョッキー生活で通算34勝だったけど、菜七子騎手は3年で到達してしまいました。2年連続で2ケタ勝利、1日複数勝利、人気薄の馬を勝利に導いたいする。デビュー当初は話題先行だったけど、段々と力をつけてきましたね。早ければ25,26日の週末にも新記録が生まれるかも…。






20日は北海道・帯広競馬場の「JRAジョッキーDAY」に参加し、「エキシビションレース」でばんえい競馬を初体験しました。
エキシビションレースの1レース目は、⑧サクラオトメとコンビを組みました。中央のようにスタートダッシュを決め、先頭争いを演じます。難関の第2障害もスムーズにクリアし、大外5番手から追い込みを狙う。しかし、前が止まらず結果は4着でゴール。なお、このレースを勝ったのは、井上敏樹騎手が乗った①カゲホウトウで、井上騎手は20ポイントを獲得。4位の菜七子騎手は11ポイントでした。
2戦目はまだら馬の⑦ブチオの手綱を執り、初戦の雪辱を狙いました。ブチオは勢いよく飛び出して第1障害をクリアすると、第1~2障害の中間点で先頭に躍り出る。第2障害手前で一旦足を止めてから、一番最初に上り始めたが、頂上手前でストップ。その間に荻野琢真騎手の⑥ミサキセンショウがブチオをかわし、先頭で下りきる。勝浦正樹の④センリョウバコが2番手に上がり、ブチオは3番手に後退。先頭争いはこの3頭に絞られ、残り30mでミサキセンショウがリードするが、ブチオが外から追い込んで2番手に上がる。しかし、ミサキセンショウがそのまま押し切り1着フィニッシュ。ブチオは惜しくも2着でゴール。

エキシビションレースは荻野琢真騎手が第1戦で2着に入り15点、第2戦は20点を獲得し、2戦合計35ポイントで見事総合優勝。荻野騎手は「エキシビションレース」に6回出場し、3度も優勝に輝いています。引退後はばんえい騎手に転向しちゃう?第2戦で15点を獲得した藤田騎手は、合計26ポイントで井上騎手と並んで総合2位タイという結果でした。初めてのばんえいで勝利は逃しましたが、大健闘したと思います。レース後には「楽しかった。リベンジしたい」と2度目の参加に意欲的でした。次こそは、ばんえい競馬で初勝利といきたいですね。





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札幌巧者のサングレーザーは2000mでも強かった!北九州記念はアレスバローズが重賞2連勝!

2018年08月19日 | 競馬


お盆を過ぎて急に涼しくなり、秋の気配を感じるようになった19日は、小倉競馬場ではサマースプリントシリーズの第4戦・北九州記念、札幌競馬場では夏のスーパーGⅡ・札幌記念が行われました。札幌記念には2016年のダービー馬・マカヒキ、昨年のエリザベス女王杯を制したモズカッチャン、香港GⅠ馬・ネオリアリズムなど豪華メンバーが参戦し、大激戦となりました。



小倉のメイン・第53回テレビ西日本賞北九州記念(GⅢ・芝1200m 17頭立て)は、昨年の優勝馬③ダイアナヘイロー、昨年の小倉2歳ステークスを勝った⑭アサクサゲンキ、アイビスサマーダッシュを勝った⑪ダイメイプリンセス、⑤アレスバローズ・⑮ナガラフラワー・⑥セカンドテーブルのCBC賞の上位3頭、重賞2戦連続2着⑨ラブカンプー、葵ステークス初代覇者①ゴールドクィーン、アイビスSD3着④ナインテイルズなどが参戦しました。
スタート時、⑩グレイトチャーターがゲートから突進し、他より早めに飛び出す。②ツィンクルソードが出遅れ。先行争いでラブカンプーが果敢に飛ばすが、内からゴールドクィーンがかわして先手を奪い、ナインテイルズが2番手に控える。ラブカンプーは3番手を追走し、トウショウピスト4番手、5番手に⑧アクティブミノル、内側6番手にダイアナヘイロー、ダイメイプリンセスは7番手。その後ろの中団グループには、アレスバローズ・セカンドテーブル・⑯ナリタスターワンの3頭が横並び。中団より後ろの集団は、11番手ナガラフラワー、12番手グレイトチャーター、13番手にアサクサゲンキ。後方は14番手⑰フミノムーン、⑦アンヴァルと⑫フミノパッションが15,16番手で並び、ツィンクルソードが最後方。
3,4コーナー中間のところで、ゴルクィとテイルズの2頭が先頭で並び、3番手からカンプー、外側4番手からピストが接近。ダイアナは5番手につけ、ダイプリは6番手、アレスバはまだ中団。
4コーナーを回り、直線コースに入ってすぐにラブカンプーが先頭に浮上。2番手からアレスバロース、3番手からダイメイプリンセスも追い上げる。ダンスディレクターが馬群から抜け出せず、グレイトチャーターが4番手、セカンドテーブルも脚を伸ばす。ゴール残り200mを切って、内側のアレスバがカンプーに並びかけると、ラスト100mスッと抜け出す。ダイプリが2番手に上がるが、アレスバローズが先頭でゴールイン!アレスバローズがCBC賞に続いて重賞2連勝!夏の短距離王に大きく近づきました!


サマースプリントシリーズの優勝争いを左右しそうな一戦は、単勝6番人気のアレスバローズがゴール前突き抜けて快勝しました。2着には4番人気のダイメイプリンセス、3着には7番人気のラブカンプーという結果に。ラブカンプーは2着、2着、3着と惜しいレースが続きます。グレイトチャーターはスタートでフライングしていたけど、4着と好走。2番人気のアサクサゲンキは6着、1番人気のダイアナヘイローは7着、3番人気のゴールドクィーンは16着と大敗しました。
重賞2連勝を果たしたアレスバローズは、このレースで10ポイントを獲得し、2戦合計20ポイントでシリーズ総合首位。5点獲得で3戦トータル16点で2位のダイメイプリンセスに4点差をつけております。前走のCBC賞は大外から一気の追い上げでしたが、この日は序盤から中団を追走し、最後の直線で内側を上手く突きました。鞍上の菱田裕二騎手は、デビュー5年目で嬉しい重賞初勝利。イギリス遠征中の川田将雅騎手の代打でしたが、快心の騎乗を披露しました。今度のスプリンターズステークスで、ディープインパクト産駒初のスプリントGⅠ馬誕生となるでしょうか。





札幌メイン・第54回札幌記念(GⅡ・芝2000m 16頭立て)は、9か月ぶりに復帰した⑤マカヒキ、ドバイシーマクラシック以来のレースとなる⑮モズカッチャン、おととしの勝ち馬⑧ネオリアリズム、昨年の優勝馬⑨サクラアンプルール、マイルからの距離延長②サングレーザー、今年の青葉賞馬⑦ゴーフォザサミット、エリザベス女王杯2着⑥クロコスミア、大阪杯5着⑭ミッキースワロー、函館2000mで2連勝④マイスタイル、GⅠ2着3回⑫サウンズオブアース、先行勝負①マルターズアポジーなど好メンバーが揃いました。
スタートは全馬綺麗に揃い、正面スタンド前の先行争いで、好スタートを見せたマルターズアポジーと、大外枠の⑯アイトーン、さらにはネオリアリズムとマイスタイルも加わったが、アポジーが前に出た。ゴーフォザサミット、サングレーザー、サクラアンプルールは中団のポジション。ミッキースワローは後方4番手、マカヒキ後方2番手、モズカッチャンが最後方でゴール板を通過した。
1コーナーを過ぎたところで縦長の展開となり、向正面のところで、マルターズアポジーが単独先頭、2番手にアイトーン、3番手にネオリアリズム、4番手マイスタイル。5番手クロコスミア、6番手に⑩スティッフェリオ、その後ろの7番手にサングレーザーが追走。8番手にゴーフォザサミット、サクラアンプルールとアストラエンブレムが9,10番手で並ぶ。11番手にミッキースワロー、12番手⑬スズカデヴィアスがいて、マカヒキ・サウンズオブアース・⑪ナイトオブナイツの3頭が並び、モズカッチャンはまだ最後方。
3コーナーを回り、今度はマイスタが先頭に上がり、アポジーが2番手、リアリズムは3番手。フェリオが4番手に上がり、中団からアンプルールとミキスワが押し上げる。グレーザーは中団馬群の内側、マカヒキとサウンズも捲るように進出してきた。カッチャンはまだ後方2番手だ。
大混戦の状態で4コーナーから最後の直線勝負。直線に入ったところでサクラアンプルールが先頭に躍り出るが、マイスタイルも内で粘る。間からはゴーフォザサミットとスティッフェリオもいる。ゴール残り200mで、サウンズオブアースとマカヒキが先頭に迫り、残り100mでマカヒキが捕らえて先頭!大外からモズカッチャンが追い込み、さらに内からサングレーザーも現れた!最後はグレーザー・マカヒキ・カッチャンの3頭が横並びでゴール!サングレーザーが最後に出たか、マカヒキが復活か?モズカッチャンはわずかに3番手か…。


夏競馬唯一のGⅡレースは、マカヒキ、サングレーザー、モズカッチャンの実力馬3頭が横一線でゴールインという大接戦。スローモー映像で見ても「うあああ!」と声を上げるほど微妙な1着争いでした。写真判定の結果、2番人気のサングレーザーが1着となり、1番人気・マカヒキはハナ差の2着。4番人気・モズカッチャンは僅かに遅れて3着。ラスト100mでマカヒキが来たかと思ったら、ゴール前でグレーザーがひょっこり現れて差し切っちゃいました。サングレーザーは良く馬群を割れたなって思ったし、モズカッチャンの最後の末脚もすごかった。マカヒキも骨折明けのレースで完全復活の兆しが見えたと思います。マカヒキにはもう一花咲かせてほしいな…。
昨年の優勝馬・サクラアンプルールは6着、3歳馬のゴーフォザサミットは7着、マイスタイルは9着、3番人気のミッキースワローは13着、ジョアン・モレイラ騎手が乗ったネオリアリズムは14着。リアリズム、アポジー、アイトーンといった先行勢はみんな後方に沈みました。
優勝したサングレーザーは、今年4月のマイラーズカップ以来となる重賞3勝目をマーク。この馬は札幌コースで過去に2回も走り、いずれも1着。札幌記念も勝って、札幌で3戦3勝。まさに「札幌巧者」といえるでしょう。1400m~1600mが得意なイメージがあるけど、まさか2000mも勝つとは思わなかったな。サングレーザーのこれからが楽しみであることは間違いないけれど、中距離路線で行くか、マイル路線なのか気になります。秋のGⅠシリーズでの活躍を祈りたいと思います。




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「大井の帝王」的場文男が、地方競馬最多の通算7152勝を達成!

2018年08月13日 | 競馬

地方競馬でもの凄い大記録が生まれました。南関東競馬のベテランジョッキーである的場文男騎手(61歳)が、12日の大井競馬第5競走で1着となり、通算7152勝目を達成。佐々木竹見さんが持っていた地方競馬最多勝利記録を更新しました。





的場騎手はその日の第5レース(ダート1200m 12頭立て)で、②シルヴェーヌに騎乗。好スタートを決めた直後、勢いよく先頭でレースを引っ張る。⑫ゴールドウィッシュにいったんは並ばれるも、先頭の座をガッチリキープ。そのまま先頭で最後の直線コースに入ると、2番手の馬を突き放し、最後は3馬身半の差をつけてゴールイン。圧勝で通算7152勝目を飾りました。
的場騎手はレース終了後、スタンド前でファンから暖かい大歓声を受けると、口取式では家族や関係者と共に記念撮影を行いました。インタビューでは「みなさんのおかげで、こんな日本一の記録が取れたことは感謝の気持ちでいっぱいです」と述べると、「あと2つになってからなかなか動かすことができなくて、『7150も勝ってるのに、一つ勝つのはこんなに難しいのか』と知らされた。正直ホッとしてます」と心境を明かしました。

的場騎手の新記録達成を受け、お祝いのコメントも相次ぎました。的場騎手の先輩だった佐々木竹見さんは「すごいよ、大したもんだよ。褒めてあげたいね」と手放しで祝福。武豊騎手も「おめでとうございます。大先輩で、尊敬の念しかないです」とコメントしました。

的場文男騎手は1973年に騎手デビューしてから、約45年間も大井競馬所属。2001年から2004年まで年間300勝を達成し、2002年に自己最多の368勝を挙げて地方競馬の全国リーディングを獲得。翌年も335勝を挙げて全国リーディングを獲得しました。2006年に通算5000勝、2008年に5500勝、2013年には通算6500勝、昨年5月の「川崎マイラーズ」で通算7000勝を達成。
地方競馬最高齢重賞勝利記録も次々と更新し、2017年6月には60歳9か月で「京成杯グランドマイラーズ」を勝つと、12月30日の「東京シンデレラマイル」でも優勝し、61歳3カ月23日に更新しました。
帝王賞、東京大賞典、羽田盃、川崎記念、かしわ記念といった南関東競馬のビッグレースを勝っている的場騎手ですが、東京ダービーは37回騎乗して未勝利。今年もクリスタルシルバーに乗ってクビ差の2着と惜敗。東京ダービーで2着になったのは10回目だそうです。地方競馬ファンからは「大井の七不思議」と言われているとか…。的場騎手の「2着10回」というのも凄い記録だと思いますが、ダービーを勝つまで辞められないでしょう。


60歳で定年退職する人もいますが、的場騎手は還暦を過ぎても第一線で活躍しているのは本当に素晴らしいです。それに激しい動きをしているから、体力も凄いんだろうと思います。的場騎手の記録は、ずっと破られないじゃないかな。大井競馬場をこよなく愛していますけど、一度でいいから中央のレースで騎乗するところが見てみたいですね。これからも通算勝利数を増やし続けるとともに、悲願の東京ダービー初制覇を目指して頑張ってください。

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3歳牝馬プリモシーンが関屋記念優勝!エルムステークスは横山和生が重賞初Vを果たす。

2018年08月12日 | 競馬


お盆シーズン到来の12日は、新潟競馬場でマイル重賞の関屋記念、札幌競馬場でダート重賞のエルムステークスが行われました。




札幌メイン・第23回エルムステークス(GⅢ・ダート1700m 14頭立て)は、昨年の優勝馬⑨ロンドンタウン、2年前の覇者で現在は地方・船橋所属の①リッカルド、盛岡での交流重賞・マーキュリーカップで連覇を果たした③ミツバ、ダート交流重賞3勝④アンジュデジール、昨年は3着だった②ドリームキラリ、⑧ハイランドピーク,⑥リーゼントロック,⑪ディアデルレイといったマリーンステークス組などが参戦しました。
スタートでドリームキラリが勢い良く飛び出して先頭を確保、⑫ブラゾンドゥリスが2番手につけ、ハイランドピーク3番手。アンジュデジール5,6番手、ロンドンタウンは7番手、リッカルドは9番手、リーゼントロック11番手、ミツバは最後方でスタンド前を通過。
1,2コーナーを過ぎて、ドリームキラリが先頭、2番手にブラゾンドゥリス、3番手ハイランドピーク。その後ろの4番手集団は、内でアンジュデジール、外側にディアデルレイ、真ん中にロンドンタウン。内側7番手にリッカルド、外側8番手⑬モルトベーネ、9番手に⑭モンドクラッセ。⑤ノーブルサターンが大外10番手から早めの仕掛けに打って出る。11番手⑩メイショウスミトモ、12番手リーゼントロック、ミツバと⑦アルタイルは後方追走。
3コーナーに差し掛かり、先頭争いはハイランド,ドリキラ,ブラゾンが並ぶが、3,4コーナー中間でブラゾンが後退。ロンドン・デジール・デルレイの4番手集団も前との差を詰めている。サターンが7番手に上がり、リッカルドは最内8番手。ミツバとリーゼントはまだ後方の位置。
先頭で競り合うドリームキラリとハイランドピークは、最後の直線コースに入っても競り合うが、ゴール残り200mを切ってハイランドが抜け出す。後続ではロンドンタウンがアンジュデジールをかわして3番手に上がり、ミツバが大外から追い込んでくる。しかし、ハイランドピークがそのまま先頭でゴールイン!ドリームキラリが2着、ミツバとロンドンタウンが3着争いといったところか。

秋のダート戦線に向けての試金石であるエルムステークスは、2番人気のハイランドピークが優勝。序盤から2番手を追走すると、4コーナー手前からドリームキラリと競り合い、最後の直線で抜け出して1着になりました。スタートから先行しながらも、最後に競り負けたドリームキラリは2着。1番人気だったミツバは、最後方から追い込むも3着まで。連覇を狙ったロンドンタウンは4着、地方所属のリッカルドは6着に終わりました。
2度目の重賞挑戦で初制覇を果たしたハイランドピークは、今年6月の灘ステークス以来の勝利で通算6勝目。今年だけで7戦4勝2着2回と安定した成績を残しています。鞍上の横山和生騎手は、これが重賞初勝利。新人時代は「横山典弘騎手の息子」として注目を集め、今年でデビュー8年目を迎えました。先頭でゴールした直後、左手を上げるてから、馬の首をポンと叩いていました。重賞レースで父に勝ったのは大きな自信になるでしょう。また、ハイランドピークの父であるトーセンブライト産駒もJRA重賞初制覇となりました。



新潟メイン・第53回関屋記念(GⅢ・芝1600m 15頭立て)は、⑫プリモシーンと②フロンティアの3歳勢2頭、おととしの勝ち馬で4年連続参戦の⑭ヤングマンパワー、昨年2着⑬ウインガニオン、エイシンヒカリの妹④エイシンティンクル、⑤ショウナンアンセム,⑧ロードクエスト,③スターオブペルシャの「パラダイスステークス組」、中京記念3着⑥リライアブルエース、同レース5着⑩ワントゥワン、2年前のオークス2着馬⑨チェッキーノなどが出走。
スタートでチェッキーノがわずかに出遅れ。好ダッシュを見せたエイシンティンクルが先手を奪い、2番手争いではウインガニオンがスターオブペルシャをかわし、4番手にヤングマンパワー、ショウナンアンセム5番手。その後ろの6番手にフロンティアがいて、7番手ロードクエスト、8番手⑪チャンピオンルパン、プリモシーンは9番手。10番手に①ベルキャニオン、11番手リライアブルエース。12番手からロッカフラベイビー、13番手⑦ジョーストリクトリ、14番手チェッキーノ。そしてワントゥワンはポツンと最後方。
外回り3,4コーナーのところで、先頭のティンクルは前半800mを45.7秒で通過。ペルシャが2番手を追走し、ガニオンとアンセムが3,4番手、ヤングマン5番手。ロークエ、フロンティア、プリモは中団のポジション。リライアブルとチェッキーノ、ワントゥワンは後方待機。
659mの長い直線コースに入り、エイシンティンクルが先頭キープ。内からショウナンアンセムとスターオブペルシャ、真ん中からヤングマンパワーが追い上げる。さらに外からロードクエスト、プリモシーンも追い込み、ワントゥワンも大外に持ち出した。ゴール残り200mを切り、2番手に上がったヤングマンがティンクルに迫るが、プリモシーンが2頭をまとめて捕らえて先頭。大外からワントゥワンが伸びてきたが、プリモシーンが凌いでゴールイン!3歳牝馬プリモシーン、古馬勢を捻じ伏せて関屋記念を制しました!

サマーマイルシリーズ第2戦の関屋記念は、1番人気だったプリモシーンが差し切り勝ち。直線でヤングマンパワーとエイシンティンクルの2頭をかわすと、大外強襲のワントゥワンの追撃を凌いで優勝しました。3歳馬がこのレースを勝ったのは、1996年のエイシンガイモン以来22年ぶり、牝馬に至っては31年ぶり(1987年のクールハート)となります。
ワントゥワンは最後方から追い込んだけど、クビ差及ばず2着。3着のエイシンティンクルは、スタートから積極果敢に逃げ続け、終盤も粘り強い走りを披露。今年はディープインパクト産駒の牝馬が1~3着を独占しました。
4年連続出走のヤングマンパワーは4着、3年前の新潟2歳王者・ロードクエストが5着。2番人気のリライアブルエースは6着、4番人気のショウナンアンセムは10着、もう1頭の3歳馬・フロンティアは11着でした。
プリモシーンはフェアリーステークスに次いで重賞2勝目。自身の勝ち星もその時以来通算3勝目となりました。鞍上の北村宏司騎手は同レース4勝目で、この日の9レースでJRA通算1300勝も達成しています。フェアリーSを勝った後、桜花賞ではスタートでの出遅れが響いて10着、その次のNHKマイルカップでもスタートミスで5着。同じミスが2度繰り返されたけど、この日は出遅れずに飛び出すことができました。斤量51キロの恩恵もあったし、戸崎騎手から北村騎手に乗り変わったのが良かったと思いました。










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